11/06/23 12:55:02.56
マーケティングとは、極論すると常に後追いなんだよ
現実に引きずられていく
「現実主義の陥穽」って丸山真男が言っているが
それと同じことが出版業界で行われてきた
マーケティングを過信してはいけないし
こと文学に関しては弊害が多い
多様性のなかからしか、新しく力強い潮流は生まれない
それが創造であり、文化なんだ
辺境の地でそうした潮がでてくるのは不思議でない
しかし、新しいとは、風土性と歴史性をしっかりと根としてもっている
でないと単なる根無し草だ。多国籍企業といっしょだよ
「現実主義の陥穽」と厳しく向き合うには
ビジョンと文化を担っているという出版人としての矜持だろうね
それじゃあ、飯がくえないと言うんだろうけど
今のじょうきょうこそ、飯が食えなくなりそうで右往左往してるんじゃないのか
どこに行けばいいのか、今どこにいるのか、現実主義者にはわからない
目標があるから、自分の立ち位置がわかる
現実とは当てもなく流されていくことだよ