10/08/19 08:53:37
若い男女(大学生)の意識が蛾と蜘蛛を媒体にして言葉になって現れる。
このアイディアそのものは悪くない。しかし、そもそもが「なんで蛾と蜘蛛なんだよ?」
たとえば捕食する側とされる側? 昆虫と非昆虫?(蜘蛛は正確には昆虫ではないので)
ここにアナロジカルな仕掛けのひとつもあればいいのだが、そんなものは欠片もない。
だから、なんで蛾と蜘蛛に大学生の男女なんだよ? ここに小説的な弁明が
まったくないのは俗に「手抜き」とか「何も考えていない」とか言うんだよな。
配置される小説のガジェットを単なる思いつきだけで書くとこうなる、の見本みたいなもの。
極めつけはこのタイトル「寝室にて二人は愛を語り合う」。
「寝室」というタイトルが内容にまったくそぐわない。
全体として何もかもがチクハグ、ひとつひとつのエピソードが回収できていない、
作者ひとりよがり、読者おいてきぼりの作品が完成してしまった。
おいおい、>>76よ、しっかりしてくれw