お言葉ですが。高島俊男はいい。2。at BOOKS
お言葉ですが。高島俊男はいい。2。 - 暇つぶし2ch398:無名草子さん
10/08/17 22:35:15
高島先生の「お言葉ですが・・」の出版を文芸春秋が断ったのはなぜなの。
連合出版なんて自転車旅行記みたいなもの手がけている超マイナーな出版社だけど。


399:無名草子さん
10/08/17 23:43:40
本があまり売れなかったからでしょう。

400:無名草子さん
10/08/18 18:25:41
>>396
ん? べつに「悦にい」ってる積もりは毛頭ないけどね。

>そもそも「JIS漢字」その物が敗戦国コンプレックスの病んだ発想だったわけで、
>それに警鐘を鳴らした

こんなこと、どこに書いてあるのか、具体的に教えてほしい。『お言葉ですが…』の
第二巻や第六巻にもそんなことは書いてないし、『漢字と日本人』にも書いてなかった
気がするのだけれど……。

誤解されないように言っておくけど、俺も「拡張新字体」の愚などは、もちろん、
批判されてしかるべし、とかんがえています。或る新字体が「ワードファミリー」を破壊するだの、
印刷字体が手書き字体とは違う(正確には「字体」ではなく「字形」だが)だのといった
高島先生の批判は、しごく真っ当なものだと思う。
しかし、「正字を抹殺してしまった」(『漢字と日本人』p.227)という表現を持ちだした
ことで、批判が的外れになってしまっている部分がすくなからずあるわけです。
「正字」とは何ぞや? ―そんなもの、どこにも存在しません。
すなわち、歴史的に「正しい」なんてことを言い出したら、たとえば「法」なんて「?」という
形で書け、ということになりかねない。「芸」「藝」が別字だというのはそのとおりだけれど、
「正字」というからには、「藝」の下部「云」をとり去った形が「正しい」てなことにもなる。
これはイチャモンでもなんでもなくて、つまり、「正しさ」という無色透明のスタンダードが
存在する、と主張した時点で、それは高島先生が「なにさまだ」と批判するところのJIS漢字
と、ほとんど違わないことになってしまうわけです。
(つまり、基準が様々であるものを一方向に統一しようとする点において。)

(続く)

401:無名草子さん
10/08/18 18:28:48
続き。

あなたも、「缺」字こそが「正字」だと思いこんでおられるところがあるようだけど(残念な
ことに駒田信二先生にもそんなフシがあった)、「欠」を「缺」の義でもちいている例は、すでに
元代の刊本にも見えるわけで、いったい「正字」の基準とは何ぞや? と俺などは思う わけです。
そんなことにいちいち拘泥していたら、引伸義すら使えない。漢字の一大特徴なのに。

高島先生のように、日本語はその表記手段としてやむを得ず漢字を採用しなければならなかった、
という立場をとるのならば、もう少し柔軟に対応されたほうがよいのではないでしょうか。
それと、高島先生の「漢字と日本語とはあまりにも性質がちがう」(前掲p.249)という表現も
おかしい。確かにカナなどの表音文字も、最終的には表語を志向するとはいえ、文字と言語とを
同一の次元に置いて「性質がちがう」と結論するのは、アンフェアというか、いやそれ以前に、
めちゃくちゃな論法です。

402:396
10/08/19 00:03:07
>400
「悦に入っている」と批判したのは、高島さんの揚げ足(例・数字の桁表示)をとってこれみよがしに書いているアンチ高島のブログ等に対してです。
貴兄に対してではありません。貴兄は最初から「アンチではない」と書かれていますし、そもそも揚げ足を取ってもいません。悦にも入っていません。

