10/09/28 12:49:30 W/VteBob
しまったリロ忘れすまん
>>34
「最後の三分間」
「なあ・・・俺は、あと何分待てばいい?」
「五分って言ったでしょ」
昼飯の調達を忘れた母は「カップ麺にしちゃった」とメールしてきた。
正直不満はないと言わないが、三分待てば食べられると思った。
俺は硬い麺派なので二分で食える。
俺は歓喜した。
直後に絶望した。
-熱湯5分-
それが、リミットだった。最近のカップ麺は即食べられるのもあるというのに…
「何で5分のやつ買ってきたの?」
「悪かったと思って美味しい方にしたの」
いらない心遣いだった・・・つくづく。
俺の胃が溶けて無くなるような気がする。これが、最後の三分…最悪の三分。
「あーっ!駄目!まだ硬いでしょ!」
「うるせぇ!もう限界だ!食うね!」
ちと硬すぎるが、もうどうでもいい…腹へった。
母親に何と言われようが、男にはやらねばならん時がある。
というわけで俺はとっととラーメンを啜る事にした。
空腹こそが最高のソースだと昔の人も言ったしな。
「最後の人は?」