11/04/26 14:52:16.60 oEosfaD9
>>324
>(感想を求めている人)は、(感想を付ける人が)(具体的にどこの部分に対してどう思っているのか)を(知りたい)と思うので、
>(しっかり文章を引用して、自分がどの辺りに対してどう思ったのか)を(書く)からね^^
お前の文章意味不明過ぎ。文章構造が破綻してる。
326:この名無しがすごい!
11/04/26 15:02:43.52 MNqzsEoL
串はNG登録しているんだからレスするなよ
327: [―{}@{}@{}-] この名無しがすごい!
11/04/26 16:03:45.74 eeUmsjzf
>>325
>>1読め荒らし^^
328:この名無しがすごい!
11/04/26 17:41:11.91 wDCz5gVt
【アドレス】URLリンク(www5.pf-x.net)
【ジャンル】
【タイトル】浅草夢幻譚 凌雲閣の女
【評価基準】おもしろいか
【改稿】OK
じゃあ俺も
329: [―{}@{}@{}-] この名無しがすごい!
11/04/26 22:09:03.98 eeUmsjzf
^^
330:この名無しがすごい!
11/04/26 22:11:12.34 U4RyuN3X
「バトルティータイム」と「海に捧げるコンチェルト」は使うなよ
紅茶先生に悪いし
さすがにお前等にもそんな勇気は無いか
331:この名無しがすごい!
11/04/26 22:19:20.20 wDCz5gVt
【アドレス】URLリンク(www5.pf-x.net)
【ジャンル】
【タイトル】バトルティータイム
【評価基準】おもしろいか
【改稿】OK
こっちか
332:この名無しがすごい!
11/04/26 22:54:02.62 U4RyuN3X
さすがにそれはないだろうけど言っとく
331の引用は止めろよ
333:この名無しがすごい!
11/04/26 23:02:37.94 ZZJoH3Cg
>>328
あなたを買ってから十日になります。でも僕はまだ手を握ることも、抱きしめることも出来ない。声を聴くことも出来ない。いったいどうして、僕達は出会ってしまったのでしょう。
こうして一緒にいても、話しかけることすら出来ないあなたに、何故、出会ってしまったのでしょう。
忠晴はそう思いながら、部屋の寝台に仰向けに寝た。
眠れない夜にも、風が暴れまわる嵐の夜にも、忠晴は彼女のことを想っていた。それは絶えず燃え続けるフィラメントのように、心の中でじくじくと疼き、忠晴の胸を焼いた。
その胸は常に生生とした火傷に喘いでいた。
火照った顔を、枕に埋める。うつ伏せになり、寝台に敷かれている布団を歪める。
忠晴は寝台の上で、毛布を抱いた。そうして女性を抱く時の感触を試した。
あなたの体もきっと、この毛布のように柔らかいのでしょうね。
忠晴は囁いた。毛布に鼻を埋め、目を閉じる。冬のように近づいてくる眠気が身体を浸す。忠晴はその中にたゆたい、瞼(まぶた)の奥に心地よい眠気が降りるのを感じる。
眠りは心の番人だ。心の中に入ってくる原色の感情を整理し、必要の無い物、害をなす物を追い払う。全てをセピア色に変えて、額縁の中に押し込める。だが彼女だけは別だった。
眠っても眠っても、その姿は色褪せる事無く、かえって艶(なまめ)かしくなりながら、忠晴の心に住んでいる。大いなる眠りの平和な力も彼女にだけは及ぶことが無かった。
錆びた感傷を飲み込み、溶解して心を整える眠りまでも、彼女の前には悲しいほどに無力だった。
ああ、いっそのこと、出会わなければ良かった!
忠晴は思った。毛布を抱きながら寝台の上で震えていた。
忠晴は街に憧れていた。
それは屋敷での倦怠感を吹き飛ばし、鬱勃(うつぼつ)とした孤独感を跳ね返す街だった。胸の中で太陽のように輝き、前に向かって歩くことを考えさせる街だった。
浅草。この言葉は、淀んだ忠晴の胸に流れ込んできた。その中に顔を埋め、手で水を掬(すく)い、その清水の一滴までをも飲み干したかった。
初めて忠晴がこの街のことを知ったのは、学校の休み時間、同級生との会話がきっかけだった。
「活動を知らない?そんな奴がいるんだな」
彼はそう言って、さも自慢げに、どこぞの敵討ちだの嫁入りだのの話を、活動の活動弁士を真似ながら、濁った声で、その場面、場面を再現した。
浅草へ、活動を見に行きたい。
それが忠晴が浅草へ恋焦がれるきっかけだった。
「活動の他には何があるの?」
するとまたその同級生は得意げに言った。
「浅草には花屋敷がある。仲見世通りがある。大きな池がある。そこに藤棚の美しい池の橋がある」
それぞれの言葉が弾けていった。
そういう言葉を聞くうちに、浅草という言葉は、忠晴の中で根付き、根を下ろして、成長していった。六区の賑わいだとか、花屋敷という言葉が、その梢を茂らせ、幹を逞しくし、
木陰を黒く大きくしていった。その広い木陰で、池の中洲にかかる藤棚の美しさを、花屋敷の楽しさを、百美人の艶(あで)やかさを思い描いた。
浅草へ行きたい。忠晴は思った。
忠晴は九段の暁星学園に通っていた。その通学の足となるのは、運転手の山川が運転する黒塗りの自動車である。
もう六十にもなろうかというこの老人は、郷里の滋賀のことなどを話してくれた。
一日の課題を全て終え、学園の門の前で車に乗ったとき、忠晴は山川に行った。
浅草へ行きたい、と。
山川は言った。
「若様、浅草はいけません。浅草は。あれは若様のようなお方の通う街ではありませんよ。この山川、お父様からもよく言われているのです。蛾のような街にこの子を連れて行くなと」
昼の蛾のような街!この一言で、忠晴が描いた夢は一蹴された。忠晴は言いようの無い怒りを覚えたが、それ以上何を出来るでもなく、ただ山川のハンドルのままに、いつもと同じ道
を引き返して
、屋敷に帰るだけであった。帰り道に寄り道も無い、観光もない簡素な運転が、忠晴を連れ帰った。
こうなったらなんとしても、浅草へ行く。
忠晴はそんなふうに思った。
一行目から読み辛い
334:この名無しがすごい!
11/04/26 23:06:54.59 ZZJoH3Cg
>>328
そんな六月のある日、山川は朝から具合が芳しくなかった。彼は、急遽呼ばれた屋敷つきの主治医から、急性の心臓疾患の診断を受け、当分の間、仕事にはつかぬよう言われた。
動揺したのは母の静江であった。山川がいなければ、あの子は学校へ行けない。代わりの運転手も、そう早くは手配できそうにない。
忠晴は言った。
「僕がこの足で、学校まで通います」
初めは大反対だった。
「切符も買ったことが無いお前がどうやって学園まで行けるというの?」
「お母様、どうかお許しください。僕は一人で学校へ行って見せます。切符なんて簡単ですよ」
忠晴は言った。
最終的には、父の洋助が判断を下した。そうして数枚の一円紙幣が入った財布が、忠晴に渡された。
「これも、お前が一人前になる機会かもしれん」
洋助は言った。
初めて歩く街路は、甘い夢だった。髪を結った女性、洋装の紳士、杖に下駄履きの老人などが右往左往し、自動車が、路面電車が、道々に溢れていた。
もちろん忠晴は、学園などに行く気はなかった。
目指すは浅草だ。路面電車を待った。
その時忠晴は、東京市街の地図を手にしている訳でも、電車の沿線にどのような駅があるかも知らなかった。だからどうしたら浅草へ行けるかと、車掌に訊いた。ひたすら電車を乗り次いだ。
降りては待ち、来ては乗り、また降りる、そんなことを繰り返すたびに、街の顔が変わっていった。最後に乗った両国行きの電車の、広小路停留場が、小旅行の最後の駅になった。
浅草へ着いた。これは夢ではない。本物の浅草が、今、彼の目の前で繰り広げられていた。忠晴は地面を踏みしめ、浅草の中へと入り込んでいった。
それにしてもなんと音の多い街だろう。下駄の音が、草履の音が、そこらここらに交わされる言葉が、渡り鳥の群れの羽音のように、地上に轟いていた。左手には恐らく三階建てであろう楼閣が、
夏の日盛りの下、甍を誇っている。その手前には、西洋風にあしらわれた水色の駐在所が、花の無い花瓶のように空疎に置かれている。正面に見えるのは仲見世だ。入り口には檜の高札が
建てられ、途方も無く大きな字で、「開帳」と書かれていた。
およそあらゆる人種の百科事典とも言える雑多な人々が、仲見世通りを動いている。そこは奇態な色の展示場だった。軍人あり官吏あり、駐在の警察官あり。そして数多くの女たち。
あるものは芸者であったり、あるものは仲見世見物へと繰り出した洋装の婦人であったり、あるものは制服の眩(まぶ)しい女学校の生徒であった。 彼女らは笑いながら、仲見世を歩いている。
仲見世にならぶ商店は何れも堅牢な煉瓦造りで、店先には、二階部分にバルコンを配し、欄干を花で飾り、人形を置いている店あり、一枚の大きな紺色の暖簾に、店の家紋と扱う品々
を書いた店ありと、進んでも進んでも、店が続いた。塩、しょうゆ、鰹節、昆布、煎餅、餅菓子、団子の匂いが、一帯を領している。そうして上を見上げると、高い木の木陰に半ば姿を埋めて、
浅草寺の赤い山門が、巍巍としてそそり立っていた。その左手には凌雲閣の先端が見えた。
浅草寺の朱塗りの山門は、鮮やかな丹の色をして凝っている。褪せた瓦を連ねて、凛として佇んでいる。忠晴は山門を過ぎた。
忠晴の靴が砂利を踏み、浅草寺の境内へと入ると、まず右手に聳(そび)え立つ五重塔が眼を惹いた。紅白染めの大道芸人の小屋の向こうに、それは立っている。朱塗りの欄干に青い瓦
。浅草寺の主がこの五重塔ならば、浅草六区の主は、間違いなくあの浅草十二階だった。
浅草寺の境内から見たそれは、境内を取り囲む木立の向こう、夏の青空が地上の埃にまみれて色褪せるその場所に立っている。
凌雲閣。浅草の天守閣。祭りと祝祭の総元締め。
忠晴はきっと見つめると、そこに向かって歩み始めた。
入り口で四銭を支払った。忠晴は自分の紺色の制服が怪しまれはしないかと不安だったが、売り子はそんなことにかまうでもなく、釣銭を渡した。忠晴はえもいわれぬ快感を持ってそれを受け取った。
忠晴は屋上を目指して階段を登った。塔内を巡るそれは、一つ階を登るごとに、並んだ窓からの眺めを変えた。二階、三階と上るにつれて、自分の背中に翼が生えたような気持ちがする。
先ほどは花屋敷前の通りから見上げていた木立の梢が、手を伸ばせば届く程の距離に見える。さらに四階、五階と上ってゆく。忠晴は鳥になっていた。高みを目指して、雲を抜け天を駆ける
文法もまずいですね
335:この名無しがすごい!
11/04/26 23:08:10.11 27tIm8d6
>>331
ヴェルサイユ宮殿で、ボクと握手!Byルイ十四世
先ほどから、こんな文句がデカデカと旗に描かれたのをボーっと見上げている一人の少年がいる。
青く晴れた空に、その濃紺の旗は、平和の象徴である鳩の翼をかたどった金の刺繍入りのマークを煌めかせてはためいている。
ここは月の国。
長らく人類にとって憧れの存在であった夜空に輝くこの星に、人間が住むようになってから、もう百五十年以上が経過する。
徹底した国際機関の発展と平和外交の展開により、空前の安定と発展の時を謳歌している世界。
その母なる星、地球は、温室効果ガスの影響と公害、異常気象の出現により荒廃し、人類は月へと移住していった。
最初の移民団である「ダイアナ・ファーザーズ」が豊饒の海に最初の植民地を築いて以来、議会政治の発達、科学技術の進展、連邦制の伸長により、新聞の発行や大学の設置が行われ、この第二の地球とも言うべき、「ルナ・デューエ」は繁栄していた。
そして過去の地球の姿を残すため、国連のユネスコによって、世界の様々な国々の最も輝かしい時期を再現したアトラクション、仮想惑星空間、「ジオ・マーレ」が設立された。
そのジオ・マーレの入り口で、少年は人を待っていた。
少年の名は九条頼朝。
ここ月世界への移民三世だ。
彼が物ごころついた時にはすでにこの星は人間が住みやすいように管理されていた。
世界中の気候を調査、測定し、人間に最も心地良い季節を検討した結果、フランスのそれが最も良いという国連決議が出され、ここルナ・デュ―エは環境省が気候管理を行っている。
湿度は常に五十パーセントに保たれ、年間を通して最高気温は真夏のそれでも二十五度。
冬は美しい雪が降り、一面銀世界が広がるこの第二の故郷で、頼朝は育った。
「ごめん!トモっち!! 待った!?」
「待ったよ!ハーバード大総長が三人も変わったぞ!」
そう言って頼朝のもとへとやってきたのは、まだ白い、ノースリーブのワンピースが初々しい一人の少女だった。
「ごめん、ネイルに絵描いてたら遅くなっちゃって……」
そう言って虹色に染まった指先を頼朝に見せる。
肩まで伸ばした夜空のような黒髪は、肩のあたりできちんと切りそろえられ、今日が大事な日であることを予期してか、事前に美容院へ行ったと思われた。
「じゃ、行くぞ!飛鳥」
少女の名は飛鳥=マリナー。頼朝とは幼稚園時代からの幼馴染だ。
今年で十七歳になる彼女は、時折頼朝もドキッとするほどに女性らしさを明らかにしている。今日も美しい腕を惜しげもなく晒したワンピースで、その桜貝のような指の爪も美しい。首筋の色気は少々悩ましい。
頼朝は首を振り、いつもの心理状態に戻った。
「それじゃあ、お前の言う通り、十七世紀フランス宮廷で舞踏会。これでいいな?」
ここジオ・マ―レでは、希望する国、地域どこへでも自由に行くことが出来る。
初め頼朝は、始皇帝時代の中国か、スレイマン一世の統治下のオスマントルコ帝国に行きたかった。
「中国!? あの拷問の恐ろしい国? 嫌だ嫌だ。もっとラフな国に行きたいよ~」
そう言ってその瞳を曇らせ、ノーの返事を送る飛鳥に、ではオスマントルコはどうだと訊いた。
「オスマントルコ!? あの女は肌を見せてはいけない国? 駄目駄目! もっとユルイ国がいいよ~」
そうして飛鳥のダダに悩まされること一時間。
いろいろな国を検討した結果、絶対王政時代のフランスへ行くと決まった。
「おい、ここの宮廷ではダンスが出来ないと洒落にならんよ。お前、体育は得意だったから大丈夫だけど、俺にはちょっとキツイわ」
「大丈夫! あたしがエスコートしてあげる」
おい、これって、逆じゃないか。
そう思った頼朝だったが、結局その案におさまることになり、通っている高校の教科書を読み、模擬トリップスクールで旅行先の時代、風習を一通り予習した。
センスの欠片も感じない
336:この名無しがすごい!
11/04/26 23:09:05.98 ZZJoH3Cg
>>328
声に振り向くと、一人の少年が、両手に紐のついた双眼鏡を、左手に三つ、右手に四つぶら下げながら立っていた。下駄をつっかけ、黒い半ズボンに、汗で汚れた綿のシャツを着た、
年のころは十歳ほどの少年だった。
「双眼鏡借りないかい?」
澄んだ瞳をしたその少年がいった。
「いくらだい?」
忠晴が訊いた。
「一銭だよ」
「じゃあ貸しておくれよ」
忠晴は一銭を支払い、双眼鏡を借りた。
「君、名前は?」
「鉄二」
「君はもう働いているの?家族は?」
「八歳の妹が一人、あとはお父がひとり」
「君、学校へは行っていないの?」
忠晴が訊いた。
「おいらが働かないと、しずもお父も飯が食えない。朝と夜は新聞を配って、なんとか飯が食えるんだ」
双眼鏡を手に呼吸を整え、ハンカチで額の汗を拭った。
忠晴は初め裸眼で、屋上からの眺めを楽しんだ。
富士を一望出切る景色。眼下には夥(おびただ)しい瓦屋根が集まっている。忠晴は下を眺めながら、屋上を回り始めた。築地の本願寺が彼方に霞んでいる。砂利のような建物の間に
横たわるあの川は隅田川だろう。さいころを集めたようなあの場所は銀座に違いない。遠くには恐らくは房州の山々がうっすらと見える。凌雲閣の隣にある大池も見えた。池の水面は、
夏の日盛りの日を浴びて、ちらちらと輝いていた。
忠晴は今度は双眼鏡を持って、眼下の眺めを探った。
一軒の家が見える。二階建てであるその家の二階の窓辺に、一人の女が、煙管(きせる)をふかしながら座っている。女は年のころはおそらく十七。朱色の浴衣を着て、胸元を露にして
、外を見ながら涼風に身をさらしている様子。そこへ一人の男が現れた。紺色の浴衣を着たその男は、女を見るなり、いきなり平手を食らわした。打たれた女は、煙管をゆっくりと片付け
ると、男に向かい、何やら言っていた。数秒の後、男は女に抱きついた。男は女の顔を両腕で掴むと、その頬を、愛おしそうに撫でた。その両手は唇に、首元に、襟元へと、次第に下がっ
ていった。男は乗りかかるように女にうつ伏し、接吻をした。じっとりと濡れた接吻である。両手はすでに肩を超え、腰の辺りにかかっている。男はさらに頭を下げ、両手で掴んだ腰の真ん
中へ、顔を埋めた。その間、女の顔は眉一つ動かなかった。眼は虚ろで、男の手の為すがままに任せていた。
これ以上見てはいけない。そう思いつつも、双眼鏡を握る手に汗が沸く。額から流れた汗が、首へと流れた。心臓の鼓動が鳴った。男は女の腰に当てた手を、ぐっと引き寄せた。窓辺
から女が消えた。部屋の奥へと引き摺り下ろされた女の行方は分からなかった。
これで良かったんだ。
忠晴は思った。
見えなくなって良かったんだ。言い聞かせるようにこう囁くと、忠晴は双眼鏡から眼を離し、大きく息を吸った。
見ると先ほどの少年が、相変わらず双眼鏡を両手に、屋上にいた。忠晴は礼を言いながらそれを返した。
「また来てね」
「また来るよ」
忠晴が言った。
八階の休憩室で休んでいる時、忠晴は先ほどの少年の身の上を案じていた。
一回一銭の双眼鏡を日に何台貸せば、食事代になるだろう。
そう思いながら椅子を離れると、忠晴は、今度は自身の身の上を案じた。
学校へは黙って休んでいる。家族へ連絡が行くに違いない。なんと言って言い訳しようか。
そう考えながら休憩室を出、忠晴は凌雲閣の内側にぐるりと並んでいる商店をひやかした。大げさなものではない。一間ほどの間口の商店が並んでいるに過ぎなかった。
忠晴はそこで、彼女に出会った。
美術「北門(ほくもん)堂」は神田に店を構える画廊だった。扱う品々は浮世絵、錦絵である。
興味ないです
延々と下らない話題が多い
337:この名無しがすごい!
11/04/26 23:11:15.04 ZZJoH3Cg
>>328
主人の西野加助は豊原国周、月岡芳(よし)年(とし)、歌川広重三代などの名品を多く蒐集し、その商品名鑑は、さながら一館の美術館の如く、古今の逸品を集めていた。凌
雲閣が開業した明治二十三年、加助はそこの八階に支店を出すことにした。
硝子張りの陳列棚の中に、築地の異人館だとか、ガス灯が灯る銀座通りの町並みを描いた開化絵や錦絵がところ狭しと飾られていた。たおやかな筆遣いは、銀座の煉瓦建
築を、鉄道馬車を、その中を行く洋装、和装の人々をとらえ、見るものの眼を惹いた。店の奥には、「定之方中(ていしほうちゅう)」と書かれた掛け軸が掛けられていた。店を任
せられたのは、息子の留吉である。
客足は順調だった。少なくとも商いを始めてから十年は、やれ浅草に一大高層楼が出来たといって毎日店に来る客がいた。流行の洋装に身を固めた彼らは、錦絵を、二円で
、三円でと買っていった。それが次の十年では活動が流行りだし、これに客を取られること幾星霜、最後の十年には、八階の売り場は客足が途絶え、手練手管を尽くして仕入
れた品々は、誰が買うでもなく、空しく陳列棚に輝いていた。
六月のある日、その青年はやって来た。
懐かしい。
初めてその店の陳列棚を眺めた忠晴は思った。思い返せば子供の頃、屋敷の納戸の中で、父が蒐集した錦絵を眺めた記憶がある。
その時である。一人の女が、忠晴の眼にとまった。
黒髪を、薄紫色のリボンで一つに束ね、それを頭の後ろから、背中へと垂らしていた。前髪はしんなりと涼しそうな額を覆っている。その間から覗く眼は輝き、けだるそうに萎れ
た眉が、一抹の悲しさをその眼に与えていた。柔和な輪郭。小さな鼻。ほのかに赤い唇。その顔から伸びる細い首は、藍色に紺の青海波(せいがいは)を象った着物の合わせ
目の中に続いていた。胸元は優しく膨らみ、右手が、その上に置かれていた。女の輪郭を描く筆遣いは淡く、夥しい色が氾濫し、滴るような絵姿をなぞっていた。その女の顔を
見た時、忠晴は、全身の血液が湯立つ思いがした。口元からは熱い吐息が立ち上った。忠晴の心臓を、女の手が掴んだ。その眼に、その口元に、言い知れぬ磁力が宿り、忠
晴の両目を、引きずり込んでいた。少年期の甘い思い出が蘇り、それが女への恋慕とあいまって、一曲の旋律のように奏でられた。
「名前を」
忠晴は囁いた。
「名前を、教えて欲しいんです」
店の主人は、先ほどから一枚の美人画を凝視するこの青年を、半ば不思議そうに眺めていた。
「名前は、そこに書いてあるでしょう」
そう言って主人は、天眼鏡を手に陳列棚を開けた。女はいともあっけなく、主人の指でつままれて、棚の上に置かれた。
「絵は歌川豊(ほう)雷(らい)。この女の名前は琉奈(るな)。最晩年の作で、恐らく娘のおときの友達を描いたものでしょう」
そう言って主人は天眼鏡越しに説明した。
「いくらですか?」
「三円です。ですがまあ、どうしてもというなら、二円五十銭にいたしましょう」
忠晴は財布を見た。まだ財布の中には、一円紙幣が三枚、入っていた。
「これを下さい!」
忠晴は言った。この女を手元に置きたい。誰にも触らせたくない。自分だけの、「琉奈」が欲しい。忠晴は震える手で、一円紙幣を手渡した。
もし世界が時計なら、そのねじを巻くのは女だ。その時計は、決して解けきることの無い神秘的な発条(ぜんまい)で、世界の歯車を回し、太陽を持ち上げ、星を動かし、月を
昇らせる。秒針は絶えず動き続け、二度とは帰らない青春という思い出を、若い時というかけがえのないひと時を、人間の人生に打ち込んでゆく。
十四歳の忠晴にとって、琉奈との出会いはまさに時計が打ち込んだ楔だった。それは忠晴の心に突き刺さり、それまで味わったことのない思いで忠晴の胸を満たした。忠晴
の中にある淀んだ水が、楔に応えて、潮のように飛沫を上げていた。琉奈への想いの最中で、忠晴の心は海になった。それは惜しみなく与えられた太陽の光によって熟れた
オレンジのようでもあった。
『琉奈さん、僕は幸せです。こうしてあなたとともにいられる事が。でも出来ることなら、僕はあなたと話したい。言葉を交わしたい。手を握り締め、抱きしめたい。天の高みから
しばらくつまらない展開が続きます
この時点で本なら破く
338:この名無しがすごい!
11/04/26 23:13:16.59 ZZJoH3Cg
>>328
『琉奈さん、僕は幸せです。こうしてあなたとともにいられる事が。でも出来ることなら、僕はあなたと話したい。言葉を交わしたい。手を握り締め、抱きしめたい。天の高みから見下ろすあなたに、一度で良いから口づけをしたい。こんな風に思うのは罪ですか?』
窓の外の景色が琥珀色に滲んでいる。忠晴は時計を見た。七時三分だった。
今日もまた、空しく一日が過ぎていく。部屋に差し込む夕日の只中で、忠晴は寝台に横になっていた。
父も母も黙っている。学園からの知らせは、今度ばかりは来なかったようだ。明日からは学園の帰りに、浅草へ行こう。
琉奈さん。
忠晴は寝台の上で、一枚の彼女をまざまざと眺めた。琉奈は相変わらず、物憂げな顔で絵の向こうに佇んでいた。
七月の浅草は、車夫、紳士、老人、芸者が仲見世を行きかう。彼は浅草寺で観音様への参拝を済ませると、凌雲閣へと向かった。
花屋敷の前の通りを歩く。入り口に二本の日章旗を掲げた入り口は、水色の門があしらわれており、その入り口の横には、花屋敷の塀が続き、赤や黄や桃色の提灯が飾られていた。左手には池を囲む木立が、梢の間から輝く池の水面を覗かせながら、枝を風に揺すっていた。
凌雲閣の屋上に着いたのは午後四時半。塔の上には特に人影も無く、あの少年が、またやって来た。忠晴は一銭を支払い、双眼鏡を借りた。うだる夏の夕暮れ時、
忠晴は双眼鏡を片手に、塔の上を歩いた。
「お父さんは元気かい?」
忠晴が訊いた。鉄二は首を振った。
「胸をやられているみたいなんだ。咳をするたびに、つぶれた苺みたいな痰を吐いてさ」
「薬代は、君が稼いでいるの?」
忠晴が訊いた。鉄二は頷いた。
「しずちゃんはどう?」
「お父の看病さ。でも最近は困っている」
「君が?なぜ?」
「殺してくれっていうんだ。台所から出刃包丁を持ってきてさ。一思いに心臓を刺してくれって。おいら、どうしたらいいか」
そう言って鉄二は、下界を見下ろした。悲しげな瞳が、一瞬輝いた。
忠晴は鉄二を見ながら、なんとかこの少年の心を勇気付ける方法はないかと案じていた。そうだ。
忠晴は鞄を開けると、数枚の紙切れを取り出した。
「「いせ辰(たつ)」の千代紙だよ。これで鶴を折ろう。お父さんの病気が良くなるようにさ」
黒と灰色の葉に蜂蜜色をした椿が描かれたもの、緑地に白のレース編みのように桜草を描いたもの、暖かそうな蜜柑色をした地に、黒の縞模様が描かれているもの、
白地に緑のつる草と赤い花を描いたもの、どれも忠晴が好んで、収集したものであった。鉄二は初めは目を躍らせ、ぽかんと口を開けて眺めているだけであったが、や
がて無垢な笑みを浮かべて、千代紙を手に、千羽鶴を折った。十五分ほど後、五羽の鶴が出来上がった。鉄二は嬉しそうにそれらを眺めた。忠晴は初めて、この少年
の笑顔を見た。
「お兄さん、僕、本当にありがたいと思ってるよ。だから今度は僕がお兄さんのお願いを聞いてあげる」
謎めいた一言に、一瞬忠晴は戸惑った。
「兄さん、恋をしているね」
その一言は忠晴の胸を射抜いた。
「どうして分かるの?」
「お兄さん、この浅草十二階、この高さにいるとね、理性は解けて、常識は崩れて、牛乳のように流れているんだ」
鉄二にそう言われてみると、忠晴はその言葉がまんざら嘘ではないと思うようになった。あのけだるい八階の休憩室。人気の無い屋上。明治の開業当初は人が溢れて
いた凌雲閣も、活動や浅草オペラの興隆とともに次第に客が減り、今では塔は濁った空気が満ちていた。
「お兄さん、初恋の相手と話したいんだろう?」
「ああ、話したい。でも無理なんだ。その人は絵だもの。この世に存在しない夢だもの」
「お兄さん、言っただろう。この高さにいると、下界の常識は音を立てて崩れていくって。手紙を書きなよ。そうしたら僕、それをその人に渡してあげる」
どこまでが本当なのか。冗談なのか、からかう気なのか、よく分からなかった。しかし鉄二の言葉は、はためいている忠晴の心を押さえ、落ち着かせた。
「君は絵の向こうに行けるのかい?」
忠晴は半ば疑いを持って鉄二に訊いた。
鉄二は頷いた。
「じゃあ、僕を連れて行ってくれ。そうしたら僕、自分の口であの人に声をかけようと思う」
忠晴がそう言うと、鉄二は首を振った。
あいかわらずどうでも良い展開です
忠晴がそう言うと、鉄二は首を振った。
339:この名無しがすごい!
