09/02/12 23:32:20
>>129
読んだことないので確信はないが
「花籠に月を入れて」 澤田ふじ子
塩川五太夫は父の代から寺社内奉行を務め、将来は年寄城代にもなると
噂される切れ者だった。だが1人息子の荘太郎はうつけ者という風評があり
縁談はなかなか纏まらなかった。
奉公人のおみつは、静かに書を読む荘太郎の一面を知っていた。
キーワードの『閑吟集』・「持つが大事な」が特徴的だったから、そこから
調べてったら行き当たった。タイトルは
「花籠に月を入れて 漏らさじこれを 曇らさじと 持つが大事な」
からみたいだが、ぽくないか?
このあら筋だけじゃどう転ぶか読めないけど、「持つが大事な」を使う
女流作家の時代小説はそうそう無いと思う。