>ん? べつに「悦にい」ってる積もりは毛頭ないけどね。

となぜ貴兄が反応してくるのか不思議です。




403:無名草子さん
10/08/19 08:05:49
挙げ足取ってるし、悦に入ってるからじゃないの(笑)。

404:無名草子さん
10/08/19 12:38:47
マアマア。ずれない、ずれないw

問題提起は大事です

405:無名草子さん
10/08/19 19:35:26
>>402
レス多謝。
ただ、「貴兄」というのはこっぱずかしいので、やめて下さい。

ブログの話に言及したあと(つまり「イチャモンにしか見えなかった」という一文のあと)に、「悦にいっている」と
書いてあるのなら、そりゃあブログ等の話だってわかるけれど、「けっこう的外れ」だというワタクシの見解に対して、
「そうは思わない」と否定したうえで、「批判の中の」と続けるようなあの書き方じゃあ、なんだか自分のことを
言われているような印象を与えます。ふつうの感覚なら、そう受けとるのではないでしょうか。

まあそれはいいとして、「敗戦コンプレックス」云々…という記述がまだ見つからないのです。
おわかりでしたら、ぜひ御指教ください。

改定常用漢字表(恐らく年内に告示)に際して、学会や民間も色々と反応していて、様々の会合に出席しているところ
ですが、某企業戦士から作字の苦労話などをうかがったりしています。そのような話を聞くにつけ、JIS策定の苛酷さ
などもはじめて知られるというものです。彼らからすると、「傲慢だ」と裁断されることには、我慢できないところが
あるのでしょう。
いずれにせよ、シフトJISが優勢だという現状は今後もかわらないでしょうから、パソコンユーザは個人的にフォントの
切替えで字形表示を統御できるので、それでよしとすべきだ(それでも気になるなら個人的にユニコードを導入するとか)と、
(私などは)考えます。

406:無名草子さん
10/08/20 23:12:54
>398
売れないから。
初版4000部しか刷れず、それでも売り切れないのだから話にならない。
高島さんも自分で200部買い取って友人に配ってた。
図書館なんかを除いたら実売何冊なのか。
『お言葉ですが…』がそんなに売れないとは信じがたいのだが。

407:無名草子さん
10/08/21 23:49:31
>>そもそも「JIS漢字」その物が敗戦国コンプレックスの病んだ発想だったわけで、
>>それに警鐘を鳴らした

>こんなこと、どこに書いてあるのか、具体的に教えてほしい。『お言葉ですが…』の
>第二巻や第六巻にもそんなことは書いてないし、『漢字と日本人』にも書いてなかった
>気がするのだけれど……。

高島先生はそんなことは言っていない。なんでこんな方向に行くんだろう。
このひとの考えなんだろう。意見が気に入らなくて噛みつくならこのひとに対してだ。
あんたの粘着は方向がおかしい。ゴキブリホイホイ並のすばらしい粘着力だが。
そう言えば今年は猛暑で異常にゴキブリが多い。

>様々の会合に出席しているところ
>某企業戦士から作字の苦労話などをうかがったりし

そんなえらいひとは2ちゃんねるなんかに来なくていいよ(笑)。
もっと様々な会合に出席したり企業戦士の苦労話をうかがったりしてな。

>と俺などは思う わけです。

408:無名草子さん
10/08/22 13:47:58
くだらない長文レスするくらいなら本人に直接手紙を書けよ
筆まめだから、批判文でも返答してくれるだろ
生きていればの話だが

409:無名草子さん
10/08/22 18:19:03
亡くなったの?!

410:無名草子さん
10/08/24 00:55:30
はあ、また拉致の話か…(講談社『本』)。

先生が度々色んな媒体で同じ話を繰返すのが残念です。
折角「新作」を期待して購読してるのに、かうも同じ話を何度もされると…。
先生は媒体に依つて想定する読者が異るのだらうけど。

もつと先生の色んな話が聞きたいんだよ。

411:410
10/08/24 01:16:22
来月の支那語の音の話も『漢字と日本人』等で度々読んで来た事を又読まされるのか…。

>「欠」を「缺」の義でもちいている例は、すでに
元代の刊本にも見えるわけで、いったい「正字」の基準とは何ぞや? 