11/04/26 23:15:19.03 ZZJoH3Cg
>>328
「僕でないと駄目なんだ。今度の満月の夜、僕は絵の向こうに行ける。それまでに手紙を、書いて欲しいんだ。いいかい、次の満月の夜までだよ」
そう聞いて忠晴は、とにかくこの少年に望みを託してみようという気持ちになった。
「分かったよ」
忠晴は言った。
「手紙を書いて、持って来る。だからぜひともそれを届けて欲しい。いいかい?」
「ああ」
空を見上げると、解け残った真昼の月がかかっていた。
次の満月の夜までに。
忠晴は胸が弾んだ。そうしていつものように、眼下に広がる町並みを、双眼鏡で探り始めた。
『拝啓
あなたにこうしてお手紙を差し上げることになろうとは誰が考えたでしょう。でも私は今、尋常ならざる興奮に胸を躍らせております。
琉奈さんにはいくつかの質問があります。
まず琉奈さんは、どこに住んでいるのですか?どこの出身なのですか?何歳なのですか?それと、これが一番聞きたいことなのですが、僕のことをどう思っているのですか?
あなたは見たところ、なにか物憂げな、病んだような顔立ちをしていらっしゃる。その理由はなんですか?
もし僕に出来ることがあれば、お手伝いいたします。あなたの力になります。ですからどうか、その悲しみの理由を教えてください 敬具』
ここまでを一息に書いてから、忠晴は筆を置いた。透かしの入った上等のフールス紙のうえに、万年筆で書き連ねた字が、涼やかに蒼く照り映えていた。
時は七月の望月の頃、空には毎夜、少しずつ完全な円形になっていく月が輝いていた。
忠晴は便箋を三つ折にすると、春陽堂の印がおされた、南天の実と葉が描かれた絵封筒へとしまった。
「分かった。引き受けたからね」
七月のある日、凌雲閣の屋上で、鉄二は言った。彼はその封筒を受け取ると、鳶色の肩掛け鞄へとしまった。
「返事は僕が持ってくるから。一晩待っておくれよ」
「明日には返事が来るのかい?」
鉄二は頷いた。
それからというもの、忠晴は気もそぞろに、屋敷に帰ってからも返事のことが気になり、食事を半分も終えないうちにナイフとフォークを揃え、晩餐を終えた。
部屋に戻ると忠晴は、その絵のためだけに空けた引き出しの中に仕舞ってある琉奈を取り出すと、薄明るい卓上ランプの淡い光で、彼女を見た。何度見ても見飽きない、いや、
眺めるたびに新たな輪郭が、筆遣いが浮かび上がり、その美の甍を頑丈にした。彼女の返事が読めるのだ。こう考えると忠晴は、えもいわれぬ高揚感を覚えた。その夜、忠晴
は興奮のためになかなか寝付けなかった。眼の光が失せず、意識も明瞭なまま三時を打つ時計の音を聴き、それから二度、三度と寝相を変え、四時の鐘がなる頃、ようやく眠
りの帳(とばり)が降りた。
翌日、忠晴は凌雲閣へと行った。なんと返事があるだろう。僕の字が下手だと思いはしないだろうか。質問も、あまりにも一時に踏み込みすぎたかな。
あれこれ考えながら十二階へと着いた。鉄二がやって来た。
「はい、お返事」
見ると、日に焼けた少年の右手には、白い長封筒があった。
「もらってもいいのかい?」
「返事があるなら持って来て。また渡しにいくから」
そしていつものように、屋上にいる少ない客に、双眼鏡の貸し出しの呼び声をかけていった。
忠晴は帰宅し、部屋に着いた。中から鍵を掛けた。
鞄の中から封筒を取り出すと、手に取り、数枚の便箋が入っているであろう事を確かめた。次に切手の有無を調べた。切手は貼っていない。
「忠晴様へ」と鉛筆で書かれた宛名のみである。住所が書かれて無いか調べたが、何も書かれていなかった。
忠晴は机の引き出しからペーパーナイフを取り出すと、封を開けた。
中には数枚の便箋が、それは質素なわら半紙であったが、入っていた。わら半紙の朱色の罫の上に、丸みを帯びた鉛筆の文字が並んでいる。
『拝啓
忠晴様。お元気ですか。先日はお便りを戴きましてありがとうございます。
私への質問があるのですね。お答えさせていただきます。
まずどこに住んでいるか、についてですが、わたくしは白金に住んでおります。番地までは言えませんが、白金です。どこも皆、塀の長いお屋敷ばかりでございます。
わたくしの家はといいますと、あのあたりでは中くらいのお屋敷でしょう。
訳の分からない展開
感情移入もできない
340:この名無しがすごい!
11/04/26 23:17:34.62 ZZJoH3Cg
>>328
次にどこの出身なのかとありますが、わたくしは京都の出身です。家は江戸時代から続く呉服屋でした。豊雷先生に描いて頂いた時にわたくしが着ていたのは、母が特別に仕立ててくれた
ものなのです。
さらに何歳なのかというご質問ですが、わたくしは十七になります。
あなたのことをどう思っているかというご質問ですが、わたくしは、北門堂の狭い陳列棚が嫌で嫌で仕方がありませんでした。それに始終人が行き来して、落ち着きません。そんな境遇から
わたくしを救ってくださった忠晴さまですもの。誰がいやといいましょう。
良くぞわたくしを買ってくださったと感謝いたしております。さらに忠晴様の部屋の引き出しは、良い木で造られたしっとりとした落ち着きがあります。ここで好きに眠れることが、今のわたくしに
とって大変な喜びです。ですから忠晴様、わたくし、あなたを嫌いだとか、うるさいだとか、思っておりませんのよ。全然。どうか自信をもって、私を扱ってくださいまし。
悲しみの理由ですか。わたくしそんなに暗い顔をしていたでしょうか。いつものように朝起きて、髪を整えて、着物を着て、それで豊雷先生に描いて戴きましたのよ。
忠晴様の思いは杞憂ですわ。
私はいつでも元気です。だからどうか忠晴様、ご安心なさって、学業に精をだしてくださいまし。
長くなりましたわ。今日はこれまで。それではさようなら。
敬具』
嬉しかった。忠晴は引き出しを開け、琉奈を見た。
分かったよ琉奈さん。この引き出しがお気に入りなのですね。ではどうぞゆっくり休んでください。
忠晴は朝起きると、まず引き出しを開ける。そうして琉奈におはようを言う。いつも変わらぬ顔の琉奈を見て安心する。それから顔を洗い、歯を磨き、母が作った冷製スープを飲む。
路面電車は合いも変わらず混んでいる。出勤途中のサラリーマンで溢れた車内、忠晴は右に左にと揺れる電車に乗っていく。
凌雲閣の屋上で、忠晴は鉄二と会った。
忠晴は、この少年がどうやって絵の向こう側へ行くのか考えていた。
「ねえ鉄二、君は一体どうやって絵の向こう側へ行くの?」
すると鉄二は優しい顔で、こう言うだけだった。
「それは秘密だよ」と。
でも忠晴は嬉しかった。こうして琉奈と話が出来るのだ。
浅草十二階の下には迷宮がある。
長い夏の一日が終わり、太陽が瓦屋根の連なる歪んだ稜線の向こうに沈み、軒先にそよ風が漂う頃、女たちは動き出す。
一人の男が街の中に足を踏み入れた。一日の仕事を無事終えて、道具箱片手に帰る板金工である。年のころは四十二三、肩のすわったいかつい身体にハッピを着込み、雪駄を鳴らして
道を歩く。軒端に下げられた提灯のか細い光が、街路をまだらに彩っている。
一軒の酒屋の玄関先にある格子窓の向こうから、紫色の浴衣を着た若い娘が、髪を桃割れに結い、まどろんだ瞳を輝かせ、首まで塗った白いおしろいを匂わせながら、男に声をかけた。
「ちょいと、よってらっしゃいな」
男は動じる風も無く、急いでるんでね、とだけ言うと、さっさとその場を離れた。
また別の店先で、男を呼ぶ声がする。
「ちょいと、遊んでおいきよ」
二重の眼が澄んだ、腰まで髪を伸ばした女である。男はまたも動じず、目を背けて通り過ぎた。
こうして歩いている間にも、向こう三軒から、両隣から、無数の声が男を呼んでいた。それは男を仕留めようと躍起になる女たちの戦場だった。家の軒先にある格子窓、その中からは、情念
のこもった悲しい瞳が、男たちへと向けられていた。男はその視線に何を思うでもなく、街のはずれへと遠ざかって行った。
「ちっ、逃げられたよ。おい、おゆき、もっと声を膨らませて、咽喉の奥からしっかり出さないといけないじゃないか」
昆布色の留袖を着た一人の老婆が、店先に現れた。御祭燈のほのかな明かりが、執拗に刻まれた皴の多い顔を照らし出した。
「あたし、これでも一生懸命やってるんだよ」
そういわれて一人の少女が、格子窓の向こうから言った。
藤色の浴衣に浅黄の帯、夕顔の花が描かれたうす桃色の団扇を手にしたその少女は、さっと身を起こして格子窓を離れると、店の軒先へとやって来た。切れ長の眼が涼しい、長い黒髪を
両肩に垂らした少女である。右目の下には小さな泣き黒子がある。
言葉遣いがおかしいですね
時代考証も間違えまくってます
341:この名無しがすごい!
11/04/26 23:27:27.05 J375qXsr
>>331
「いらっしゃいませ! ジオ・マ―レにようこそ! お客様は二名様。行く先は十七世紀フランスのヴェルサイユ宮殿でよろしいのですね?」
入り口にいる緑に金モールの服を着たジオ・マ―レの案内人に、頼朝ははいと答えた。
「ではこちらへどうぞ」
そう言って案内されたのは、扉がズラリと並ぶ廊下だった。
「ただ今お客様が大変多く、生憎と空いているのはこちらのボックス席だけになります」
「はい。結構です」
そこには北欧家具のような白木の二脚の椅子と小卓が一つ、配されていた。
部屋に窓はない。総面積にして一坪あるかないか。二人が座れば、もうお互いの吐く息も届く近さになる。
頼朝は飛鳥の潤いに満ちた吐息にドキドキしながらも、務めて平静を装って、椅子に座った。
表現が陳腐すぎる。
342:この名無しがすごい!
11/04/26 23:31:20.95 J375qXsr
>>331
卓の上には対テロ装備用のヘルメットとでも形容したい、少々仰々しいヘッドマウントディスプレイが置かれている。そして両手に装着するデータグローブが、そして身体を覆う入出力装置データスーツが椅子の上に置かれていた。
頼朝たちはそれを身につけた。
重装備のスーツとパーツ一式を身につけた二人。
やがて、二人は椅子に座った。
「じゃ、行くか」
頼朝はそれを装着し、準備を始めた。
「着いたら、早速舞踏会だね!」
↑
このへんとか、このへんについて。
↓
「わー!、いよいよだね! 」
「おい、これはあくまで勉強のためだぞ?」
二人はこの小旅行の体験と結果をレポートにして、夏休みの自由研究にしようとしていたのだ。
やがて眼の前が真っ暗になると、次の瞬間、ジオ・マ―レの登録商標であるイルカのマークが灯り、次の瞬間、満天の星空が現れた。
その美しさに思わず嘆息する頼朝。
気がつけば、頼朝は飛鳥の手を握りしめていた。
「ねえ、トモっち! ユリの花が見える?」
そう尋ねる飛鳥に、頼朝は答えた。
「いや、見えない。真っ暗なままだ」
「ええ! おかしいなあ。 フランスの紋章のユリの花が見えるはずなんだけど……」
その時だった。
星空は一転し、暗黒が、視界を覆った。
説明台詞すぎて、全然生きているキャラクターの発言とは思えない。
343:この名無しがすごい!
