01/07/05 01:09
>>48
オ、オヘンジガ、ナイ・・・。ツレナイオカタダ・・・。(;_;)
51:吾輩は名無しである
01/07/05 01:42
自分の中ではcocco(引退した歌手)とミホさんがダブってます。
52:吾輩は名無しである
01/07/05 03:02
うちの父、キムチの初版本よりまえのパイロット板みたいなやつ持ってます。
「高く売れるんだ」が口癖ですが、本当でしょうか?
誰が買うのでしょう?
うち、結構帯びつきの初版本とか、そういうの多いんですよね。
売れるのかな?キムチ、欲しいって人います?
53:吾輩は名無しである
01/07/05 05:07
不倫相手は自殺したんだろ?
54:吾輩は名無しである
01/07/05 05:28
妻はロシアの映画監督に「島尾ミホ」?という題名で女優になりました。
55:吾輩は名無しである
01/07/05 08:52
映画のタイトルは「ドルチェ-優しく」。
こないだ東京のBOX東中野で上映してた時に見たけど・・・
ミホさん、存在感ありすぎ。夜、夢でうなされました(T_T)
56:吾輩は名無しである
01/07/05 11:48
>>55
おお。情報ありがとー。見ねばなんねいな…ミホたん、
うなされる覚悟で、、、。
57:55
01/07/05 12:24
東京での上映は終わっちゃったんですよ。今後の上映予定は未定だそうで。
でも同じタイトルの本が岩波から出てますよ。台本も載ってます。
読んだけど、難しすぎてようわからん。(恥)
URLリンク(www.iwanami.co.jp)
58:吾輩は名無しである
01/07/05 18:56
とりあえずage
59:吾輩は名無しである
01/07/06 00:40
東京の上映会はおわったの?
もしや吉増剛造がどうのとかゆーやつ?
60:吾輩は名無しである
01/07/06 23:47
そろそろ、島尾(じー)さんの作品、語れや>ALL
61:贅沢 萌
01/07/06 23:49
「つろ」、「おま」、「す」
ははは、「つろおます」か。
62:吾輩は名無しである
01/07/07 01:01
みほさんまだ生きてるよね?
おととしくらいの装苑に島尾まほと一緒に出ていた記憶が。
「夢の中の日常」はイイ。
63:JPB
01/07/07 02:50
戦中ものの系列がある『はまべのうた』~『その夏の今は』~『出発は遂に訪れず』
『魚雷艇学生』
恐妻ものの系列がある『帰巣者の憂鬱』~『日を繋げて』~『死の棘』
そして、幻想ものの系列がある。『鬼剥げ』~『贋学生』~『硝子障子のシルエット』
そして、エッセイ『夢日記』~『琉球弧の視点から』
が、一応別けられるとして、みなさんは何が好きですか?
私は、「その夏の今は」が、詩的に流れ過ぎるとか日本浪漫派に似てるとかの
指摘をうけつつも好きです。暑い時期には、思わず読み返します。
64:JPB
01/07/07 03:23
そして、文芸文庫の『はまべのうた ロング・ロング・アゴウ』に
入っている「勾配のあるラビリンス」も、遊歩者の視線を捉えた小説
としてなかなか秀逸だと思います。私自身が、街をぶらつくのがすき
ということもあって、こういう歩く人の小説を読みふけったものです。
65:55
01/07/07 23:01
幻想系が好き。
>>61
それは「石像歩き出す」でしたっけ。そのフレーズ、マジで書いたのか
それともシャレが滑ってるだけなのか、いまだに謎なんですが。
ていうか、最初の頃に書いてたみなさん、どこ行ったの~
66:JPB
01/07/07 23:11
しまおまほって、矢部美穂に似てませんか?
67:吾輩は名無しである
01/07/08 00:16
コテハンうざい。
68:吾輩は名無しである
01/07/08 00:20
圧倒的に病妻モノがよい。
>>63
ちなみに恐妻ものとは云いません。
69:吾輩は名無しである
01/07/08 00:57
>>68
そそ、そんなこというとミホたん可哀想や・・
70:JPB
01/07/08 01:14
はい、ごめんなさい・・・
71:吾輩は名無しである
01/07/08 01:28
フレムンになってっては、逝けません。
72:吾輩は名無しである
01/07/08 23:33
>>71フレムンってなんすか?
73:吾輩は名無しである
01/07/09 05:50
>72
(註 乱心の意奄美の言葉)?
74:吾輩は名無しである
01/07/09 18:16
やっぱ『死の棘』じゃん!繰り返しが気持ちいいわ。
ちょっと前まで大学の講義でやってたよ。
75:吾輩は名無しである
01/07/10 23:53
下がってる、age
>>74どこの大学?
76:吾輩は名無しである
01/07/11 06:14
>>74
どこの大学?
77:吾輩は名無しである
01/07/12 00:55
age
78:吾輩は名無しである
01/07/12 05:05
>>74
>>75
近大にて。渡部直己せんせに・・・・
79:吾輩は名無しである
01/07/15 02:21
このスレもうおわりか?
age
80:吾輩は名無しである
01/07/15 02:34
島尾(じー)さんは終わらんよ。
81:79
01/07/15 08:33
>>80
大変温かい言葉だ!
82:吾輩は名無しである
01/07/15 08:39
狂気のミホはすんごくカワイイと思わないかい?
あの女にしたことを全部私にやってみろ
どんなことをして悦ばせたのか全部やってみろ
って云われたら、皆さんどうします?
タタナイよな、実際。
83:吾輩は名無しである
01/07/15 12:16
関係無いけど島尾伸三(息子)のお嫁さんの写真は
よかった。潮田登久子っていう写真家なんだけど。
で、その潮田氏の実弟が「月光」編集長の南原四郎なんだってね。
すごいファミリーだ…。
84:吾輩は名無しである
01/07/15 16:40
>>1
「語り尽くす」って何だよ?
厨房
85:吾輩は名無しである
01/07/16 01:41
>>84
まともなカキコもしないで、煽るなよ。君のよなのをいうんだよ<厨房
島尾作品には熱心な読者層?がありますよね。
最近の学生とかにはどうなのかな、卒論とかに取り上げるヤツとか、いる?
86:吾輩は名無しである
01/07/19 22:35
>>85
卒論書いた。
結構最近。
87:吾輩は名無しである
01/07/19 23:02
>>85
うわ、感動! さしさわりなければ、
どういう切り口でどんな風に?書いたとか…
担当教授の反応とか、何でもいいから語ってくれませんかね?
最近の、捉えられ方とか、ヒジョーに興味がある。
88:吾輩は名無しである
01/07/24 00:04
語り尽くされたのか?
age
89:吾輩は名無しである
01/07/24 01:00
娘の女優業はどうなったのか?
90:吾輩は名無しである
01/07/24 23:39
じいちゃんが最高。
海軍服着てる写真なんてさモエモエだぜ。
91:吾輩は名無しである
01/07/30 02:30
「季節風」age
92:吾輩は名無しである
01/08/01 03:12
何だか、最後まで話の全く噛み合わないスレだな。
(じーさんについてね)
「死の刺」がなかなか文庫にならずに困った思い出がある。
93:吾輩は名無しである
01/08/01 03:45
じいさんなんて呼べません。
トシヲだね、やはり。
94:92
01/08/01 04:05
訂正させてください
×「死の刺」
○「死の棘」
恥ずかしい 穴があったら入りたい
お国の為にも、逝ってきます
95:吾輩は名無しである
01/08/09 00:58
DAT逝き阻止!
96:荒川ヨージ
01/08/19 23:55
新潮文庫で今も出てるのは「死の棘」だけかな?
私はかつて新潮文庫で「出孤島記」しか読んだことがありません。
「贋学生」は途中まで読んで、なんか文章が下手だなと思って病めました。
初期作品だからかな?
97:吾輩は名無しである
01/08/20 11:23
>>96
現在は『死の棘』のみです。
98:age
01/09/16 19:37
age
99:吾輩は名無しである
01/09/30 19:33
age
100:吾輩は名無しである
01/10/16 00:07
新潮文庫と島尾
「出孤島記」 →絶版
「出発は遂に訪れず」→絶版
「死の棘」 →いまだ健在
「魚雷艇学生」 →絶版
島尾敏雄は阪神の和田に似ている。
101:吾輩は名無しである
01/10/28 23:08
やっぱ奥さんの方が良いっすか?
あれ、孫娘だっけ?
102:ixion
01/10/28 23:34
『夢日記』(こいつも絶版かな?河出文庫)のどこかに
「秘密の文学グループがあって武装しているようなのだ」
ってな書き出しがあった。好きだったな、あれ。
ガイ・リッチーみたいな映画にでもしてもらいたいもんだ。
103:吾輩は名無しである
01/10/29 00:15
>>96
とぉ~い記憶ながら『贋学生』は、面白く読んだ感じするが。
ムロン一連の島モノや病妻モノは、なお良かったりする。
いずれにしろユニークな存在。
104:吾輩はミホである
01/11/03 23:21
このスレ残っていた!
微妙な位置で2ちゃんにも存在させたいのお。
死の棘は絶品。
日本文学裏骨頂!
105:みほちゃん命
01/11/03 23:30
どうやったら、あなたとおつきあいできるでしょう?
106:アンデルセン
01/11/04 15:44
最近読み始めたばっかなんですけど
初期の文体は少々ぎこちないですよね? ね?
