【ラノベ】自作を晒して感想をもらうスレvol.35at BOOKALL【ラノベ】自作を晒して感想をもらうスレvol.35 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト304:この名無しがすごい! 11/04/26 02:29:38.76 FDUdDt2e >>295 一:アヴィニョンの楽聖 フランスの太陽があぶない。 四歳で王位を継承した若き少年王、ルイ十四世は、狩猟に出かけたヴェルサイユの地で沼にはまり、おりからの寒さが原因で、風邪を引き、それをこじらせて肺炎となった。 シャンボール城に用意された専用の一室で、五人の侍医がつき、夜を日に継いで徹底した治療、看病が行われたが、病状は一進一退を繰り返した。 そして病はなおるどころか、数度にわたるしゃ血の影響により、王は貧血となり、ますます深みにはまっていった。 病室の次の間には貴顕紳商がひしめき、国王の病状について、様々な憶測が乱れ飛んだ。 明日の命もあぶないかもしれない。 もう死はすぐそこ。 フランスきっての名医が匙を投げた。 そんなゴシップに揺れる宮廷で、その噂に耳を傾けていた一人の少女がいる。 少女の名はジャンヌ=バティスト=リュリ。 イタリアのフィレンツエに粉屋の娘として生まれ、兄のジャン=バティスト=リュリと共にフランスへと渡ってきた、まだ齢十四歳の幼い少女である。 ジャンヌには、兄の務める国王つきの音楽家という大命はない。 それでもジャンヌは、保守的な宮廷にあって、その地位を確たるものにするには、何よりもまずフランス語とその音楽への深い教養が必要と感じていた。 兄の書くフランス風のイタリア音楽は、そんな宮廷の情勢を反映してか、絶妙な具合で随所にイタリア風の華麗な趣味をとりいれ、フィリドール一族の音楽を向こうに回し、堂々たる出来栄えだった。 「おい、ジャンヌ!」 兄の声だ。 果たしてそこには兄のジャンがいた。 特別に王の御許での謁見が許された彼は、寝室を出るやいなや、すぐさまジャンヌのもとへとやってきた。 「聞け、妹よ! 我らはこれよりフランス中を旅して、最高に腕の立つ歌手を見つけてきてもらう」 「お兄様、急に何を!?」 驚くジャンヌをよそに、リュリは続けた。 ずいぶん独りよがりな文章ですね。 面白みがまるで無いです 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch