10/09/16 19:32:41
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3:無名草子さん
10/09/16 23:29:59
>>1乙であった
/\
< \/ >
|-ω-|
.ノ^ y ヽ-っy=ー
ヽ,,ノ====l、ノ
ノ l |
"""~"''"'"""''~"'""~"""~"'""''
4:無名草子さん
10/09/17 23:31:12
高田郁の『今朝の春』を買ってきた。週末に読む。
5:無名草子さん
10/09/18 22:17:06
天狗さーま 天狗さーまだー
テングサーマ テングサーマ
6:無名草子さん
10/09/25 03:37:13
風野真知雄の、「若様同心」シリーズと「妻はくノ一」シリーズと
「同心亀無剣之介」(←これ一番好き!)を全部読んでしまった……
本棚に並んだシリーズ見て、たくさんあるから当分読めると思ってたのに
読みやすすぎて一気に3冊くらいすぐ読んじゃった。
うう、江戸同心の話が読みたいよー。
7:無名草子さん
10/09/26 09:43:21
妻はくノ一は、最初は面白かったが
なんかえらい引き伸ばしててgdgdになっている気がする
亀無は自分も好きだけど幼馴染で与力の妹と元旦那との関係がイラネって感じ
くつつけるなら、素直にくつつけとけば良かったのに
あんなわずらわしい関係にして、本筋の話よりも気を持たせているのが嫌だ
8:無名草子さん
10/09/26 13:58:55
くつつけるってなんだよwどうミスタイプしたらそんな間違い方するんだよw
9:無名草子さん
10/09/26 19:21:39
佐藤雅美の信長読んでるんだけど、地図を収録してくれてないから、位置関係がわかりにくい
小説に限らず、歴史シリーズとかでも、地名だけかいて説明してあって分かりにくいこと多いけど
みんなどうしてるの?地図帳片手に読めばいいかもしれないけど、めんどうだから読み飛ばしてしまう
10:無名草子さん
10/09/26 19:33:10
時代小説を家で読んでいるときは
わからない言葉や地名は
時代小説用の用語事典や地図などの入ってるムックで確認することが多い
通勤時とか出先で読んでるときはスルーだな
11:無名草子さん
10/09/26 23:35:03
佐藤信長は地理よりも最初の織田家の歴史がムッチャ頭に入らなかった
信長の家が一般に言われていたような織田家の傍流ではないって話だったっけ
12:無名草子さん
10/09/27 09:33:56
>>10
ムックか。今度探して見る
>>11
そっちもややこしかったから、スルーした
13:無名草子さん
10/09/27 11:04:31
>>12
信長の頃とは時代が違うので地名など違うけど
人文社の「天保国郡全図でみるものしり江戸諸国 」 東日本編 西日本編
は一応参考にはなる。
昔の地図は今の感覚だとものすごく見難い。
あと歴史群像シリーズは地図や絵など豊富だから信長をテーマにした本を
探すのも良いと思う。
14:無名草子さん
10/09/27 14:41:18
探すといろいろ出てくるね
戦国時代って有名大名しか分からんから、自分も一冊買ってみようかな
戦国時代―全国名城地図&政略結婚関係図つき (主婦の友ベストBOOKS)
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図説・戦国合戦地図集 決定版 (歴史群像シリーズ)
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図説・戦国地図帳―決定版 (歴史群像シリーズ)
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戦国合戦詳細地図 (LOCUS MOOK)
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戦国合戦「超ビジュアル」地図―戦国武将はいかに地の利を活かして戦ったか (別冊宝島 1440)
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図説 気になる「内幕」がまるごとわかる! 戦国地図帳
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地図で読み解く 戦国合戦の真実
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戦国合戦超ビジュアル地図 (宝島SUGOI文庫)
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天保国郡全図でみるものしり江戸諸国 西日本編 (ものしりシリーズ)
URLリンク(www.amazon.co.jp)
天保国郡全図でみるものしり江戸諸国 東日本編 (ものしりシリーズ)
URLリンク(www.amazon.co.jp)
15:無名草子さん
10/09/27 15:32:23
>>13-14
ありがとう
13が紹介してくれたのも面白そう
URLリンク(www.7netshopping.jp)
16:無名草子さん
10/09/28 08:29:31
風野真知雄の「大江戸定年組」って7巻で終りですか
17:無名草子さん
10/09/28 23:58:09
最近、読んだ作品のほとんどに鳥居耀蔵が出てきてワラタ
だんだん妖怪さんがかわいく見えてきた・・これは恋?
18:無名草子さん
10/09/29 00:49:02
いいえ。それはケフィアです。
19:無名草子さん
10/10/05 12:55:20
風野作品って人物の掘り下げとか感情の表現が下手だね。
読みやすいのは良いけど、せめて宮部の技量がほしい。
20:無名草子さん
10/10/05 16:02:20
宮部さんの江戸物はべたべたした文章でなんか気持ち悪いんだよなぁ
宮部さんは嫌いじゃないんだけども
21:無名草子さん
10/10/05 16:06:01
「ぼんくら」「日暮し」とかは、そうでもないけどな
おどろやどろした妖し系は、ベタベタした読後感というのは同意
22:無名草子さん
10/10/05 22:02:13
怪奇文学だからわざとやってんじゃねの?
23:無名草子さん
10/10/06 00:34:37
たしかに風野さんのは登場人物の心理を、風景やモノの状態と重ね合わせるような表現に乏しい。
けれども、あまり複雑にせずサクサク読める文章がいいんじゃないの?
24:無名草子さん
10/10/07 08:27:32
いわゆる、ひょうひょうとしてて好感が持てますがね。
25:無名草子さん
10/10/07 13:42:29
風野真知雄の新作「八丁堀育ち」読んだ
明治になって、江戸時代の頃に同心の跡継ぎだった男が
当時の捕り物の話や八丁堀の様子やを振り返るっていう半七捕物帳モドキ
まぁ面白かった、シリーズにするだろうし、とりあえず次も買う
しかし、与力の娘と同心跡継ぎが幼馴染で仲がいいって設定、好きだよね
若さま同心も、確か今月新作が出るんだろうけれど
もういいかなぁって感じ
ひょうひょうとした文体なのに、脇の登場人物たち酷い目にサラッと逢うよね
妻は、くノ一シリーズもそうだけどさ
26:無名草子さん
10/10/07 20:49:25
宮部さんから風野さんに移ると違和感を感じるのは当然。
それより、宇江佐さんに移ったほうがいいような気がする。
27:無名草子さん
10/10/07 22:17:58
みをつくし料理帳最新刊読んだけどこりゃもうダメだな。今回で切る。
28:無名草子さん
10/10/08 09:18:24
確かに著者の限界を感じるな
29:無名草子さん
10/10/14 08:57:01
宇江佐に遠く及ばない
30:無名草子さん
10/10/14 13:12:53
>>29
「銀二貫」を読めば、宇江佐真理よりも
よほど終わらせ方は上手いと感じると思う
宇江佐真理も好きで、ほとんど読んではいるけれど
史実ものはグダグダだし、そうではないものも
最終で、いきなり駆け足過ぎたり
登場人物のその後にずっこけさせたりで
余韻が感じられないものが多すぎる
31:無名草子さん
10/10/14 19:52:46
恩田陸の悪口はそこまでだw
32:無名草子さん
10/10/16 09:26:01
海音寺の西郷隆盛が読みたい!!!!!!!!!!!
でも高杉
33:無名草子さん
10/10/16 09:37:40
>>32
そんなに読みたいなら図書館で借りればいいのでは?
34:無名草子さん
10/10/16 09:51:40
>>30
銀二貫も、終盤は数ページで 三年後→半年後 と飛ぶんだけど
その間の変化は、読者も想定の範囲内だからいいんだよね。
宇江佐の場合、えっどうしてそうなっちゃうんだ!みたいな話になるからずっこける。
意表を突く展開を狙っているのも知れないが、あまりにそれまでの話と統合がとれてないから
それまでの本編に入れ込んでいた読者の気持ちを、ないがしろにされた気がするんだよ。
35:無名草子さん
10/10/17 14:58:15
宇江佐はラストで「えっーー別に○さんでもいいやん」と思ってしまう
読後が微妙な作品多し
諸田玲子はもっと初期のようなドロドロした男女を書いてくれ
36:無名草子さん
10/10/17 15:31:05
良く分からんけど宇江佐さんの小説って、
ガラスの靴を履いて、王子様に発見してもらったシンデレラが
一年後、宮廷料理人と結婚しました
みたいな話なのか?
37:無名草子さん
10/10/17 16:50:55
宇江佐さんの流れっぽいので、読了した人に聞きたいんだけど、
「卵のふわふわ」で、死ね!だのボロクソの扱いを受けたのに、
のぶが元鞘に収まるのに違和感を感じる自分は、
まだ人間の情緒とか恋愛観とか経験不足ってことなのかな?
38:無名草子さん
10/10/17 21:50:41
宮部は半村良臭い
39:無名草子さん
10/10/18 05:19:06
>>36
というよりも、「幸せな生活が待っているはずが
王子様の国が革命に遭って落ちぶれてしまいました」的な後日談って感じ
それとか、「2人を支えてくれていた良い妖精が悪の化身になって世の無常を悟る」とか
「さあこれからというときに、みんな死んでしまって主人公だけ残されました」とか
>>37
人それぞれなんじゃないかな
経験と言っても、一つの恋愛でいろいろな経験をする人もあれば
何度も同じような相手と恋愛しては同じような失敗を繰り返す人もいる
とりあえず自分は、あの二人の元鞘に違和感は感じなかったな
40:無名草子さん
10/10/26 13:46:50
津本陽の書く剣豪小説のように剣戟シーンに説得力のある小説はありませんか?
津本陽は自身が剣道高段者で各流派への取材も相当なようです。
41:無名草子さん
10/10/26 23:25:51
「われら九人の戦鬼」並みの面白い小説ある?
42:無名草子さん
10/10/26 23:43:11
>>40
なんか面白そう
津本陽でオススメはある?
43:無名草子さん
10/10/27 03:00:48
>>41-42
ない。
44:40
10/10/27 11:22:22
>>42
津本陽の一冊目ならば「薩南示現流(文春文庫)」一択だと思います。
豪快で大胆な剣術示現流と戦国薩摩の文化を緻密な取材で書き込んでいます。
これが良ければ、その後で「柳生兵庫助(新潮文庫1-6巻)」がベストです。
恐ろしいほどに緻密な剣術、新陰流の天才柳生兵庫の一生を描いた傑作です。
45:40
10/10/27 11:50:26
スミマセン、柳生兵庫助は文春文庫全八巻でした。
46:無名草子さん
10/10/27 11:51:20
いちいちageないで。
47:無名草子さん
10/10/27 15:47:30
age、sageにこだわるのって2chの悪しき遺物だぞ
48:無名草子さん
10/10/27 16:08:24
今現在こだわってる人がごまんといるのだから、遺物ではなく慣習と言うべきじゃないですか
49:無名草子さん
10/10/27 16:35:23
昔の習慣に拠って、今現在では根拠の無いことで相手を非難することを悪習という
専ブラが無い時代や、板がここまで過疎じゃなかった時代なら多少の根拠はあっただろうが
50:無名草子さん
10/10/27 16:40:57
誰も非難なんてしてないよ?
51:40
10/10/27 17:15:56
スミマセン、お騒がせしました・・・
52:無名草子さん
10/10/27 21:26:07
>>44
乙です
剣道有段者の筆でえがく殺陣って面白そうですね
読んでみます
53:無名草子さん
10/10/27 21:44:44
津本陽なら「人斬り剣奥義」は好き
54:無名草子さん
10/10/28 12:50:36
「人斬り剣奥義」も大好きですが、
剣道高段者だから書ける剣戟は薩摩と柳生の
二作だと思いますよ。
55:無名草子さん
10/10/29 20:09:57
昔、剣豪小説のアンソロジーみたいなので読んだんだが、
作者名、タイトル忘れてしまった。
短編、正月、とある藩の家老の邸では、末娘が挨拶に来る
藩の若い(独身)の武士の接待をしていた。小禄で、跡を
次ぐ望みもない若い武士たちにせめても華やいだ雰囲気を
味合わせてやろうという家老の心遣いからの接待。
末娘は、挨拶に来た若者の中に、右(左だったかも)の
手の人差し指と中指がない者を見て、衝撃を受けるが、
忘れられなくなる。
やがて父である家老が持ってきた縁談も断り、忘れられない
者がいるというので、その若者のことを調べると……という
話。
ラストはハッピーエンド。いま考えると藤沢周平っぽい気も
するけど、記憶では藤沢ではなかった気がする。
おわかりの方いたら、教えてくださいませ。
56:無名草子さん
10/11/01 16:27:29
ここにスレあったのか。
隆慶一郎の、 花と火の帝 死ぬことと見つけたり 影武者徳川家康 買ったんだけど、
前二つ未完じゃねえかぁ。。何だこの虚無感。 いや凄く面白かったんだけど。
影武者徳川家康も良かったよ。ただこの人、徳川家康影武者説ガチで信じてて
それを押し付けがましく書くね。 何度も何度も。 単純に考えてありえないのに。
フィクションとして面白いけど。
57:無名草子さん
10/11/01 19:36:02
>>56
本人だって、完結させて死にたかったんだろうから、言ってやるなよ
ずっと脚本家をしていて、作家活動は亡くなる前の数年だけなんだから
58:無名草子さん
10/11/01 21:22:20
作家は自分の嘘を信じるくらいでないと小説なんか書けないぞ。
自分の書いてるものが嘘かも知れないと思ったら筆が止まる。マジで。
59:無名草子さん
10/11/01 23:28:11
イヤすまん。書けるスレがあって嬉しくてつい興奮しちゃった。
この3作の中では、花と火の帝がダントツで面白かった。
隆氏の全部揃えよう。 何故か隆氏を敬遠してたが、さすが面白い。
60:無名草子さん
10/11/02 12:00:26
うん
61:無名草子さん
10/11/02 12:14:03
>>55
白石一郎 「秘剣」
新潮文庫から出ている短編集の表題作品になっています。
62:無名草子さん
10/11/02 18:04:57
>37
わかるw
男が書いたんじゃないかって思うくらい、気持ち悪い女だと思ったよ。
それがはじめての宇江佐だったので、他のも色眼鏡で読んだw
自腹でなく、図書館で借りるなら好きな作家だ。
63:無名草子さん
10/11/02 22:45:41
>>61
ありがとう、探して見る。
64:無名草子さん
10/11/08 19:15:27
渡辺房男ってどう?
大隈重信の小説読んでみようかと思うんだが
65:無名草子さん
10/11/12 20:01:31
久しぶりに幕末の長編モノを読んだせいか、中村彰彦の「明治無頼伝」が
めちゃめちゃ面白かった
今は海音寺潮五郎の「幕末動乱の男たち」(上下)を読んでる
66:無名草子さん
10/11/13 17:46:53
壬生義士伝読んで泣いた
67:無名草子さん
10/11/13 21:30:35
幕末か。「狙うて候」文庫になったな。かなりお勧め。
68:無名草子さん
10/11/14 20:58:52
>>44
津本陽「薩南示現流(文春文庫)」、その後で「柳生兵庫助」
横からスミマセン。
読みました。妙なシカケもなく、気持ちよく読めました。
ファンになっちゃったんすけど、この後は津本さんなら何がオススメ?
69:無名草子さん
10/11/14 22:22:12
人に頼ってばっかいないで自分で探せ。
70:68
10/11/15 00:48:00
>>69
こちらでは初めて投稿したのですが、ご気分を害したのであれば謝ります。
図書館で下見はしてきましたが、先達の方々のご意見が伺いたかったのです。
それにしても仰る通りです、どうも済みませんでした。
71:無名草子さん
10/11/15 05:33:46
あやまる必要ないよ
>>69のほうがおかしい
72:無名草子さん
10/11/15 09:13:04
>>68
柳生兵庫助は面白いと思ったけどほかは・・・
以前のスレでも、無駄に原文の引用が多くて読みにくいって意見が多かった
73:無名草子さん
10/11/15 12:16:35
>>72
津本陽は原文引用が多いのは歴史物なんですが、その中でも
「剣豪物」は違うんですよ。
やっぱ剣道経験者だけあって、取材したことを完全に自分言葉にして
書いてますよ。
戦国武将物は引用多いですね。
ちなみに私は格闘技やってますが、柳生兵庫助に出てきた技を自分なりに
アレンジして使ってました。
今は使ってないですけど。
74:無名草子さん
10/11/16 02:45:51
剣道と剣術を一緒にしたらいかん
75:無名草子さん
10/11/16 13:17:38
と、観客席でニワカが申しておりまする
76:無名草子さん
10/11/16 13:50:40
そういう子供じみた反応はやめましょう。見苦しいですよ。
77:73
10/11/17 09:28:37
まぁ剣道と剣術は一緒にしてないですよ。
この二つの違いは津本陽が作品の中で散々言ってますしね。
でもそれは、剣道経験者の津本陽が剣術の取材したからわかるんでしょ。
それに共通点は多数あります。
なんたってキックボクサーの私が新陰流の技を流用出来るぐらいですから。
後、現代剣道のほぼ直立しての構えは「つったったる構え」として、
柳生兵庫助が考案したらしいです。
78:48
10/11/24 16:01:44
あちゃあ、>>68さんを見逃してました。
すいません、津本陽を勧めながら、見逃して・・・
薩南と柳生は面白かったですか。
剣術に対する書きこみだけでなく、当時の文化や、何気ない仕草などにも
こだわりがあり、面白いですよね。
富士の月魄(つきしろ) 、修羅の剣 などはいかがでしょう。
前出の人斬り剣奥義や北の狼、などの短編も面白いです。
わが勲(いさおし)の無きがごと (幻冬舎文庫) はニューギニヤ戦線の地獄を
描き、読んでしばらくは気分が悪かったです。
79:無名草子さん
10/12/01 03:34:18
遅まきながら鳥羽亮の「介錯人狩谷唐十郎」に半年前くらい前に嵌ったんだけど、
文庫書き下ろしで、同じ設定説明多いのとか、人間関係の奥行きが上手く書けてない
文章下手な藤沢的なとこはあるが、面白かった。その中で触れてる剣術・剣道論議と
同じような、居合いが何故剣術流行の幕末で廃れたか?ってな観点は何か通じるものがある。
80:無名草子さん
10/12/01 03:39:29
藤沢って藤沢周平のことか…?
藤沢が文章下手って…。
81:無名草子さん
10/12/01 03:44:38
逆だよw
藤沢なんて時代小説の中で最高の名文家だろうが。そんな事はいまさら議論するまでもない。
鳥羽は藤沢的な設定の小説書いてても、そういう行間を読ませるような文章は書けてないって事だよ。
82:無名草子さん
10/12/01 08:02:26
鳥羽は、劣化藤沢って言いたかったのか
ちょっと分かりにくいぞ
この書き方なら自分だって、>>80同様に
鳥羽は、藤沢と同じく文章ベタと読みとるよ
83:68
10/12/01 09:34:01
>>78
有難うございます!
あれから「柳生十兵衛」を読み始めましたが、もう満腹で。。。
「真田忍侠記」が気になっているところです。
現在、佐伯さんの「居眠り磐音」に没頭中。
>>78さんを始め、皆様、どうも有り難う。
84:無名草子さん
10/12/01 12:53:04
>>80 >>82
すまんかった。「文章下手な藤沢」=鳥羽って感じを言いたかったが、俺も文章下手だなw
85:無名草子さん
11/01/03 08:50:49
新年にあたり保守
86:無名草子さん
11/01/04 09:00:53
三国志おもしろすぎ
87:無名草子さん
11/01/04 18:27:55
原作ではそもそもちさがほとんど出てこないからなぁw
原作で、守就に湯漬けをご馳走になった時の「ちさは、いまだ、このような旨い香の物を漬けられませぬ」
という一行をよくぞここまで膨らませた、と感心したよ。
あれで一応ちさの存在意義、みたいなの生まれてるしな。
88:無名草子さん
11/01/04 19:15:23
最近、逢坂剛の重蔵始末シリーズが面白くてハマってます。
最新刊は2009年に出た蝦夷編なんですが、この後の物語って出版されそうですか?
雑誌とかに連載されたんだろうか?
重蔵の人生って蝦夷から帰って来た後は下り坂であまり面白く無さそうですが
この後も高田屋嘉兵衛に択捉航路を開拓させたり、フヴォストフ事件の始末や
利尻島探索、札幌周辺の縄張り等々まだまだ蝦夷地での活躍が残ってるので
続きを読みたいのですけど。 逢坂先生もう飽きちゃったのかな?
89:無名草子さん
11/01/05 07:31:08
>>88
小説現代に連載されていましたけど、蝦夷編以降
ここ1年は掲載されません。
私も続きが読みたいんです。
90:無名草子さん
11/01/06 22:24:17
>>89
レスありがとうございます。
2011年は重蔵シリーズの方に戻って来て欲しいですよね。
91:無名草子さん
11/01/18 17:57:42
浅田次郎、「一刀斎無禄」今、上読んで、下の7割まで
読んでいる。
最高傑作、「壬生義士伝」は凌げないが、「輪違屋糸里」は
超えている気がするが・・・
吉村貫一郎といい、斉藤一といい、意外な人物にスポットを当てて
輝かす、男の矜持。
92:無名草子さん
11/01/18 18:12:58
読点付けすぎて片言みたいになってるなw
93:無名草子さん
11/01/22 05:09:01
1.鉄道・道路を通してもらえなかった
→実際は三島県令が当時日本でも稀な大規模道路整備を若松を中心に行い、
恩恵が少なかった会津以外の人々が一揆を起こした。
→鉄道が通らないのは当然。仙台へ伸ばすには会津は経由させるべきではない。
また、磐梯山噴火などがあり若松より北へ伸ばす路線は危険が多かった
2.産業育成を阻害した
→実際は産業博覧会で三島県令が盛んに会津漆器などの産物を販売し、陶器産業も復興させている
清酒も明治以降の導入で、江戸時代はどぶろくだった
3.県都を郡山に移さず会津を引き裂いた
→郡山は新政府が開拓した都市。そこに移すのは新政府偏重と言う福島市の意見が強かった
4.学校を作ってもらえなかった
→会津高校を作ったのは明治初期、しかも三島県令と明治新政府の重役たちによる寄付だった
5.賊軍の遺体埋葬を禁止された
→「彼我の戦死者一切に対して」遺体確認作業の為禁止されていたのを作家が捻じ曲げて解釈しただけ
かなり早い時期から遺体処理を指示する民政局の達し書が出てる
会津藩士の遺体もちゃんと埋葬された
6.「白河以北一山百文」と侮辱された
→言いだしっぺは東北、わざわざ新聞タイトルにしてスローガンにしたのも東北
つまり、会津人が涙ながらに叫ぶ「被差別」話は、どれもこれも根拠がない。
新政府の援助をたらふく食った末に、貰った先を罵って、恩義はないといって済ませようとするのが会津。
94:無名草子さん
11/01/22 07:06:09
こういう唐突なコピペが貼られると逆に信憑性があると感じる
95:無名草子さん
11/01/25 20:08:33
海音寺潮五郎の新装版「西郷隆盛」1350円で全巻揃えたぜ。
最近忙しいから読むのは当分先になりそうだけど…。
96:無名草子さん
11/01/27 07:17:44
>>88
このまえ久しぶりに小説すばるで「御茶ノ水」シリーズ書いてましたよ。
その前はあんまりおもしろくない第二次大戦の欧州スパイものが発行されたけど。
97:無名草子さん
11/01/27 08:05:40
>>95
俺にくれ
98:無名草子さん
11/01/31 19:27:26
ふだんアンソロジーは読まないのだが、
タイトルに惹かれて『江戸迷宮―異形コレクション 』(光文社文庫)を買ってみた。
好みのものとそうではないものがあったが、長島槇子・タタツシンイチ・佐々木ゆうなどが好みのものだった。
99:無名草子さん
11/01/31 22:01:45
山田風太郎は出てこないようだが邪道か?大好きなのだが…
100:無名草子さん
11/02/01 12:42:48
>>99
山田風太郎はそれだけでもう一つのジャンルっていう感じがするな
101:無名草子さん
11/02/02 00:42:15
>>99
前はここにも山風スレがあった。いまは、ミステリー板のみみたいだね。
忍法帖や明治ものなど、全てが話題になっているから、専用スレを見た方がいいかも。
山田風太郎 其の十六
スレリンク(mystery板)
102:無名草子さん
11/02/03 22:18:11
>>99
山田風太郎面白い!
最近だと乾緑郎の 忍び外伝 が、やや山田風太郎ぽかったので勝手にオススメ
103:無名草子さん
11/02/04 12:51:17
隆慶一郎は家光の生まれ変わりか何かなの?
