10/07/14 10:18:13
私なら、こう続けたい。
『しかし私は見てしまった、開発者がうっすらと笑みを浮かべたのを。
その時、なぜ私を選んだのかという理由が瞬く間に頭に浮かぶ。
(別に私にモニターを頼まなくても、自分一人でプログラムの動作確認はできるじゃないか。
なのに私に頼んだ。あえて私の目の前でそいつを動かした。
―これはこいつの陰謀だ! 間違いない!
あえて有益な感想が皆無なのを確かめた上での、私への依頼だったのだ!)
私は唇をわななかせ、両手を振り上げながら唾を飛ばした。
「こいつはクソプログラムだ! 開発の方法が悪すぎて、バグがてんこ盛りになってるじゃないか!
さっさとデバッグをしろ、このヘボプログラマ! 感想をフィルタリングするだけならグーグルで充分だ!」
私の長い小説家人生で、このときほどキレたことはない。』