11/06/22 12:24:50.03
>>360
失礼しました
出版社が単なる利潤追求をだけを目的とした
企業と堕してしまったという側面も大きいだろうね
そうなると作家や作品の選別も、利潤追求の手段となってしまう
つまり、作家の独自性や価値観、個性が脇にやられて
次第に没個性的な画一化につながってくる
販売戦略が全面に出て、話題性と刺激性が求められる
作家よりも書評家の力が上になり、作家を押しのけて表にでてくる
出版とは根のところでは文化にも関わっているはずのもので
単純に利潤追求に走ったら、短期的にはいいとしても
長期的にみたら、自分の首をしめることになるだろうね
なぜなら、出版社の固有な文化的な風土性とか歴史性とかが
関係なくなってきてしまう
それこそが差別化であり、存在意義であるのに
その壁を自分から壊してしまっているんだから
大資本の参入を容易にし、つまりは文化自体が崩壊してしまう
戦略とは、目先の小説を売ることではないはずなんだよね
もっと長いスパンで、会社のあり方、つまりビジョンを示すことじゃないのかな
これからは、企業理念、企業哲学、経営哲学が問われる時代だと思うよ
大災害と原発事故が、会社というものの姿を暴き出した
被災した中小の企業の経営者のなかに、すばらしい企業理念と経営哲学を
もっているかたが、数多くいた。感動したよ
また、超一流の企業のどうしようもない体質が明るみになった
価格が高くたって、すばらしい哲学をもった経営者の企業の商品を買いたいね
またそれが、これからの時代では差別化になると思うよ
作家は、とりあえず自分を信じて書くしかないね