「月下の渦潮」って短篇の冒頭だっけか、(手元にないので引用できない)
いきなり「なんか」って言葉が使われてて。ここは普通だったら「なにか」
とするトコじゃないのか?? と戸惑った記憶が。それとも意図的なものなのか。
今度死の刺読みます。孫は小山田圭吾に似てる。
107:みほ命一号
01/11/24 21:34
でも、みほちゃんの漫画はスカトロっぽい。
108:みほ命一号
01/11/25 12:20
でも、まほって名前だった気もする。
109:吾輩は名無しである
01/12/01 04:10
三島なんかと比べては失礼な真の作家。
ただこの人の弱点は、長篇が書けなかったこと。
『死の棘』だって長篇じゃないかっていうツッコミは
止めてくださいネ。
やっぱり病妻ものの系列は、圧倒的。この人の文章は麻薬だ。
志賀直哉的な視点による文章云々ではなく、やはりただ単に文章
なんだな、この人の場合。
プロットがなくても、幾らでも話しを書きつづけることができ、
これだけ同じ主題を反復したのは、彼だけだったのじゃないか。
『死の棘』が、わからん、三島のほうがいい、という島田雅彦の
ような人間は、死すべきだと思われる。
110:吾輩は名無しである
01/12/01 04:17
三島と並べるのはおかしい、には胴衣。縞だのドアホ!にも禿胴衣。
島尾が真の作家だというのにも、胴衣。
だが、「三島なんか」とはなんだ、なんかとは。
島尾が逆立ちしても三島のような作品は書けない。
逆も言えるが…。とにかく、異質というだけだ。比較は無意味、
あとは個人的な相性と好き嫌いだ。縞だは、ドアホ!
111:吾輩は名無しである
01/12/01 05:55
島田と三島と島尾の共通点というと「島」くらいだな。
まあ、三島と島尾が本州・九州クラスの島だとしたら、
島田の場合は沖永良部島クラスとでもいうべきか。
112:吾輩はミホである
01/12/09 01:28
三島なんかと比べるのは、ホント無駄。
島尾の良さが分からないなんて、ドアホだわ。
113:吾輩は名無しである
01/12/09 01:31
>111
わははは、胴衣じゃ。
114:吾輩は名無しである
01/12/09 01:52
後期の日記のような随筆、読んでいると
鬱が伝染してくるよ。
115:み?まほ命一号
01/12/09 10:31
漫画書いてるのは、まほじゃないの?
奥さんの小説はどう?
116:吾輩は名無しである
01/12/09 12:59
今日の日経書評欄に”まほちゃん”でてます。
117:吾輩は鬱である
01/12/15 23:33
まほが漫画書いている。
孫の活躍を目を細めて島尾は天国で喜んでいるでしょうな。
118:吾輩は名無しである
01/12/30 01:50
息子による孫娘の写真集が出たけど、
それに爺さんも写っていて、嬉しくなった。
119:吾輩は名無しである
01/12/30 02:06
一昨日?
映画やってたよね岸部イットクのヤツ
120:吾輩は名無しである
01/12/30 05:20
>109『死の棘』が、わからん、三島のほうがいい、という島田雅彦の
ような人間は、死すべきだと思われる。
んなこと言った? 島田は「死の棘」は日本文学史上最高の恋愛小説
って絶賛しておったよ。
121:吾輩は名無しである
02/01/05 05:09
>120
島田は「死の棘」は日本文学史上最高の恋愛小説って絶賛しておっ
たよ。
本当に? いつのことだろう。
俺が、島田が島尾に言及してたのを読んだのは、結構前なんだ。
そのとき誰かと対談してて―手元にないからわからない、ゴメン―
そのとき島尾を見下して、三島を持ち上げてた。
俺が推測するに、その頃、柄谷氏が酷く『死の棘』を誉めてたんだ。
それで比較するみたいに、三島を貶してた。それに島田が腹立てて、
そういうこといったんだと思うんだ。ひょっとして島田は最初からそれ
ほど島尾は嫌いじゃなかったのかもしれない。ただ作家として無視し
てたのは本当だよ。ひょっとしてその後、読み返して、その凄さを認識
し直したのかもしれない。
確かに、三島と比べるべきじゃないな。その比較は良くない。比べると
したら、同時代では、小島信夫ぐらいか。とにかくその才能が圧倒的で、
どう言葉でいったらいいか、わからないよ。
122:吾輩は名無しである
02/01/05 09:11
島田は小島信夫を「偉大な作家だと思いますよ」と
鼻で笑うように言ってました。どういう意味
だったんだろ…
123:
02/01/07 02:34
島田が何度も芥川賞を落選してた時に言ってたんだけど、
芥川賞をとっていなくても、素晴らしい作家はたくさん居る。
たとえば、島尾…(等数名の名前)
って、言ってYO!
124:吾輩は名無しである
02/01/09 17:35
そろそろシマダでなくてウニマの話しませんか?
125:吾輩は名無しである
02/01/29 20:06
age
126:吾輩は名無しである
02/02/14 08:02
age
127:吾輩は名無しである
02/02/14 14:32
>106
小説など読まずに読売新聞を読んでなさい
128:吾輩は名無しである
02/02/18 01:44
age
129:ixion
02/02/19 09:48
朝日新聞2月19日朝刊より
「『死の棘』日記」の序章に当たる未公開分が「新潮」4月号に掲載されます。
(その後全文を新潮社から刊行の予定)
「ミホ気がふれそうになり、台所板の間で水をぶっかけ頬をうち治る」
「愛を失ったとしか思えないから死なせてくださいと言う」
「線路の側に立ち飛び込もうとしているところを(中略)青年に助けられ」
「映画の看板で久我美子はちょっと好きになったと言ったら(中略)ズキン
としたとミホ言う」
「ぼくはくびくくろうとし、ミホがそれをとめようとして」
「生キテイタッテ仕様ガナイカラ(中略)オ母サンガ死ノウト言エバ一緒ニ
死ヌヨ」
などの言葉が綴られているそうです。
島尾ミホ(現82)は、「現実と妄想と日記の記述が、三重奏のように響き合い、
生まれたのが『死の棘』です」と語っています。
130:吾輩は名無しである
02/02/23 04:00
池袋ぶらぶらしてたら、カルチャースクールの冊子あったんです。
で、それ見てたら島尾しんぞう(息子?)の名前が。
そんだけ
131:吾輩は名無しである
02/03/10 12:25
age
132:吾輩は名無しである
02/03/16 05:17
URLリンク(www.asahi-net.or.jp)
133:吾輩は名無しである
02/03/16 13:16
島尾が書き続けていた夢のモチーフがいまでも頭から離れない。
奥野建男が論じる島尾は、小説の中に書かれている「私」とは
だいぶそのイメージが違う。
小説の中の「私」いつでも心を病み、その感覚から逃れるために虚勢を張り、
それが発覚し、物語と共にそれまで「うまくいっていた」日常を失い、崩壊していく。
一方、実際の島尾は快活かつ饒舌で、小説の「私」のイメージはみじんも感じられなかった、
というのである。
暗い過去を快活を装っていた、などという通り一遍の説明ではないなにかがあったはず
なのだが、それをまだ見つけられないでいる。
ただ、島尾を読んできて一つだけ言えることがある。
それは島尾敏雄はおそらくその生涯で、ただの一つも「私小説」を書いたことは
なかっただろう、ということである。一見、私小説風に見える一連の「夢もの」、
「戦争もの」と呼ばれる作品群も実は、島尾自身のフィルターを通し、また
島尾の中の一定の規則に従って作られたものであるということだ。
ここのところを読み違えると島尾の作り出した迷宮に迷い込むことになる。
134:吾輩は名無しである
02/03/16 16:31
>133
というかさ、それが本当の「私小説」なんじゃないの?
俺は島尾が、本当の私小説作家だと思っている。
135:133
02/03/16 16:47
>>134
そういうふうにも言えなくもない。
ただ島尾の場合は「自他共に認める」というものがない。
自身が精神病みのひ弱な学生士官であって、厳然とした社会性と
うまく折り合いをつけている部下たちに圧倒され続けたと島尾は記述するが、
実は、彼は温厚で信頼の於ける上官であったと、後日部下であった
人たちは語っている。
なにか我々にはわからないものを見ていたが故に彼の感覚は
常にずれてしまう。
言葉にならないものを言葉で包むことによって表現しようとした
島尾は確かに「私」小説作家かもしれないが、それは
所謂「私小説」とは違うものだと私は思う。
136:134
02/03/16 18:43
>>135
なるほど。いっている意味はよくわかるよ。
でもさ、作家なんて、皆、中味と外見が一緒な人なんていないじゃん?
俺は島尾読んでると、作品とは全然違う書き手の像が想像できて、その
ギャップが逆によくわかるよ。
確かにね、こんな気弱な男が、魚雷艇の指揮官やってたのは想像つかん。
でも、逆に想像つくんだよね。そういう分裂が、本当に作品によく出てる
気が。これじゃダメ?
137:133
02/03/16 21:06
>>136
それなら同意する。たぶん私とあなたは島尾に同じものを見ている。
ただ「私小説」という言葉の捉え方が違うだけのようだ。
「周囲と折り合いがつけられないと悩む気に病む男」の像と実際には快活に振る舞い
周囲の信頼も厚い温厚な男。この点を捉え多数の論文は、島尾を読み解く手がかりにしている。
しかし最近になって島尾を読み返していて、ふと感じたのは島尾が、実はこの分裂を
自覚しつつもあえて触れなかったのではないかと。
「夢」がモチーフであるとよくいわれる島尾であるが、実はそれは目くらましで
彼は徹頭徹尾、自身にしか興味がなかったのではないか。
目も眩むほどに高いプライドが島尾の作品の推進力になっていたとしたら、
なるほど彼の作品は「私小説」以外の何物でもない。
138:134
02/03/17 16:07
137
なるほどね。
島尾は「死の棘」のイメージが強いから、生活に密着した悲壮感漂
う作家像をイメージしがちだけど、俺は凄く、ボンボンな感じがす
るよ。気が弱いというより、ホント、脆いっていうかさ。
それを懸命に取り繕うとして、現実的にがんばった人なんじゃない
かな。でも、内部ではもう壊れっぱなしっていうかさ。妙にすっと
ぼけたところもあるしさ。
「魚雷艇学生」の戦時中自動車事故を起して横転して、困惑するエ
ピソードなんか、オレほんとワラタよ。
こういうとこって、わりと漱石にも似てんじゃない?
