11/06/23 13:22:14.51
>>370さん
「マーケティングとは、極論すると常に後追いなんだよ 現実に引きずられていく 」
マーケは実績でも統計でもない。
将来予測と市場開拓だ。
先進国の「トレンド」は、ほぼマーケでつくられる。
「今度の夏はこんなものがはやりそう」
「全く新しい感性を持つ新人作家」
といったマーケ戦略の中で、人は服を選んだり、本を買ったりする。
今現在、ネットやメディアに載っている「傑作」「有望作家」などは、
ほぼ、マーケ戦略の中のパーツである。
「ビジョンと文化を担っているという出版人」
前にも書いたが、そういう人は、いないし、そもそも前提からして間違っている。。
いても、年数冊特殊分野の本を出す地方出版的な存在だ。
何か「出版」や「作家」を、特別に文化を背負っている特権階級のように考えているのではないか。
全く違っている。
「出版人」も「道路建設人」も「ラーメン職人」も、基本はすべて同じだ。
目的は金儲け。
仕事に誇りを持つ人もいるし、いい加減な人もいる。
ただし、お客に評価されなければ、生き残れない。
ちなみみ「現実」は現実で、「主義」で選ぶものではない。
おれの個人的な感想だが、
現実を見つめ、現実の中で生きているからこそ、作家はすばらしい文学を創造できる。
独りよがりの観念世界を、「独創性」などと勘違いするタイプには、文学は遙かに遠い。