10/08/19 23:57:13
ボツ3
そう言って友美は右手の親指と人差し指の先を付け輪を作ると、腕を上下に振って見せたのだ。
「それは学校の性教育で習わないだろ」
「友達の綾ちゃんが言ってたの。男の人は一人でそうやって気持ちよくなるんだって」
お友達の綾ちゃんの情報源が気になったが、今気にするべきは買い物に行っている母親だった。
そろそろ帰ってくる時間だったのである。
「もう母さんが帰ってくる。だから夜になって、父さんと母さんが眠りに浮いた頃に僕の部屋においで」
「見せてくれるの?射精」
話が遙かに進んだ気がするけども、僕はとりあえず頷き、友美は喜んで僕に抱きついてきた。
友美の細い腕が僕の腰に周り、ギュッと友美は抱きついていた。
「……ちょっと、起ってる?」
「少し」
そこに母親が買い物から帰ってきた。
僕にしがみついている友美を見て母親は、あらあら仲のよろしい事でと言って笑っていたのだった。