139:133
02/03/17 17:34
>>138
我々が島尾自身の人となり、作品を賢明になって分析してもその実、
何も出てこないのではないか、という思いが再読してさらに強くなった。
体を裏返えして、小川の流れを内部に感じている男を理解し、こちら側に引き戻そうと
することは徒労以外の何物でもない。
わかった、と思った刹那、彼はまたどこかにいってしまう。
もともとのコードが違う人間を誤解しているのではないだろうか。
他人に人のことがわかるはずはない、理解させようとはしない姿勢は
私小説というよりはむしろアンチロマンの範疇になる作品なのではないか。
金の卵を産むガチョウの腹は開けない方が良さそうだ。
さて、では島尾についてその周辺からみたらどうだろう。
別の視点として「治癒」への方向性というベクトルがある。
周囲との折り合いがつけられないその果てには精神衰弱が待っている、と
SF作家、川又千秋は書いている。治癒とは島尾が社会性を獲得することに、
言い換えれば、ただの男、社会的役割に忠実な人間になることに他ならない。
これはまた先に述べた「プライド」の問題にも関わってくるのだが、
「社会性を備えた人間になること=敗北」であると考えることをも禁忌とする、
という病的な潔癖性こそが島尾の裏返しの矜持であり、その精神構造の根幹では
なかったかと考えるのだ。
これは複雑に入り組み自己完結した精神構造に他ならない。
「治りたい」と考えるベクトルを持ちつつ、「治ること」ができない精神構造。
自らの体を自らで外科手術しなければならない外科医のようだ。
しかも、おそらくこの精神的迷宮の構造を熟知し、そうと知りつつ黙々と
構築を続けてきた島尾が、また存在する。
牧歌的困惑を隠さない島尾、入り組んだ精神構造を自身の作品の推進器した島尾、
そして周囲との精神的落差を気に病む島尾。
我々に見せる島尾の分裂した各々の面は、それぞれ独立したものであると
考えざるを得ないのではないか。そう思い始めている。
140:琉球弧の視点から
02/03/19 23:42
大好きな一冊です。「死の棘」は暗そうだなーと思い敬遠してましたが
読んでみたらあまりにも凄すぎてけっこう笑っちゃって・・・
一気に読めました。
ソウルフラワーユニオンには「ヤポネシアの赤い空」っていう
曲があるんですよ。
そのヴォーカル中川敬は、ヤポネシアン・ボールズ・ファウンデーション
っていうバンドもやってたりします。
「琉球弧~」読んでるんでしょう。
141:吾輩は名無しである
02/03/20 00:06
「ヤポネシア紀行」(でしたっけ?)はいかがですか? 未読なんですが。
142:吾輩は名無しである
02/03/20 11:54
島尾敏雄の息子、島尾伸三が写真家。
武田泰淳の娘、武田花も写真家。
「そうか、君んとこも写真か」なんて2人の対談がある。
それから、島尾敏雄夫人の島尾ミホも、
武田泰淳夫人の武田百合子も、文章家だよね。
どちらもかなりいい。
なんか面白い類似。
143:吾輩は名無しである
02/03/20 23:24
>>142 ミホもユリコも半キチだしな(ワラ
144:吾輩は名無しである
02/03/23 22:27
age
145:吾輩は名無しである
02/04/04 15:09
age
146:吾輩は名無しである
02/04/23 03:29
age
147:吾輩は名無しである
02/04/23 03:31
>1
このスレあがる度に「そろそろ」にシビれる・・・
島尾さんといえば・・・思い出す人がいる・・・元気かなぁ~(遠い眼
148:吾輩は名無しである
02/04/24 17:43
アニメ「少女革命ウテナ」のサブタイトルの一つに「死の棘」と
いうのがあって興味を持っって読んだんだけど、凄く良かった。
アニメのストーリーとは全然関係なかったけどね。でも「ウテナ」は
この板の人にもお薦め。
149:吾輩は名無しである
02/04/24 17:48
私の知人の、カトリック司祭と島尾敏雄氏は、大学の同僚(鹿児島純心女子短期大学)
で、葬儀の時のミサもその司祭が行ったそうです。
150:吾輩は名無しである
02/04/26 19:57
娘のマヤさんは、思春期に言葉を失ったとか。「死の棘」に出てくる
幼女マヤは、異常な育ち方をしたのでどんな大人になったのか興味が
あった、で、やっぱり、という感じ。
ところで「新潮4月号」の「死の棘」日記を読んでいて、一家が暮らしに
かなり困っていただろうことは、浮かんでくる。それと、同時に夕飯に
すき焼きが異常に多く出てくる。掲載されている3ヶ月間に14回。うち、とり
すき焼きは2回。しかも年末なんかほぼ3日に一度。私が子供の頃、すき焼き
はごちそうで(昭和40年代)週に一度だったのに、昭和20年代でこんなに
頻繁にすき焼きをするなんてちょっと豪勢な感じがするのですが。
家の庭で鶏をかっていたようだから、とりすき焼きはまぁ安くあがるだろうけど。
友人は「豚でやってたんじゃない」と言うが、私はすごく気になるのです。
ネタズレですが、主婦なのでつい献立が気になってしまいすみません、
さげます。
151:吾輩は名無しである
02/04/26 22:44
面白いのであげ
152:ちがうミホ
02/05/03 19:54
すんごい落ち込むと、未だに「死の棘」を読んでしまう私は、愚かなのでしょうか?
153:吾輩は名無しである
02/05/12 22:58
わたしはカケロマ島呑の浦まで行きました。
魚雷艇震洋が格納されていた穴が崖に沿って今も並んでいます。
隣の入り江が押角湾で、湾の奥にはミホが勤めていた押角小学校があります。
基地から小学校までは今でも歩けないことはありません。
「出孤島記」のド迫力がよみがえりました。
154:ちがうミホ
02/05/14 21:47
≫153
わたしもカケロマ行きました。
昼と夜、どっちも行きました。
155:吾輩は名無しである
02/05/30 21:15
保守
156:カッツカツ
02/05/31 22:45
>>156
『夢の中での日常』の世界というのは、
相当独特で、
何度も読んでしまいます。
157:吾輩は名無しである
02/05/31 23:40
うん、何度も読んでしまうよね
158:吾輩は名無しである
02/06/11 04:33
age
159:吾輩は名無しである
02/06/20 00:28
棘age
160:吾輩は名無しである
02/06/22 14:18
>>7
>宮台にやられて毒されてお家の恥でございます
これほんと? 知ってる人いたら教えて。
161:吾輩は名無しである
02/06/22 14:33
知りたいage
162:吾輩は名無しである
02/06/24 11:00
かけろま おいらも行ったage
不思議な空間であった。
163:吾輩は名無しである
02/07/08 02:00
不安age
164:吾輩は名無しである
02/07/10 18:58
第三の新人まとめage
165:吾輩は名無しである
02/07/23 12:30
出発age
166:吾輩は名無しである
02/07/30 18:09
としお
167:吾輩は名無しである
02/07/30 22:16
島尾敏雄に目をつけるとは、うーん、通が多いなあ。
このスレには敬意を払いたい。
168:
02/08/10 10:14
夢age
169:コギャルとHな出会い
02/08/10 10:19
URLリンク(kado7.ug.to)
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170:吾輩は名無しである
02/08/10 11:05
まほちゃんage
171:吾輩は名無しである
02/08/10 12:25
うにまが来るからかーえろ♪
172:吾輩は名無しである
02/08/10 14:34
夏こそ島尾敏雄を読もうじゃないか、御同輩。
173:吾輩は名無しである
02/08/11 06:07
まほと不倫したいです。
敏雄なら許してくれると思います。
174:
02/08/11 07:13
>>172
やはりこの時期は、
『 出孤島記 』
『 出発は遂に訪れず 』
『 その夏の今は 』
でしょうか。
8月13日から17日、この短編の時間停止を思わせる白さ、
緊張と弛緩、
島の恋。
175:吾輩は名無しである
02/08/11 09:57
まほ姫幾つか知っていますか?
176:吾輩は名無しである
02/08/11 11:54
しまおまほの才能を400字以上で具体的に説明しろ
っていわれたら難しいよね
177:吾輩は名無しである
02/08/11 12:03
>>173
まやちゃんとするのが通と思われ
178:吾輩は名無しである
02/08/12 03:18
>>174 いつでも島尾敏雄の小品は、過去の夏の一点においてある。
それがいったいいつなのか、どこなのかは、たぶん永久にわからないだろう。
島尾自身ですら、それを忘れるために、吐き出すために小説を書いていたのだから。
179:吾輩は名無しである
02/08/12 03:30
伸三にとっては、けっして良い親ではなかったのねン・・・
そらそーだろなー、
大変だったろーなー、伸三ハンやっぱどっかDQNだわ
180:吾輩は名無しである
02/08/12 11:25
敏雄も伸三も経済力なさすぎ
181:吾輩は名無しである
02/08/12 12:20
伸三はヒモだったから娘の学費出せなくて、
娘がどっかからお金作って高校行ったとか
自慢気に語ってたよ
「お金がなくても幸せな家庭!」みたいな
持ち上げ方されてたが、なんだかなあ
182:吾輩は名無しである
02/08/12 17:23
あれ、こないだ新聞に島尾妻の訃報載ってたよね。
誰もそのことにつてふれないのはナゼ?
183:吾輩は名無しである
02/08/12 17:30
妻じゃなくて長女ですよ。
184:吾輩は名無しである
02/08/12 17:54
な~む~
185:吾輩は名無しである
02/08/13 02:31
>>182
そんなに時間が流れたのですね。
186:吾輩は名無しである
02/08/15 20:35
当人、大真面目。
187:吾輩は名無しである
02/08/15 21:22
>>186
何が?