この作家の秀忠描写、史実の人間に失礼というより一人の人間の性格としてありえないというレベルで、
読んでて不愉快になってくるんだけど
104:無名草子さん
11/02/06 13:05:35
それは肉付けをやりすぎちゃったんだね。
歴史小説は誰も会ったことのない人物の性格にどれだけ魅力的な「決め」をできるかだと思う。
そういう極端な場合もあって批判される恐れもあるから思い切った性格に描くのには勇気もいるが、
かといって誰でも書くような通り一編の解釈でもつまらん。
坂口安吾はそういうとこ上手いよ。
「二流の人」の性格付けなんて、極端で偏見にみちているのに笑ってしまうというか
読者が愛せるおかしみがある。
105:無名草子さん
11/02/09 00:32:08
正直どうでもいい。
もうルサンチマンすら枯れたわw
106:無名草子さん
11/02/09 10:08:10
ジョン・マン(波濤編)山本一力。
久久に一力読んだが1巻目始まりで
ややまだ物足りない
107:無名草子さん
11/02/10 05:10:20
>>106
新聞広告で見てチェックしてたんだけど、イマイチかー。
どっちにしろ、文庫になるまで読むつもりないけど。
108:無名草子さん
11/02/10 21:37:21
自宅に大麻を所持したとして、神奈川県警薬物銃器対策課は10日、大麻取締法違反(所持)容疑で、作家吉川英治の孫で、そば店店主の吉川英資容疑者(42)=長野県軽井沢町=を逮捕した。同課によると、「好奇心から始めた」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は同日、自宅に乾燥大麻約2グラム(約1万2000円相当)を所持した疑い。
同課によると、吉川容疑者はインターネットで大麻に興味を持ち、種子を入手して自宅2階のロフト部分で栽培。約2年前からほぼ毎日のように吸引していたという。
自宅からは吸引用のパイプと栽培していた大麻草2本が押収された。同課は今後、種子の入手ルートなどを調べる。
109:無名草子さん
11/02/16 20:57:11
日本の歴史小説でお勧めを教えて欲しい。
海外のものだとアーサ王とかローランとかの騎士道もの。
ニーベルンゲンやイーリアスとかいろいろ有名どころが思い当たるものの、日本の作品だと思い浮かばない。
歴史小説コーナー行っても沢山ありすぎて何が何だか。
吉川英治の太平記や平家物語、宮本武蔵あたりかな、と思ったんだけどどうだろうか。
個人的には侍が出てきて武士道全開のカコイイ感じのが読んでみたい。
110:無名草子さん
11/02/16 21:02:01
一般的な武士道ならヒロイズムにはならないな。
なぜなら天下泰平の江戸時代の思想だから。
111:無名草子さん
11/02/16 21:10:06
ごめん武士道は無視してくれていい。
まともな歴史小説読んでないから例で挙げてもしょうが無かった
112:無名草子さん
11/02/16 22:53:00
戦乱の時代が好きそうだね。
無難なのはやはり吉川英治と司馬遼太郎だろう。
いまだ彼らにかなう歴史小説家がいない。
江戸時代ものだとまたちょっと違ってくる。
113:無名草子さん
11/02/16 23:04:03
西洋の古典ばかりあがているのを考えれば、日本の古典で対抗するしかないなw
軍記物ならべたなところで平家だが、平家異本の源平盛衰記をすすめよう
あとは義経記とか。いまのドラマや小説の義経のイメージはここから始まる
大きく時代下って江戸の読本とかの世界に行くなら馬琴の「椿説弓張月」に
「南総里見八犬伝」なんてもいいぞ。これまたべただけど
114:無名草子さん
11/02/17 05:55:05
>>112
>>113
おお、ありがとう。
やっぱり吉川と司馬は双璧みたいなものなのか。
この辺から手を出してみる。
源平盛衰記ってこれぐぐったら結構な量ありそうね……
115:無名草子さん
11/02/17 16:12:56
>>109>>111
以下四人で比較すると、
司馬遼太郎…ハッとするような言動を描き、人物の即物的なかっこ良さが魅力
吉川英治…言動よりも生き様から登場人物の魅力を炙り出す
山本周五郎…最も心理描写が細かい
池波正太郎…エンターテイメント色が強い
司馬・吉川はあまり人の内面に立ち入らない作風で、
色々なタイプの人を登場させてみせていくタイプ。
山本・池波は割と登場人物の視点に寄っていくタイプ。
前者二人は「かっこ良い」、後者二人は「熱い」印象を得られる。
この中で合いそうな人の有名作を探して読めばいいんじゃないかな。
116:無名草子さん
11/02/17 16:35:39
池波正太郎がありなら山岡荘八も。
とにかく取っ付きやすさで言えば一番じゃないかと。
117:無名草子さん
11/02/17 20:29:54
よい家康(山岡)
悪い家康(司馬)
普通の家康(吉川)
こんなかんじかね
118:無名草子さん
11/02/17 21:21:40
>>117
上手い!
119:無名草子さん
11/02/18 00:10:11
戦乱物や剣豪物より昔の黒岩重吾の歴史物はどうだ?ヤマトタケルはさすがに古過ぎる感はあるが…
120:無名草子さん
11/02/18 00:19:20
壬申の乱を題材にした「天の川の太陽」は結構面白かった
知らなかったけどこれ吉川英治文学賞を受賞してるんだな
121:無名草子さん
11/02/18 03:02:58
吉川の著作は気軽に読めていいと思う。
「宮本武蔵」で、旅の途中ムラムラしておつうを押し倒して青姦しようとしたのを拒否されて
たまらず走ってその場を去り号泣した武蔵を見て笑い転げたw
122:無名草子さん
11/02/18 09:15:16
吉川英治で笑ったのは三国志でチョウ蝉が自殺した後の呂布の一連の行動かな。
恋は人を愚かにするという事かとも考えたが、奴はデフォルトで頭が残念なんだと
笑いが漏れた。
中学生頃は彼女の儚さに思いを寄せたものだったけど、社会人になると面白いポイントが
少し変わってきたなと感じる。
そういえば上の方で隆慶一郎の話が出ていたけど、徳川家康影武者説を
自分の小説でよく使うのは、同じ世界観使って書いてるからだと思っていたな。
123:無名草子さん
11/02/18 13:44:41
>>109
池波正太郎「真田太平記」。個人的にはこれが最高
武士道なら
葉隠れを題材にした隆慶一郎「死ぬことと見つけたり」 がお勧めだが、未完なので注意
124:無名草子さん
11/02/18 17:32:42
アーサ王とかローランとかの騎士道ものはファンタジーの分野ともいえるのかな?
125:無名草子さん
11/02/18 18:21:58
司馬の「義経」がつまらない
他に司馬の作品でオススメなのはありますか?
国取りは読了しました
126:無名草子さん
11/02/18 19:59:04
新選組血風録
127:無名草子さん
11/02/18 20:05:57
国売り物語
128:無名草子さん
11/02/18 22:17:06
「死ぬ事と見つけたり」は未完と知らずに読んですっごい悔しい思いをした。好きな作家はたとえ自分より年上でも長生きして自分が死ぬまで楽しませてほしいって切実に思ったね。
129:無名草子さん
11/02/18 22:25:59
葉隠れの小説なんかあったのか
130:無名草子さん
11/02/18 23:26:49
隆慶一郎。
131:無名草子さん
11/02/19 00:28:13
影武者徳川家康。花と火の帝。かぶいて候。もっと読んだはずだが題名覚えていない。
132:無名草子さん
11/02/21 14:30:26.94
山手樹一郎全集に手を出してしまった
読みやすい文章で安定してるが読破するまで先は長い
133:無名草子さん
11/02/21 14:47:27.86
>>125
風神の門
忍者好きの俺にはたまらんかった
金で仕事はこなすが、精神までは決して譲らない伊賀忍者スタイルは
今でも俺の支柱になってる
134:無名草子さん
11/02/22 19:15:08.26
燃えよ剣は何度よんでも飽きない
135:無名草子さん
11/02/22 19:30:58.23
「ねぇママ。おじいちゃんが、また同じ本を読んでるよ」
「困ったわねぇ……。ねぇあなた、聞いてる?」
「うーん。オヤジももう年だからなぁ。そろそろ施設に入れることも考えなくちゃいけないなぁ」
136:無名草子さん
11/02/22 20:44:00.10
こんな過疎スレで煽っても面白く無いだろw
137:無名草子さん
11/02/22 21:10:20.39
今書店で上田秀人さんが人気と書いてあるのだが面白いのでしょうか?
138:無名草子さん
11/02/22 21:58:49.11
天地人の作者以下だよ
139:無名草子さん
11/02/22 23:03:17.23
こういうところでの司馬ヲタのしつこさと空気の読めなさは異常だな
同じ奴が何度もやってるのかもしれない
140:無名草子さん
11/02/22 23:37:21.52
どのレスを指しての発言なのかわからん。
司馬作品の話が嫌なら無視すればいいだけだろ。
空気が読めないのは自分ちゃうんかい、という話ですわなw
141:無名草子さん
11/02/23 00:18:37.74
>>139
クソレスしてる暇あるなら、おまえが司馬以外のお勧め書け
142:無名草子さん
11/02/23 02:31:38.86
ミーハーなんだよな
143:無名草子さん
11/02/23 04:25:39.26
新撰組なら広瀬仁紀の「新撰組風雲録」が面白かったな。エンタテイメント系?な感じで。
「燃えよ剣」「新撰組血風録」や子母澤さんの三部作も読んだけど、まぁあれらは普通かなと。
20年以上前の感想なんで今読んだら全然違うことを思うかも知れんがw
144:無名草子さん
11/02/23 04:26:31.61
まぁ子母澤さんのは資料なんで比較材料にしちゃいかんけどね。
145:無名草子さん
11/02/23 08:06:45.91
>>144
資料(史料)という触れ込みだったけど
最近はそうじゃない話も多いってのが定説?っぽいね
生前に本人が「あれは私の創作です」って言ってる話もあったらしいし
146:無名草子さん
11/02/23 17:42:13.71
新鮮グミがことあるごとに切腹! なのはしもざわの創作らしい。
あの時代は実にいい加減だったから、平気で捏造してた。
他の戦線で戦争していた長州軍が会津に乱入してレイプしたりな。
147:無名草子さん
11/02/23 18:11:11.32
今の「捏造」とはちょっと違う感覚だったんだと思うけどね
良くも悪くもいい加減でも許された時代だったんでしょ
もちろん今やったらNGだけど
>>143
子母澤 近藤が格好いい
司馬 土方が格好いい
池波 みんな微妙に格好悪い(だがそれがいい)
浅田 さあ泣け!
新選組作品、個人的にはこんな感じだな
148:無名草子さん
11/02/23 19:30:09.88
幕末小説よんでると、こんな甘ったれた自分なんか京都で三日も生きられないな、
とか思えて身が引きしまる
149:無名草子さん
11/02/24 03:24:14.22
男気溢れる作品おしえてください
150:無名草子さん
11/02/24 03:33:34.00
そしてまた繰り返される
151:無名草子さん
11/02/24 13:33:17.40
花の慶次
152:無名草子さん
11/02/25 09:03:41.45
>>148
動乱期の社会って今の中東みたいな感じだろ?
153:143
11/02/25 22:16:57.95
>>145-146
遅レスでごめん。新撰組は20年前ぐらい前後にはまってたがそれ以来遠ざかり、
その後いろいろ調べたりもしなかったので知らなかったよ。子母澤さんのって
創作もかなり入ってたんだね。
>>147
うまいこと言うね!また新撰組読んでみたくなったわ。今度は池波・浅田に挑戦してみようw
154:無名草子さん
11/02/25 22:17:49.64
北斗の拳みたいなのな
155:無名草子さん
11/02/26 01:01:06.54
忍びの旗
156:無名草子さん
11/03/01 09:48:52.93
中村彰彦の「いつの日か還る」、読み終わった
「遊撃隊始末」、「明治無頼伝」と読んできたが、どれも満足できた
157:無名草子さん
11/03/03 16:32:34.13
朝鮮出兵が描かれている作品はありますか?
158:無名草子さん
11/03/03 17:17:05.83
ありますよ。
159:157
11/03/03 20:56:50.47
教えて下さい
160:無名草子さん
11/03/03 22:05:31.88
>>157
作者は李朝時代の常人と賎民の視点から描写していて、好き嫌いが別れる作品だと思うけれど、江宮隆之「沙也可:義に生きた降倭の将」が小説としては面白かった。
161:無名草子さん
11/03/04 02:33:27.10
__ 〆 ⌒ ヽ
| ● | サッ i. ^、,^ i
 ̄ | (6- (III)(III)
c~~⌒ ) ノ⌒ヽ 、 '◇〉 此処で一旦、駒ー斜瑠でぇーす
 ̄| | ,____/ \ \⌒\)
i ゝ_/ i i \ノ`\丿
ヽ__| ヽ ヽ ノ ノノ
ゝ _\ 二ノ
\. ヽ
) )
/ /
( く
\ ο
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坐禅と見性73章社会的関係性と損在が人
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宗教ジョークを作ろう
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162:無名草子さん
11/03/04 13:56:00.28
にゃん
163:無名草子さん
11/03/17 21:23:28.93
風野真知雄の若さま同心が、最終巻だと言うので久々に手にした
途中から買わなくなっていたけれど、話の繋がりはまぁわかった
明治編で終わりというのは良かったな
164:無名草子さん
11/03/17 22:48:49.59
かわせみ、も明治維新を経て進行中だっけ?
165:無名草子さん
11/03/18 06:05:04.24
ん?かわせみに明治編なんて、ないですよ(棒
166:無名草子さん
11/03/18 22:56:04.05
いつもの時間に出社しても、いつもと違う電車の混み具合。
かろうじて、ぎゅうぎゅう詰めじゃない時に目に入る他人が読んでいる文庫本は
ほとんどが時代劇。
見ちゃってすまねぇ、でも、ちょいとそれが嬉しいのだ。
167:無名草子さん
11/03/19 06:07:49.53
>>165
なかったもの扱いw
168:無名草子さん
11/03/19 23:29:02.67
創元推理文庫「柳生十兵衛秘剣考」読んだ。
名探偵柳生十兵衛が殺人事件を推理したり、
叙述トリックのネタにされたりする本格ミステリ。
キャラクターがラノベみたいだったり
宮本武蔵がアホみたいに強かったりと突っ込みどころは多いが、
しかし、これ、どーゆー層に向けて書いているのか謎だ。
次は是非とも
陰陽師探偵安部晴明か
忍者探偵服部半蔵で
169:無名草子さん
11/03/21 19:40:07.59
十兵衛「犯人は……お前だ!」
意外な犯人「ぎゃあっ」
宗矩「あっ……」
家光「いきなり斬った!」
宗冬「斬っちゃったよオイ」
こんなかんじですかね?
170:無名草子さん
11/03/21 22:40:51.66
>創元推理文庫「柳生十兵衛秘剣考」読んだ。
縄田一男が今月号の小説すばるの書評ページで採り上げていたが
なんかネジがゆるんで
どこかへ飛んでいっちゃったみたいな感じだったな
171:無名草子さん
11/03/23 20:38:33.44
>>169
ホントに犯人グループ(10人以上)をほぼ1人で斬り殺してから
事件関係者を前に謎解き始めるエピソードがあるんだが(藁
172:無名草子さん
11/03/23 21:15:56.81
想像の斜め上を行ってるなw
173:無名草子さん
11/03/23 22:06:43.20
>陰陽師探偵安部晴明
つ高橋克彦「鬼」
174:無名草子さん
11/03/24 15:51:39.19
犬神家一族を金田一が皆殺し
みたいな話か。
「よーし、わかっ……ぐわッ」
175:無名草子さん
11/03/25 17:42:52.82
「八つ墓のたた……ぎゃぁっ」
176:名無しのオプ
11/03/26 00:28:41.26
どっちかといえば
犯人を取り押さえるためにワナをしかけたら
手違いで犯人が死んじゃうことが多くて
その後で警察や松下くんを集めて謎解きを始める神津恭介に近いような・・・w
177:無名草子さん
11/03/26 00:32:57.34
じっちゃんの名にかけて言わない
178:無名草子さん
11/03/26 23:04:49.91
定番のコピペなのになw
やっぱ人入れ替わってるんだね。
179:無名草子さん
11/03/27 19:15:43.84
本屋で池波作品を適当に取ってみてぺらぺら。
台詞はあれだけど地の文は普通に口語なのね。
すこしは堅苦しい感じなのかと思ったらそうでもなく。
冒頭が、乳の感触よりも土の匂いの方が感奮する!!みたいなやつ。
180:無名草子さん
11/03/28 05:21:22.48
山本周五郎ってあまり読まれてないみたいだね。
今の時代に合わないのかな。
黒澤明が原作に使ってた頃は読まれてた気がするけど。
181:無名草子さん
11/03/28 15:42:53.22
きのう、古本屋に言ったら津本陽の『明治撃剣会』があって何気なく買ってきて
夜、寝床に入ってから読み始めたが、そのまま寝られなくなって一気に読了w
剣戟のリアルな描写にまず驚き、剣で命の取り合いをする剣士たちの心理描写の
深さにもまいった。津本陽、何となく食わず嫌いできたけれど、ちょっと
マイブームになりそうだ。
182:無名草子さん
11/03/28 18:45:16.17
>>181
実はという言い方はおかしいけど、俺も好きだったり
何気にけっこうな冊数を買ってるもの
183:無名草子さん
11/03/28 20:05:43.87
津本陽といえば最近読んだ『巨眼の男・西郷隆盛』で薩摩示現流の説明がマニアックw
新撰組隊士を斬殺というより撃ち殺してしまうところとか、田原坂の戦いで官軍兵士が
薩軍の抜刀突撃で恐怖の余りに逃げ出す描写が面白かった
184:無名草子さん
11/03/28 20:28:40.75
想像するに真剣で斬り合うというのはひたすら恐ろしいことに思えるのだが、命のやりとりを
する中での高揚感、快感のようなものも武士たちにはあったのやもと、津本作品を読むと思わされる。
変に現代人好みのきれいごとを登場人物に語らせないところが大きな魅力の一つかな。
185:無名草子さん
11/03/29 09:47:54.52
>>184
吉村昭の桜田門外の変では、襲撃側も防御側も実戦なれしてないから動転して
本来の刀の使い方ができなかった。って描写があった記憶が
186:無名草子さん
11/03/29 20:25:31.68
>>180
赤ひげ、とか、さぶ、とかの有名どころはともかくとして、
短編での、善人の徹底的な善人ぶりが読んでいて辛くなるところがあるな・・・という印象。
高潔すぎて読んでいる自分のそうでない部分が刺激されるというか、良心が痛むというか・・・
あと、なにかにつけて「藤沢周平は山本周五郎の後継者だ、類似だ」という記述を目にするので
藤沢好きからするとちょいと鼻につくところがある、という。
187:無名草子さん
11/03/29 22:14:16.71
>>185
幕末の動乱直前の時代の武士に話を限定しちゃうのは何故?
188:無名草子さん
11/03/30 04:26:06.20
>>185
吉村昭の作品だったか忘れたけど
つばぜり合いで指が切断されて、襲撃現場にたくさんの指が毀れてた
っていう描写が凄かった。
189:無名草子さん
11/03/30 11:14:16.44
>>186
山本周五郎のような説教臭さは藤沢周平にはないね。そこも大きな違いだと思う。
190:無名草子さん
11/04/01 03:37:03.29
正直言って藤沢周平の唯一の欠点は歴史人物モノが完璧に面白くないことw
歴史的事実を捨てることはできないから、凄く筆が萎縮してる感を受ける。
完全なフィクションでの躍動感つうか、それがなくなっちゃうんだよなあ。
明らかに歴史作家じゃない。
191:無名草子さん
11/04/01 15:07:48.08
なにをいまさらw
192:無名草子さん
11/04/01 18:07:03.79
そう言われてみれば、藤沢周平はほとんど読んだ気になってたけど
読んでない数冊は全部歴史(実在人物が主人公)物だわ
193:無名草子さん
11/04/01 18:17:47.49
津本陽はいいねぇ。
NHK大河ドラマ「龍馬伝」で人斬り以蔵が殺人の禁忌に悩み倒すシーンがあったけど、
幕末の喰うか喰われるかの侍がそんな高級な悩みもてるわけ無いよな。
あと、剣戟の説得力は津本陽がNo1だと思う。
194:無名草子さん
11/04/01 19:06:48.68
まぁ、初めて人を斬る、となったらなにかしら思う所はあったんじゃない、やっぱり。
大体幕末ってもう斬り合いだのなんだのが廃れた時代だし。
今とそこまで断絶した価値観を持っていたとは考えにくい。
龍馬伝のあれはさすがにちょっと違うかな、と思うけど
「暗殺」という要素も加味して考えてやらないといかんと思うよw
195:無名草子さん
11/04/01 19:39:18.37
大河に何を求めてるのかとw
196:無名草子さん
11/04/01 22:48:57.56
>>193
現代日本人の感覚で人を殺すということを考えちゃうと、間違えちゃうと思うよね。
>>194
えらくピントずれてると思うぞ。「廃れた時代」のあと、一気に殺し合いだらけの世上に
突入していくのが幕末。「暗殺」という語も今の我々がそう言って暗いイメージで見て
いるだけで、当時としては「天誅」の感覚だろう。使命感と、もしかしたら幾らかの
快感すら抱きつつ積極的に殺しに行ったからこそ、「人斬り以蔵」と恐れられるほど
殺しまくれたと考えるのが自然だろ。
197:無名草子さん
11/04/01 22:58:37.61
194があまりにも幕末知らなさすぎてびっくりした
時代小説読んでる層にこういう読者もいるのか
198:無名草子さん
11/04/02 00:32:26.96
>>196
「廃れた時代」を経た後にそういう時代が来たんだから人斬りが
常識的な行為なはずがない。
後妻打ちや在村鉄砲の取り締まり、生類憐れみの令は何の為に成されたと思う?
傾奇者を取り締まって、戦国時代から続いた殺伐の気風を排除して
人々の価値観自体を変える為だろ?
そういう時代に人斬りというものが蘇るんだから「天誅」だ、という
一種の使命感のようなものはあったかもしれないけど、だからといって
それだけでそんなサクっと人を殺せるようにはならないだろう。
幕末の武士にどんなイメージ持ってるのかわからないけど、「公刑」の概念は
人々に常識として完全に浸透してたから、気に入らないとか、名誉を傷つけられた、というだけで
いきなりズバッと斬っちゃうようなのは、無いとは言わないけどほぼ創作の世界だし、
「天誅ー!」って叫んでても暗殺行為に手を染めてるという自覚はあったはず。
倒幕だー!と言って、そういう枠組みをリセットしたいと思ってる人達だから
関係ねぇよ!とは思ってたかも知れないけど、だからといってそれまでの常識や価値観が
それだけで変わるわけがない。
要はどれだけ肝っ玉が座ってたか?みたいな話なんだろうけど、
「人殺し」に対する感覚は現代の日本とそう大きな乖離があるわけではない。
龍馬伝のあれはさすがにちょっと違うなー、とは思うけどそう的はずれな描写とも言い切れないでしょ。
199:無名草子さん
11/04/02 01:05:50.05
>>198
お前、何と戦ってんの?誰も「サクっと人を殺」してたとか書いてないよ?w
幕末まで行かなくとも、昭和ですら戦地にいる人は今の日本人と感覚違うだろうに、
そんな想像力もないのは恥ずかしいぞw
200:無名草子さん
11/04/02 01:27:57.80
まぁまぁおまいら、どっちもどっちだぞw すぐ喧嘩になるんだから~w
さも幕末を見てきたかのように人を無知だと藁うのはどうかと思うぜ?
