名探偵ヘイドレクの物語at BUN
名探偵ヘイドレクの物語 - 暇つぶし2ch350:名無し物書き@推敲中?
11/02/27 08:30:03.96
「に、逃げろ!」
ティファニーたちは逃げ出した!

351:名無し物書き@推敲中?
11/02/27 13:50:10.22
そこへ権田警部がやってきた

352:名無し物書き@推敲中?
11/02/27 15:43:37.54
ティファニーと加奈子はマックについた

353:名無し物書き@推敲中?
11/02/27 15:48:18.44
マックでモスバーガーを頼んでみた

354:名無し物書き@推敲中?
11/02/27 15:58:12.03
「ブス馬鹿ァー」が手に入った

355:名無し物書き@推敲中?
11/02/27 16:23:41.66
ブス馬鹿ァーを食べたとたん加奈子とティファニーの様子がおかしくなり始めた

356:名無し物書き@推敲中?
11/02/27 17:34:15.81
とつぜん笑い出したのだ!

357:名無し物書き@推敲中?
11/02/27 19:37:42.05
一方その頃、ジェニファーとヘイドレクは荷物をまとめて愛車のフェアレディZで
海沿いに立つジェニファーのセーフハウス兼別荘から逃げていた。

358:名無し物書き@推敲中?
11/02/27 20:33:15.58
微かな重みを持った潮風が二人の火照った顔を冷ますかのように渦を巻く。
思わず細めたその目の先には透き通るような青い空と、綿菓子のように膨らんだ真っ白な雲が浮かんでいる。
何も問題なかった。そして全てが上手く運んでいた。

359:名無し物書き@推敲中?
11/02/27 21:32:21.57
―はずだった。綿菓子のように膨らんだ真っ白な雲の異変に気づくまでは。

360:名無し物書き@推敲中?
11/02/27 22:21:48.82
そう、それは綿菓子のように膨らんだ雲ではなく、雲のように空に浮かぶ綿菓子だったのだ!

361:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 00:19:25.59
その綿菓子を見てヘイドレクは子供の頃に行った夏祭りを思い出した。
暗く悲しい、今も心の傷となって残っている夏祭りのあの思い出を。

362:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 00:44:13.10
神社の裏で起きた出来事。失うことで出来た心の傷。ヘイドレクは尻に力を入れた。

363:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 07:26:21.89
「茂吉おじさんについて行ったらあかんぞ」父と母は口やかましくそう言っていた。
村の郵便局の裏手に小さな家を構えてひとり暮らしをする茂吉おじさん。
いつもにこにこしていて、とても優しそうであった。悪い人には見えなかった。
父と母がなぜそんなことを言うのか、ヘイドレクにはぜんぜん分からなかった。
あの事件が起こるまで……。

心が痛い。ついでにアナルも痛い。
夏祭り。忘れられない悲惨な夏祭り―。

364:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 10:59:08.31
そして、同時にヘイドレクは思う。
ホモセクシャルも腐女子もみんな死ねばいい。

365:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 11:15:04.90
そして私も消えよう。

366:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 11:26:55.92
そう言って茂吉おじさんは死んだ。
真夜中の神社の裏でヘイドレクを犯してフルチンのまま首吊り自殺した。
ヘイドレクはアナルが痛いのと目の前で人が死んだショックとで泣き叫んだ。
「うわあああああん」

367:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 11:49:12.00
そしてヘイドレクはまたもや思う。
ホモと腐女子はゴキブリ以下のクズだから死滅した方がいい。

368:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 11:59:03.97
「だから俺も死のうと思うんだ……」あの神社の一件以来ホモの道に目覚めてしまったヘイドレクはジェニファーにそう言った。

369:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 14:09:25.73
「男に二言はないだろうな!?」腐女子のジェニファーは鬼のような顔をぐいっとヘイドレクに近づけた。

370:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 14:17:37.17
しかしながら、ジェニファーが腐女子である可能性は皆無だった。
なぜなら、権田警部の一件のあとの発言でジェニファーがホモを嫌っているのは明確だからだ。
そして、同じくヘイドレクもホモを嫌っているので、その可能性は皆無だった。
かくして、ホモ野郎の薄汚い妄想は打ち砕かれたのである。

371:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 14:55:26.72
薄汚いホモ野郎が仲間になりたそうな目でじっとこちらを見つめていたのでヘイドレクとジェニファーは仕方なく愛車フェアレディZの後部座席に乗せてあげた。


372:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 15:05:10.40
しかしながら、敵から逃げている途中で見ず知らずの人間を車に乗せるほど、
ジェニファーとヘイドレクは馬鹿ではなかったので、やはりそれを乗せずに走り去ることにした。


373:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 15:09:35.58
薄汚いホモ野郎は叫んだ。
「俺はお前らの力になれる!俺は、俺は、組織を抜けてきた者なんだ!」

374:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 15:36:50.70
次の瞬間、空気を貫く音がした。ミラー越しのホモ野郎は頭が吹き飛んでいる。

375:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 16:00:09.15
だが、そのことにジェニファーとヘイドレクが気づくことはなかった。
薄汚いホモ野郎はそのまま死んだ。

376:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 16:07:11.83
薄汚いホモ野郎が死んで数日後、ヘイドレクとジェニファーの前に美しいホモ野郎が現れた。

377:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 16:19:15.27
しかし、ヘイドレクとジェニファーには無関係の人だったので、普通に通り過ぎた。


378:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 17:32:21.91
追いかけたのはヘイドレクの方である。
「そこのビューティフルなお兄さん、ちょっと!」
これからはってん場のサウナへ行こうとしていた美しいホモ野郎は眉をひそめて振り返った。
その表情がまたヘイドレクの心を強く捕らえる。まさに一顧傾城!
ヘイドレクもさっそくひそみに倣って同じ表情をしてみたがこちらの方は却って怪しさを倍増しただけである。
浮浪者の如き蓬髪を風になびかせながら眉をしかめた剣呑な顔でこっちへ向かって全力疾走してくる外国人を見て美しいホモ野郎は悲鳴をあげて逃げ出した。

379:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 18:37:15.71
美しいホモは笑みを浮かべ自身の顔をはぎ取る。
「死体が歩くとは驚いたよ。君はゾンビですか?」
ホームズはそう言いながら銃口をヘイドレクに向けた。

380:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 18:46:12.32
ヘイドレクはそのままホームズを走り過ぎてはるか彼方の角刈り兄さん目指して行く。
「ビューティフルなお兄さーん」

381:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 20:25:10.03
すると自称ビューティフルなムキムキマッチョなお兄さんたちがわらわらと集まってきた

382:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 20:29:17.18
わらわらとはいったい何者なのか?
お兄さんたちとの関係は?

383:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 20:43:00.46
その頃、無視されたホームズは一人虚しく佇んでいた。
ヘイドレクの驚愕する顔を期待していたホームズにとってそれは余りにも想定外の出来事だった。と同時に、彼のプライドは木からすべって落ちてしまった猿のように酷く傷ついた。
「あのやろう、ただじゃおかねえ・・・」
冷静沈着で鳴らしてきたホームズの顔に、次第に憎悪の色が浮かび始めた。


384:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 20:59:21.00
「いくらならいいんだ!」

385:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 21:14:17.20
「300円!」
ヘイドレクは自分を安売りした

386:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 21:31:50.05
「ふざけるな!」300円しか貰えないと思ったわらわらのムキムキマッチョなお兄さんたちは怒り狂った。

387:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 21:44:46.18
しかし脳ミソまで筋肉で出来ているムキムキマッチョのお兄さんたちに300円をぜんぶ1円玉で渡したところ「こんなに貰ってもいいのか!?」と、驚かれた。

388:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 21:49:21.60
笑笑のムキムキマッチョなお兄さんたちが怒っていると魚民の漁師風ホソマッチョなお兄さんたちも集まってきた。

389:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 21:52:23.06
モミクチャにされているヘイドレクに一人の男が竿を差し伸べた。
白木屋のヒゲマッチョである。

390:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 22:08:41.53
ヒゲマッチョはどうやら牛乳を飲んだあとらしくヒゲの下半分が白くなっていた

391:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 22:18:47.56
ヘイドレクは顔を赤らめた。
ヒゲマッチョのヒゲの白い液体を精液と勘違いしたのだ。

392:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 23:02:07.54
ヒゲマッチョは口を拭って手のひらを見た。
「あ、あのオヤジの精液つけっぱなしだった」

ヘイドレクの勘違いではなかった。

393:名無し物書き@推敲中?
11/02/28 23:34:03.34
「ところでヘイドレク君、わたしがオヤジの精液で口ヒゲを濡らしていた理由が分かるかね?。これはとても大事なことなんだ、よく考えてくれたまえ」


394:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 00:55:14.88
ヘイドレクは答えた。
「ヒゲマッチョさんのお口が火事(ヒゲマッチョさんが火照っていた)だったからですね?」

395:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 07:34:27.43
「正解!」ヒゲマッチョがそう叫ぶとヘイドレクはみんなから胴上げされた。

396:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 09:29:10.37
以上、精神病棟より権田警部の妄想でした。


397:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 10:59:25.86
だが待って欲しい。全てが妄想と決まったわけではない。
ここまでの記述に、矛盾が存在する…
そこに、謎を解くカギはあった。

398:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 11:22:02.65
むしろ矛盾だらけであり、何の謎を解けばいいのかすら誰にも分からなかった。

399:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 11:58:46.71
だが結局、精神障害者の妄想なので矛盾があっても仕方がないという結論にたどり着いた。

400:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 12:29:51.94
「ほら権田さん、お花がきれいですよ」
「あうあう……ぐがあっ」
コの字型に建てられた精神病院の中庭を権田警部が付き添いの看護婦と共に歩いている。
目の焦点は定まらず、口の端からヨダレを垂れ流し、寝間着の股関部が黄色く濡れていた。
もはや彼には会話能力などない。
自らの脳内宇宙で翼をひろげ自由に飛び回っている。

401:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 15:17:50.79
「また権田か、死ねばいいのに」そう言って替えの衣服を取りに行く看護師。

402:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 15:39:51.52
の後ろをついて行く怪しい男。

403:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 15:52:12.15
男はぶつぶつと呟く。
「ホモとウンコが大好きな変態クズ野郎が出てきたら、精神障害者の権田警部の妄想で全て片付ければいい」

404:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 16:38:47.46
そう予定を立てた3日後に権田警部は死んだ

405:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 18:01:20.37
―《一時停止》止まった時間の世界で権田警部が動き出す。彼に三日後は来ないのだ。

406:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 18:24:06.96
権田警部は時間の止まった世界で四角い顔を歪めた。
短く刈られた髪の毛に指を突っ込んで忌々しげに呟く。
「素直に死なせてくれよ、まったく……」
骨太の男らしい体を丸めて長嘆息した。
頬までびっしりと生えた無精髭が彼の苦悩を物語っているかのようだった。

407:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 19:09:07.53
「権田さんだけずるい!僕も描写してよ!」と、とつぜんヘイドレクがやってきた。

408:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 20:19:18.75
しかし、勢い余ってヘイドレクは重要なコードに足を引っ掛けて、
電源を落としてしまった。
そのおかげで世界は急に夜になった。

409:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 20:41:13.14
恐ろしい事にヘイドレクは天体の軌道を変えうる力を持っていた。

410:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 20:58:33.83
この時間が止まった世界が再び動き出せば地球は大変なことになるだろう。
ヘイドレクは地球の自転を止めてしまったからだ。

411:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 21:11:07.78
そして危惧していた通り世界が再び動き出したせいで大変なことになった。
新婚ほやほやの歌舞伎俳優が暴走族にぶん殴られるわ、力士は野球賭博をしたうえ八百長もするわ、
受験生は携帯でネットを利用してカンニングをするわ、人々はラー油をオカズに飯を食うわで上に下にの大騒ぎ。
ヘイドレクは責任を問われて裁判もなしに刑務所へぶち込まれた。

412:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 21:55:47.86
第一部―完

413:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 22:07:44.45
第二部==ヘイドレクvs怪人22面相==

414:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 22:48:45.12
明智君!

415:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 23:05:56.30
体中に22の人面を持つ明智君と同室になったヘイドレク
毎日22の人面たちが明智会議を開いている
それはまるで呪文のようだ

416:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 23:06:28.33
なんだい、ヘイドレク君?

417:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 23:20:58.75
と、19番目の人面が口を開いた

418:名無し物書き@推敲中?
11/03/01 23:58:18.00
「君も会議に参加しないかい?」19番目の人面は穏やかな笑みを浮かべる。

419:名無し物書き@推敲中?
11/03/02 03:34:52.42
ヘイドレクはその人面に名を付けた。19番目の人面、イク面、略して「アヘ顔」と。

420:名無し物書き@推敲中?
11/03/02 07:43:03.62
アへ顔はよく見ると美人であった

421:名無し物書き@推敲中?
11/03/02 11:23:17.14
ヘイドレクはアへ顔に告白した。
「僕と結婚を前提に付き合ってください!」

422:名無し物書き@推敲中?
11/03/02 12:11:09.77
だが、その直後、多重人格障害者の明智の内面で殺し合いが起き、
19番目の人物は消滅してしまった。

423:名無し物書き@推敲中?
11/03/02 13:10:09.18
そのとき02番目の人面が声をかけた
ヘイドレクはその人面はレイプ目と名付けた

424:名無し物書き@推敲中?
11/03/02 13:20:26.73
無節操なヘイドレクはレイプ目にもコクってみた

425:名無し物書き@推敲中?
11/03/02 14:21:21.68
「ずっとあなたのことが好きでした。付き合ってください!」
アへ顔に告白した直後に、しかも今はじめて合ったばかりでヘイドレクはぬけぬけとそう言った。

426:名無し物書き@推敲中?
11/03/02 14:39:21.59
そう言った直後、アヘ顔が復活した

427:名無し物書き@推敲中?
11/03/02 15:02:23.00
しかも明智の体から剥がれ落ちるやいなやトカゲの尻尾の如く肉体が生えてひとりの人間となった。
立ち上がってヘイドレクに詰め寄る。「この浮気者!」
ヘイドレクの首を締めた。

428:名無し物書き@推敲中?
11/03/02 16:44:13.45
ヘイドレクは躊躇なく、能力を使い、ナンバー19の意識を支配した。
ちなみにナンバー19は身長180センチB100W59H92で
ブロンドの長い髪と透き通るような青い目を持った女性である。

429:名無し物書き@推敲中?
11/03/02 21:04:06.50
逆にヘイドレクは身長156センチ、体重120キロのブサ面である。
ゆいいつチンコがでかいことだけが自慢だ。

430:名無し物書き@推敲中?
11/03/02 23:34:51.19
そのチンコはまさに無用の長物だった

431:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 08:07:35.51
無用の長物をヤフオクに出品してみた。

432:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 12:27:28.14
無用の長物はあまりにも生々しくヘイドレクは猥褻物陳列罪で捕まった。

433:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 12:50:01.73
ヘイドレクは脱獄した

434:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 13:18:39.80
でも刑務所に長物を忘れてきた

435:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 14:25:18.66
長物を取りに戻ったヘイドレクはたちまち捕まって女性看守のバター犬として生きることになった。

436:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 15:13:26.66
しかしヘイドレクは女性看守が前から飼っている二匹のバター犬とどうしても仲良くなれなかった。
ヘイドレクは犬仲間も出来ずひとり(一匹?)ぼっちだった。

437:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 15:47:32.39
だがしかし、看守の調教は新入りのヘイドレクに対して念入りに行われた。
看守はまず、ヘイドレクを裸にして、手首と足首に手錠をかけた。
そして、手錠の部分を天井からつり下がる鎖へとつないだ。
するとヘイドレクは万歳をしたままつま先立ちをする格好になった。
看守はさらにヘイドレクに目隠しをする。
それらが終わると、看守はヘイドレクの耳元で囁いた。
「お前の一番好きな人間は誰だ」
ヘイドレクは恐る恐る答える。
「……ジェニファーだ」
「そいつはお前の何だ」
「……恋人さ」
「そうかい。恋人かい……ふーん……」
看守は黒い警棒をヘイドレクの脇腹をめがけて振り下ろした。
「うあ」
ヘイドレクは溜まらず呻く。
「お前みたいなクソ豚に恋人なんているわけないだろ」
「違う。本当なんだ。嘘じゃない」
「黙れ!」
看守はさらに警棒を何度も同じところを狙って振り下ろした。
ヘイドレクは身をよじって逃げようとするが、手足を縛られているためにそれはうまくいかなかった。
看守は風に吹かれたみのむしのように動くヘイドレクをあざ笑うかのように、容赦のない打撃を正確に同じ場所に入れていった。
その度にヘイドレクは鋭い痛みを感じ、うめき声をあげるのだった。
殴られているヘイドレクは看守が自分の言ったことを嘘だと思っているから、自分を殴っているのだと思っていたが、
それは勘違いだった。
実は看守にはヘイドレクが本当のことを言っていることがわかっていた。
しかしその上でヘイドレクを殴りつけているのは、これから先、理不尽なことを言われても、イエスと答えさせるためだった。

438:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 16:50:12.94
そしてヘイドレクは情け容赦ない看守の調教で見事に人間性を喪失した。
看守が黒い物を白いと言えば何のためらいもなく「はいその通りです」と、ロボットの如く答えるようになった。
もはや彼にはジェニファーを愛した日々の記憶などこれっぽっちもない。
頭がいかれてしまったのだろう。日に三度地下室に運ばれてくる食事のステンレス製容器に自分が映ってもそれが誰だか認識できないでいる。
看守のバター犬二匹も薄気味悪がってヘイドレクには近づかなくなった。前はよく噛みついたりしたのだが。
「この馬鹿!私のわんちゃんたちが怯えているじゃない!」
「はい僕は馬鹿です。僕が悪いです」
今日もヘイドレクは看守にいちゃもんを付けられ特殊警棒でしたたかにぶん殴られている。
この理屈だと人間社会どころか犬社会のカースト制度においても最底辺に位置づけられているのだが、ヘイドレクはまったく腹が立たない。表情もない。
「誠意が感じらねぇんだよ!ゴルァ」逆に能面のような顔で機械的に返事をするヘイドレクに看守が腹を立てるくらいだ。
「あー、もう我慢ならん」看守は壁のフックへかけてあった刃渡り1メートルの青竜刀を手に取った。
「お前に選ばしてやる。まず人体のどの部分から失いたい?」血走った目で青竜刀を高くかかげる。
「看守さまのお好きなように」ヘイドレクはそう答えた。

439:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 19:11:49.36
看守の好きなのはおっぱいだからヘイドレクにはおっぱいがないから困ったよ。

440:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 19:45:20.97
ここまで来ると、頭の良い読者なら何かに気付くはずである。
すなわち、ヘイドレクはなぜ能力を使わないのかということである。

441:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 20:27:12.49
ヘイドレクは能力で看守を吹き飛ばし脱獄した

442:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 21:05:46.67
吹き飛ばされた看守も能力を使ってふたたびヘイドレクを捕まえた。

443:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 21:11:40.47
だがそれはヘイドレクの能力によって作り出されたヘイドレクの幻だった。


444:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 21:13:50.98
ヘイドレクを捕まえたはずの看守だが実はアヘ顔とレイプ目に捕まっていた

445:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 21:19:44.65
昨日の敵は今日の友ということでヘイドレクは看守を助けに行った。

446:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 21:23:14.35
だが、その途中でまたもやヘイドレクは極めて重要なコードに足を引っ掛けてしまう。
そのおかげで、世界中の火山が一斉に噴火した。

447:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 21:28:46.92
奇跡的に死亡者はひとりだけで、そのひとりはジェニファーだった

448:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 21:43:28.10
同姓同名の別人だった

449:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 22:01:43.60
本物のジェニファーはヘイドレクがコードに足を引っかけた時にはもう死んでいたのだ。

450:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 22:20:42.46
ヘイドレクが踏み殺したのだった

451:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 22:40:00.01
ヘイドレクは整形手術を受けて逃亡した。