188:スレ主
02/08/18 01:18
これ結構残ってるね。
マヤしんじゃったね。ミホはいきてるね。
ドルチェ優しくがDVDで発売されているようなので、
これを機に買おうかな。
189:吾輩は名無しである
02/08/19 21:53
スレ主sageるな!
190:吾輩は名無しである
02/08/31 09:13
摩天楼 age
191:吾輩は名無しである
02/09/17 23:26
魚雷age
192:吾輩は名無しである
02/09/17 23:27
いやぁ久しぶりにあがるなぁ~~。
元気かなぁ、関係者・・・
193:吾輩は名無しである
02/09/18 00:04
「カテイノジジョウ、カテイノジジョウ」
「カテイノジジョウはやめろ!」
194:吾輩は名無しである
02/09/27 11:07
hozen
195:スレ主
02/10/04 21:00
10月age
196:吾輩は名無しである
02/10/15 23:50
あげ
197:吾輩は名無しである
02/10/15 23:57
・・・懐かしいなぁ
198:吾輩は名無しである
02/10/25 03:43
先ほど「偽学生」を読み終わったばかりなのですが・・・
なんか胸にモヤモヤが残ってます。
木乃はなんで主人公達を騙そうとしたの?
最終的に、お金を巻き上げるためとは思えないし。
主人公達を家族ぐるみで手玉に取って、
彼らを木乃がいい様にコントロールしようと狙ってたのかも、
と思ったりしてます。
それとも最初から、答なんてないんでしょうか。
この作家の作品を読むのは恥ずかしながら、初めてデツ。
いや、おもしろかったんだけどね。モヤモヤが。
読み込んでる皆さん、教えてください。
199:吾輩は名無しである
02/10/28 23:45
>198
他者に教えてもらうな、もう一回読んでみれ。
それが一番よ。
あー、島尾サン、関係者、元気でつか~?
200:吾輩は名無しである
02/10/29 00:41
200回忌
201:吾輩は名無しである
02/11/10 23:31
松坂慶子
202:吾輩は名無しである
02/11/15 17:07
夢の中の日常age
203:吾輩は名無しである
02/11/24 15:50
カテイノジジョウage
204:吾輩は名無しである
02/11/26 18:27
「死の棘」授業で取り上げられたから初めて読んだんだけど、
こんなにおもしろいとは思わなかった。くせになるね。
でも「ゴリコ」書いてたのが孫だったなんて・・・・。
雑誌に載ってたからリアルタイムで見てたよ。
私はまほより年下だけど、あれはほんとにくだらんと思ってた。
205:吾輩は名無しである
02/12/04 10:37
この冬も島尾で。
されど嗚呼、去る者は日々に疎し。。。
206:ごはん ◆NjaujxTGn.
02/12/04 10:44
伸三が撮ったまほちゃんかわいいよね。子供んときの。
207:吾輩は名無しである
02/12/13 11:32
>>206
すごくかわいい、昔はw
208:吾輩は名無しである
02/12/13 18:28
「死の棘」読みました。
次に読むなら何がおすすめですか?
209:吾輩は名無しである
02/12/26 22:03
島尾の作品って文庫で死の棘以外に何がある?
210:ごはん ◆NjaujxTGn.
02/12/27 11:22
>>208
いろいろあるからなあ。個人的に短篇「島の果て」がすごく好き。
「ちくま日本文学全集」に入ってます。
>>209
19. ちくま日本文学全集( 島尾敏雄 島尾敏雄) 032
/筑摩書房 1992/05 \971(税別) 在庫僅少 新宿本店
21. はまべのうた(講談社文芸文庫 )
島尾敏雄 /島尾敏雄 /講談社 1992/01 \951(税別)
39. その夏の今は(講談社文芸文庫 )
島尾敏雄 /島尾敏雄 /講談社 1988/08 \950(税別)
URLリンク(bookweb.kinokuniya.co.jp)
211:吾輩は名無しである
02/12/27 12:41
あー、はまべのうたはもう品切れだったよ。
ちくまの文庫全集なら、まだあると思う。
おれも「島の果て」好き。
212:ごはん ◆NjaujxTGn.
02/12/27 13:27
>>211
ほんとだ!『はまべのうた』amazonも品切れでした。済みません。
『その夏の今は』はamazonで買えるようです。
URLリンク(www.amazon.co.jp)
『ちくま日本文学全集』は短篇がいろいろ入っていてお薦め。
「子之吉の舌」は怖かった・・・。
213:吾輩は名無しである
02/12/27 13:50
島尾敏雄「死の棘」を読みきれなかった。
読みきると、未来を予知されたような気分になりそうだった。
半ばで読みすてることは、自分の希望を捨て去っているような気がした。
死ぬ間際でもかまわない。読みたい。
214:吾輩は名無しである
03/01/01 13:38
がんばって読もー!
215:吾輩は名無しである
03/01/01 14:28
今年も、、今年こそ、、
いい思いをしちゃいましょう(^▽^)v
URLリンク(ok.halhal.net)
216:吾輩は名無しである
03/01/07 13:58
島尾敏雄『死の棘』作品論集刊行age
217:吾輩は名無しである
03/01/16 23:23
「死の棘」の中で、トシオ、ミホ、マヤはそのままの名前なのに
どうして伸三は伸一なんですか?別人ですか?
今日、中国のことについてレポート書こうと思って
借りてきた本が島尾伸三が書かれた物でした。
島尾敏雄の息子だって知らずに借りてきたもんだからびっくり。
奥さんの写真に解説がついていておもしろかったです。
218:山崎渉
03/01/20 02:00
(^^)
219:吾輩は名無しである
03/01/20 22:47
山崎渉も島尾読んでるのか……
220:吾輩は名無しである
03/01/28 18:34
まほが夜遊びするときは家のひとに怒られるからって
窓から抜けて出てきたけど、怒る家のひとが伸三さんとかだと思うと
ちょっと面白かった。
221:吾輩は名無しである
03/01/30 15:40
隊長ドノ~!!!
222:ごはん ◆NjaujxTGn.
03/02/15 11:04
>>217
伸三がモデルですよ。
一部分だけ事実と変えるのはよくある手法で、私小説ではしばしば見られます。
223:吾輩は名無しである
03/02/15 11:12
新書版で「春の日のかげり」他が入った短篇集が出てるね。
「島の果て」も入ってるようだし、「出発は遂に訪れず」もある。
文芸文庫亡き今他の会社にも頑張って欲しいな。
224:吾輩は名無しである
03/02/15 11:20
>>223
おっ、新刊? どこから出た?
225:スレ主
03/02/28 00:25
2月最後だからage
226:吾輩は名無しである
03/02/28 11:37
そういえば2~3年前(?)「新潮」に連載してた
島尾の「死の棘日記」はその後出版されたのだろうか
227:吾輩は名無しである
03/03/02 02:09
新潮社から出たはずだよ。
228:吾輩は名無しである
03/03/04 13:41
調べたけど出てないっぽい
229:吾輩は名無しである
03/03/04 14:00
>>224
「春の日のかげり」べんせいライブラリー 青春文芸セレクション
だって…青春文芸か~
勉誠出版って島尾事典も出してるよね。
230:吾輩は名無しである
03/03/04 14:10
URLリンク(www.esbooks.co.jp)
こんなのは出てましたが。
231:トシヲファン
03/03/08 14:52
>>230
こないだ買ってみた。
フン。
という感じ。
すごいファンとしては。
232:吾輩は名無しである
03/03/08 14:56
>231
面白い評論がなかったってこと?
233:吾輩は名無しである
03/03/08 15:01
まっ、いいや。
大学図書館に入ってたし、いつでも読めるから。
234:吾輩は名無しである
03/03/25 21:29
age
235:トシヲファン
03/04/05 13:37
>>232
そんなに面白いもんでもなかった。ってことです。
236:吾輩は名無しである
03/04/16 22:18
age
237:山崎渉
03/04/19 22:59
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
238:吾輩は名無しである
03/05/01 03:51
最近どうよ?島尾。
239:吾輩は名無しである
03/05/11 02:54
我が家は死の棘状態。
240:吾輩は名無しである
03/05/11 03:34
>>239
おい、おい。他人事じゃないぞ。俺は片が付いたけど、
あんたは覚悟はあるのか?
241:吾輩は名無しである
03/05/11 15:55
>>240
>俺は片が付いたけど
その話、聴きたいですが…。さしつかえない程度で
たのんます。
242:239
03/05/14 00:49
死の棘状態いまだ変わらず。
240さん、よければどうやって片付けたか教えてください。
243:239
03/05/15 01:30
>>240さん
酷いの酷いの!
他んとこでコドモつくるんだってー!
バッカバカしい!
私はコドモが産めないカラダ。
でもコドモ産んでもわたしと暮らしていくんだってー!
バカクサバカクサ!
244:山崎渉
03/05/28 09:13
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎―◎ 山崎渉
245:吾輩は名無しである
03/06/10 08:57
マスコミの「盗聴、盗撮」は許されるの?その9
URLリンク(natto.2ch.net)
54 名前: かおる ◆31hpx6to 投稿日: 02/03/22 04:20 ID:SNZoz4gQ
作家を目指して勉強中の男のネタをねらって、盗聴盗撮のストーカー行為が
行われた。収集したネタと引き換えに利得を得た彼らは、作家の口封じに、
彼の情報から虚偽の危険人物を作り上げ、巷にうわさとして流布した。
作家を危険人物と認知した者達は、グループを結成し、監視体制を確立した
が、作家本人からの事情は聞こうとせず、監視と犯罪者に対する私刑は、延々
と行われた。
246:吾輩は名無しである
03/06/12 06:52
マヤたんてちょっとアレな人なんですか?
