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10 2011年07月24日 17:43
山本弘(日)東P-26b
仮にしきい値なし仮説が正しいと仮定して話を進めます。
放射線によってがんになって死亡するリスクは、1Svあたり5.5%(成人のみの集団では4.1%)とされています。つまり被曝量がリスクに正確に比例するとしたら、10万人の集団が20mSv被曝した場合、そのうちの110人。
「110人も死ぬのか!? それは大変だ!」
と思ってしまう人が多いだろうけど、ちょっと待って。
現在日本人の死因の30%はがんです。つまり、被曝しなくても10万人のうち3万人は、いずれがんで死ぬんです。
つまり死亡者の数が
30000人 → 30110人
に増えることになる。0.37%です。
はっきり言って、0.37%なんて数字は、他にもいろいろあって変動する要因の中に埋もれてしまいます。将来、福島第一原発の放射能漏れによるがん死亡率の変化を調査で求めようとしても、有意差が出ない可能性が高い。
そもそも、日本でも地域によって、がん死亡率はずいぶん違います。