11/04/26 23:31:32.14 13DBYeZ1
>>340
少女が言った。
「この小僧が、仕事中は来ちゃ行けないって言ってあるだろう。それにここはあんたがくるような場所じゃないよ。早いとこお帰り」
老婆が言った。
「ごめんようおつるさん。大事な用なんだ」
「手紙の返事かい?」
少女が訊いた。少年は鞄から鉄砲百合の絵が描かれている絵封筒を取り出した。
「わかったよ鉄二、また返事を書くから」
少女はそういうと、うれしそうに封筒を抱きしめた。
おゆき。本当の名は幸田祥子は、今ではかの吉原にも遜色ない色町となった、「十二階下」の私娼である。
紀州の生まれで、八歳の時に母を亡くし、父と二人暮らしとなった。家は藩の御典医を務めた家柄で、父の甲雲は儒学にも造詣のある医学者であった。その父も十歳の時に世を去り、
祥子は父母なき子となった。親戚の一人で、書店を経営する十衛門の下に身を寄せるも、なじめず、十三歳の春、父が残したわずかな漢籍と金を風呂敷に包み、東京へと向かった。
行きの汽車の車中、おゆきは父が残した漢籍を読んだ。「大雅、久しく作(おこ)らず」「燕々ここに飛ぶ この子ここに嫁ぐ」「秦皇 六合(りくごう)を掃いて 虎視 なんぞ勇なるや」幼い
頃に父から聞かされた漢文の詩句が、その胸に満ちていた。
奉公するには年を取りすぎている。自分で仕事を始めるにはまだ若い。大人でも子供でもない、そんな年齢の祥子は、やがて物乞いをするようになった。それが日ごとの食事にも事欠
くようになり、やがて十六歳になった彼女は、その身体を売ることになった。
千束の街で、夜、男を引いた。
十六歳にして操を捨てた少女は、かくして十二階下で酒屋を営むおつるのもとへとやって来た。酒屋といっても、申し訳程度に二三の酒瓶がカウンターテーブルに備えられているだけ
である。そこはこれまでの暮らしに比べれば、幾分快適な場所だった。三度の食事は出る。寝る場所も確保できる。こうして祥子は、「おゆき」という源氏名を持つ私娼となった。
「すぐに返事を書くから、持っていっておくれ」
おゆきが言った。鉄二は頷いた。
「この子ときたら、返事をもらうまで動かないんだからね。仕事の邪魔だよ。あっちへお行き」
「堪忍してよおつるさん。大事な人のためなんだ」と鉄二は言った。
空には月がかかっていた。輪郭の明らかな三日月である。早くも夏の星星が、一面に輝いていた。
『前略
琉奈さん、私にはあなたが人間とは思えなくなりました。あなたにはなにか神秘的な、人知を超えたものを感じる。私が思うに、あなたは天女なのではないかと。羽衣をまとい、淡い青色
の着物を着て舞い踊る天女ではないかと。そんな風に思えてなりません。
最近私はよくこんな風に想像します。もし私たちが出会うとしたら、その場所はどこにあるのか。私のほうからあなたのほうへ、絵の向こう側へと行くのか、それともあなたのほうから私の
ほうへ、絵の中から飛び出してくるのか。またこんなことも考えます。今絵を手にしている私は、自分の側が現実であり、絵の中が虚構だと考えています。でももしかしたら、現実なのは
あなたがいる絵の方で、私たちのほうが、虚構なのではないかと。絵を描く画家は、現実と虚構との橋渡しをするのでないかと。
敬具』
「決めた、あたし、忠晴さんに会う!」
八月のある日、おゆきは鉄二に言った。
「そんな、それじゃあいけないや、忠晴兄さんはおゆきちゃんの手紙を本物の絵の中の人からのものだと思ってるんだもの」
大池の中洲にかかる橋の上、五月には美しい藤の花がさく藤棚の下にあるベンチで、鉄二とおゆきはラムネを飲んでいた。
「鉄二、嘘はいつかバレるのよ。それならいっそのこと、こっちから会ってあげたほうがいいわ」
そういっておゆきは、緑色のラムネの瓶を手に立ち上がると、池を眺めた。夏の午後。池は濁っていた。橋の上には麩を持った数人の観光客が、その切れ端を池に投じていた。数
匹の鯉が、背びれをほのめかしながら動いていた。池の向こうには噴水が、ほとばしる水の音も涼やかに、水面を震えさせていた。
「ねえ鉄二、次の手紙は、八月の中旬、満月の夜だろう?」
鉄二は頷いた。
「じゃああたし、その手紙で、忠晴さんに会いますって約束する」
八月の半ば、満月の夜。鉄二は忠晴からの手紙をもっておゆきの元へいった。
例の如く、水色地に白で竹の木を描いた絵封筒で、それは届けられた。
「じゃああたし、返事を書くからね。たのんだよ」
またもや意味不明な言い回し表現が多い
辞書引くところからはじめてください
344:この名無しがすごい!
11/04/26 23:31:53.55 J375qXsr
>>331
「なあ、なにか見えるか?」
「見えない……。どうしたんだろう……」
そう言うが早いか、頼朝は急速に落下していく感覚に襲われて、思わず軽い悲鳴を上げた。
「おい、飛鳥!お前……、は……!?」
慌てて横にいた飛鳥の手をもう一度握ろうとした手が空を切る。
どこか高いところから、一気に地上に落下するような感覚が全身を貫いている。
「うぉっつ、くおおおおおおお……」
ジェットコースターに乗っているような感覚に陥り、慌ててもがく頼朝。
「飛鳥! いるか!?……」
頼朝の声が飛鳥を呼ぶが、その声は空しくかき消された。
「緊急事態です!」
ジオ・マ―レのアナウンスが走る。
「お客様のアクセスされている機械に異常が発生しました! ただ今原因を調査中。繰り返します……」
そう告げるアナウンスの声は、氷のように解けていき、やがてその輪郭を失った。
ズサ……!!
何かにぶつかったような激しい感覚が頼朝を襲った。
「あ……、飛鳥……」
そう呼ぶ声も、次第に薄れて、あとにはただ、月のない夜のような静寂があった。
何が起きてるのか全然わからない。
345:この名無しがすごい!
11/04/26 23:33:33.39 J375qXsr
>>331
どれくらい時間が経っただろう。
「おい、頼朝!起きろ!ご主人様のお出かけだぞ!」
金槌のような怒声に、頼朝は飛び起きた。
「こ、ここは……?」
そこは六畳ほどの、狭い部屋だった。
自分が今身を横たえているベッドの他には、壁際に一台のチェスト、そして洋服ダンスらしいものがあるだけで、これといって特別なことはない。
ただ、天井から下がった恐らくはオイルランプの明かりと、枕元の小卓の上に五本の燭台がある。そしてそのテーブルの上にはジュール・ヴェルヌの「八十日間世界一周」が、読みかけのまま置かれていた。
先ほどの声の主は、入り口と思しきドアの向こうから聴こえるらしかった。
「おい頼朝! 早く起きんか!? お出かけの時間だと言っておるだろうが!」
「は、はい!」
思わず驚いて、そう返事を返す頼朝。
しかし、彼には何が何やら皆目わからない。
「ここは……、十七世紀のフランスか?……」
頼朝はベッドから起きると、自分の身なりを確かめた。
青い生地のパジャマを着ている。
ドアを開けた。
「なんだ、起きとるのか……。早うせい!時間がないんだ!」
「あ、あの……、僕はなんなんですか!?」
そう頼朝が訊いた相手は、まだ三十路そこそこと思しき一人の男だった。
いらない文章が多すぎる。ドアを開けたなんて文章だけ書くぐらいなら削れ。
346:この名無しがすごい!
11/04/26 23:33:35.38 13DBYeZ1
>>328
午前四時半。かきいれどきは過ぎていた。おゆきは眼の下にうっすらとくまを浮かべながら、様々な男たちと交わった身体を白い浴衣に包んでいた。なだらかな雪山のように柔和な肩の線、
かすかに火照った首筋、鼈甲のかんざしでまとめた髪のうなじが見える。奥の座敷へと下がった二人は、電灯の灯る中、卓を囲んだ。おゆきはいつものようにわら半紙を数枚持ってくると、
鉛筆を手に、手紙を書き始めた。
『前略
忠晴様のおっしゃる通り、わたくしたちが出会うのは、わたくしが絵の中から飛び出して行くか、それとも忠晴様がわたくしの世界へ飛び込んでくるのか、それは会ってみなければわかりません。
九月一日に、会いましょう。凌雲閣で合いましょう。最上階の十二階で。そこへわたくしも参ります。
正午に、お会いしましょう。 敬具』
大正十二年九月一日は朝から良く晴れた日であった。
前日までの風雨も朝にはおさまり、空には太陽が昇り、東京の街を焼いていた。
今日ばかりは忠晴も、動揺せずにはおれなかった。
琉奈さんに会えるんだ。そう思いながら忠晴は、いつものように引き出しを開け、琉奈におはようを言う。
琉奈さん、あなたのほうから飛び出してくるのか、私のほうから飛び込んでゆくのか、果たしてどちらになるんでしょうね。
そうして引き出しの中から琉奈を取り出すと、折れたり曲がったりしないように、大判のノートの間へはさみ、鞄の中へとしまった。
忠晴さん、今日から学校ですよ。予習は済んだの?宿題はやってあるんでしょうね。
そんな母の言葉も、忠晴の耳にははいらない。ただ、いつものように適当に返事をするだけであった。
朝食を済ませる。南側に面したサンルームに、熱い夏の陽が差し込んでいる。置かれている籐の椅子が、硝子のテーブルが、今にも解けそうな気がする。
紺色の制服を着る。そして鏡の前で、自分の表情を確かめる。
寝癖はついていない。目やにもない。いつもどおりの睫の長い眼である。口を開けて、歯を見る。その色は白い。
停留場で市電を待つ。暑さが両腕と首筋に溢れ、湯に浸かっている気がする。額には早くも汗が滲んだ。忠晴はハンカチでそれを拭う。列車がやって来た。忠晴は目の前に並んでいた三
人のサラリーマンの後に続いて、列車に乗った。ベルが鳴り、列車が動き始めた。
正午までにはまだ時間がある。どこかで暇を潰そう。
新宿御苑にでも行けば、たっぷり時間を費やせるだろう。渋谷へ行ってもいい。銀座でもかまわない。デパート、庭園、博物館、図書館。これらの施設なら、人目を気にせずにのんびり出来る。
そう思いながら、忠晴は列車の窓から、夏の朝の景色を見る。街路に溢れる人、道を行く車、全てがいつも通りだった。
その景色に何の疑いも持たず、夏の一日へ漕ぎ出した。
明け方に眠り初めてから六時間ほど、おゆきはいつもよりやや早い目覚めに半ば戸惑いながら眼を覚ます。昨夜は盛況だった。夜の七時に最初の客を捕まえて以来、八時、九時と三人の
客が入った。十一時を回るころ、いったん客足は途絶えたが、日付が変わる頃からまた客がやって来た。明け方までおゆきはその可憐な咽喉を使って喘ぎ、華奢な両手を使って男の肩につ
かまり、柔和な両足を使って男の身体をはさんだ。
寝巻き姿のままおゆきは、布団の上で上半身を起こす。起きた瞬間、両足に痛みを感じる。震える足で起き上がると、手鏡で顔を見る。
昼の娼婦の顔ときたら、乾いたそっけなさを孕んでいる。夜の電灯の元では、あれほど輝いていた眼が、頬が、唇が、さっぱりしている。
おゆきは部屋の時計で、時間を見る。十時を回ったところだ。
着替えよう。
おゆきは思った。
新宿御苑の温室には、南洋の国々から運ばれた沢山の熱帯樹が、葉振りを存分に茂らせて青い葉を中空に伸ばしていた。夏の温室は虚ろで、疲れた静寂が木陰に宿っていた。忠晴は順
路に従って、広大な温室内を右に左にと進んでいった。睡蓮を植えた池もあった。青臭さが水面に漂っていた。
忠晴は時計を見た。十時半であった。
そろそろ浅草へ行こう。忠晴はそう思うと、足早に温室を巡り、そこを出た。
つまらん
347:この名無しがすごい!
11/04/26 23:33:59.54 J375qXsr
>>331
黒いモーニングコートにグレーのベスト、整髪料の油に潤った髪を整えている紳士だ。
「なに!? 何を訊いとる!お前は我がシャルパンティエ侯爵家の御者だ。さあ、早く仕度を! ご主人様がお出かでだぞ!」
「はあ!?」
突然のことに、慌てる彼だったが、すぐにこう気づいた。
「もしかして、来る場所を間違えたんじゃなかろうか」と。
頼朝はとりあえず、部屋に置かれているチェストの引き出しを開けてみた。
一番上の段には紺色のズボンが入っている。
二段目にはグレーのシャツが、三段目にはハンカチの類が、入っている。
「とりあえず着替えよう」
そう思った頼朝は、その服を着てみた。
その部屋は屋敷の屋根裏にあったらしく、部屋を出ると、申し訳程度の廊下があり、すぐに急な傾斜の階段に出た。そこを降りてゆく頼朝。
階下には先ほどの男が、見事に整った身なりをして待っている。
「さあ、早く玄関へ」
その男が言うので、頼朝は彼についていった。
登場人物の理解が早すぎる。エスパーか。
348:この名無しがすごい!
11/04/26 23:34:49.21 J375qXsr
>>331
そこは広壮な屋敷だった。
二階の、男が待っていた場所から玄関へは、十分ほど歩いてようやく着いた。
そこへ行くまでに、長い廊下を歩き、幾つもの扉の前を通り、夥しい窓の前を過ぎた。
館を出て、玄関のところで見返ると、世界史の教科書で見たサン・スーシ宮殿のような見事な館が、その巖のような入り口正面のバロックスタイルの装飾を輝かせて光っている。
そして玄関の前には、四頭立ての馬車が、栗毛の馬も輝かしく、凛然と朝日に光っている。
頼朝がそこにいると、男は彼に御者席に乗るように言った。
「俺は……、俺は馬の操縦なんかできないんですけど……」
「何を言うんだ、お前は?」
男が答えた。頼朝が続けた。
「俺は……、俺は、十七世紀のフランスに行きたくて、ジオ・マ―レに行ったんです。そしたらいきなり機械にトラブルらしきものが発生して……。ここは、ここは一体どこです!?」
「ここは、十九世紀のイギリスだ」
「イギリス!? 十九世紀!?」
驚く頼朝に、男は続けた。
「君は、ここでは我がカミーユ・ド・シャルパンティエ侯爵家の馬丁として働くことになっておるんだ」
説明ばかりで描写がない。
349:この名無しがすごい!
11/04/26 23:35:36.11 13DBYeZ1
>>328
「おはよう、鉄二」
おゆきが声をかけた。
「ああおゆき姉ちゃん、おはよう」
夏の陽を受けて輝く水面が、おゆきの眼を刺した。こんなに明るい日は昨日の風雨からは予想もつかないものだ。おゆきの家の屋根瓦を叩き、戸口を揺すっていた雨風からは考えられない
上等の青空が広がっていた。蝉の声があらゆる木陰に沸いている。
「今日は仕事はいいの?」
「これから上るところさ」
「じゃあ一緒に行こう」
おゆきはそう言って、鉄二の肩を抱いた。女の味を知らない未熟な肩だった。おゆきはシャツの下に収まっている少年の無垢な身体を思った。鉄二の肩に触れたとき、えもいわれぬ幸福感が
胸に溢れた。
目の前を見ると、銀色の懐中時計が落ちていた。おゆきはそれを拾うと、傍らにいる老紳士へと手渡した。
落としましたよ、と。
「ああ、これは失礼」
紳士は笑顔でこれを受け取った。
おゆきは何気なく時刻を見た。十一時半であった。
そろそろ上らなきゃ。
おゆきは思った。
こんなに熱い夏の日にも、仲見世はいつも通り人で溢れている。忠晴は人ごみを掻き分けながら、通りを進んだ。浅草寺の山門へと着いた。忠晴は時計をみた。
十一時四十五分であった。
琉奈さん、私には分かっていました。あなたはそもそも、この世界に存在してはならない物なのだということを。その微笑が、その首筋が、その目元が、その白い手が、存在してはならない物
だということを。
忠晴は時計を見た。十一時五十三分であった。
忠晴は思った。
琉奈さん。私には分かっていました。あなたほど寛容な人間はそもそもこの世に存在しないのだということを。それを存在させてしまった絵師は、罪深き存在です。
十階へと続く階段を登りながら、おゆきはまだ忠晴は着ていないかと気になった。会ったらなんと挨拶しよう。今までの経緯をどう説明しよう。自分の身の上をなんと話そう。そんな風に考えて
十二階へと登っていった。十階だ。果てしなく広がる空はもうすぐだ。夏の青空はその面影を、十一階の階段へと滲ませていた。鉄二の手を引いた。まさぐることを知らない無垢な手。おゆきは
その手を握り締めた。
この夏の只中に、眠っている静謐を宿している凌雲閣。全ての始まりであった浅草十二階。忠晴は今その十階へとやって来ていた。そのまま足を運び、十一階へと進んだ。
「ほら、富士山が見えるよ!」
おゆきが鉄二に言った。鉄二は感嘆して、しばしの間眺めいっていた。
午前十一時五十八分。もうすぐ正午です。十二階です。出会ってはならないものに、出会う時がやってきます。
おゆきは階下から登ってきた青年を見た。忠晴もおゆきを見た。瞬間、一頭の静寂が、駿馬の如く駆け巡った。
琉奈さん?!
忠晴さん?!
その時、大地を貫く大音響が階下から急上昇してきた。空の果てまで轟くような音色である。音は凌雲閣の脊髄を突き抜けると、次の瞬間、猛烈な勢いでその頭を揺さぶった。誰も聞いた
ことのない音が、誰も見たことがない景色が、十二階の屋上から聞こえ、見えた。カインの鉄槌の如く、地鳴りが耳に響き、東京の喉元を締め上げた。突如として訪れた激しい揺れに、忠晴
は階段から落ちそうになり、慌てて手すりにつかまった。おゆきは体勢を崩し、透明な魔物に食いつかれたように、十二階の屋上で倒れた。鉄二はおゆきの手を命綱にするかのように、必死
にすがりついていた。古今未曾有の大地震が訪れた瞬間だった。十二階の床が裂けた。その裂け目に現れた煉瓦造りの鋭い歯は忠晴を、おゆきを、鉄二を、飲み込んでいった。あらゆる物
が揺れていた。あらゆる物が崩れていた。天の高みにまで登った忠晴は、おゆきは、鉄二は、翼を崩して落ちていった。全てのものに終末が訪れた。全てのものを炎が覆った。瓦礫と飛礫に
紛れて、奈落の底へと落ちてゆく忠晴は、その意識の最後のひと時に、こう呟いた。
これが、あなたなのですか。
オチは非常に良かったです。
これが、あなたなのですか。
誰なんですかね()笑
350:この名無しがすごい!
11/04/26 23:36:06.30 J375qXsr
>>331
その時頼朝は思い出した。
ジオ・マ―レには二種類の人間がいる。
一つはコンピューターによって作られた仮想原住民。もう一つはジオ・マ―レに参加している人々が、その時代、地域によって姿を変えて演じるキャラクターだ。
その男は、恐らくコンピューターだ。プログラム通りに動き、けして自分の度を超えず、その範疇から出ることはない。
「朝からなんだね?」
そこへ一人の老紳士がやってきた。
もう齢70にもなろうかという貫禄で、豊かな頭髪は半ば以上が白髪である。
口元には見事なカイゼル髭をたくわえ、黒い背広をバッチリと着こんだ、筋金入りのジェントルマンだ。
「あの、僕は二十三世紀からやってきたジオ・マ―レの観客で……」
頼朝はその老紳士にこう言った。
「本当は十七世紀のフランスへ行きたかったんですけど、何かの間違いでここへ来てしまった。この世界では、どうやら俺は御者になっているようだけど、俺はその方面の知識はゼロだし、だから職務を全うできません」
「ほう、二十三世紀から……」
老紳士はそう嘆息すると、頼朝に言った。
「今日は予定を変えよう。君、あがりたまえ。今日は寒い。暖かい紅茶とスクランブルエッグの朝食を用意しよう。ネヴィル君、彼を屋敷の応接室へ」
ネヴィルと呼ばれた男は、それを聞くと、さっと物腰を変え、舞踏会の日の来客さながらに、頼朝を屋敷へ上げた。
二十三世紀から来たとか戯言を抜かすやつを信じるやつも頭がおかしいだろう、普通に考えて。
351:この名無しがすごい!
11/04/26 23:37:27.56 J375qXsr
>>331
暖炉はとても暖かかった。
応接室のテーブルには紅茶とハムエッグを載せた皿が置かれ、よく使い込んだ銀食器が、鈍い輝きを放っている。その料理の仕度は全て、一人の、まだ二十代と思しき若いメイドによって行われた。
彼女は手押し車に乗せられた食事の皿一式を、作法通りにテーブルの上に並べて、それが済むと、一礼して下がっていった。
「さあ、どうぞ、召し上がれ」
シャルパンティエ侯爵は向かいのテーブルに腰掛けて、パイプをふかしながら、悠然と構えている。向かいといっても大きな部屋の大テーブルなので、大きく声を上げなければ会話にならない。頼朝は並べられたフォークを手にすると、その朝食を食べ始めた。
「君はどこの住人だい?」
「俺は、ルナ・デュ―エの人間です。月には祖父の代から住んでいて、俺の家は賢者の海のど真ん中にあって、とても賑やかな街でした。月面でも、三番目に古い街です」
「ほう、それでジオ・マ―レへは何の用で?」
「夏休みの自由研究です」
たっぷりのマーマレードを塗ったトーストを口にして、そのとろけるような甘みに驚きながら、頼朝は答えた。
「こちらへはお一人で?」
「いえ、もう一人いるんです。出発するまでは一緒だったけど……。事故です! ジオ・マ―レでコンピューターの事故が起きて、俺たちは離ればなれになってしまった。そうだ、こうしちゃおれない! 飛鳥を、飛鳥を探さないと……」
「アスカ……、女性ですか?」
「は、はい!」
字面が綺麗な単語を並べただけで描写になっていない。
352:この名無しがすごい!
11/04/26 23:38:06.81 U4RyuN3X
バトルティータイム
海に捧げるコンチェルト
この二つの引用は特に止めろ
353:この名無しがすごい!
11/04/26 23:44:27.68 kG8cNzDM
>>352
590 名前: [―{}@{}@{}-] この名無しがすごい! 投稿日: 2011/04/26(火)
14:10:45.72 ID:eeUmsjzf
感想を求めている人は、感想を付ける人が具体的にどこの部分に対してどう思っているのかを知りたいと思うので、
しっかり文章を引用して、自分がどの辺りに対してどう思ったのかを書くからね^^
そうする事で、感想を求めている人は一層理解しやすくなるよね^^
354:この名無しがすごい!
11/04/26 23:47:06.03 U4RyuN3X
止めろ
と言って止めてもらえて良かった
本人が晒したのならまだしも
他人が晒してるわけだからまずいだろ
355:この名無しがすごい!
11/04/26 23:51:31.18 kG8cNzDM
連投規制かな?
356: [―{}@{}@{}-] この名無しがすごい!
11/04/26 23:53:30.00 eeUmsjzf
感想を求めている人は、感想を付ける人が具体的にどこの部分に対してどう思っているのかを知りたいと思うので、
しっかり文章を引用して、自分がどの辺りに対してどう思ったのかを書くからね^^
そうする事で、感想を求めている人は一層理解しやすくなるよね^^
357:この名無しがすごい!
11/04/26 23:57:04.81 U4RyuN3X
バトルティータイム
海に捧げるコンチェルト
この二つは特に引用は止めろ
わかってくれたみたいだが
358:この名無しがすごい!
11/04/26 23:59:13.42 U4RyuN3X
これは命令だ
バトルティータイム
海に捧げるコンチェルト
この二つは特に引用は止めろ
命令だ
従え
引用を止める事を命令する
359:この名無しがすごい!
11/04/27 00:00:02.93 9xqGCmJL
これは命令だ
バトルティータイム
海に捧げるコンチェルト
この二つは特に引用は止めろ
命令だ
従え
引用を止める事を命令する
わかったな?
360:この名無しがすごい!
11/04/27 00:00:17.08 tBpsn2R2
>>331
思わず裏返りそうになる声を必死で抑えて、頼朝は言った。
「で、彼女は十七世紀のフランスへ行ったのですか?」
「それがわからないんです……」
頼朝はふとフォークを握っていた手を止め、うつむいて考え込んだ。
「あの、シャルパンティエ侯爵様でしたっけ? あなたは、どちらの方ですか?」
「私もルナ・デュ―エの人間だよ。静かの海の人間でね。もとは地球におったんだが、たまたま商売で、月と火星間の貿易商をしておるんだが、
エリシウムに支店があってね、火星特産の鉱石の取引で財産が出来た。私は十九世紀が好きでね、仕事の合間に、こうしてやって来ては、そ
この暮らしを楽しんでおるというわけだ」
暖炉にくべられた木が爆ぜた。パチリという乾いた音が、朝の静寂に滲んでいる。
「今日、私はイーストエンドに向かいます。私はこちらでは赤十字の名誉総裁をしていてね。スラム街の貧困層の窮状を視察するのが目的で
す。あなたも一緒に行きませんか?何。難しいことはありませんよ。ただ少々汚れた空気と危険な水に気をつけなければならないが」
「そうですか」
シャルパンティエ侯爵は、暖炉で薪が火に蝕まれていく様をじっと眺めていた。
「行きます。俺も一緒に。行かせてください」
会話から緊迫感が感じ取れない。
361:この名無しがすごい!
11/04/27 00:01:46.27 tBpsn2R2
>>331
ロンドンは雨だった。
際限なく降り注ぐ雨水はピカデリーに連なる屋敷の軒先のといの中を走り、リ―ジェントストリートやボンドストリートの街路へと流れていた。
トラファルガー広場やバッキンガム宮殿前の大広場の人通りはふっつりと途絶えていた。
ロンドン塔やコヴェントガーデン王立歌劇場は、折から立ち昇った濃い霧の中にその身を隠して、時折、そのさ中から地上にそびえたつ巨大
な甍をのぞかせた。
街のはずれ、イーストエンドの灰色の空からも、雨は容赦なく降ってきた。
煉瓦造りの崩れかけた二階家の屋根から伸びた物干しのロープが、煤煙に濁った鉛色の雨雲を切り裂いていた。
工場の煙が混じった雨と、でこぼこの敷石の上にたまった泥水の臭いが入り混じり、それらがさらに一帯に広がる洗濯屋や皮革屋、居酒屋
の独特の臭気とあいまって、あまりにも胸くその悪い臭気が漂っている。
「このあたりは、イーストエンドでも屈指の貧民窟でしてね。梅毒持ちの娼婦や肺病に胸をやられた子供らが大勢おる」
馬車の窓越しに、隣に座っている頼朝に侯爵は話した。
空気感がない。
362:この名無しがすごい!
11/04/27 00:02:06.46 tBpsn2R2
>>331
黒塗りの見事な馬車は、見るからにこのはきだめには似つかわしくなかった。
ここでは生活の悲鳴が聞こえる。
ボロけた家屋と、かさぶたのようにひび割れた道路から、生活という時計の歯車がギシギシと音を立てて動いている。そのけっして解けきる
ことのないゼンマイは、貧しさというネジで年がら年中巻かれ、過酷で無情な歯車を回して、イーストエンドの時を刻んでいる。その合間からは、
女の叫びが、少年の呻きが、病人の嘆きが聴こえる。
貧困と病と絶望。
この三つが溶け合い、時に反発しあい、しなびた空気を一帯に溢れさせている。
不意に、馬車が止まった。
「どうしたね?」
侯爵が訊いた。
「少年が一人、行く手にいましてね……」
どうでもいい情報が多すぎる。
363:この名無しがすごい!
11/04/27 00:03:10.81 J375qXsr
>>331
「オべロンを助けてくれ!」
ホイッスルのような力強い声が響いた。どうやら少年の声らしい。
「お願いだ。パンをくれ!薬も!俺たちに生活をくれ!」
「降りてみましょう」
そこには鳥打帽を目深にかぶった一人の少年と、その仲間らしき輩が三人、立っていた。
「あなた達はここの住人ですか?」
「俺たちはオべロン。孤児たちの集まりさ。貴族様よう、俺たちにパンをくれ!この娘は肺病にかかって、薬が必要なんだ」
その時である。
視界をせわしく切り刻んでいた白い雨の向こう、霧に滲んだ四人の少年たちの中に、見覚えのある顔があった。
「飛鳥!?、お前、飛鳥じゃないか!?」
「トモっち!?」
そう言われた少年は返事をした。
その少年はかぶっていた鳥打帽を脱いだ。
瞬間、豊かな黒髪が、両肩に溢れた。
それは男装の少女だった。
そしてまぎれもなく、それはあの飛鳥だった。
説明台詞の羅列。もっと生きた台詞にすべき。
364:この名無しがすごい!
11/04/27 00:04:20.64 J375qXsr
>>331
「どうです? 落ちつきましたか?」
シャルパンティエ侯爵はそう言って、リゾットを食べる飛鳥を見やりながら、ゆったりとパイプをふかしていた。
「はい! ようやくなんとか……」
クリストフルのスプーンを使ってリゾットを食べる飛鳥は、時折せき込みながら、チーズの匂いも美味そうな食事をとっていた。
「なあ、飛鳥、一体どうしたんだろうな? 俺たち、本当は十七世紀のフランスへ行く予定だっただろ?」
「可能性は一つ」
シャルパンティエ侯爵が述べた。
「バグですな」
「バグ!?」
頼朝が訊いた。
「そう、バグです。お二人がこの世界にやってくる時に、予期しないCPUのバグが発生したのでしょう」
「戻るには?……、戻るにはどうしたらいいんでしょうか?……」
「残念ながらそれについてはなにも」
頼朝は答えの得られない質問を中に浮かせたまま、侯爵の返事を聞いた。
「俺たちは……、俺たちは現代のルナ・デューエに戻りたい。どうすれば……」
「だが恐らく答えは一つ」
断ち切るように、侯爵は言った。
「そのバグの大本を取り除くんです。そうすればCPUが正常に稼働して、お二人は無事、ルナ・デュ―エに戻れるでしょう。そしておそらくその正体は、今、英国を度を超えた世界帝国へと変えつつある、『ヴィクトリア女王』です」
「ヴィクトリア女王!?」
CPUのバグと推測できるなんて、どんなCEだ。
365:この名無しがすごい!
11/04/27 00:06:12.80 J375qXsr
>>331
「そうです。かねてから私もおかしいと思っていました。確かにここは十九世紀の英国で、植民地政策を展開しています。しかし、本来の歴史に
あるそれよりも多くの植民地を、英国は得ようとしています。それはあのヴィクトリア女王の御意志なのです。ドイツをも凌ぐ世界帝国への道を
ひた走り、ロシアやフランスとの戦争もじきに勃発するでしょう。明らかに、この国はコンピュータープログラムの予定調和の範疇を超えている。
今、このジオ・マ―レの英国において、コンピュータの予定調和の範疇を明らかに超えているのが、あのヴィクトリア女王です。お二人とも、ここ
はひとつ、あの女王の暴走を止めないといけない。でないとこの国は、いや、この世界は、世界戦争に発展します」
「でも、ヴィクトリア女王を止めるなんて、どうすればいいんですか? 俺たちは一介の市民だし、政治家やブルジョワジーになればいいんだろ
うけど、俺たちには……」
「紅茶です!」
「紅茶!?」
「そう、紅茶です。お二人とも、これを御覧なさい」
そう言ってシャルパンティエ侯爵は、くすんだ緑色の表紙に、褐色の紐で綴じられた、何かの冊子のようなものを示した。
なにかしら解読不能な記号が並んでいる。
「それは『漢字』というものでね。『せんげしちじしき』と読みます。
侯爵の指差すところには、「千家七事式」という漢字が書かれている。
「この本がどうかしたんですか?」
「これは遠い東の果ての国、『日本』で書かれたものです。もちろん、これは我々の世界でいう写本ですが」
「日本!?」
展開がご都合主義過ぎる。
366:この名無しがすごい!
11/04/27 00:07:38.06 tBpsn2R2
>>331
そう答える二人に、侯爵は言った。
「そう、ニホンです。そこにはね、『闘茶』というものがありましてね。簡単にいうと、茶の味を飲み分ける競技です」
「茶の味を……?」
「そうです。日本には栂尾という茶の生産地があります。私たちの文化でいうところの、セイロンやアッサムのようなものです。そこで産出された
上質の茶と、普通の、並みの茶を飲んで、うまく味を利いて栂尾産の茶とそれ以外の産地の茶を飲み分けられるかという争いです。そして……」
シャルパンティエ侯爵は続けた。
「これと似たような物を、わが英国でもやるんです。言ってみれば、『ティー・デュエル』。紅茶を飲んで、それがどんな茶葉であるか、どの産地、
いや、どこの紅茶会社の茶であるか言い当てる、それを女王と勝負するんです」
「ティー・デュエル……」
反芻する飛鳥。そして次の瞬間、飛鳥はこう話した。
「私は、私の父は英国人です。紅茶の味なら、本場の血をひく私なら、わかると思います。シャルパンティエ侯爵様、この勝負、乗ります!」
「お、おい……、相手が誰だかわかっているのか?」
決断が早すぎる。作者の都合で動いているとしか思えない。
367:この名無しがすごい!
11/04/27 00:18:33.83 9xqGCmJL
これは命令だ
バトルティータイム
海に捧げるコンチェルト
この二つは特に引用は止めろ
命令だ
従え
引用を止める事を命令する
わかったな?
368:この名無しがすごい!
11/04/27 00:32:34.53 ecVyN0Kn
シャル「パンティ」エ。すごいエロいな
369:この名無しがすごい!
11/04/27 00:39:11.47 ecVyN0Kn
まあ、ファンタジア文庫じゃマンコカパックとか言う名前使っているのもあるしな
370:この名無しがすごい!
11/04/27 01:05:13.15 9xqGCmJL
引用止まったか
わかってもらえたみたいだ
371: [―{}@{}@{}-] この名無しがすごい!
11/04/27 03:23:40.87 fwxBl0K3
感想を求めている人は、感想を付ける人が具体的にどこの部分に対してどう思っているのかを知りたいと思うので、
しっかり文章を引用して、自分がどの辺りに対してどう思ったのかを書くからね^^
そうする事で、感想を求めている人は一層理解しやすくなるよね^^
372: [―{}@{}@{}-] この名無しがすごい!
11/04/27 03:34:35.43 fwxBl0K3
作品まだ?^^
感想付けるよ^^
373:この名無しがすごい!
11/04/27 03:45:28.44 Tl2d0Kau
【アドレス】 URLリンク(www5.pf-x.net)
【ジャンル】
【タイトル】 モン・サン・ミシェルの晩祷
【評価基準】おもしろいか
374:この名無しがすごい!
11/04/27 06:17:17.40 a+r4/DaH
みんなの声を代弁する……見苦しい!!
375:この名無しがすごい!
11/04/27 07:48:53.29 ICRuie++
残念。このスレはもう死にました。
紅茶先生の次回作にご期待ください。
376:この名無しがすごい!
11/04/27 10:04:49.68 Nzyvz9HG
ここまで醜悪な態度の人間はさすがに聴いたことも無い。
悪い事いわねえからさっさと成仏しろよ。
377:この名無しがすごい!
11/04/27 16:04:33.99 9xqGCmJL
受賞の可能性が高い
海に捧げるコンチェルト
は引用するな
378:この名無しがすごい!
11/04/27 17:13:22.59 COdq1mRy
大丈夫
100%一次落ちするから
379:この名無しがすごい!
11/04/27 18:22:20.87 9xqGCmJL
378
お前の作品の話はしてない
紅茶先生の 海に捧げるコンチェルト は受賞の可能性があるから引用するな
命令だ
380:この名無しがすごい!
11/04/27 18:38:45.23 2di+C6Qs
ネットでこれだけの話題作(笑)になったんだし、
下読みの人も考慮してくれるよ。
悪い意味で。
381:この名無しがすごい!
11/04/27 18:43:43.49 COdq1mRy
俺作品なんて書いてないけど薬飲み過ぎて変な夢でも見てるの?
日本語の理解出来ないアホの子のためにもう一度言うけど
紅茶の作品は100%間違い無く確実に一次落ちするって言ってるんだよ
382:この名無しがすごい!
11/04/27 18:49:42.31 ucKfeGkk
紅茶の作品手直しして、でたらめな住所で他の新人賞に出す奴がいるかもな
二重投稿で永遠ブラックリスト御目出度う御座います
383:この名無しがすごい!
11/04/27 19:46:44.40 9xqGCmJL
違う住所 本名ならいたずらだと思われて 先に送った紅茶先生は問題無し
更に下読みが重なる可能性は少ない
384:この名無しがすごい!
11/04/27 19:48:35.46 tBpsn2R2
じゃあ試しに誰か送ってみたら?
385: [―{}@{}@{}-] この名無しがすごい!
11/04/27 20:30:47.11 fwxBl0K3
感想を求めている人は、感想を付ける人が具体的にどこの部分に対してどう思っているのかを知りたいと思うので、
しっかり文章を引用して、自分がどの辺りに対してどう思ったのかを書くからね^^
そうする事で、感想を求めている人は一層理解しやすくなるよね^^
386:この名無しがすごい!
11/04/27 21:09:36.50 dCdpw01t
紅茶(焼き鳥串)を語った便乗荒らしの可能性もある。
387:この名無しがすごい!
11/04/27 21:26:32.88 qeyiAHl1
もはや雑談スレだな
廃墟も同然
388:この名無しがすごい!
11/04/27 22:48:47.62 COdq1mRy
>>386
偽物だけが荒らして毎日荒らしていた紅茶が出てこないわけないだろ
389:この名無しがすごい!
11/04/28 00:21:20.99 3IP4Gu5f
引退発言の後から明らかに大人しくなってるから
今は便乗荒らしなんじゃないか?
390:この名無しがすごい!
11/04/28 00:24:33.43 mF+X0lxT
>>389
元々荒らしなんだから今とか昔とか関係ないと思うがw
391: [―{}@{}@{}-] この名無しがすごい!
11/04/28 00:37:55.63 OLnZ09tC
感想を求めている人は、感想を付ける人が具体的にどこの部分に対してどう思っているのかを知りたいと思うので、
しっかり文章を引用して、自分がどの辺りに対してどう思ったのかを書くからね^^
そうする事で、感想を求めている人は一層理解しやすくなるよね^^
392:この名無しがすごい!
11/04/28 00:46:14.74 K5b3YUvV
コテ外しただけで他人だと信じるなんて人がいいのね
393:この名無しがすごい!
11/04/28 01:59:21.03 leqaEkb+
荒らしの中身が誰かなんて正直どうでもいい
荒 ら す な
394:この名無しがすごい!
11/04/28 22:38:08.71 Sfinslry
ワナビの醜さ
395:この名無しがすごい!
11/04/30 15:10:29.74 8n1qYskS
>>373
ゆしま天仁 まず作者は湯島天神に謝罪すべき。
フランス、ノルマンディー地方南部、ブルターニュとの境に近いサン・マロ湾。
真冬には身を切るような北風が吹きつける海上の小島の上に、それはある。
モン・サン・ミシェル修道院。
キリスト教徒なら誰でも生涯に一度は訪れたいと願う巡礼の地。
変わりやすい空の下、晴れた日には碧い海が輝き、曇った日には淀んだ海水が濁り、満潮になるとあっという間に島と本土を結ぶ道は海中に沈む。
この潮の満ち引きのために、命を落とした巡礼の徒がいかに多かっただろう。
「モン・サン・ミシェルに行くなら遺書を置いていけ」
そう噂されるほど、この地に安らかに到達することは大変だった。
WIKIのモンサンミシェルのページとほぼ同じ。自分の言葉で説明できない。改変しかできないのがもろばれ
396:この名無しがすごい!
11/04/30 15:18:29.71 8n1qYskS
西洋史が好きな中学生が書いた物語。
これからいろんな本を読んで書き続けるといいと思う。
WIKIの改変なんて問題外だから自分の言葉で説明する練習をしよう。
397:この名無しがすごい!
11/04/30 15:20:28.19 8n1qYskS
後、起承転結、序破急を意識して。
場面をつないだだけでは小説にならない。
398:この名無しがすごい!
11/04/30 20:31:25.62 JMVB2cN1
オムレツが美味しかったよ
399:この名無しがすごい!
11/05/02 13:04:35.40 TsjOVLRv
>>373
ウィキペディアから借りてきたところが多い割にはリサーチ不足だな
ベネディクト派は肉食を禁じている
ので、厨房に「ウサギの肉」はないだろうし
「ユニコーンの肉を食った」という設定もいかがなものか
400:この名無しがすごい!
11/05/02 16:10:19.15 vyk661oq
>>373
何でもかんでも詰めればいいってもんじゃ無いのよねー
テーマブレるしさ
ま、プロットの段階で、大風呂敷を広げちゃうってのは初心者が犯しがちなミスなんだけど
作者の伝えたいものがみえてこないんですよね
これ、お客さんは主人公に共感できないと思いますよ
最後泣きにもってきたいなら、致命的でしょ
カタルシスも弱いなぁ
まぁ、面白ければ何でもいいと思ってるフシが気になるけど、それなりに光るものはあるよ
今後の課題は構成力かな
401:この名無しがすごい!
11/05/02 18:38:32.56 TsjOVLRv
>>373
考証に難ありでディテールがさっぱりな点が大きな欠点として
ストーリー構成の点ではとにかく面白くない
ネタの中心となる天使の降臨が物語上ほとんど何の意味もない
ああするならたとえば芥川の「龍」の逆で、天使の姿は実は集団幻覚であった、
だがそこにこそ、幻を見るほどの信仰こそ神の恩寵がある…とした方が深みが
出てくるしアイディア・ストーリーとしてましだろうと思う まあこの案でも
陳腐であることには変わりはないが
天使の降臨が必要であるかどうかについての訴求力がほとんどないのが
とにかく致命的な欠点 つまり主人公の日常生活の幸福と不幸、生活感と
言ったものが全然伝わってこない だから何が嬉しくて何が悲しいのかも
皆目わからない 音楽史の薀蓄も効果はほぼゼロ
ついでに言うと天使の仮の身の女も、このストーリー上の扱いでは特定の
病者に対する差別でしかない
舞台は日本ではないしその点の目新しさはあるが、肝心のリサーチが
限られた資料からのしかも穴だらけの考証というのは…
402:この名無しがすごい!
11/05/05 16:27:34.32 StmQwGAR
232です。
非常に遅れて申し訳ありません
沢山のご感想ありがとうございます
続きありきのつもりで書いていて、実は中途半端ながら
それも書いてあったんですけれど、
あの終わり方ではあれで終わったと思った方も
少なからずいらっしゃったのではないかと思います
>>235
ちょっと自分でもやり過ぎた感はありました…
確かにもっと削った方が良いですね
意味のないこと山ほど呟いているし。
感嘆符の事、カギ括弧の後の句読点については知りませんでした
勉強になりました
>>238
僕の構想では今後もう一回リベンジ戦があり
その時にコインが増えてきてから、
ゲームを見極めて賭ける量が~云々という感じにしていきたいと思っていたので
コインが両者一枚ずつの今回は確かにギャンブルとは言い難いと思います
ご指摘ありがとうございます
>>240
迅轟伝の時よりは設定量を減らしたつもりだったんですけれど、
まだ多かったみたいですね、次はもっと削ります
迅轟伝と比較してどうかも書いて頂けると有り難かったです…
一人称は下手という意見が多いのですが、正直三人称もあまり自信ないです。
削るというのは何を削るんでしょうか。わかりませんでした。すみません
てにをはがおかしいところ、そんなにたくさんありましたか?