247:山崎 渉
03/07/15 09:25
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
248:山崎 渉
03/08/02 00:29
(^^)
249:吾輩は名無しである
03/08/05 23:57
「三井のリハウス」のCMで父親役の人、島尾敏雄に似てる気がする
250:我輩は名無しである
03/08/06 03:34
これは終戦の日をにらんでの上げだろうか?
だとすれば、意義深い上げであると・・・
251:山崎 渉
03/08/15 10:12
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
252:あぼーん
あぼーん
あぼーん
253:吾輩は名無しである
03/08/26 13:35
これは非難が目的なの?それともお決まりの自演?
254:吾輩は名無しである
03/08/26 13:43
>>252
久しぶりに激しくワラタ
255:吾輩は名無しである
03/08/26 18:32
>>252
彼女は言っていないといっているが、どうよ。
ただの非難なら勘弁。事実ならワラウ。
2ちゃんねるnoおやくそく。
・注意事項
誹謗中傷板以外の場所では、固定ハンドルさんを叩く行為は禁止してますです
必要以上の馴れ合いは慎しんでください
暴言や第3者を不快にさせるような発言はやめましょう
悪質な削除要請や自己中心的な発言はひかえましょう
人間的モラルやルール・ネットマナーに反した発言はやめましょう
犯罪の恐れがあるものをみつけたら通報しましょう
大勢の読者がいることを意識しましょう
256:吾輩は名無しである
03/08/27 15:21
宮崎駿、「出発は遂に訪れず」と島尾ミホの「海辺の生と死」を原案にした
映画の構想があったらしいですね。
257:あぼーん
あぼーん
あぼーん
258:吾輩は名無しである
03/08/27 16:45
>>252
は有名なお塩語録の改竄だから放置するように
URLリンク(gffg56hge1.hp.infoseek.co.jp)
259:通りすがり ◆cSCk8wkcVM
03/08/27 17:59
>>258
了解
でも252ってファンかアンチかわかんないね
260:吾輩は名無しである
03/09/10 01:18
最近どうよ?
261:スレ主
03/09/11 09:19
スレ上げた以上は責任もってあげ
262:吾輩は名無しである
03/09/11 10:06
はじめてここにレス
なんか261のレスにひっぱられてしまった
実は日本の作家の中でもかなり好きな作家
特に幻想と日常がせめぎあう「夢もの」がいい
「戦争もの」も大岡と同じくらいいいと思う
「病妻もの」はすごいと思うがこっちが苦しくなってしまう
263:吾輩は名無しである
03/09/21 17:24
島尾好き(特に病妻もの)が好きなら、青山コウジを読んでみたらいいかも。
264:吾輩は名無しである
03/09/21 22:08
最近聞いた噂なのだが、あの病妻モノはすべてフィクションだったとか。
夫婦でゲラゲラ笑いながらアレを書いていたとすると島尾敏雄って……
265:吾輩は名無しである
03/10/02 16:48
死の棘読みました。暗い話なのかな?と思ってたら爆笑ギャグ小説でびっくり。
大笑いしながら読みました。
孫娘さんはパーキンソン病?
URLリンク(www.nikon-image.com)
266:吾輩は名無しである
03/10/02 17:01
>>262
戦争ものは、臨場感というか当時の雰囲気を伝えるよね、
やっぱり本物の隊長だったんだから、想像ではない現実感がある
267:吾輩は名無しである
03/10/10 21:40
―律儀で純真― 若き日の島尾敏雄
九州の大学にいたころ、東洋史専攻の学生であった島尾敏雄と私とは、下宿が
近かった。……・…(中略)………
島尾は東洋史科で私より一年上級であった。私は九州大学に入学して間もなく、
東洋史の研究室であった島尾に誘われて、大学の近くにある島尾の下宿へ行った。
そのとき、お互いに作家志望であることを話し合った。島尾はそのころ福岡で
出ていた同人誌の「こをろ」の主要な同人であった。・…(中略)・・・・
私と島尾の二人の共通の関心のある作家は、佐藤春夫であった。私は島尾が来た
とき自分の持っている佐藤春夫の本を見せた。島尾は一冊一冊手にとって見て、
「ええの、持っとるなあ」といった。羨ましそうな顔をしてみせた。
或るとき、大阪の母が小豆と砂糖の入った小包を作って送ってくれた。それを
私は下宿の小母さんに渡して、ぜんざいを作ってもらい、「ぜんざい会」の
招待券を親しかった友人の三人に送った。
当日、その招待券を持った島尾が一番に私の下宿へ来た。島尾は先ず自分の
名刺を出して、こういいう者ですといい、
「本日はざんざい会にお招きいただき、ありがとうございます」
とアイサツしてから私の部屋に通った。
私より確か二つくらい年上の島尾には、そういう律儀で純真なところがあった。
「ぜんざい会」は大成功で、招待された者も下宿の主人夫婦も大よろこびであった。
―庄野潤三―
268:吾輩は名無しである
03/10/13 23:39
>>267
グッジョブ!
269:1ヶ月1レス目標
03/11/19 22:47
絶版の『島へ~自選短編集~』潮文庫
の収録作品を知りたいと思って幾年月‥。
島尾の作品名には「夢」と「島」の頻度が高いなぁ
単行本化された主なものだけでもこんなところが
夢の中での日常
記夢志
夢のかげを求めて
夢日記
夢屑
島の果て
島へ
島の果て
出孤島記
南島通信
270:吾輩は名無しである
03/11/23 01:47
夢を語らせたら
(夢について語るのではなく)
(夢を言葉にするという意味で)
この人の右に出る作家は
なかなかいないんじゃないかと思うなあ
271:馬鹿者
03/12/11 18:56
1ヶ月1レスに微力ながら協力させて戴き申し上げ候。
夢モノはいい。何だか自分がその夢を見たように気にさせてくれる。
とりあえず「子之吉の舌」が好きだと書いておこうか。
272:吾輩は名無しである
03/12/11 19:04
>>270
つげ義春と双璧といったところでは?
あと、内田百閒も。
273:吾輩は名無しである
03/12/31 12:33
島尾の本の挿し絵につげの絵って合うかも。
274:吾輩は名無しである
04/01/11 17:46
島尾ミホみたいな人ってなかなかいないよね。
275:吾輩は名無しである
04/01/12 07:12
島尾敏雄=島尾ミホ→島尾伸三→島尾まほ
伸三の撮った写真集『まほちゃん』ってすごくいい。
276:吾輩は名無しである
04/01/12 21:19
274です。
島尾ミホ『海辺の生と死』読んでます。
写真集『まほちゃん』も見てみたいなぁ。
277:吾輩は名無しである
04/01/13 17:57
このひとのことずっと「とりお」さんだと思ってた・・・。
278:吾輩は名無しである
04/01/13 18:42
>>276
275です。
是非『まほちゃん』見てください。ほんとにかわいいから。
島尾敏雄、ミホ夫妻もちらと登場してるよ。
ちょっと手に入りにくいかもしれないが、
大きな図書館だったら入ってると思いますので……
279:吾輩は名無しである
04/01/16 16:33
美香は創価学会員
280:吾輩は名無しである
04/01/17 11:02
島尾と大岡は戦争文学の泰斗
しかしその方向は対照的である
281:16歳 女子中学生
04/01/20 00:03
読みたいんだけどまず何読んだらいいですか?
282:あぼーん
あぼーん
あぼーん
283:あぼーん
あぼーん
あぼーん
284:あぼーん
あぼーん
あぼーん
285:吾輩は名無しである
04/01/22 12:30
>>282-284
ここで粘着すんな
286:吾輩は名無しである
04/01/22 12:32
>>281
それからあなたが美香ならもう来ないでね
287:吾輩は名無しである
04/01/26 17:44
魚雷艇学生退屈だったな。
武田泰淳みたいな、文体の魅力がちと薄い。
288:1ヶ月1レス目標
04/01/29 00:40
美香粘着って作家スレにまで出てくるどうしようもないキチガイだな!
289:1ヶ月1レス目標
04/01/29 01:36
武田泰淳の思想性は認めるし、長篇『富士』は傑作だが
文体の魅力なら武田より島尾のほうがある。
287は島尾の初期の短篇(>>269参照)を読んでみなさい。
特に夢モノの粘りつくようなあの不可思議な文体は稀有。
290:吾輩は名無しである
04/01/29 01:41
>>289
1ヶ月に1レスどころか一時間に何レスもしてるみたいですね。
>>287は節操なく全スレを縦断しようとしている武田フリークですので
真面目にレスしても損をしますよ。
いや、ちょっと気になったので。
291:吾輩は名無しである
04/01/29 10:04
287は本当の武田フリークじゃない。ただの発作患者。
それにしてもここでの美香粘着は確かにひどいな。
>>288の怒りは理解できる。
同じようなことが宮本輝や山頭火やギリシア悲劇などのスレでもかつてあった。
292:吾輩は名無しである
04/01/29 18:20
>>289
ほほう。魚雷艇学生は後期の作品ということですが初期のほうがいい文章なのでしょうか。
私が上のを読んだ限りでは丹念で正確な、几帳面な文だという印象を
受けたのですがどうも一本調子で、第五章あたりまでには飽きてしまったのです。
あとメイラーのNaked and The deadみたいな緊迫した戦争ものを期待していたのもまずかったかも
しれません。
丁度手元に「夢の中での日常」が入った文芸文庫があるのでそれを読んでみっます。
あと武田泰淳のレスについてはむしゃくしゃしてやってしまいました。申し訳ありません。
293:吾輩は名無しである
04/02/21 03:26
定期あげ
294:吾輩は名無しである
04/02/23 20:25
船酔いでゲロ我慢してる小説ってなんだったっけ?
この人の作品だったと思うんだけど、なんか奇妙に印象に残っている。
教えて下され。
295:吾輩は名無しである
04/02/26 21:15
徳之島航行記だった筈
296:吾輩は名無しである
04/03/15 22:10
はじめまして。一気に読むと三代入り乱れた内容が抱腹もの、どこか「死の棘」のおかしさに似ている。ぜひ続きますようお願いします。
297:吾輩は名無しである
04/03/18 20:37
京都・三月書房で「記夢志」新本が安い。これほんと。
URLリンク(web.kyoto-inet.or.jp)沖積舎の新本特価
298:吾輩は名無しである
04/03/18 20:38
>>297
沖積舎の新本特価
までアドレスに入れてね。
299:吾輩は名無しである
04/03/24 15:14
何冊も読んでないのですが、この方の「ヤポネシア」という
考えが面白いなと思いました。
300:*
04/03/24 21:22
「ヤポネシア」にからめて「琉球弧」というのもあった。
琉球とアイヌが円還をなしてるという。
301:吾輩は名無しである
04/03/25 10:28
島尾さんの本は今までに3冊だけしか読んでないのですが「琉球弧」も
「ヤポネシア」も響きのよい言葉ですね。奄美のエッセイも何十年も
前に書かれたとは思えないぐらいに激しく共感しました。
詩的な言葉が多いような気がしました。
302:吾輩は名無しである
04/04/04 12:11
島尾ミホさんの声を聞くことのできるソフトを集めてみました。
・ふるべゆらゆら/柴田南雄作品集(フォンテック・CD)
・ラジオ深夜便カセット文庫「島尾ミホ 母を語る」(NHK)
・「東北と奄美の昔ばなし」付録のソノシート
ほかにありませんか。
303:吾輩は名無しである
04/04/06 01:25
>>302
「東北と奄美の昔ばなし」いいですね。
島尾敏雄本人の声が聞けるソフトがあったら欲しいです。
304:吾輩は名無しである
04/04/13 10:17
「死の棘」50ページ突破カキコ
305:吾輩は名無しである
04/04/14 00:07
私も読んだことがあります。島尾さんの文章は詩的で良いなあと思います。
306:吾輩は名無しである
04/04/14 19:47
>>303
言われてみれば旦那本人が抜けている。
痛いところ突かれましたわ。降参です。
307:
04/04/24 08:12
島尾敏雄の文章ってさりげないのにうねりがあって
かざらないのに深みがあると思った。
文体の魅力という点においては
夢もの>戦争もの>病妻もの、という感じがした。
308:吾輩は名無しである
04/04/24 18:45
古井由吉とはまた違った文体のうねりは特に初期の作品にあるね。
309:吾輩は名無しである
04/04/28 16:17
「死の棘」読了。三週間もかかったよ。
いろんな意味で最高の作品だった。
「ちがうの?そうなの?どっちなの?」
「そうです」
「ばかやろう」→平手打ち
これには電車内にもかかわらずついワロてしまった。
310:小川国夫
04/04/28 17:58
島尾さんのおかげで作家になれました
311:吾輩は名無しである
04/04/29 09:51
>>309
そこだけ取り出して読むと確かに笑えるな…。
読んでから大分経つけれど、読み返す気になれない。
「かていのじじょう」ヘビー過ぎ。ミホ怖ーょ。
312:スレ主
04/05/02 20:10
スレ残っていた!ちょっと感動。
313:吾輩は名無しである
04/05/06 22:08
>>310
たしかにその通り。
えっと、大江健三郎が島尾をすごく評価してるって聞いたんだけど。
314:吾輩は名無しである
04/06/06 01:08
もしかしたら日本で最高の作家のひとりかもしれないと思う。
315:吾輩は名無しである
04/06/06 01:13
しまおまほの娘ですよね?
316:吾輩は名無しである
04/06/06 09:53
1986年に亡くなりましたが、あまり大きく取り上げられていなかった
記憶があります。その頃すでに島尾ワールドに入り込んでいた私は
なぜなんだぁああ!! と一人憤慨してました。
本屋さんでベストセラーや平積みになっている最近の書籍の傾向を見ると
どうしようもなくうんざりすることがあります。
ま、どうでもいいんだけど、また浮世から離れていく自分がいる。
317:吾輩は名無しである
04/06/15 21:57
しまおまほは島尾敏雄の孫。島尾敏雄はしまおまほのおじいちゃん。
318:吾輩は名無しである
04/07/11 21:48
救援
319:吾輩は名無しである
04/07/14 00:48
今日、文芸文庫の『贋学生』ゲット。
540円でした。
320:吾輩は名無しである
04/07/24 00:29
卒論は島尾敏雄です。(これから)
島尾敏雄は保守的だったんですか?それとも新日本文学系?どっちにも属さず?
どなたか教えてください。
321:吾輩は名無しである
04/07/26 18:58
>>320
なに? その系統分け
322:吾輩は名無しである
04/07/26 20:25
>>289
同意です。魅力的な文体。
>>310
ワロタ。うまい!
323:吾輩は名無しである
04/07/26 20:28
>>312
スレ主さんか? スレタイが素晴らしい。
324:吾輩は名無しである
04/07/27 00:57
>>320 知らないのかい・・・。
新日本文学って雑誌しらない?中野重治が立ち上げたんだけど。
いわゆる、そっち系か、それとも保守系かってこと。
わかりにくくて申し訳ないね。
325:吾輩は名無しである
04/07/27 13:09
>>320
島尾 資料室 URLリンク(www.tcn-catv.ne.jp)
326:吾輩は名無しである
04/07/27 23:47
島尾の選集かな、緑の箱入りのやつ5冊を見かけたんだけど、
それって買っとくべきだったろうか?
5冊分売不可、3500円だったんだけど・・・
状態はよしでした。
327:吾輩は名無しである
04/07/27 23:59
>>326
作品集(全5巻)晶文社? 1977年頃の?
なら買いでは?
見つかっても5000円くらいする。分売可ならなおのこと。
328:吾輩は名無しである
04/07/28 00:20
>327
ああ、それみたいです。
ちょっと迷ってます。
329:吾輩は名無しである
04/08/01 15:33
島尾敏雄(1917-1986)
霊名 ペトロ
経歴
鹿児島純心女子短期大学図書館長(1975-1977)
同女子短期大学教授(1976-1977)
日本芸術院会員(1978)
軍歴
任海軍少尉(1944)
任海軍中尉(1945)
330:吾輩は名無しである
04/08/03 10:49
東欧への紀行文をつづったあの作品(すみません。あろうことか題名忘れました)が
好きです。
唐十郎さん・高橋源一郎さん・吉本隆明さんも島尾作品を評価してますよね。
そして芸能界では(姉貴ノ情報ダカラ信頼度ハ低イケド)、高橋(関根)恵子さん・
つみきみほさんが島尾作品が大好きとのこと。
好きな作品の著作名を忘れてしまった島尾敏男BEGINNERでした。
331:吾輩は名無しである
04/08/03 11:40
330です。敏男→敏雄です。
330はこの程度です。でも混ぜてね。
332:吾輩は名無しである
04/08/03 16:20
私の所属するカトリック教会の主任司祭は、島尾先生が純心短大で
教鞭を執っていたときの同僚でスタ。
島尾先生が鹿児島市立病院で亡くなる前、臨終の塗油を行ったそうでつ。
333:吾輩は名無しである
04/08/03 16:37
>>332
それは貴重な人脈かと。
晩年の島尾氏の逸話があれば語ってほすいす。
334:吾輩は名無しである
04/08/03 16:44
>>333
主任司祭の話では、島尾先生が短大で講義をするときは、声の声量
が小さい為、学生たちは前列の席に陣取っていたそうでつ。
あと、葬儀ミサ(谷山カトリック教会)の時、昭和天皇から花輪が
届けられたそうでつ。(日本芸術院会員は、死亡した時貰えるそうでつ。)
335:吾輩は名無しである
04/08/03 16:57
「魚雷艇学生」を読んで、長崎県の川棚町に行きました。
その当時のことを知るお年寄りから場所を聞き、訓練所跡地に着いたとき
言い知れぬ不安感が、湧き上がってきました。
「もし、もう一度この場所で同じような訓練が行われたら・・・。」
当時、私は海上自衛隊佐世保地方総監部に勤務する、3等海尉。
当時の島尾先生と同じ階級(一概に、比較はできませんが)で、同じように
な境遇にあった為、ふとそんな事が頭を掠めてしまいました。
336:吾輩は名無しである
04/08/04 19:34
334です。
数年前に亡くなった島尾マヤさんも、鹿児島純心女子短期大学の図書司書
として、勤務してますた。
あと、島尾ミホさんの遠縁にあたる方が、長崎純心聖母修道女会のシスター
になっていまつ。
337:吾輩は名無しである
04/08/04 20:11
>>334
芸術院会員…でっか
338:吾輩は名無しである
04/08/06 15:35
島尾敏雄の「名瀬だより」には、
名瀬市の映画館の宣伝広告のスピーカーの音がうるさくてたまらず、
映画館に抗議に行ったがてんで相手にされなかった、という記述が確かある。
ところが島尾伸三さんの本「東京~奄美 損なわれた時を求めて」(河出書房)には、
1960年代、島尾敏雄がミホ夫人と一緒に名瀬の映画館通いをし、
「自転車泥棒」や「81/2」といったイタリアン・リアリズムやヌーヴェル・ヴァーグの映画を見て、
ご機嫌な日には赤玉ポートワインを気分良さそうに飲んでいた、という記述があり、
ずいぶん趣きが違うわい、と思った。
さてその伸三さんの本に、一緒に映画館に連れられた思い出として、
>子どもながらに、フランスのヌーヴェル・バーグはよそごとで、
>イタリアン・リアリズムに登場する人物たちのやっていることは、
>まるで名瀬の町で起きている事件のような気がしていました。
という一節があり、思わず笑ってしまった。
名瀬の街の猥雑な一面を、よく言い得ていると思う。
339:吾輩は名無しである
04/08/08 11:57
>>337
>>329参照!
340:吾輩は名無しである
04/08/08 12:03
誰か、教えてくらさい!
奥野健夫が、埴谷雄高と吉本隆明の喧嘩に巻き込まれそうになったとき、
島尾先生は、奥野と一緒になって吉本隆明に三行半を突きつけたって、
本当?
341:吾輩は名無しである
04/08/08 17:10
>>340
ちょっとググればすぐ下記のようなWEBレス見つかるのに…
教えて君というより構ってほしい構って君なんだな?w
>島尾さんが、奄美に行くときに、晴見の東京港に、彼を送りにきましたのは、
>吉本さんと奥野健男です。そして最後、船と海岸でテープを投げ合ったときに、
>海岸からのテープが届かないときに、島尾さんが驚いたことに、
>吉本さんがテープをもって船に乗り込んできたといいます。
>島尾さんも驚いたろうけれど、奥野さんはもっと驚いたろうな。
>「俺にはとてもできない」というように思ったことだろうと思うんですね。
342:吾輩は名無しである
04/08/09 21:08
>>341
人をけなす前に、自分のことをしんぱいしろ!
343:吾輩は名無しである
04/08/16 09:33
341さんはけなしてるんじゃのーて、あきれかえってるんじゃがいな。
344:マタリックス
04/08/16 10:49
みなさん、とりあえずこのスレッドではマッタリと、ね。
そんなに人は多く無さそうだから。
345:吾輩は名無しである
04/08/23 00:27
島尾敏雄の小説以外のものだと何がいいですかね?
文芸評論みたいなのがあれば読みたいな、と。
346:吾輩は名無しである
04/09/11 22:43:48
9.11age
347:スレ主
04/09/20 08:58:34
朝日の夕刊9/18で、今福龍太が「裏=浦」について書いてた。
久しぶりの島尾ネタ。
348:吾輩は名無しである
04/09/28 23:52:57
島尾ファンはどこに情熱をぶつければよいのでしょうか?
349:吾輩は名無しである
04/09/29 00:04:11
たまにはあげとく。
わすれさられないように。
350:吾輩は名無しである
04/09/29 00:11:57
古本屋で「日の移ろい」買いました。
毎日ちょびちょび読んでいこう
351:吾輩は名無しである
04/09/29 21:23:57
中央公論で島尾の担当をしていた宮田毬栄の本「追憶の作家たち」(文春新書)に、
松本清張や埴谷雄高と並んで島尾敏雄の話も出てくる。
中央公論社の中で宮田と安原顕の仲が険悪となり、心配した島尾が、
新宿のフランス料理屋で一席設け、仲良くさせようとしたらしい。
二人を目の前で握手させ、島尾は満足気だったという。
「仲良くやるからさあ、ぜーんぜん、だいじょうぶ!」と島尾の前で繰り返していた安原は、
翌日「甘い、甘い。人が好すぎるっつーの、島尾さんは!」と毒づいていた、とある。
宮田の文章も主観的な相当アクの強いものだし、
安原顕という名も、私は03年一月の大き目の死亡記事で初めて知ったぐらいで、
(よしもとばななを世にだした人らしいが)全然関心はなかったのだが、
ただ生前の島尾と親交のあった大学の先生が、安原の死を惜しんでいたのを聞いたことがあり、
このエピソードは少し意外だった。
どなたか、島尾と安原の関係をよく示した本をご存知でしたら、
教えてください。
352:吾輩は名無しである
04/10/23 06:42:45
最近島尾さんの小説を読み始めた十代のガキです。
今のところ「死の棘」、「魚雷艇学生」の二作を読みました。
他の作品でおすすめの作品を教えて下さい。先輩方。
ちなみにこのスレを見て、「夢の中での日常」を読んでみようかと。
今島尾さんに夢中です。いつか私も奄美にお墓参りに行きたい。
353:吾輩は名無しである
04/11/02 13:53:43
age
354:吾輩は名無しである
04/11/12 07:12:23
>>352
「贋学生」不気味なホモ?に翻弄される話。なんかへんな読後感。
「単独旅行者」とかは普通におすすめ
355:吾輩は名無しである
04/11/12 07:13:06
>>352
「贋学生」不気味なホモ?に翻弄される話。なんかへんな読後感。
「単独旅行者」とかは普通におすすめ
356:吾輩は名無しである
04/11/14 22:12:07
この作家の感覚は鋭い。
「夢の中での日常」「単独旅行者」もいいし、
「子之吉の舌」とか「むかで」とかも。
「贋学生」や「魚雷艇学生」よりも
夢関連の作品のほうが面白いと思う。
357:吾輩は名無しである
04/11/14 22:14:22
中学の時、「夢の中の日常」を読んで、頭に変なものがへばりつくラストが気持ち悪かったなあ
358:吾輩は名無しである
04/11/18 19:43:37
この作家も絶版が多い。
出版社は何やってんだ?
359:吾輩は名無しである
04/11/18 21:32:19
講談社文芸文庫から結構出てるみたいですけど
河出文庫の「夢日記」っていうのもある
360:吾輩は名無しである
04/11/18 22:30:37
>>359
夢日記はいい本だよね
361:352
04/11/23 23:19:36
>354,356
久々にこのスレを覗いたら返事が!!
354,356さんありがとうございます。
「贋学生」、「単独旅行者」、「むかで」、「子之吉の舌」を是非読んでみます。
最近では「島の果て」、「夢の中での日常」、「格子の眼」、「鬼剥げ」を読みました。
中でも「格子の眼」の妖しいエロスに引きつけられました。
まわりで島尾さん知ってる人いないので寂しいですよ……。
362:吾輩は名無しである
04/11/24 00:07:19
>361
当方の周りにもあまり読んでる人はいないみたいでちょいと淋しい。
でも、日本の戦後作家のなかで十人を選べといわれたら、
大岡や武田や中上と並んで、迷わずこの作家を選ぶと思うな。
もちろん個人的意見だけどね。
363:吾輩は名無しである
04/11/30 23:04:59
>269で書名が挙がってた『島へ~自選短編集~』(潮文庫)。
なんと幸運にも知人から譲り受けてしまった。
収録作品は手元に持ってるものとほとんどダブリながら、
「原っぱ」という初期作品は初めて読んだ。
364:吾輩は名無しである
04/12/01 08:12:11
師走
365:吾輩は名無しである
04/12/01 21:40:31
「硝子障子のシルエット」が良かった
366:吾輩は名無しである
04/12/08 20:55:30
「島へ」って、何度読んでも不思議な小説ですね
367:吾輩は名無しである
04/12/18 23:14:39
『夢屑』や『震洋発進』なんかも文庫化されないものか。。。
368:吾輩は名無しである
05/01/09 17:06:26
カトリック信者としての、「ペトロ」島尾敏雄氏について、もっと知りたい
でつ!
369:吾輩は名無しである
05/01/23 23:40:11
この人はやはり狂気を孕んでいたのか?
370:吾輩は名無しである
05/01/28 22:38:44
日本が世界に誇りたい数少ない作家の一人。
371:吾輩は名無しである
05/01/31 04:49:40
島尾なんてつまらんから棚にしまお。
372:吾輩は名無しである
05/01/31 05:31:11
つまらん!お前の話はつまらん!!
「死の棘」で岸部一徳がトシオ役やったんだっけ。まだ見てないんだよなー
373:吾輩は名無しである
05/02/09 07:19:37
島尾敏雄はアントニオ・バンデラスに似てると思ふ
374:吾輩は名無しである
05/02/24 18:41:19
これまでに出た文庫全部持ってる!っていうひとはいないだろうね?
375:吾輩は名無しである
05/02/26 19:27:58
>>374
今日行った古本屋に、『はまべのうた ロング・ロング・アゴウ』(文芸文庫)
『われ深きふちより』(集英社文庫)『島の果て』(集英社文庫)
『夢日記』(河出文庫)『日の移ろい正・続』(中公文庫)
があって、『はまべのうた ロング・ロング・アゴウ』だけ買ったよ。
みんな欲しかったけど、ほかにお金を使ったので1冊しか買えなかった。
どれも500円くらいだった。
残りも早く買ったほうがいいだろうか。
376:吾輩は名無しである
05/02/26 19:34:58
まほちゃんは元気にやってます
377:吾輩は名無しである
05/02/27 03:45:47
>375
いい本屋だね。「夢日記」欲しいな。
378:めり
05/02/27 13:52:07
名前がまずい。赤尾敏とまちがえちゃうよ。椎名麟三系か?だとしたらタイトだあー
379:吾輩は名無しである
05/02/27 17:39:00
『われ深きふちより』(集英社文庫)
『島の果て』(集英社文庫)
はかなりのレア本じゃないだろうか。
380:吾輩は名無しである
05/02/27 19:53:49
旺文社文庫『出発は遂に訪れず』持ってます。
381:375
05/02/28 17:49:47
>>379
今月、あまりお金ないからぜんぶは買えないんだけど
今日行って、その2冊は買ってきたよ。計900円。
382:SXY ◆uyLlZvjSXY
05/02/28 21:16:13
『「死の棘」日記』というのが出るみたいだ(今年3月)。
以下宣伝文
>かつて50万読者を震撼させた小説 『死の棘』。
>名作のもとになった日記を著者の没後18年を経てついに刊行。
>夫婦の諍いの地獄絵は小説よりもさらに生々しい。
383:吾輩は名無しである
05/03/01 18:07:52
>>382
まだそんなのが残ってたんだ!
「地獄絵は小説よりもさらに生々しい」って・・・興味深いっ!
>>381
うらやますい!
