10/10/29 20:09:57
昔、剣豪小説のアンソロジーみたいなので読んだんだが、
作者名、タイトル忘れてしまった。
短編、正月、とある藩の家老の邸では、末娘が挨拶に来る
藩の若い(独身)の武士の接待をしていた。小禄で、跡を
次ぐ望みもない若い武士たちにせめても華やいだ雰囲気を
味合わせてやろうという家老の心遣いからの接待。
末娘は、挨拶に来た若者の中に、右(左だったかも)の
手の人差し指と中指がない者を見て、衝撃を受けるが、
忘れられなくなる。
やがて父である家老が持ってきた縁談も断り、忘れられない
者がいるというので、その若者のことを調べると……という
話。
ラストはハッピーエンド。いま考えると藤沢周平っぽい気も
するけど、記憶では藤沢ではなかった気がする。
おわかりの方いたら、教えてくださいませ。