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ソース:文藝冬季号
第47回文藝賞選評
高橋源一郎
「受賞決定後、その設定が、他の人たちによってインターネット上で『創造』されていたことが判明し、
受賞は取り消しとなった」
角田光代
「受賞作になったのだが、その最後まで貫かれている発想自体が、
インターネットの某ページに掲載されているものから拝借したということが直後にわかった」
斎藤美奈子
「作品の柱となるべき二つのプロット(アイディア)の二つともが借り物であり、
またディテールにおいても既存の情報と告示した部分があると判明した以上、失格はやむを得ない」
田中康夫
「第三の作品には息を呑み、選考会に臨んだ。が、その卓越した着想も、
秀逸な冒頭の畳み掛けも『借り物』だったと知っては、失格の烙印を押さざるを得なかった」