マア、其れは略字でせう(元本の「欠」例)。いや、小生は詳しい訣では無いんですけどね。

正字といふのは、顔氏字様・正字通・康煕字典・漢和辞典…と列なる字体ですね。
『説文』中の小篆に近いと思はれる楷書を、或いは実際行はれてゐる者より選び、
或いは新に字体を作つたりして選んだ文字群。

例へば、亞・亜は何方も普通の楷書であつたが、小篆に近いと感ずる「亞」を正字とした。
「人に鉤の葛」(正字)と「ヒの葛」は、篆書では「人に鉤」の如き字体であるが、
隷書の段階で既に「ヒ」と「工に鉤」の字体であつた。その後現れた楷書は「ヒ」ばかりで、
「人に鉤」の字体は存在しなかつた。しかし、篆書が「人に鉤」の如きなので、強いて「人に鉤」の
楷書を作り(捏造とも言はれる)、之を以て正字とした。

之を正字と言ふのです。実際自然に現れ、デザイン上も淘汰・彫琢せられた字体(楷書)とは違ふ事が多い。
故に手書きでも「人に鉤の葛」「眞」を書けと云ふのは、楷書の伝統には反する訣です。

ごく簡単な説明で、しかも門外漢なので、誤謬有つたら指摘・訂正よろ。

兎に角、先生には曾て書いた話でなく、新しい話を書いて欲しいのだ。

412:410
10/08/24 01:22:16
早速訂正

「工に鉤」でなく、「工」です。

「円青」(正字)なんかも作られた字体ですね。

413:無名草子さん
10/08/24 21:46:35
>>407
「粘着力」を褒めてくれるのはありがたいことですが、「ゴキブリ」呼ばわりされる
人の身にもなってみろってんだ(笑)
どうせ引用されるのなら、もうちょっと具体的な議論に突っこんでいただきたいもの。
あ、でも、レス多謝です。

>>411
御丁寧にありがたうございます。
もちろん、「缺」のかはりに「欠」を用ゐるのは、「欠」が略字ないし代用字といふ
性格を備へてゐればこその話です。
しかし、「欠」を「缺」とすべし、といふのなら、たとへばなぜ「法」は略字のまま
で構はないのか。私はさういふダブルスタンダードを問題にしてゐます。

それから小生、むろん唐楷以来のいはゆる「正字の学」は存じてをります。
ただ、「康煕字典」を「正字の学」に結びつけるのはどうだらうか、と思ひます。
「顔氏字様」、「五経文字」、「九経字様」。このあたりは確かに「正字」の基準
となりうるものです。しかるに、「康煕」は「康煕字典体」といふ明朝体のメイン
ストリームを生み出しこそすれ、むしろそれは手書きの伝統とはまつたく別の、違
ふ次元に於る字形の基準となつた筈です。
そのやうな点に於て、
>手書きでも「人に鉤の葛」「眞」を書けと云ふのは、楷書の伝統には反する
といふ御見解には賛成致します。

でも考へてみれば、かういふ明朝体の「正字」が云為された事で、もとより存した
「正字の学」のいはば伝統的な部分が、見失はれてゐるやうにも思ふ訣です。
ここは「正字」でなく、「伝統的な(日本の)明朝体」とでもいふやうな、もつと
正確な名称で呼んでいただきたいと思ふのですが如何でありませうか。

いちわう旧かなには旧かなで、といふ考へから、このやうなカナづかひとしました。

414:無名草子さん
10/08/29 19:34:46
白川静と高島俊男
URLリンク(d.hatena.ne.jp)

415:無名草子さん
10/08/29 19:50:15
このスレが宣伝の場になると勘違いするバカが多いw

416:無名草子さん
10/09/02 04:01:59
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
サイン入り浦山

417:無名草子さん
10/09/02 21:12:19
>>416を見て思い出したが、映画監督の浦山桐郎は高島と同じ相生出身

418:無名草子さん
10/09/02 22:14:50
誰やねん


最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch