10/12/18 02:24:51
>>441-442
わかるわかる。
映像としてリアルな口語での会話をそのまま書き起こしても、
リアルに感じないし間延びするんだよね。
インタビューの録音を書き起こして編集したりとかはしたことあるからなんとなく分かるんだけど・・・
どんなシーンでも、意味を持たせて、その意味をベースにリアリティをもたせるというか。
たとえばピンチの主人公が友達の家に助けを求める、とかあるとするじゃん。
これを「リアルに」考えると、チャイム押して、名乗って、挨拶して、事情を簡単に話して、
中に入って、当たり障りのない話を少しして、そんな空気じゃないからとようやく本題をもう一度説明・・・
みたいな流れだよね。
このシーンがとりわけ重要ということでもないなら、言葉や状況にぎゅっと濃縮して話を進めるんだよね。
冷静に考えればそれがちょっと不自然でも。
水嶋の作品は、こういった「意味の濃縮」が「ない」にも関わらず、
ライトノベルよりも描写・文字数が少ない。
プロットをちょっと肉付けしました、ってレベルを超えてないんだよね。