ちょっとまずいですね…読書しないと…
>>241
コンゲーム…ですか。初めて知りました
ありがとうございます
確かに馬鹿主人公にしか見えませんね
改めてみてみると確かにそう感じます
そして、やっぱり要らないですよね、あのセリフ。
九兵衛って何ですか
一応死のリスク「も」なので、
今回のゲームに死のリスクはないつもりだったんですが
一文字だけでは伝わりにくいようですね
主催者側がお気楽ムードにならないよう気をつけます
>>243
秀輔はそこまで必死ではなかったから実力行使に出なかったのだと思います(自分の書いた話だろ)
主人公を無理に楽天家にさせる必要はなかったみたいですね
参考になりました
一応この後
秀輔、木村に出会う
↓
木村の過去話をきき、秀輔が罪悪感を背負う
↓
木村にコインの入手場所を尋ね、秀輔、そこに三日三晩座り続ける
↓
毎日そこを通っていたおっさんが怪しんで話しかける、秀輔が木村のことについて語る
↓
実はそのおっさんは大富豪の部下の一人で、秀輔自身のコインが渡される。願いは「木村を助ける」
↓
改めてチャレンジ、何故かまたしても鶴来と交戦、だが撃破
↓
後々聞いてみると鶴来の方は別にどうという事もないありふれた過去話だった
という流れを勝手にくんでいたので、そこに行き着いて無いのにとめているから
不自然な点が多く出てしまって、済みませんでした
403:この名無しがすごい!
11/05/05 16:50:53.57 StmQwGAR
402です。
続けて投稿します
【アドレス】URLリンク(www5.pf-x.net)
【ジャンル】多分>>241さんの言っていたコンゲーム方向に持っていきたいと思っています でもここに書かれている内容だけならそうは感じられないと思いますが…
【タイトル】40
【評価基準】続きが気になるか、以前の僕の作品(迅轟伝、実験時間、G・S・GAMBLE)を知っている方はそれと比べてどうか、
そして、最後の方にある主人公の発言に同感かどうか
【改稿】 可
404:この名無しがすごい!
11/05/05 17:41:56.50 sDAESciq
>>403
会話文の最後に「。」はいらないよ
作法を勉強せよ
405:この名無しがすごい!
11/05/05 17:57:51.78 1HYIn5LL
〉〉404
すみません
知ってはいたんですがくせで書いてしまいました
406:この名無しがすごい!
11/05/05 18:18:40.21 qOeI9/e1
>>403
入間や西尾級の文章のしつこさを持ってるのに、語彙があまりにも貧弱。
…を単体で使うな。
ダーシをry
括弧の最後に読点つけてもいいけど、意味ないんだったらやめなよ。
407:この名無しがすごい!
11/05/05 18:48:12.37 uVGIdcCf
>>403
言葉選びと情報の出す順番を見るに、文章がちょっと拙い印象。
特に気になった所を挙げると、
>こちらとしてもビジネスに金が惜しいので
「こちらとしてもビジネスですので」あたりが妥当だと思う。
第一声がこんなだったせいで、最初わざと日本語が不自由気味なキャラなのかと思ったらそうでもなかったし。
>俺の体は半分に断ち切られた。体からは真っ赤な血が噴き出し、それは視界を埋め尽くすように俺の目の前にまとわりついていたが、何故か痛みはあまり感じなかった。
一人称なのに真っ二つになった自分の状況を理解しているのは不自然。鏡か何かでも見ないと「自分は真っ二つにされた」とは気が付けないのでは?
>俺は呆気にとられながらも~
「……ちょっと待て」
俺は呆気にとられながらも、なんとかかんとか言葉を絞り出した。
「お前は一体何者だ? (中略) 何のためにでないとどうにもこうにも返答のしようがねえよ!」
で、一度口から言葉が出てしまうと(以下略)
最初の一言が出るまでと、そこから先の言葉が流れ出るのは一続きにはなっているけれどもまったく別の状況。
台詞を分けて変化を示してやらないと読者には分かりにくい。
全体的に台詞も地の文も冗長。こってり説明したいところはそれでいいけど、全編そんなじゃ読む方はどこが盛り上がってるか分からない。
説明が長すぎて、キャラ以前に飽きが来てしまう。「そういうキャラ」だというのなら、ちゃんとあからさまに話が戻ったり、突っ込ませたりした方がいい。
・他の作品は読んでいません。
・物語の展開的には続きがあれば読むレベルだけど、この文章では続きを読むのは苦痛。
・主人公の最後の方のセリフがどれを指すかわからないので答えられません。終盤のセリフには、特に印象的なものはありませんでした。
408:この名無しがすごい!
11/05/05 20:33:24.10 zgnoStFf
>>404
一般はそうだけど、国語教育では。」と教えてるし、検定教科書も
そうなってるんだよな
409:この名無しがすごい!
11/05/05 20:59:27.32 JrEsDcHA
>>403
迅轟伝から読んでいますが、文章が全然改善されていない。
文章の癖を『直して』ください。
個性で済まされるレベルではないです。
何より良くないのは、
「台詞~~~~~~~~~」
地の文~~~~~~~~~
「台詞~~~~~~~~~」
地の文~~~~~~~~~
間延びしすぎですよね。リズムも何もない。歯切れが悪い。
それから主語を連発しすぎです。「俺」を書かなくても通じるところは極力削ってください。
なぜなら読みにくいからです。
読者のことを考えて書いてください。
読者のことを考えて書けないなら、晒さないでください。書かないでください。
小説は読まれてなんぼです。「自分」を捨てろとは言いませんが、「みんな」がどうであるかを学ぶことくらいはしてください。
厳しいことを言うようですが、それが書き手としての最低限のマナーだと思います。
物語の展開力には光るものがあると思いますので、頑張ってください。
410:この名無しがすごい!
11/05/05 21:07:07.90 8nGXbtlf
>>403
俺は>>409みたいに書くなまでは言わんが
正直読みたくなる文章ではないな。
オナニーとして自分で書いて自分で読んで忘れ去るとか
或いは2chで晒す程度なら良いと思う。誰が傷つくわけでもないし
ただこの程度の文で「エンターテインメント」目指してるんだったら傍ら痛い
楽しませる、という発想がないと物書きとして生きていくのは無理だよね
411:この名無しがすごい!
11/05/05 21:08:17.99 zgnoStFf
>>403
導入なのでその範囲内で感想。
何度も何度も復活して…ってのはもう一ジャンルに近いぐらいの作品があるし
(ラノベではAll You Need Is Killなど)数年前のSFマガジンに吾妻ひでおが発表した
やっぱり同趣向の短編があって印象に残ってるが、それぐらいよくあるものなので
やはり殺されるところに一ひねり欲しい気がする
例えば、なぜか殺される瞬間の自分が見えてしまっているとか
殺されるときに感覚をちょっと異様に描写するとか
復活も単に生と死をループするだけなのか、それとも時間や事象もリセットされるのか
など、ギミックを作りこんでおくとディテールで引っ張れると思う
物語を徹底的に不条理に進めるのであれば「なぜ40回?」「どうして自分が?」という
謎解きを吹っ飛ばすぐらいの勢いがこの後の展開に欲しい気がする その意味でこの先
どう成り行きが進むのか、いろいろ考えられるだけにそれを裏切るアイディアがあれば、と
冒頭のシーンで個人的に残念なのは、死神の表情の描写がないこと セリフだけで進めるのも
ひとつの技法かもしれないけれど、「サトウケンタ」への慇懃無礼でしかも人間離れした
(「死神」だから!)様子が描写できれば、凄いものだと思うけれど
412:この名無しがすごい!
11/05/06 11:05:51.65 Rf+100Iq
>>403
頭三行だけ改稿してみた。
エイプリルフールの木曜日。俺が部屋で勉強をしていると、背後から声がした。
「サトウケンタさん。あなたには、四十回死んでもらいます」
振り返る。まっしろな顔をした不気味な男がそこにいた。
文章量は半分以下だけど、情報の質はぶっちゃけ同じ。
コツというかアレとしては、「誰が」「どこで」「何をしてるか」だけを意識する。
もちろんそればかりだと味気ない文章になる。
だけど冒頭はそれでいいんだよ。
キャラ付けをするとか笑いを取りにいくとか、明確な意思がない限りは必要最小限に抑えとけ。
413:この名無しがすごい!
11/05/06 12:59:10.49 Qm+z75CO
>>403
コンゲームを目指したとは言うけれど……
コン(詐欺)の方ばかりみて、肝心のゲームの方が疎かになっている印象
主人公は状況に翻弄されているばかりだし死神も何がしたいのかよく解らない
例えばライアーゲームという漫画があるけど、あれもゲームがメイン要素になっている
嘘つきが沢山出てきて嘘をつくだけだったらストーリーが成立しない
とにかく死神がまずい
現状、ただのコスプレのおっさんでしかない
宙に浮いてるとか、死神の釜を空中から出現させるぐらいはやって見せるべき
一秒でも早く主人公(と読者)に死神の存在を受け入れさせないと話が始まらないのに、聞いてもいない事ばかりべらべら喋るのはいかがな物か
そもそも、本人の同意なく鎌でズバってやってもカウントされるなら、あと39回殺してさっさと帰ればいいだけなのでは?
あと、特に理由が無いなら死神は美少女の格好で現れるべき
414:この名無しがすごい!
11/05/06 13:02:03.02 6ItERUTu
>あと、特に理由が無いなら死神は美少女の格好で現れるべき
ワロタ
415:この名無しがすごい!
11/05/06 14:30:59.50 3a0lP1oD
批評に意見する奴が何人か居るな。議論スレでどうぞ
416:240
11/05/06 21:38:03.27 zSAhtgV9
>>403
主人公の一人語り、本文で言うところの「マシンガントーク」がしつこい。
それが面白ければ何の問題もないのだけれど、つまらないので致命的。
これが、あなたの作品に共通した欠点。
で、これが、>>240で書いた「削る」か、ひたすら磨きを掛けるかどちらかにするべきと書いた部分。
語彙、リズム、センス、足りないものが何であれ、あなたの文章の一人語り、やりとりには面白みがない。
まず、自分でこれを自覚するべき。
厳しいことを言っているのは理解している。言いがかりだと思うかもしれない。
でも、まずそれを自覚するべき。
そうしなければ、何も始まらない。
それを認めた上で、どうするか。
冗長な部分を削るなら良し、そうでなければ、似たような表現技法を取っている作品の「何が面白いのか」を
徹底的に分析して、自分のものにするしかないと思う。
ごめん。これは推測だ。
でも、センスがないなら、それを技術に昇華させるしかないでしょ? それが、前に書いた「かなり難しい」こと。
なお、コンゲームは、ジャンルとして確立されているし、ハイレベルなものが沢山出ているので、すごく難易度が高い。
書き手は、登場人物がそれなりに頭を使ってその裏をかき、それを読者に「おおっ」と感心or納得させるような
ゲームのルールを考え、それを明解に読者に伝えないといけない。
なおかつ、登場人物たちの心の動きをリアルに伝える必要がある。
正直、難しい。
それでも、その道を進んでみたいなら、まずは必要な情報を、明確に、簡潔に読者に伝えるように努力を。
でも、この作品は、さらにループものまで含んでいる。
ループものも、これまたハイレベルな作品が溢れているジャンルで、もう何ていうか難しいとかそういう
言葉では語りきれないものがある。
まずは、既存のループもの(小説、映画、ゲーム、何でも)を漁って、それらと張りあえる作品を書くには
どうしたらいいか、考えてみて欲しい。
……っていうか、挑もうとしている壁の高さに気づいて愕然として欲しい。マジで。
ごめん。厳しいこと書いた。
でもね、書き続けている力は認めてる。
書き続ける力があるんだから、それを良いものにする努力もできるはずだよね?
書きたいものが沢山あって、自分の中にあるものをどんどんアウトプットしたい気持ちもわかる。
でも、ちょっと待って欲しい。沢山ついている感想を読んで欲しい。
次のものを生み出す前に、今抱えている問題を改善するために時間を使って欲しい。
そうしないと、そのうちに、「ああ、またこいつか。どうせこいつは~」とスルーされるだけになる。
それじゃ、つまらないよ。ここに晒している意味ないよ。
次は、これまでの作品を読んだ、おれみたいな奴の先入観を覆してくれるような作品を期待してる。
417:416
11/05/06 21:47:50.01 zSAhtgV9
ああ、スマン。
>>416で、ループもの、は言い過ぎた。
何度も死ぬだけで、ループしているわけではないから。
でも、これって「40回までならミスしてもOK」ってことで、うまく演出しないと
緊迫感が欠ける原因になるかもしれない。
何度も生き返ることがわかっているなら、死の緊迫感を維持するのは難しいかもしれない。
うまくやれば、カウントが減っていくことで焦燥感を煽れるかもしれないけれど、そこは腕次第
ということで。
418:この名無しがすごい!
11/05/07 08:57:11.09 HKZcH2yw
フルメタ新プロジェクト今夏始動!!
あれから十数年後のフルメタ世界を描いた
スピンアウト作品がファンタジア文庫で堂々作戦開始!!
原案、監修、賀東招二
著、大黒尚人
イラスト、四季童子
メカデザイン、海老川兼武
フルメタ短編集も同時期に刊行予定!
URLリンク(twitpic.com)
キービジュアル
URLリンク(twitpic.com)
こいつこのスレの出身者じゃん
デビューおめ
419:この名無しがすごい!
11/05/07 10:08:17.75 CIGwjRxF
何で分かったんだあああ!?
420:この名無しがすごい!
11/05/07 11:22:31.47 HKZcH2yw
109 名前:この規制がすごい![sage] 投稿日:2010/05/21(金) 11:19:03 ID:hmuDzW0k [1/2]
【アドレス】 URLリンク(wannabees.hp.infoseek.co.jp) (あらすじ)
URLリンク(wannabees.hp.infoseek.co.jp) (本文)
【ジャンル】 伝奇能力バトル
【タイトル】 マルタの十字
【評価基準】 特になし
【改稿】 可
今回の富士見最終落ち
ていうか昨日ドラマガ買ったら、最終で落とされてたの俺だけだった
何かものすごく負けた気分
以前に晒した事あり、その時はえらく叩かれた
特に注文はないんで、好きに叩いてください
ちなみに編集の人の話では、評価されたのがバトルの描写や表現
ダメ出しされたのが、キャラの弱さ・古さだった
後、やはり身長2メートルのマッチョ主人公は、ラノベ的にNG気味らしい
この人だね
421:この名無しがすごい!
11/05/07 14:01:31.17 Td1PL1XI
お前ら議論スレに行け
422:ゾンビ
11/05/07 14:29:19.30 mJc7ZkgT
>>403
続きは気にならない。迅轟伝は読んでいないはず。
主人公の発言には悪い意味で同感。つまりさっさと説明終わらせてほしかったなと。
会話・地の文・会話・地の文とかより、文章が冗長すぎる。なぜなら主人公がいちいち会話の後で
独白を入れてくるから。それでテンポが悪くなる。会話の中で何でやんないの?
あまりに、そういうのが冒頭多いから文字数稼ぐためにやってるのかと思ってんだけど。
だって独白が11行もあるんだもん。
そんで肝心の内容は、くどい説明。設定なんて序盤では覚えきれないので、そんなに書かなくてもいいよ。
それと死神の服装や容姿が不明で、部屋の様子も何をしていたかの情報がほぼゼロで
シーンを連想しにくい。ダメな冒頭の典型例。
髪の長さ、服装、背丈とかもっとイメージさせる情報を与えないと。それに主人公が
もっと驚いた方がいいんじゃないか。現状落ち着きすぎ。休憩しようと立ったら気がついて部屋のすみまで
後ずさったとか。そういう動揺を提示してから、なだめるように死神に説明させた方がスムーズになると思うのだが。
面白いものは冒頭から面白いと思うので、まず引き付ける面白い冒頭を書けるようにすることから始めよう。
じゃないと、途中で読むのを止めてしまう人が出てくるはずだ。
423:この名無しがすごい!
11/05/07 22:37:34.60 qIP7AwSf
よろしくお願いいたします。
【アドレス】URLリンク(www5.pf-x.net)
【ジャンル】ファンタジー
【タイトル】十万秒世界のワニ娘(原稿用紙五十枚)
【評価基準】
・キャラに魅力はあるか(特にヒロイン)/または不快ではないか(特に男主人公)。
・続きを読みたくなるか。
長編ファンタジーの一話部分です。
細かい技術部分はさておき、面白い面白くないなどで語っていただければ幸いです。
424:この名無しがすごい!
11/05/07 23:10:22.94 CIGwjRxF
>>423
凄く面白かったです、ありがとうございました。
425:この名無しがすごい!
11/05/07 23:32:21.33 qIP7AwSf
>>424
少しでも楽しんでいただけなら何よりです。ありがとうございました。
426:この名無しがすごい!
11/05/07 23:39:17.26 BabvQF7h
>>423
いいね。
テンポも良くて、スラスラ読めた。
色々作り込まれている世界観なのがわかるし。
このタイミングでの地理の授業は微妙だったけれど、設定語りも「それほど」多くないので、許容範囲だった。
ただ、弟ワニの設定は後出しで出すのではなくて、ヒロインが森に出かけたときに、それを伺わせるような描写で
前もって語るとか、工夫のしようがある気がした。
ヒロインは、ちょっとお馬鹿かわいくて良いと思う。
男主人公は、特に不快には感じなかった。
続きを読みたくなるか……と言われると、そんなに強いヒキがないので凄く読みたいという程でもないけれど、
続きがあれば確実に読む。
それくらいには面白かった。
もう少し、物語が動き出すのに向けての強いヒキがあると良いけれど、それを望むのは要求しすぎ?
427:この名無しがすごい!
11/05/07 23:39:32.50 OBVEGg3y
>>423
後半良いね
二人、特にイシェッタがイキイキと描かれている
前半の展開の遅さと説明にダレたけど最後まで読んで良かった
これなら続きを読みたい
428:この名無しがすごい!
11/05/08 00:19:28.18 +CL6ZqtF
>>426 感想ありがとうございます。
>弟ワニの後出し設定
これは巨大化・変身の事ということでOKですか?
>物語が動き出すのに向けての強いヒキ
評価基準に書いてませんでしたが、実はその点について悩んで投下しました。
友人からは「このまま締めに『二人は結婚して子供を産んで仲良く暮らしました
めでたしめでたし』ってなってもあまり不足感がない」と言われてしまいまして。
出していない設定等はまだまだありますが、さてどう入れていったものか……と。
>>427
感想ありがとうございます、やはり最初の説明パートはまだ冗長みたいですね。
これをどうコンパクトにするかも課題のようです。
429:この名無しがすごい!
11/05/08 00:27:17.57 W4Vjf5Rl
>>423
文はそこそこ綺麗で見所がある 半年磨いたら詩の一つも書けそうなくらいで個人的には◎
だけど設定が津波の様に押し寄せて読む気力を根こそぎ奪い去ってしまった
単位設定とかミサペトだとかミスタラとかトロスとか、正直そんなものはどうでも良いです
設定資料集出せるほど偉くなったら存分に書いて下さい
キャラには特に魅力を感じなかった。おとぎ話の登場人物みたいで厚みがない
なんというか文字でできた絵本を読んでいる感じ。続きはあんまり興味を持てない
暇をもてあまして寝る前の睡眠導入に読むかなってイメージ
430:この名無しがすごい!
11/05/08 00:46:23.67 +CL6ZqtF
>>429
感想ありがとうございます。えーと詩は別に書く気は十年この方これっぽっちも。
おとぎ話・絵本っぽいという感想は最初驚いたんですが、友人からも同意見が。
意識しないままそういう雰囲気作ってしまったことは反省したい処です。
最終的にはそれとは似ても似つかない話にはなるんでしょうが、その場合
この冒頭が足を引っ張るかも……ということを考えると深刻な問題かもしれません。
431:1/2
11/05/08 02:35:51.81 cwhuhseV
>>423
勢いで感想書いたら細かな技術関係だった件について。前半後半で別れていますが、後半いらんようならスルーしてください
☆ヒロインの魅力
特になし。これがプラスかマイナスかはこれからの展開次第かと
設定は新鮮に感じました
☆主人公
主人公を不快にさせないために人間になりたいという設定を入れたのでは?それもあって特に不快には感じませんでした
だけどやりすぎちゃってもいいと思うんですよね。賛否両論あるキャラの方が売り上げは伸びるはず
☆続きを読みたくなるか
売っていても不思議ではないレベル。だけど大ヒットするビジョンは思い描けなかった
いや序盤でそんなこと言われても……という感じかも知れませんが、俺はそう思った
その理由が後半にもかかってます
432:2/2
11/05/08 02:38:03.85 cwhuhseV
>>423
後半
文章力に関しては俺よりも高いので言うことなし
だけどそんな俺でも言えることが一つ
読者の気持ちを誘導するというか…もう少し読者よりに演出を繋げてほしいと思った
例えばプロローグ、文句のつけようがないプロローグだけど、第一章が始まり、ヒロインの説明が入る
読者的にはそんなことどうでもいいと思っているはずだし、例えヒロインの演出をうまく出来たとしても物足りなさを感じる
それはプロローグと第一章中盤までの繋がりが薄いから
もう少しヒロインの登場、演出をプロローグと絡めることが出来ないか?悪魔の釣り針を使って、もっと読者を世界に引き込むことは出来ないか?これは『出版したとして大ヒットするかどうか』にもかかってくると思う。編集にもツッコミ入れられるんじゃないかな
世界観は作り込んでいることが分かる。二人の関係がどういう方向に行くのかも提示されている。なら次に凝るべきは演出
読者をどう楽しませるか?どこを盛り上げるべく、そのシーンを作り込んでいくか。それに尽きると思う
文章力は本当に高いと思うし、執筆歴五年なんかの素人にそんなこと言われてもプンプン!と怒るかもしれないけれど、俺が思った感想はこれぐらいかな
お互い頑張りませう
433:この名無しがすごい!
11/05/08 04:28:19.74 I+1fpBM/
【アドレス】URLリンク(www5.pf-x.net)
【ジャンル】現代設定のショートショート
【タイトル】七月五日、夏(仮題)
【評価基準】
・文章のおかしい部分・小説としておかしい部分の指摘お願いします
・続きが気になるか?読む気途中で失せなかったか?
・この作品に足りない要素、+αすればいい要素
・これはラノベの枠に入りますか?
自作を晒す人と感想人が語り合うスレと悩んでこちらに書き込みました。
ライトノベル書いてみたいと思い久々に小説書いたんですが、思いの他堅苦しくて萌えや楽しい気持ちになれる要素がありませんでした。
ライトノベルのジャンルに入るか・ここに晒すに相応しいか(?)ということが一番気になっています。
続きがまったく書けなくて本当に短くて申し訳ない。ぜひよろしくお願いします。
434:この名無しがすごい!
11/05/08 05:23:03.80 bZwGeE25
>>433
落ちてないし、ショートショートじゃなくて長編の一部分を読まされているような感じ
特に面白くもなんともない
せめて冒頭の「七月五日は夏だった」って意味不明な文章を
なるほどと思わせるような仕掛けが欲しかった
その着地点が「七月五日は夏なのだと思わざるを得ない」ってのはなあ・・・
あと、「手もと」を「手許」って書いても普通は読めないからやめたほうがいい
435:426
11/05/08 06:26:12.80 S8pmSfWi
>>428
>これは巨大化・変身の事ということでOKですか?
そう。ちょっと細かい話だけどね。
>友人からは「このまま締めに『二人は結婚して子供を産んで仲良く暮らしました
>めでたしめでたし』ってなってもあまり不足感がない」と言われてしまいまして。
上手いこと言うなぁ。確かにそんな感じ。
これから始まる物語に関して、読者に期待を持たせるような仄めかしが欲しいかな。
アリアッハがワニを釣ろうとしていた理由とか、祖母がイシェッタを隠していた本当の理由(?)とか、
いろいろあるんだろうと思うから。
ほのぼの進むだろうとミスリードしておいて、ひっくり返すのもアリだけれど、
展開が始まる前に投げられる可能性もあるので、ちょっとリスキー。
436:この名無しがすごい!
11/05/08 07:35:31.15 0HVB4beV
>>423
・キャラに魅力はあるか(特にヒロイン)/または不快ではないか(特に男主人公)。
ヒロインは可愛らしく感じた。弟も要所では動きを見せて存在を主張しているのも○。
主人公はこんなものでは? 他のレスも見たけれど、乱暴なのはいいけど、あまりにゲスなのは雰囲気を削ぐ。
・続きを読みたくなるか。
後半の展開(アリアッハとイシェッタの会話の中で互いの意識が変化していく部分。結界が吹き飛ばされる部分)
が、いかにも閉ざされた世界から外の扉が開くような表現だったので、そこにある冒険が予感されてワクワクした。
『二人は結婚して子供を産んで仲良く暮らしました。めでたしめでたし』
以上には魅力があると思うので、そのままでいいと思う。
以下、色々と適当に。
・文章は丁寧だし綺麗。意図した感じに状況が伝わってくる。表現上手いね。
一つだけ、「イシェッタの落下がアリアッハに肩を掴まれて止まり、そのまま空中で向き合って会話が開始された」
という状況が初見ではつかめなかった。
・スラヴあたりの民話をラノベ的に落とし込んだような印象を受けた。個人的には好印象。
既存のライトノベルでは電撃のミミズクの人が近い感じ。
・物語にはいらない設定語りがちょっと多い。そのせいで序盤のテンポを欠いてしまっている。
設定語りは世界観に魅力になっている強みでもあるので、バランスを見つつ削った方がいい気がした。
・個人的には、
「一日十万秒の世界」(タイトルにはなっているが、その単位が現在の物語に一切かかっていない。24時間でも不便しないよね?)
「首都カルニズリの事」(ここが弱小の北の藩国で寒い、というくらいで十分。細かいけど、ちょっと説明が間延びしてしまってるように見えたから)
あたりが特にひっかかった。
・「後だしされるワニの事」(週一くらいに裸で目覚める話が伏線になってるので問題なし)
「イシェッタの容姿に関する説明が冗長気味である事」(ラノベに必要なキャラの魅力付けに繋がっている)
「山ほどの専門用語」(世界観を演出するのに一役かっている。町の固有名詞など、一般名詞で置き換えられる場所は換える必要はあると思うが)
あたりは、問題に思う人もいるだろうけれども、自分はいじらない方がいいと思った部分。
・01の最後の部分と、03の終盤が特にいい表現だと感じた。爽やかで温かみのある物語が展開するならば、期待したい。
437:この名無しがすごい!
11/05/08 08:41:45.93 +CL6ZqtF
おはようございます。寝てる間にたくさんの感想ありがとうございます!
>>431 目安なので技術の話NG! ってことは無いです。
>賛美両論あるキャラ
これは本当にそうですね。あまりどっちかに寄りすぎてもいけないというか、
もっと強気のキャラ作りで立たせたいところです。
>プロローグと一章中盤の繋がり
あれとこれとを後から繋げるとこういうことになるという事例!
最近はプロローグを後付する事が多かったんですが、この点は失念していました。
大事なことなのでこれは是非修正したいと思います! プンプンなんてしませんよw
>>435 再度ありがとうございます。
もっと仕込みが出来ないか考えてみます。謎を残すというか……。
>>436 彼のゲスっぷりはニヒヒ笑いが限界かもですw
弟くんの主張に気づいていただけたのは嬉しいですね。油断すると忘れられる位置ですし。
>イシェッタの落下がアリアッハに肩を~
チェック入りましたっ(修正修正)。
>スラブあたり
あ、かなり近いですね。ぶっちゃけると舞台の王国はフィンランドがモデルです。
つまりイシェッタ宅にはサウナもあるという……(無駄なんで書いてまへんが)。
ミミズクは友人が例に挙げてました。やはり似通うものがあるのか。
固有名詞のバランスはまだまだ甘いようですね。
でも、思えば単位設定(メートル法は勘弁…)とかも読者からすれば不可解な固有名詞だし
そうなると他の部分は出来るだけすっきりさせたほうが良さそうです。