だが、人を斬り殺すことについて立場上革新側の前線にいた人間と
平和ボケしてる現代人の感覚とを近付けたがり過ぎるのもどうかな
殺人者が後に己の行為を振り返った手記でもないと実際のところはわからんって
結局はいつの時代も人それぞれでしょ
201:無名草子さん
11/04/02 02:43:03.67
>>199
別に何かと戦ってるわけじゃないよ。自分の意見を述べただけ。
>幕末まで行かなくとも、昭和ですら戦地にいる人は今の日本人と感覚違うだろうに、
それは戦地に居る人と居ない人の感覚の違いであって、
昭和の日本人と現代の日本人の価値観の違いではない。
そこに人殺しに対する価値観の断絶はない。
202:無名草子さん
11/04/02 02:59:21.50
>>200
まぁ、それはそうなんだけど、話を聞いてるとこのスレの人達は
少々「武士」というものに夢見すぎじゃないかな、と思う。
その理想に基づいて頭から否定してかかってくるから
時代小説のスレで言うのは野暮だと思いつつも、マジレスしてしまった。
203:無名草子さん
11/04/02 06:39:34.19
>>200
見たことないくせになんて言い出したら
現代の出来事も自分の目で実際に見なきゃ何一つ語れないと言う理屈になるぞ
>>202
あんたも「まず理想に基づいて否定してる」って思い込みで書いてる
フィクションと史実を同一視してる馬鹿とは別の話だから
204:無名草子さん
11/04/02 07:14:57.77
>>194
>>198
>>202
人殺しに抵抗のある武士がいたかどうかってその辺の想像がおかしいと言われてるんじゃないよ
>大体幕末ってもう斬り合いだのなんだのが廃れた時代だし。
>「廃れた時代」を経た後にそういう時代が来たんだから人斬りが
常識的な行為なはずがない。
>現代の日本とそう大きな乖離があるわけではない
↑
こうやって歴史を断定することが間違いだと指摘されてるだけ。
そんなの202が夢見てる理想の幕末像だろ。
実際は明治生まれがまだ生きてて幕末は遠くないから空想じゃない事実が伝わってきてるんだよ。
>>201
ずっと武士の話をしてるのに「戦地に居ない人」の感覚の話をしてるんだって開き直るのは無理があるぞ
205:無名草子さん
11/04/02 08:22:19.87
久しぶりに来たら幕末の人殺し観についての議論でワロタ
206:無名草子さん
11/04/02 09:06:15.89
死や殺人に対する感覚が、幕末の武士たちと現代人とで大差ないという意見
には首肯できない。どちらも想像でしかないという人も、近世の史料なり
読み物を少し読んでみるといいね。現代人のような生命「偏重」にも近い
感覚は近世人にはないことがわかると思う。
現代日本人の、生命尊重を通りこして「偏重」に近い感覚は、
何百万という戦死者を出して敗れた大東亜戦争の記憶とも深く関わっている。
また、日本人の大部分が病院で死ぬようになり、なまなましい死を直視する
経験がおそろしく減ったという面も現象も無視できないだろう。
そのような大量死や大敗戦の歴史を持たず、死のなまなましい実態を現代人
よりはるかに近くに知っていた近世人の感覚が、なぜ現代人と大差ないなどと
断ずることができるのだろう。無知な上に、甚だしく傲慢であるとも思う。
作家も現代人だから、近現代を知らない近世人の感覚だけで人物造形するのは
はむずかしく、またそうでないと現代人である読者が感情移入しにくいという
事情もあって、殺人の罪に悩む人斬り以蔵、というような、近世人としては
リアリティの薄い(しかし現代人が自分を重ねてみるには好都合な)キャラも
生まれてくることになる。
現代人が楽しむための「現代時代劇」であり「現代時代小説」なのだから、
そういうことにいちいちケチをつけるつもりはないが、>>198のような混同は
さすがに恥ずかしい。
207:無名草子さん
11/04/02 09:29:31.35
宮部みゆきスレで最近↓こういう書き込みがあって、
>宮部の時代物を読むと、人間って今も昔も基本変わらないんだって
>実感する。
これに対して↓こういうレスがついている。
>現代人の感覚で時代小説が書かれてるんだから当然なんだけどね。西鶴
>なんか読むと、現代人とは感覚違うところも結構感じられるよ。
こういう問題だが、自分も↑のレスに同意する。
近世武士の殺人や死に対する感覚を知りたければ、有名どころでば山本博文さんや
氏家幹人さんなどの研究家の著作に少し目を通すといいと思う。万巻の史料を
読み込んでいるだけあって、こういう研究者の語る近世武士像はかなり実態に
肉薄していると思う。
ま、本当に時代小説が好きな人って、こういうのもけっこう読んでると思うんだけどね。
208:無名草子さん
11/04/02 10:16:20.47
宮部みゆきの時代物は、現代社会では超絶非現実的な人情噺を
過去の時代を隠れ蓑にしてやってるだけだからな。
実際は、舞台になっている時代ともかけ離れているとww
言い方を変えればファンタジー。
でも割り切っちゃえば面白いから俺は結構読むよ。
209:無名草子さん
11/04/02 11:31:08.47
津本陽はいいね!から始まった論争のようなので、当の津本作品から引用。
(郡山脱藩の橋本皆助が新撰組隊士として採用され、土方に戦闘体験について
問われる場面)
「君は幾人ほど人を斬ったかね」
土方に問われると、皆助はこともなげに答えた。
「さあ、確かに覚えていませんが、百人はやったと思います」
「ほう、そいつは豪気だ」
近藤たちは、顔をみあわせて笑った。
「相手はどんな連中だったのかね」
土方は重ねて訪ねた。
「侍もいましたが、おおかたは討手に駆り出された百姓でした。まあ、なさでもがなの
殺生でしたが、やはり敵は敵でしたからね」
「ほう、百姓ならたやすく斬れただろう」
「ええ、相手は向かいあったときは気が昂ぶっていて、眼が見えていません。いきなり鍬
を打ち込むようないきおいで、六尺棒を打ち込んでくるんです。相手の動きに合わせて
半歩退くと、棒は地面をしたたかに打ちますので、そこを狙って斬るのです。たとえて
みれば、大根を斬るようにたやすいことでした」
なるほどと、土方は頬を崩した。橋本という男は、飾り気のない東国武士だと、彼は
好感を抱いた。
『明治撃剣会』所収「橋本皆助の奮戦」より
津本作品に登場するこの武士たちは、人を斬るということに毛ほどの罪悪感も感じていない。
そして読者も、斬り合いに明け暮れた幕末の武士たちにこういう会話があったとしても、
それを不自然に感じる向きは少ないだろう。
津本陽はこのように武士を冷酷な殺人マシーンのように描くことも多いが、要は「人は
繰り返せば、殺人にすら慣れていく」という冷めた認識があるだけである。そこが
人気の所以の一つでもあろう。
210:無名草子さん
11/04/02 12:33:18.60
平和ボケした戦後日本人の感覚で幕末武士を語る池沼がいると聞いて
211:無名草子さん
11/04/02 13:02:41.35
> 実際は明治生まれがまだ生きてて幕末は遠くないから空想じゃない事実が伝わってきてるんだよ。
> ま、本当に時代小説が好きな人って、こういうのもけっこう読んでると思うんだけどね。
はい、わかりました 恐れ入りました ここは歴史・時代小説スレでした その通りでした
次はあれだな、歴史も権力者側による恣意的な編集が成されているとか、
肉声の証言も編集の影響を免れない、とかいう話になっていく。
結局は自分の好きな史観と理解力を駆使して行間字間を埋めてそれぞれで楽しめばいいんじゃない?
ってなる。でもこういう論争嫌いではないよ。皆それぞれ好きなんだからいいと思う。
いずれの立場も相手を馬鹿にしたり喧嘩腰はなしね。楽しもう。
212:無名草子さん
11/04/02 17:00:36.86
>次はあれだな、歴史も権力者側による恣意的な編集が成されているとか、
>肉声の証言も編集の影響を免れない、とかいう話になっていく。
なっていかないってw 封建時代に、各大名家やその家臣家に伝わる文書の類
すべてを恣意的に編集できるような超越的な権力なんて存在するわけないだろ。
そういう左翼的な反権力思想を捨てないと歴史の真実は見えてこないよ。
213:無名草子さん
11/04/02 18:12:18.87
>>211
慇懃無礼な奴w
214:無名草子さん
11/04/03 13:56:14.66
自分も津本ファンだけど、意外に仲間が多そうで嬉しい
215:無名草子さん
11/04/03 21:40:11.10
名作OL進化論の最新刊で、時代小説ネタが。
216:無名草子さん
11/04/07 04:23:05.61
史料を少しでも漁ったことがある人なら武士を快楽殺人者のように
言うのがどれほど頓珍漢であるかわかるだろうになぁ。
時代小説ばかりでなく、たまには史料に当たってみるのも面白いもんだぞ。
217:無名草子さん
11/04/07 05:36:15.40
おすすめはなんですか?>史料
218:無名草子さん
11/04/07 09:32:28.56
>>216
武士を「快楽殺人者」のような存在として一般化しているような書き込みは見当たらないが、要するに
なたも「武士は現代人なみの平和主義者だった」と言いたいのかな?
では、あなたをしてそういう認識に至らせた史料をいくつか紹介してほしいな。まさか一冊の本に
「武士は平和主義者だった」みたいに書いてあったからそう思った、というわけではなかろうから、
複数紹介してくれることと思うけれど。
史料そのものではないが、たとえば研究者が史料をもとに書いたこういう本には、まさに「快楽殺人」に
近い殺人も記述されているけれどね。まあ、この本は綱吉以前の戦国の遺風未ださめやらぬ時代について
書いたものだが、あなたは特に時代を指定してないから挙げさせてもらう。
黄門さまと犬公方 山室恭子
URLリンク(www.amazon.co.jp)
この本には、武士が気慰みに非人を斬り殺した例が、史料をもとに紹介されている。但し著者は武士が
「快楽殺人者」だなどと言いたいのではなく、当時の生命軽視の風潮を述べるために一例として挙げたものだが。
しかし、その後の時代、幕末以前の天下泰平の時代にも、現代人からすれば何ということもない理由で武士が
人を斬り殺す話は、この類の本を読んでいると結構出てくる。
だからといって武士が好き放題に人を斬っていたなんぞと言うつもりは毛頭ない。江戸時代の後半、幕末以前は、
多くの武士が手入れや試し斬り以外では真剣を一度も抜くことなく一生を過ごしたろうことも、江戸時代に多少
興味のある人にとっては常識としてあるだろう。庶民に対する無礼打ちなども滅多になかったことも、すでに
多くの人に知られているだろう。
ただ、くどいようだがそれで「武士は現代人なみの平和主義者だった」などとはとうてい言えないということね。
では、史料の紹介をお待ちします。
219:無名草子さん
11/04/07 10:56:22.96
>>216
おまえ、>>198だろ
お花畑現代人、いいかげんにしとけw
220:無名草子さん
11/04/07 14:25:58.32
水戸黄門とかでさえ罪人での新刀試し大好きだったという江戸初期の武士と
切腹の際の介錯できるものが誰もいない藩がたくさんあって、山田浅衛門の
弟子たちが遠国まで介錯のアルバイトに行って稼いでいたという江戸後期
では、武士と言っても大違いだな。
主義・感覚以前に能力として殺人技能が武士一般から失われてたんだろうな。
風雲急告げた幕末で急速に盛り返しはしたんだろうけど。
221:無名草子さん
11/04/07 14:36:38.72
ほー史料派でも解釈は分かれるんだねー
これは史料読んでません派には手出しができないところだから
存分にやって欲しいですわー(歴史板でな)
222:無名草子さん
11/04/07 16:25:26.01
それにしても刃傷沙汰は現代とは比べものにならんくらいあったろうな。
技能的には下手でも何でもな。
>史料派
>>216は石川英輔あたり読んで江戸時代はユートピアとか思い込んじゃってるだけだろw
最近こういう奴って多いよ。江戸時代に生まれたかったー、とかね。江戸時代に生まれても
半分くらいは大人になれずに死んでくってのにw
223:無名草子さん
11/04/07 17:24:10.42
>>220
そうやって何でも時代で分けて一般化してものを言う人間は多いが、
物事ってのはそう単純じゃない。
武士でも番方と役方とじゃ感覚が違うし、犯罪者を相手にする町方の
与力や同心や、関八州で無宿者や浪人者を取り締まる八州廻りとその
手下なんかは、泰平の時代とはいえ、人斬りの技量は普通にあったろうし。
というか、江戸後期になっていくら官僚化したとはいえ、何といっても
武士ってのは基本的に軍人なのよ。泰平の世に慣れたとはいえ、幕末に
なって斬り合いが増えればすぐにそういう時代に対応できる殺しのプロたちが
控えてたってことは否定しようがないだろ。
で、元はといえば、>>198が変に断定的にものを言うから反論が湧いただけで、
>>221も言うように歴史板じゃないんだからこの議論はこのへんで終わりで
いいんじゃないか?
224: 忍法帖【Lv=2,xxxP】
11/04/07 19:01:04.77
あほくさいしな
225:無名草子さん
11/04/07 20:56:19.35
以下、お花畑レスはスルーで
226:無名草子さん
11/04/07 22:35:22.64
歴史研究で論文書いてる人が小説に手を出して成功した例がない
227:無名草子さん
11/04/07 22:39:06.32
当たり前だけど、各自が好きな史観と好きな時代考証で小説の世界を楽しめばいいのよ
228:無名草子さん
11/04/08 07:17:05.73
面白けりゃなんでもいいさ
陰謀にだけ長けた小心者の秀忠(@『影武者徳川家康』)もいいが、
若干影が薄くはあるけれども優秀な守成の後継ぎである秀忠(@山岡家康)も悪くない
229:無名草子さん
11/04/09 01:00:45.43
>>223
むしかえすつもりはないんだけど、
佐藤雅美の小説だと、与力や同心は、
容疑者を生け捕りにすることになっていて、
捕縄術なんかはすごく発達していたとのこと。
だから「人斬り」の術が身についていたかどうかはわからないと思います。
少なくとも、与力や同心は、山田朝右衛門のように上手に
人の首を斬る技術の訓練はしていなかったと思います。
一方、江戸時代後期、侠客、博徒がふえてきて、
彼らは刀を持って斬り合いをする。
ただこれも、佐藤雅美によると、江戸の博徒は、役人がうるさいので、
あまり刀で斬り合いをしなかったのに対し、
他の地方の博徒は、思い切りよく斬り合いをしていたらしいです。
幕末、官軍側も佐幕側も、侠客の親分をとりこもうとしたし、
実際、とりこまれた親分たちがいた。
志士と呼ばれた一部の武士たちも斬り合いをしたけれど、
博徒や侠客と呼ばれた一部の町人たちも斬り合いをした。
どっちかというと、博徒たちのほうが先に斬り合いに熟練していたような
気さえします。これは私の感想ですが。
230:無名草子さん
11/04/09 10:29:28.17
気がする、だけの話はいいよ
231:無名草子さん
11/04/09 12:16:52.02
同心は、十手を使って、相手の刀を使えなくする術を鍛錬していたようです。
まあ、小説の受け売りですけど。
普段はお成り先着流し御免の八丁堀の旦那が、捕り物装束に身を固めた時は、
はちまきにたすきがけで
袴は膝までたくしあげて(ももだちをとり、っていう格好かな)
片手に 十手、もう一方に捕り縄で、腰に脇差だった気がします。
そんな絵を見た気がします。
すみません、気がします、ばっかりで。
で、与力は、馬に乗って頭に小さい鉄兜みたいなのかぶって、
腰には両刀を差しているけど、直接、
それで人を斬ることは、ほとんどなかったのでは。
全体の指揮をとるのが役割だったと思います。
与力は奉行所で取り調べや審理を行うのがおもな仕事で、
捕り物に出張っても刀を使うことは、ほとんどなかったと思うのですが。
232:無名草子さん
11/04/09 12:48:05.83
>>223まで「歴史的に」武士は人を斬ることについて、善悪の感覚や技量はどうだったのか?
という流れだったのだが、それに対し「小説だと~~なっている」「小説の受け売りです」とはいかに?
小説は史料を参考に書かれたりするものだが、そうやって書かれた小説が史料とはなり得ないんですけどw
>>229,231がわざわざ何を言いに来たのか謎だ。
233:無名草子さん
11/04/09 13:33:24.33
>>231
「現代の警察官は拳銃を使うことはほとんどない」ことと「拳銃を使う
技量がない」こととを混同したらバカだと言われるよね(実戦経験が
ないから上手に使える人は多くない、とは言えてもね)。
ソースが小説か史料かを別としても、あなたはそれと同じような間違いを
犯してますよ。
234:無名草子さん
11/04/10 21:22:12.15
>>233
君さ、絶対に 他人の意見には賛成しないよな。
そういうのって、昔は あまのじゃく って呼ばれてたんだぜ
235:無名草子さん
11/04/11 00:27:47.85
与力や同心は犯罪者を召し取って
裁判かけるのが仕事なんだから
捕縛や捜査の技術をおざなりにして
はじめから武力行使ありきで戦闘訓練ばっかりやっているなんて
有り得ないだろう。西部警察じゃないんだから。
だいたい武力行使ありきの凶悪犯殲滅には
火盗改という専門チームがあるわけで。
236:無名草子さん
11/04/11 08:25:58.45
>>234
誰と勘違いしてるんですかね?バカ?
237:無名草子さん
11/04/11 10:34:37.66
すべての武士にとって剣術の習得は基本、ということが
わかってない人間がいることに驚くね。与力や同心は、その基本の上に、
役柄上、捕縛術などを熱心に訓練した、と考えるのが普通だろ。
>>235
>はじめから武力行使ありきで戦闘訓練ばっかりやっているなんて
はいはい、誰もそんなこと書いてないだろw
なんか、勝手に他人の意見を拡大解釈しておいて、それに反論
ぶつける阿呆が多すぎるな。小説ファンだからといって行間の
読みすぎは禁物だぞw
238:無名草子さん
11/04/11 10:36:51.60
>>237
自己レスね。
>すべての武士にとって剣術の習得は基本
役方は形ばかりの稽古ってことも多かったろうけどね。
239:無名草子さん
11/04/11 11:54:35.69
>>234
あまのじゃくってそんなに古い言葉か?今でも普通に使うと思うが。
240:無名草子さん
11/04/11 12:34:36.53
時代小説かなんかで覚えたんだろ。
自分が知らなかったことは他人も知らないと思って
えらそうに説教たれちゃうところが(ry
241:無名草子さん
11/04/11 15:37:19.60
この震災ではたくさんの立派な人が亡くなった。
前途のある大勢の子供や若者も死んだ。
なのにどうしてお前らみたいなのがのうのうと生きているのか不思議でならない。
お前らが代わりに死ねばよかったんだよ。
242:無名草子さん
11/04/11 15:42:32.66
「元禄御畳奉行の日記」の朝日文左衛門の剣術修行なんか超いいかげんだもんなあ。
とはいえ、日記には平和そうな尾張藩でも刃傷事件が結構あったみたいだし、
刀という殺傷目的の武器を日常帯びてるというのは、現代とは違う感覚なんだろうな。
オタクがナイフ持ってるのとなにが違うと言われたらよくわからんが。
243:無名草子さん
11/04/11 16:07:40.40
>>242
武士の意地というか一分というか、そういうものを守るために斬り合いに
なっちゃうってことは平和な時代でもそこそこあったようだね。武家の男の子が
喧嘩で斬り合いになって両方死んじゃった、みたいな話もどこかで読んだな。
244:無名草子さん
11/04/11 17:34:34.24
>>241
お前こそ死ねばいいのに。
245:無名草子さん
11/04/11 18:03:15.04
こだまでしょうか
246:無名草子さん
11/04/11 18:45:38.14
時代小説全般が大好きなんだけど、町娘の怪異譚とか豆腐屋の三代記とか……。
そういう系統のやつだけはホント萎えるなあ。評価は高いみたいだけどね。
綺堂の人情物はとても面白いのだけど、最近の人情ものってなぜユルイだけなんだろう。
247:無名草子さん
11/04/11 20:11:36.94
ありゃ。豆腐屋は好きだけどな。迷信(のせい)で人生(てか夫婦仲)が変化していって、読者は知っている当初の仲の良さを息子娘は知らないまま成長する、とかの仕掛けがあの時代らしくて。
人情もので岡本以外を推せないってのは、やっぱこだわりが強そうな印象を受けますね。
248:無名草子さん
11/04/11 20:21:07.39
おれは豆腐屋はダメだった。
とういうか作者の作風がダメだったりする。
町娘の怪異譚が好きだけどね。
でも、無理やりに泣かそうとしてる感じのはあるね。
249:無名草子さん
11/04/11 20:55:10.91
いいえコピペです
250:無名草子さん
11/04/11 21:48:41.00
>>243
>武家の男の子が喧嘩で斬り合いになって両方死んじゃった、みたいな話もどこかで読んだな。
俺は津本陽の『巨眼の男・西郷隆盛』にでてくる鹿児島城下士の郷中教育で読んだ。
子供同士の喧嘩で相手を斬り殺してしまい、斬った子供はその場で腹を切って首を落とされるんだけど
子供であっても武士が感情に任せて刀を抜いたら只では済まない厳しさが書かれていた。
251:無名草子さん
11/04/12 01:55:14.77
人情推理よろず解決いたし候譚みたいのが一番気楽で良いわ
252:無名草子さん
11/04/12 11:34:53.25
>>235
>火盗改という専門チーム
火付盗賊改は、現在のSATのような、警察内の特殊部隊のような存在ではない
(17世紀半ばに独立しては最初は町奉行の管轄下にいたが、17世紀半ばには
独立している)。
たとえば、町奉行所の同心が賊を追い詰めたところ商家に人質をとって
立てこもってしまったので火盗改が呼ばれる、というような関係ではない。
町奉行所の同心が追っている事件は、途中で犯人がどんなに凶悪化して
抵抗を見せようと、最後まで町奉行所として決着をつけようとするのが
普通だったと思われる(現在のタテワリ行政をイメージするとわかり
やすいだろう)。
実際にどのような活動をしていたかを示す史料は多くなく、その実態は
わからないことが多い。鬼平犯科帳にあらわれる火付盗賊改の姿は
池波氏の想像によるところも大きい。
253:無名草子さん
11/04/12 11:48:55.64
>>252を訂正
×(17世紀半ばに独立しては最初は町奉行の管轄下にいたが、17世紀半ばには
独立している)。
○(最初は町奉行の管轄下にいたが、17世紀半ばには独立している)。
それと、鬼平犯科帳が池波氏の想像による描写も多いと言っても、作品を
けなしているつもりは全くないので悪しからず。逆に、作者の想像力ゆえに
素晴らしく面白い小説になっており、だから人気があるのだと思う。
254:無名草子さん
11/04/12 13:25:06.67
どのへんまでが史実どおりで、どのへんからが小説家の想像力の産物かを
考えながら読むのも楽しいよね。
ありえねーだろ!と思いながら楽しんで読んでることもあるしw
255:無名草子さん
11/04/12 13:42:43.05
黒澤明の歴史映画もその最たるものだよな。
『影武者』の舞台は本当は白亜の城なんかない時代で、
蘭丸もまだ八歳かそれくらいの物語。
これらは当時の研究で既に判明していたことであり、
黒澤はそれを知っていたはずだが、
あえて江戸期の講談世界風の詩的な戦国時代にしている。
芸術とは往々にしてそういうもののんだろう。
256:無名草子さん
11/04/12 13:44:52.99
補足すると、カラーになってからの黒澤はリアリティより
表現主義にかたむいている。
歴史小説を志すものは学ぶべきところが多いのではないか。
257:無名草子さん
11/04/12 17:16:10.86
現代人のわしらが読んで「さもありなん、納得だ、うんうん」って思えるように
書いてるからこそ時代小説は支持されるし人気作家も生まれる。
それが荒唐無稽だろうと時代考証の範疇外だろうと関係ないんだよな。
ザッツ・エンタテイメントの世界だもの。
「一応知られてる歴史だとアレがこうなってた筈なんだけどw」なんて
ニヤニヤしながらもすげー楽しめる。所詮わしらの見たことない世界なわけで、
なんでもありが可能だし、わしが思うようなスジの通った登場人物がいれば
それで嬉しい。時代小説サイコー。
258:無名草子さん
11/04/12 17:18:40.57
ちょんまげした現代人のお話
259:無名草子さん
11/04/12 17:54:47.43
仮託して書きやすいんだよ 超絶ヒーローとか超絶いい人とか超絶殺人マシーンとか
260:無名草子さん
11/04/12 19:33:15.21
いまみたいな世情だと、山田風太郎、隆慶一郎みたいな伝記風味のやつ。
つまり、天馬空を駆けるというか、荒唐無稽な素晴らしい小説は求められないのかな。
ちまちまとした市井物みたいな、読んで安心するやつが求められるのかね。
俺としては嫌だな。でも好き嫌いだから、そういうこと言っちゃいけないなw
261:無名草子さん
11/04/12 20:10:55.40
夢枕がになってる、ってことになるのかな、そのへんは。
262:無名草子さん
11/04/12 22:06:06.45
伝奇
263:無名草子さん
11/04/13 13:42:47.32
池波正太郎毛嫌いしてたけど
真田太平記読んでなんか変わった
264:無名草子さん
11/04/13 14:06:40.19
そのことよ
265:無名草子さん
11/04/13 14:55:54.67
あーそういうのありますなあ。
俺も藤沢周平の初期の救いの無い落ち込むような短編を読んでで毛嫌いしていた。
けど、消えた女を読んでから好きになったです。
司馬は逆で初期の孫一、忍者モノ、新選組ものなど好きだったけど、教訓くさく
なった近代ものから読まなくなった。でもこの作家、嫌いじゃないですけど。
266:無名草子さん
11/04/13 16:18:23.19
池波を語りたいならラノベ板池
267:無名草子さん
11/04/13 17:57:07.64
真田太平記か。
江戸小説が面白いのはもちろんだど、池波の戦国時代のやつもいいね。
忍者丹波大介とか。
268:無名草子さん
11/04/13 20:02:33.22
池波作品は食のエッセイしか読んでない俺の様な奴もいる
269:無名草子さん
11/04/13 20:18:14.10
自分は鬼平しか読んでない。
270:無名草子さん
11/04/13 20:24:50.29
269に言わせると、
鬼平しか読んでいない……
なのであった。
271:無名草子さん
11/04/13 22:28:07.33
編笠十兵衛しか読んでいない私はどうすれば
272:無名草子さん
11/04/13 23:57:58.87
女流作家、ってどうなの?