452:名無し物書き@推敲中?
11/03/03 23:30:03.37
整形した顔はオサマビンラディンにそっくりだった。

453:名無し物書き@推敲中?
11/03/04 00:05:02.33
チンコビンビンwwwwビンラディンwwww

454:名無し物書き@推敲中?
11/03/04 00:11:45.61
と、呪文を唱えヘイドレクは西遊記の世界へ転移した

455:名無し物書き@推敲中?
11/03/04 00:17:41.23
第二部 完

456:名無し物書き@推敲中?
11/03/04 00:22:42.25
第三部
ついにあの男が蘇る・・・
その名は
看守

457:名無し物書き@推敲中?
11/03/04 06:42:48.65
看守はヘイドレクに復讐をするためゾンビになって蘇った。

458:名無し物書き@推敲中?
11/03/04 07:56:39.66
良く見たらバンビだった

459:名無し物書き@推敲中?
11/03/04 09:27:35.48
看守は小鹿をよくしらないので「めえええっ」と、適当に鳴いた。

460:名無し物書き@推敲中?
11/03/04 09:28:39.86
もみじ鍋に最適

461:名無し物書き@推敲中?
11/03/04 10:03:39.53
ちなみに前の文章を読めばわかるのだが看守は女性である。

462:名無し物書き@推敲中?
11/03/04 12:04:01.73
看守が女であることを思い出してヘイドレクはほっとした。女性相手になら負ける気がしない。
ヘイドレクは女へ暴力を振るうのに何の抵抗感も持たない最低の男だった。

463:名無し物書き@推敲中?
11/03/04 12:31:44.15
だがヘイドレクの身長は150センチ台であるし、
投獄されている間にほとんど食事をしていなかったことと
精神的ストレスによって体重は53キロにまで落ちていた。
一方、女性看守はというと身長186センチ体重67キロ。
学生時代、レスリングで鍛えた体はふっくらとした乳房と丸い尻を除けば
女性らしからぬ筋肉質な体であった。
しかも、看守という職業についてからも非番の日は必ずジムに通い、
ランニング20キロ、バイク40キロといった有酸素運動の後に
マシンを使った筋肉トレーニングをみっちりとやり、最後は水泳で5キロを泳いだ。
そのおかげで、女性看守の肉体は男女の体の構造の違いという壁を軽く凌駕していた。

464:名無し物書き@推敲中?
11/03/04 13:22:14.61
向かいの通りからガラス張りのジムの中を見てヘイドレクは驚愕した。
「あの女が俺の命を狙っているのか……」冷や汗が流れる。「なんらかの手を打たねば!」
家に帰ると雑誌の類いをかたっぱしから開き始めた。
通信教育で空手を習うつもりだった。

465:名無し物書き@推敲中?
11/03/04 13:47:31.12
だが、通信教育の空手なんていうものは存在しなかった。
ヘイドレクは途方に暮れて、夜の街に飲みに出かけた。
ヘイドレクが入ったのはクレオというしがないバーだった。
ヘイドレクは光り輝く酒瓶の隊列を前にして、カウンター席に座ると、ジンライムを注文した。
何杯かお代りをするうちに、ふと気付くと隣には東洋系の黒髪の美女が座っていた。
ヘイドレクは酔っていたせいもあり、なれなれしく話しかけた。
むろん、その時は彼女が形意拳、八卦掌、太極拳、八極拳、劈掛掌、蟷螂拳など数々の中国武術を学んだ若き天才だとは知らずに。

466:名無し物書き@推敲中?
11/03/04 14:24:22.15
美女はヘイドレクに一目惚れした。
なぜなら今のヘイドレクはチビでもデブでもブサでもなかったのだ。
成長期にあったヘイドレクは身長が伸びて体重も落ち、劇的に顔つきが変わったのである。ウエンツ瑛士そっくりになった。
美女が惚れるのも無理はない。
二人はその日のうちにベッドを共にして付き合うこととなった。
外国語を覚えるにはその国の恋人をつくるのが最もはやいというが、
それは中国拳法も同じであったらしくヘイドレクの腕前はみるみる上達していった。

467:名無し物書き@推敲中?
11/03/04 14:35:21.61
美女の名前は李香扇(りこうせん)といった。
彼女は武術の才能だけでなく、商才もあり、
中華料理のレストランと中国拳法の道場のオーナーもやっていた


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