この三語で書け! 即興文ものスレ 第二十五ヶ条at BUN
この三語で書け! 即興文ものスレ 第二十五ヶ条 - 暇つぶし2ch84:名無し物書き@推敲中?
11/02/20 16:18:34.13
私の名前は『文(あや)』。お婆ちゃんが付けてくれた愛着はあるけど、面倒な名前--言葉で伝えると綾か彩と思われ、文字で伝えると『ふみ』と読まれる--

 一緒に歩く堤防、たくさんの羽毛のような雲が空に浮かんでいて、じっと見つめると羽を震わせるように静かに形を変えていく。もうすぐ綺麗な色に輝きそうな予感。

 真帆は私の目をそっと見つめているけど私が眼をあわすと逸らす。
多分私が知っていることを聞きたいんだと思うけど私からは言わない。

堤防の上をぶらぶらと歩く真帆が話し掛けてくる
「ねぇ文、電話で仲直りしようとしたら伝わった?」
「そうだね電話なら伝わったかな?」
「そっかそれだけ大事なことだったんだ」
「真帆は恋愛に命がけだもんね」

真帆はかばんから桃色のお守りを取り出す。
「恋愛成就ってどこにでもあるけど、恋愛安全とかってないよね」
「あ~そういえばないね。」
「文ごめんね、ありがと。智が元気でうれしいよ」

 いつのまにか空はオレンジに染まり、ふわふわとやさしかった雲は彫金のような鮮やかさに輝き真帆の周囲を飾っている。だけど真帆はよけい暗くなっている。

「2回は無理なんだよね」確認するだけの口調
「成功したことない……ごめんね」
「いつも思ってたけど文って大変だよね、全部抱え込むんだからさ」
横を向く真帆、夕日が浮き立たせるのはやさしい顔。どうしてこんなときに優しくなれるんだろう。見とれていると、維持の悪そうな顔で笑った。

「じゃあ、文のおごりでモス行こう」
「えっええ~~無理だよ、せめてミスドにしてっ!」
「それで手を打つか」

そう言って歩き始めた真帆の後ろを少し離れ、震える肩を眺めながらついて行く。

*「携帯」「氷」「麻雀」

85:「携帯」「氷」「麻雀」
11/02/20 17:01:04.17
「どうだ!」えらいドヤ顔をした妹が僕に向かって言い放つ。
「どうだ!じゃねえよ!今日、多治見たち呼ぶって言ってただろうが!」まったくとんでもないことをしてくれたものだ。
「だってー、私だって麻ちんたち家に呼んで遊ぶんだもーん。おっさん達が麻雀なんてしてると感じ悪いんだよね」
ぷいっとそっぽ向いて自分勝手なことを言う。とにかくこうしてはいられない。とっとと連絡を取らねば。
急いで携帯をだして多治見を呼び出す。「あ、多治見!すまん、今日約束してた麻雀なんだけどさ」
そんな俺を尻目に台所を出て行こうとしていた妹が言い放つ。
「あ、そうそう!皆で遊んでるから二階に来ないでねー。」
今、うちの冷凍庫には氷漬けにされた麻雀牌たちが眠っている。
湯をぶっ掛けて、救出することはできるだろうが、その後拭くことなどを考えると何とも面倒くさい。
これぐらいはあとであいつにやらせよう。
昔は可愛いかったのになぁ。

「兄貴」「マッスル」「りぼん」

86:名無し物書き@推敲中?
11/02/20 19:21:31.23
そこにはマッスル兄貴が居た。
あそこにリボンを巻いたマッスル兄貴が居た。
兄貴が長い夜を告げた。

「流れ星」「エンジン」「トリケラトプス」


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