09/03/10 23:11:56 FgMeT6eH
>>86
「あやまちは愛」のスピンで、ヒロイン、ヴァイオレットの親友がヒロインの
"The Wedding Trap"が言っている話しだと思うけど、残念ながら今回のものとは
違う。
Trapシリーズは3作で、ヴァイオレットの親友とヴァイオレットの夫の弟がヒーローの
話しがこの"The Wedding Trap"。
なぜかスキップされてしまった。2作目、DQN姉の話が不評だったせいかもしれないと
思っている。
>>89
"The Marriage Bed"、ヒーロー、ハモンド子爵は、ずっと従兄弟を後継者にしたいと
思っていたから、自分の息子が欲しいなんてこれっぽちも思っていなかった。
だから、お金のためと割り切って結婚したヒロインをないがしろにして、
結婚直後から妻をほうったらかし、放蕩の限りを尽くすようになった。
一方、妻、ヴァイオラはヴァイオラで、そんな夫との関係を修復するのを諦め、
チャリティーやらパーティやらに明け暮れて、夫とは別居状態。
ところが、ジョンの従兄弟が死んだという知らせが届く。
ジョンは、急遽、跡継ぎの息子が必要になった。そして、9年もほうったらかし
だった妻の存在が急に重要になってくる。
そして、ある日妻を訪ねてくる。
ジョンは、あの手、この手で妻を振り向かせようとするが、なかなか思い通りに
いかない。
しかし、度重なる夫の猛攻撃?にヴァイオラの女心は揺れ始める。
結婚してまもなく、「財産目当ての結婚をして何が悪い?君みたいな裕福な公爵家の
令嬢には、貧しい子爵家のあととりである私の気持ちなんかわかるまい」と
冷たい言葉を残して、去っていった夫。
その夫が今、熱い誘いをかけてくる…しかも夫は評判の美男子で伊達男。
揺れ動くヴァイオラに、ジョンもだんだん心の殻を割って、本音で語りかけてくる。
本音を出したら、元々は魅力的なジョン。再び恋に落ちるのはたやすかった。
そして、抵抗しつつもヴァイオラは、やはり心の底では夫を求めている自分に気づく。
そこに夫の元愛人が乗り込んできて、とんでもないことをやってのける…
さすがにここは、核心部分に触れるので、ネタバレスレといえど言いたくない。
ラスト30ページの大どんでん返しを、読者が受け入れられるかどうかが鍵の作品。
自分的には、たとえそうであろうとゆらがないヒロインの愛と自分の過去を受け入れ
ざるを得ないジョンの悲しい立場に切ない思いがした。
以上、長文レス、すみませんでした。