273:無名草子さん
11/04/14 01:19:24.16
>>272
【時代小説】女流作家【歴史小説】 その1.5
スレリンク(books板)l50
274:無名草子さん
11/04/16 02:30:08.62
>>271
大丈夫だろう、当方藤枝梅安のみ。あっちこっち手を出すから一人の作家にのめりこむはもったいない。
275:無名草子さん
11/04/16 20:50:26.35
地味だけど佐藤雅美のシリーズものが好きだ。
参考資料とか書いてないけど、細かい描写が信じられる。
「町医・北村宗哲」の最新刊に泣けた。
276:無名草子さん
11/04/17 20:34:03.20
お、渋いね。
俺は八州廻りの桑山クンから入って、好きになったなあ。
277:無名草子さん
11/04/17 20:59:35.15
俺は紋蔵さんから。小説現代の連載を楽しみにしている。
半次も鏡三郎も良い。
不幸なんだか幸福なんだか微妙なのが良い。
278:無名草子さん
11/04/17 22:41:09.17
>>277
読後感がいつも微妙なのが持ち味だよねw
長生きしてシリーズ各種ずっと書き続けてほしい。
279:無名草子さん
11/04/19 17:35:48.05
峰隆一郎の時代小説読んだんだけど人を斬る時の描写が凄まじいね。
スレ違いで申し訳ないけど若山富三郎の子連れ狼みたいな迫力がある
殺陣シーンが好きな人にオススメです。
280:無名草子さん
11/04/20 23:31:58.53
最近、歴史小説にハマり始めた
とりあえず、司馬遼太郎の関ヶ原を読んだ
今、城塞(上)を読んでる
なかなか面白い
281:無名草子さん
11/04/21 13:30:09.89
司馬は坂の上の雲よんだなあ
282:無名草子さん
11/04/21 21:05:09.28
司馬はとにかくハマってるうちに数多く読んでおくことをおすすめする。他人の感想を目にするのは
後にしたほうが良い。
一生に一度しか司馬初体験はないのである。
283:無名草子さん
11/04/22 00:27:07.33
初めて読んだ司馬ちゃんは国盗り物語だったなぁ なつかしや
284:無名草子さん
11/04/22 08:47:35.74
俺の日記
吉川英治の三国志は読んだ時期が悪かった。
中学生の頃に読んでいたら、きっと大感動したのだろうなぁと思う。
285:無名草子さん
11/04/22 08:51:56.31
10代の頃に読むべき本棚あれは
大人になって読むような代物ではない
286:無名草子さん
11/04/22 10:47:37.55
そだねー せいぜい大学生までだろうな
287:無名草子さん
11/04/22 14:44:22.32
大学生にもなって
あんな偽善者(劉備)やカッコつけマン(諸葛亮)に感心してたらダメだろ
288:無名草子さん
11/04/22 17:44:10.23
だから「せいぜい」って書いてんじゃない?誰でも彼でも大学行っちゃう世の中だもん
ろくに漢字も知らなかったり算数がわかってない大学生も結構いるらしいからねぇ
289:無名草子さん
11/04/22 18:01:00.41
いちいちめんどくせぇヤツ
290:286
11/04/22 19:53:00.28
すみまそん 自分がツマンナイこと書いたから
291:無名草子さん
11/04/22 20:10:42.33
まあ、気にするな
292:無名草子さん
11/04/22 23:52:25.16
君たちはイイ人たちだなぁ。心が洗われた。
293:無名草子さん
11/04/23 12:36:11.92
>>290
何も悪くないのに謝ってる286は大人だな。
294:無名草子さん
11/04/23 20:57:30.40
まじめに考えると、日本の文芸の中において
もともと「勧善懲悪」を謳った作品の文芸としての評価や地位は低い
江戸時代、荒事を行う歌舞伎役者は芸事としての地位が認められず
芸能としての評価が低い時代が長らくあったし、その江戸時代後期
幕府のプロバガンダで儒教思想に裏打ちされた「勧善懲悪」を謳った文学が奨励されたけど
日本の国学者たちは口々にこれを「我が国の文学の精神には反する」「元々の国土の気風に合った物ではない」と批判したし
明治以降、江戸期の勧善懲悪作品に対する積極的な批評が行われて「勧善懲悪は時代遅れ」の烙印が押された
何もヒーロー物に限らず日本のあらゆる文芸全体を包む空気として、
「勧善懲悪=単純・幼稚」みたいな評価はずっとある
日本の映画監督が、やたらハリウッド的な映画を嫌う傾向にあるのも同じ
平成の仮面ライダーにしたって対象年齢層を上に推移させるのと同時に勧善懲悪の匂いを消そうと試みたし
295:無名草子さん
11/04/23 22:39:57.86
うんうん賛成。
一方、勧善懲悪のような予定調和には安心感があってわかりやすいので
誰もが親しめる大衆文学として一定の地位を得られたよね。
それをおいらが現代世界で楽しんでいますと。
296:無名草子さん
11/04/23 23:35:08.39
勧善懲悪と言っても、子供の頃時代劇見てて
猿飛ものだと徳川方が悪で、柳生十兵衛ものだと豊臣の残党が悪だったり
混乱まではいかないが、釈然としなかった思いはあるなあ。
297:無名草子さん
11/04/23 23:37:40.01
剣客商売で田沼意次が良い為政者として書かれてるのも
1960年代まではありえなかったろうね
298:無名草子さん
11/04/24 00:34:15.97
子供の頃はそういうのってわかってなくて、他と関連づけることもなく、ワーイとか喜んでた。
後からいろいろ読んだり調べてわかったりして、エーそうなの?(゚Д゚≡゚Д゚)聞いてないんですけど
みたいな、大人になってから釈然としなくなったことはあるな。
299:無名草子さん
11/04/24 08:37:30.83
自分は、人情がてんこ盛りの時代小説は苦手だ。
だからといって、松本清張のように殺伐としているのも、あまり好きじゃない。
なので、伝奇か怪談か時代ミステリーを読んでます。ここでは異端ですかね。
300:無名草子さん
11/04/24 19:16:53.49
このスレって殆ど時代小説スレになってるよな
歴史小説の方が語られる事がめっきり減った感じで、ちょっとさびしひ
301:無名草子さん
11/04/24 19:20:33.47
さらば語りたまへ
302:無名草子さん
11/04/24 22:09:02.75
んだんだ。
303:無名草子さん
11/04/25 12:44:14.24
>>299
松本清張は「腹中の敵」みたいな歴史短編は殺伐としてるけど
「彩色江戸切絵図」「紅刷江戸噂」は半七みたいな端正な捕物で面白いですよ。
一番好きなのは江戸以前の芸術家を書いた「小説日本芸譚」。
304:無名草子さん
11/04/25 19:05:32.22
半七みたいな、ってことは、やっぱ読みやすい方は時代小説になっちゃうのねん
305:無名草子さん
11/04/25 20:39:05.00
む?
するってと時代ミステリーってのはなにを指しているんで?
306:無名草子さん
11/04/26 01:45:38.12
時代小説のうちじゃね?
307:無名草子さん
11/04/26 11:29:21.64
>>300
最近の作家でお勧めのとかない?
安部龍太郎「下天を謀る」とか、加藤廣の「秀吉の枷」とか読んだけど
オリジナリティを出そうとして苦労してるのは分かるけど、理由付けが強引過ぎてつまらなかった
秀吉が朝鮮に攻め込んだ理由→世界地図見て日本がふぐりに見えたのがトラウマとか
308:無名草子さん
11/04/26 12:38:35.61
小説家の発想ってマンガ家以下だなw
309:無名草子さん
11/04/26 18:01:06.68
>>304
>>303は殺伐としてない清張ものが時代物ということで
清張に限らず時代物だから読みやすいとは限らないかも。
歴史にそれほど詳しくなくてもいいけど、それなりのお約束を
知らないと読みにくいという面もあるでしょ。
310:無名草子さん
11/04/26 19:36:37.13
まあK藤ナニガシが歴史・時代小説家といえるかどうかw
安部さんみたいなちゃんと歴史を勉強していると思われる作家と同列にするのは可哀想。
もっとも、これは僕の個人的な意見でごめんなさい。
311:無名草子さん
11/04/26 21:00:53.85
k藤は和田竜よりも勉強してないよな
312:無名草子さん
11/04/26 22:08:14.58
棺もひどかったもんな。動機付けがあまりにも弱過ぎて
「えっそんだけなの本気で?!」な読後感だった。
信長さんや秀吉さんを題材に本を書いてみたかっただけなんでしょ?
313:無名草子さん
11/04/27 16:09:24.19
売 れ た 者 の 勝 ち
314:無名草子さん
11/04/27 22:13:04.77
まぁな。
でも後々まで語られてこそだぜ、この浮き草商売は。
315:無名草子さん
11/04/28 01:51:21.25
隋唐~宋~元の時代で
面白い軍記小説ありますか?
戦術や戦略などが良く書かれてるものが
好みなのですが・・・・・・
316:無名草子さん
11/04/28 02:21:10.82
三国志演義ほど有名じゃないけど「隋唐演義」はどう?
通俗英雄譚で純粋な軍記小説じゃないからダメか
317:無名草子さん
11/04/28 02:35:26.36
隋唐演義ですね、図書館行って読んでみます!
内容把握したら同人小説出しますね
318:無名草子さん
11/04/28 05:30:05.79
売れん、それは売れんw
319:無名草子さん
11/04/28 09:45:59.11
>>315
北方謙三の楊家将とか血涙が面白かった
戦略・戦術は北方オリジナル。って感じだけど
隋唐演義は、安能務と田中芳樹読んだけどどっちもつまらなかった。特に後者
陳舜進の小説十八史略のほうが好き
320:無名草子さん
11/04/28 12:59:08.63
魅力的なお姫様が出てくるものが読みたいので教えてください
恋愛要素もあると嬉しいです
321:無名草子さん
11/04/28 18:33:57.88
安能さんは中華帝国史が面白かった。
特に諸葛孔明をこき下ろしているのが痛快。
しかもそのツッコミぶりが、なんか、にちゃんねらみたいでカワイイ
322:無名草子さん
11/04/28 18:35:38.71
でも、読むのなら春秋戦国史から読むのをオヌヌメ
323:無名草子さん
11/04/28 20:00:49.79
秦末期~前漢 (項羽と劉邦) が 面白い
324:無名草子さん
11/04/28 23:15:16.01
項羽と劉邦は面白いね。
二十年くらい前、項羽=渡辺謙 劉邦=平幹二郎で
大河ドラマにならないかな、などと友達と言っていたのを思い出したよ。
325:無名草子さん
11/04/30 16:18:25.29
>>315
時代も地域も無視して、戦術や戦略が詳しく書かれている小説なら
ローマ人の物語のハンニバル戦記
真面目に答えると、二木英之の朱温か李詞源かなぁ。
326:無名草子さん
11/04/30 16:21:09.02
>>320
読んでないけど山田風太郎「おんな牢秘抄」
327:無名草子さん
11/04/30 19:44:11.40
>>326
大岡越前の娘だからお姫様という程でもないな。恋愛要素はあるけど。
忍法帖には、風来忍法帖はじめ魅力的なお姫様がいる。
328:無名草子さん
11/05/01 03:43:28.28
あんみつ姫
329:無名草子さん
11/05/01 08:30:25.74
米村圭伍 めだか姫シリーズが好きだな。
個性的すぎて万人向きではないはないけど。
330:無名草子さん
11/05/01 10:03:05.79
まん姫様はわりといい
331:無名草子さん
11/05/01 21:21:28.73
>>315
小説なんだからさ、そういうの
期待しないほうがいいよ。
クラウセビッツの戦争論とか
孫子の兵法書でも
読んでりゃいいじゃんw
332:無名草子さん
11/05/02 03:16:13.36
忠臣蔵小説のおすすめはありますか?
333:無名草子さん
11/05/02 07:17:49.51
徳川家康で調べたら山岡荘八ってのが褒められてたから読んだけどクソだなこれ。いつか面白くなるはずと
思って25巻まで読んだけど、最低でも人物の名前覚えるのには役立つだろと思ったけど本当に
その程度の価値しかなかったわ。皆悪くないんだよ、ちょっとした誤解が積み重なってしまっただけだよ
とか書いてそれで殺し合いしまくってんだから登場人物が全員クズになってんじゃねえか
よくこんな奴が礼讃されてるな。当時までのイメージと違う小説だから褒められただけか?
酷いもんだわ。まだ読んでないけど司馬遼太郎の徳川家康は真っ黒いらしいが、殺し合いしまくってんだから
そっちの方がよほど納得いくわ。これ読み終わったらそっち読む。そっちもクズだったら
しばらく日本史系は読まない。北方や金庸の方が1000倍面白いわ
334:無名草子さん
11/05/03 14:50:20.28
>>333
いやー、読みも読んだり25巻!素直に感心するわ。
だいたい明治維新は徳川時代否定で始まってるから、ずっと戦国武将の中で
家康は評判悪い方だったんだってね。小狡い狸親爺とか、そんなイメージで。
それが山岡荘八の小説でイメージが大きく変わったというんでいつか読みたいと
思ってるが、よほど面白くないとその長さには耐えられないだろうなw
335:無名草子さん
11/05/03 17:56:24.34
>>334
家康を庇う為に他の人物がアホになってたりクズになってたりで最悪だぞ。滑稽過ぎるわ
一度読み始めた小説は全部読む主義だから読んだが時間がかなりかかった。つまらん小説は読む気が
あまり起きなくて困る。いつか面白くなるかもと思い頑張ったというのに・・・
金庸なら同じ量でも1週間で読めるわ。曲者揃いの戦国時代を勝ち抜いたんだから狡くていいのに
336:334
11/05/03 20:14:33.19
>>335
まあ、我慢して読み進めると面白くなってくる小説もあるから気持ちはわかるよ。
それにしても速読できる人みたいでうらやましいわ。
結局、教養主義的な読み方をする人が多かった時代の産物なんだろう。
面白いものは価値が低い、高尚な文芸とはつまらないもの、みたいな思い込みが
あって、「つまらねえ」なんて正直な感想が言いにくい空気もあったかも。
かくいう自分は未完の「大菩薩峠」に挑戦しようと思い立って第一巻を読み始めた
ところ。何巻か読み進んだら感想などここで書かせてもらうかも。
337:無名草子さん
11/05/03 20:24:17.36
>>335
偉いな…
俺なんか家康が生まれる以前で挫折したってのに
338:無名草子さん
11/05/03 22:07:52.48
徳川家康が実像に近く描かれてる歴史小説ってどのあたりかな?あんまり
長くない奴で紹介よろしくです。
339:無名草子さん
11/05/03 23:02:52.51
実像が分かりません
340:無名草子さん
11/05/03 23:13:25.06
小説からそれを知ろう、というのは昭和的八艘飛び
341:無名草子さん
11/05/03 23:47:02.47
とりあえず司馬遼太郎『覇王の家』あたりはどうかな。この小説に出てくる
家康の、用心深くて臆病さも狡さもありながら、しかし精神的に非常にタフ、
というイメージには「実像っぽさ」が漂っていると思う。三河武士の「実像
っぽさ」もよく描かれた小説。
ただ、関ヶ原以前で小説は終わるから、おおまかな全体像を得るには
『関ヶ原』『城塞』と進むといい。
342:無名草子さん
11/05/04 00:17:41.73
>>336
ふーん。有名なものはある程度面白いという考えが覆されたわ。大菩薩峠っていうのは知らないが、がんばってくれ
>>337
ワロタw 色んなことが書かれている方が面白いから生まれる前が長いのは別にいいんだが、
問題はつまらなかったことだな・・・。基本的に人物の行動を描写されればされるほど
思い入れやらで面白くなっていく筈なんだが・・・酷かった
343:無名草子さん
11/05/04 21:37:25.88
司馬遼太郎の「関ヶ原」は面白いよ
ブックオフ行けば一冊105円で買えるし
344:無名草子さん
11/05/05 01:02:17.52
図書館で借りれば無料だしねん。
345:無名草子さん
11/05/05 07:53:33.62
数百円の本すら買えない人間は働け
346:無名草子さん
11/05/05 11:08:11.17
最近280円文庫って出てるよね。まあ著作権フリーになってる作品だから
出来るんだろうけど、著作権込みでも新しい文庫本380円とかで出せない
もんかね。出版社としても作者としても、古本屋に稼がれるよりよっぽど
いいと思うんだが。
347:無名草子さん
11/05/05 13:51:55.18
重版すればするほど
無駄に資源が消費されるし
古本で十分だな
安いからたくさん買える
348:無名草子さん
11/05/05 14:07:41.11
不況だし働きたくても働けない人だって多いんじゃないの
349:無名草子さん
11/05/05 17:08:28.76
ノノノ ` 、
\ 俺が仕事も勉強もしないのは別にできないからじゃない。
ヾ, ;;) やりたくないわけでもない。
ヾ,.;″ ;,;;) くだらない事に時間を費やすくらいなら、今は自分を見つめていたい。
) こんなことって、
ー―-,, ,,,,-'" i) 世間のがさつで無神経な奴らには絶対に理解できないだろうし、
____ ヾ / ___ i′ してほしくもない。
ヽ(;;;;)丿 '.(;;;)ノ i 人
 ̄ i < > ─┼─
(.,,. .,,.) i ∨ ─┼─
,i │
,、____, i | | /
.---‐ ,ノ _/
ヽ ヽ、 _ _ _ ,ノ
350:無名草子さん
11/05/05 22:26:41.61
金の無い苦学生やフリーターが青雲の志を抱いて
古本屋の歴史小説に飛びついて、
立身出世した過去の偉人への憧憬を深め
やがて目が醒めていくんだよ
351:無名草子さん
11/05/05 22:33:43.78
しかし、同じ境遇の秀吉がああいう落ちだしなぁ
352:無名草子さん
11/05/06 20:10:19.81
同じ境遇・・・?いいからもっと勉強しろよ
353:無名草子さん
11/05/06 21:39:26.78
どっちかっつーと
朝倉義景に似た境遇だろうて
354:無名草子さん
11/05/07 02:14:34.22
>>346
電子出版書籍だと安く出てるけど、日本の電子出版は
プラットフォームさえ統一されていない小物の群雄割拠で
大物のリンゴと密林は邦文書籍無視だしな
355:無名草子さん
11/05/08 12:51:53.37
>>354
電子出版、今度こそいい形で発展してほしいね。最近文庫本の字を読むのが
ちょっとつらくなってきて、拡大自由な電子書籍に移行していきたい気持ちが
あるんだけど、まだ電子版で読める時代小説が少なそうで二の足を踏んでる。
356:無名草子さん
11/05/15 14:39:23.22
司馬の関ヶ原買ってきた
今上巻から読み始めてる
357:無名草子さん
11/05/16 12:33:58.94
『関ヶ原』105円じゃ見つからないよ。350円でもなかなかない。ネットのブックオフでも
400円とかであまり値落ちしてない。未だに人気あるんだな。
358:無名草子さん
11/05/16 12:40:16.56
朝鮮出兵の小説ってないですか?
韓国の翻訳本以外で。
359:無名草子さん
11/05/16 13:07:24.74
荒山徹 「高麗秘帖 朝鮮出兵異聞 李舜臣将軍を暗殺せよ」
池宮彰一郎 「島津奔る」
佐竹申伍 「加藤清正 太閤の夢に殉ず」
360:無名草子さん
11/05/16 14:50:15.15
謹告 小社刊池宮彰一郎著「島津奔る」は、司馬遼太郎著
「関ヶ原」との類似個所が相当数存在することが判明したの
で単行本・文庫共に絶版とし、市場在庫を回収する措置を
とりました。司馬遼太郎氏の著作権継承者および読者の皆
様に深くお詫びいたします。
平成15年4月1日 株式会社 新潮社
361:無名草子さん
11/05/16 17:05:38.74
>>360
まじで?
関ヶ原は前読んだことが有って、この前、島津奔るを友達から借りてきたばっかなんだけど・・
362:無名草子さん
11/05/16 17:24:03.15
池宮彰一郎の「遁げろ家康」が、剽窃を理由に絶版になったのは知っていたが
「島津奔る」もそうだったんだな
363:無名草子さん
11/05/16 17:27:23.01
>>357
関ヶ原は百刷り超えてる恐ろしいロングセラーだ
毎年山のように刷っちゃ片っ端から売れていくんだし、需要はとうぶん尽きることが無さそう
町の古本屋なら、昭和の頃に刷られた関ヶ原が1冊100円ぐらいであるかも
364:無名草子さん
11/05/16 18:28:47.48
迂闊にも池宮彰一郎の剽窃問題についてまったく知らなかったよ。「島津奔る」は
褒めてる書評家がいたので、そのうち読みたいなと思っていたんだけど。
365:無名草子さん
11/05/16 18:36:12.03
個人的には「関ヶ原」よりも「島津奔る」のほうが面白かったよ
366:無名草子さん
11/05/16 20:29:37.75
「島津奔る」は読んだこと無いけど、司馬小説のいいところ取りした感じの本なのか
367:無名草子さん
11/05/16 20:47:23.64
「本能寺」は酷いなんてもんじゃなかったけど
368:無名草子さん
11/05/16 22:12:09.01
>>362
パクリを指摘されたのは、ほぼ同時期だったような。
読んだときは両方面白いと思った
369:無名草子さん
11/05/16 23:47:31.76
>>363
ということは、あのあたりの歴史を司馬遼太郎の小説のイメージでとらえてる人も
多そうだね。
食わず嫌いだったけど「関ヶ原」読んでみよう。
370:無名草子さん
11/05/17 11:12:12.62
司馬さんが創作した家康と義弘の会談シーンを
史実だと思って流用しちゃったんだね。
司馬さんはエッセイふうに創作物を書くから
司馬さんの創作を史実だと思い込む人はおおいよね。
371:無名草子さん
11/05/17 12:02:45.82
>>370
録音はもちろん会談の速記録があったわけでもないんだから、歴史上の人物の
会話そのものなんて大部分は作家の想像力の産物に決まってるのに、それを
流用しちゃうってのはどういう感覚なんだろうな。
「現実にこんな会話があったんだな」と思ってみんな読んでる?「まあ、これに
近い会話があったと考えてもいい」くらいの受け取り方だと思うんだけど。
ま、司馬さんが書くとプロの作家ですらそう思っちゃう、という魔力はあるのかもw
372:無名草子さん
11/05/17 12:46:53.35
>「現実にこんな会話があったんだな」と思ってみんな読んでる?「まあ、これに
>近い会話があったと考えてもいい」くらいの受け取り方だと思うんだけど。
小説に限らず、史料に出ている話も大半は作り話だと思っているよ
でも、実際にあったと思ったほうが読んでいて楽しいし、嘘でも別に困らないもの
373:無名草子さん
11/05/17 20:38:25.63
いちいちウゼェ
374:無名草子さん
11/05/17 22:11:37.02
社会的に権威のある人の書いた物や発言を尊重しちゃうのは団塊とそれを育てた世代の特徴だよね
375:無名草子さん
11/05/17 23:03:03.89
289 名前:無名草子さん 投稿日:2011/04/22(金) 18:01:00.41
いちいちめんどくせぇヤツ
373 名前:無名草子さん 投稿日:2011/05/17(火) 20:38:25.63
いちいちウゼェ
うん、君の感想は聞いてないから。
376:無名草子さん
11/05/17 23:39:10.44
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´∀`)< オマエモナー
( ) \_____
│ │ │
(__)_)
377:無名草子さん
11/05/18 07:27:37.59
>>371>>372
俺もそんな感じだな
歴史は趣味だし、400年も昔のことだから話の真贋はどうでもいい
378:無名草子さん
11/05/19 14:55:16.26
そんな話をしているわけじゃあないんだよなぁ
379:無名草子さん
11/05/19 14:56:31.44
どうしてネラーは、いつもいつも、話の本筋からズレたところに
ツッコミを入れてくるのかなぁ。
やっぱりアスペなのかなぁ。
380:無名草子さん
11/05/19 15:11:29.54
司馬さん読んで「さもありなん」みたいに深く納得しちゃって充実した読後感。
それが歴史小説の楽しみでしょ。
だからと言ってそれを史実と受け止めるわけはないし、まして史料扱いとして
自作に反映するなどとはどうかしてるって話。
381:無名草子さん
11/05/19 18:45:50.32
>>379
2chに限らず、世の中、すんなり話の趣旨が伝わる相手ばかりじゃないってこと。
いちいち嘆いてないで、話が通じやすい相手を見つけたら大事にしろよ
382:無名草子さん
11/05/19 21:35:30.69
同感
顔も見えない相手のことを気にしたってしょうがないじゃなんね
本なんて好きなように読めばいい、人それぞれの読み方があっていいと思う
383:無名草子さん
11/05/19 23:53:07.56
えっ>>379がいちいち君だったの?
384:無名草子さん
11/05/20 12:53:56.40
あんたら、現実社会でも、
こんな知能指数の低そうなヤツらと
同じレベルの人間たちとつきあってンのか。
385:無名草子さん
11/05/20 13:35:37.03
おお、まさにその知能指数の低そうなヒトの集うこのスレにあなたは書き込んでいらっしゃるのですね
なんで律儀に毎日覗きに来てるのよw ヒトの知能指数の低さが気になるから? 安心するため?
386:371
11/05/20 14:03:12.16
>>371だけど、ちょっと話がずれていっちゃったのは、俺の書き方のせいもあるな。
>「現実にこんな会話があったんだな」と思ってみんな読んでる?
これは要するに「そんなふうに思う人はいないだろ」と言いたくて書いた反語
表現のつもりだったんだが、>>372や>>377は普通の質問ととらえたんだろう。
でも、こういう齟齬は実生活でもよくあるよね。「そういう意味で言ったんじゃない」
とか「あ、ぜんぜん違う意味にとらえてたわ」とかいう会話、誰でも経験あるはず。
で、それにいちいち上から目線で突っ込む奴が出てくることが、匿名掲示板特有の
現象といえそうw
387:無名草子さん
11/05/20 14:55:49.15
コミュニケーションに齟齬なんぞ珍しかねぇよ むしろお互い齟齬しかないw 個体が違うんだから
リアでもネトでも重要なことじゃなけりゃ「まーいいや別にw」で流す
388:無名草子さん
11/05/20 15:58:52.16
ドラマを楽しむのと同じで、小説を楽しんでいる
別に、史実にあるか否かなんて意識してない
389:無名草子さん
11/05/20 16:48:51.83
みんな、一体何と戦っているのかわかってなさげ
390:無名草子さん
11/05/20 16:56:04.04
はっきり言うけど、感情が噴出しているだけだ。
391:無名草子さん
11/05/20 18:08:04.66
池宮爺さんが悪い。それが全て。
392:無名草子さん
11/05/22 23:21:05.18
史実かどうかが問題じゃないのなら、
大逆転もの、というか、もしも系の戦国もののレーベルはどうなの?
393:無名草子さん
11/05/22 23:47:27.92
もしも系(史実をそもそも捻じ曲げているもの)は、読む人を選ぶんじゃね?
オレは、史実に+αして脚色するくらいがちょうどいいけど
394:無名草子さん
11/05/22 23:51:37.76
俺、歴史勉強してこなかったから捻じ曲げられても絶対分からんわw
395:無名草子さん
11/05/23 04:13:25.60
JINみたいにファンタジー化しちゃえばそれはそれなりに楽しい
396:無名草子さん
11/05/23 10:14:27.58
>>394
いや、わかるよw
たとえば、武田信玄とか上杉謙信が天下統一しちゃうような話だから・・w
397:無名草子さん
11/05/23 11:23:11.25
>>395
JINは「歴史に影響を与えていいのか」とやたら悩むわりに、ペニシリンを大々的に
広めようとしてるからな、あの時代にw そういう矛盾がまた楽しいんだが
398:無名草子さん
11/05/24 09:48:32.58
>>397
ドラマでは歴史変えることについての葛藤を延々と描写してるけど
漫画ではそうでもなかったような
原作者は、タイムスリップ=歴史変えることへの葛藤ってワンパターンを避けたかったのかと思った