11/06/27 10:36:47.51
>>406さん
おれの予想もだいたい似ている。
ただし、電子書籍は出版界の構造変革がないと、普及しない。
一般の読者にはあまり知られていないが、日本の出版界を支える根本に、
「再販制度」というのがある。
この制度が、日本の出版社、書店、取次はもちろん、作家などのすべてを「支配」している(ついでにマスメディアも)。
ごく簡単に言うと、これは出版物の定価販売を強制する法律だ。
アメリカだと、書店ごとに同じ本の値段が違う。
また、出て半年もすればセールで半額になる本も少なくない。
日本では、これが出来ない(一部改正法があるが、実質再版は生きている)。
おれの勝手な予想だが、今日本の書店は2万軒?、出版社は4千社?、出版物が8万点?、返本率が40%?ある。
もし再販制度が廃止され、欧米の先進国と同党の状況になると、
書店と出版社数は半減、点数はやや増、返本は激減する。
結果的に生き残った書店と版元の収益は増大し、「作家」の収入も増える。
出版点数のうち電子書籍は10%程度になる。
作家の状況(文芸系)については、マーケ系(チームワークが出来る作家)は
紙と電子の併用で、執筆だけで生活が確保できる職業作家がやや増加する。、
それ以外(自己表現をしたい人)は、電子系のみで趣味の執筆活動となり、
この数は増加し、町の俳句教室の愛好家くらいまで増える。
これまでこの二者の区分は曖昧だったが、再版配しで明確に分類される。