384:吾輩は名無しである
05/03/03 20:50:04
旺文社文庫の『出発は・・・』が欲しいんだが。見たことない。
385:吾輩は名無しである
05/03/20 19:04:58
『死の棘日記』は¥2,310か。買おうかな。
386:吾輩は名無しである
05/03/21 14:16:00
妻がきつい目でみたので私は刺しつらぬかれ、現実が粉微塵にとび散った。
387:吾輩は名無しである
05/04/10 13:43:22
文學界5月号の特集、「文学のなかの危機」で、
春日武彦と清水良典が取り上げてます。
特に清水良典は
『「死の棘」日記』と『死の棘』ー<聖ミホ>伝説の在りか
というタイトルで「ミホ」を中心に論じています。
388:吾輩は名無しである
05/04/10 13:53:57
島尾さんの東欧共産圏旅行を題材にした紀行文の書名は
何ての、つーか、そんなん本当に発刊されてんの?
389:吾輩は名無しである
05/04/10 23:42:16
『「死の棘」日記』はちょっと話題になってきたのかな。
390:吾輩は名無しである
05/04/10 23:47:05
ミホでーす!
みんなおうえんありがとう!
391:吾輩は名無しである
05/04/15 00:48:40
きてるねきてるね。「そろそろ」だ。
392:吾輩は名無しである
05/04/15 00:51:30
>>390
ひーっ!ミホさんだっ!!!
393:吾輩は名無しである
05/04/20 21:02:17
「死の棘日記」読みました。あの頃あんなに快活な少女だったマヤさんが、後年その面影を失ったまま
若くして亡くなってしまったんですね。何と言っていいのか。
394:吾輩は名無しである
05/04/20 21:31:23
失語症になって
395:吾輩は名無しである
05/04/21 22:05:13
>388
「夢のかげを求めて---東欧紀行」昭和53年3月(河出書房新社)
島尾敏雄全集9巻に収録されています。
396:吾輩は名無しである
05/04/24 01:42:59
「死の棘日記」かいますた!
397:吾輩は名無しである
05/04/24 17:22:28
文学界5月号の清水良典の評論、良かった。ミホをノロという古代的な巫女的な
女性として見るより近代的な教養を身につけた女性、文学的資質の点でも敏雄と
対等なパートナーとして見た方が納得がいく。実際、ミホは「海辺の生と死」、
「祭り裏」という素晴らしい作品を書いているし。
398:吾輩は名無しである
05/04/30 18:19:04
指宿市のT元病院のT元先生は、島尾夫妻が指宿に住んでいた時の主治医
でした。
T元先生は、頴娃町の准看護学校の恩師です。
399:吾輩は名無しである
05/05/01 20:03:33
Usimaodaのホームページ、島尾伸三氏と潮田登久子さんのところが久しく更新
されていないので、関係者の方、出来れば更新して頂けるよう、お伝え下さい。
400:吾輩は名無しである
05/05/02 17:34:55
中薗英助氏と島尾先生は、仲が良かったんですか?
401:吾輩は名無しである
05/05/02 23:09:00
おっ、やっぱ『死の棘日記』の話題出てるねっ!
402:吾輩は名無しである
05/05/03 08:11:24
「死の棘日記」を読むと、あの修羅場の最中でも、しょっちゅう、すきやきを食べている。
それから、映画もよく見ている。生活レベル高かった印象。
403:吾輩は名無しである
05/05/03 20:09:47
島尾家は経済的にはめぐまれてたの?
404:吾輩は名無しである
05/05/04 07:05:07
小岩の家は父親に買ってもらった。「死の棘日記」に、買い物の金額、原稿料、高校講師
の給与が書いてあって、それを見ると、当時の一般庶民よりは豊かだったように思われる。
405:SXY ◆uyLlZvjSXY
05/05/10 00:07:42
日曜日の朝日新聞に源一郎の『死の棘日記』書評があったよ。
『死の棘』は『冨士』『神聖喜劇』を抜いて戦後No.1の傑作とのこと。
406:吾輩は名無しである
05/05/10 00:09:32
『死の島』のがええ。
407:吾輩は名無しである
05/05/10 02:50:41
親から経済援助があった。とくに神戸時代。
408:吾輩は名無しである
05/05/11 00:46:00
源ちゃん誉め殺し?
全部読んだけど俺としては
神聖≧富士≧死のトゲ
並びはしても越えない感じ
引き込まれる度はダントツでしたが
409:吾輩は名無しである
05/05/11 02:08:47
戦後最高の作品は山の音と豊饒の海と死霊と仮往生伝試文だよ
410:吾輩は名無しである
05/05/11 14:27:13
死の棘日記と、死の棘、どっちから読んだ方がいいでしょうか?
411:吾輩は名無しである
05/05/12 18:17:08
「島尾文学の原点 加計呂麻に探れ」~ミホ夫人と基地跡散策~
5/12 南日本新聞より
URLリンク(373news.com)
412:吾輩は名無しである
05/05/12 19:01:28
>>411
ありがとう。自分も数年前に、加計呂麻島に行きました。島尾敏夫記念碑の周りに
大きな白い蝶が舞っていて、印象的でした。
413:SXY ◆uyLlZvjSXY
05/05/13 00:29:01
>>406
それはマジでかい?『死の島』は積読。
>>407
それはまじデカイ。経済援助いいな。
>>408
同感。『死の棘』より初期の短篇のほうがいいな。
>>409
そういえば『冨士』『神聖喜劇』と並んで『死霊』の名前もあったっけ。
それにしても『死霊』『死の島』『死の棘』と並べるとやだな。
>>410
そりゃあもちろんそっちから。
414:吾輩は名無しである
05/05/13 00:31:12
>>413
死の島<<<死の棘
415:吾輩は名無しである
05/05/13 21:47:05
源ちゃんに釣られんなよ。
「富士」「神聖喜劇」「死の島」「死の棘」。
「日本語の小説だ」って点以外に共通点なんぞありゃしない。
それぞれ別の世界、別の次元の別の小説だ。
どれが最高だ、って比べちまう時点で
高橋源ちゃんはしょせん文学ミーハー。
プロの作家が言うようなこっちゃないね。
416:SXY ◆uyLlZvjSXY
05/05/14 00:24:06
まあミーハーっぽさを除いたらゲンちゃんじゃなくなるからねえ。
417:Corentin ◆bBm/UfuWG2
05/05/14 03:01:13
彼って確か、九州大卒だよね。
URLリンク(green.ap.teacup.com)
418:吾輩は名無しである
05/05/14 11:06:35
「死の棘」って「リング」より怖いってホント?
419:吾輩は名無しである
05/05/14 12:40:14
新潮社は、「死の棘日記」以降から没年までの、島尾敏夫全日記を刊行すると言っていた筈なのだが、
その辺りはどうなっているのだろう。既に、コピーは完了済みなのに。
420:吾輩は名無しである
05/05/14 14:17:51
>>415
「富士」「神聖喜劇」「死霊」は並べて語られることが多いよ
421:吾輩は名無しである
05/05/14 19:21:04
「夢日記」
日本文学史のなかで光り輝く宝石。
初期の短編群も素晴らしいが、こいつはちょっとレベルが違う。
422:吾輩は名無しである
05/05/16 20:13:21
「死の棘」、精神的に怖かった。
いかにも南国の気性の荒い奥さんなんだろうけど
アレ読んで、不倫は絶対に墓場まで持って行かねば!と思った。
423:吾輩は名無しである
05/05/17 12:22:40
ばれるなら浮気はしちゃだめ
424:吾輩は名無しである
05/05/17 12:30:37
SXYさんが書いてた高橋源一郎の書評ありますた
URLリンク(book.asahi.com)
425:吾輩は名無しである
05/05/17 16:34:02
実際に狂ってたのはミホの方じゃなく敏雄の方だったと
上野千鶴子ら、うるさいオバハンどもが言っておりました
426:吾輩は名無しである
05/05/17 18:44:56
>>425
むむう! そんな感じも。。。
427:吾輩は名無しである
05/05/18 00:34:38
どっちも狂ってるんですって
428:吾輩は名無しである
05/05/18 11:01:10
日曜に加計呂麻へ行ってきました。
文学碑、格納壕を見てきました。
まだ作品は読んでおりませんが、現地を実際見て、
読んでみたくなりました。読んだ時は また感想を書き込みます。
429:吾輩は名無しである
05/05/18 19:30:52
>敏雄は、この日記と体験をもとにして、戦後文学最高の作品『死の棘』
>(埴谷雄高の『死霊』や大西巨人の『神聖喜劇』や武田泰淳の『富士』を差し置いても、ぼくはこれを第一位に選ぶだろう)
>を書くにいたる。しかしそれは後の話だ。
インテリゲンチャンは正しい!
430:吾輩は名無しである
05/05/18 19:43:39
「死の棘」はいい、何度読んでもいい。それと、個人的には、「日の移ろい」
が好きだ。絶版になったけど、正続合わせて中公文庫は再刊しなさい。それと、
ミホの「海辺の生と死」も再刊せよ。
431:SXY ◆uyLlZvjSXY
05/05/18 23:17:22
>>424
リンクどうもありがとね。
『死の棘日記』の書評もうひとつ。
URLリンク(www.sankei.co.jp)
「言葉とは何か?根源的な問い」小栗康平
432:吾輩は名無しである
05/05/21 22:00:16
ウニマってなんですか?
433:吾輩は名無しである
05/05/22 01:25:57
あげ
434:吾輩は名無しである
05/05/22 18:58:39
「海辺の生と死」も絶版とは・・・
435:吾輩は名無しである
05/05/23 00:06:43
朝日新聞夕刊20日?に島尾ミホのエッセイ。
436:吾輩は名無しである
05/05/23 20:08:51
「島尾敏雄事典」読んだ人っている?
437:吾輩は名無しである
05/05/23 20:51:36
「島尾敏雄辞典」読んだ。今は亡きマヤさんの文章が掲載されてる。そこの
部分だけが貴重かな。
438:吾輩は名無しである
05/05/29 21:11:18
「新潮」6月号に「死の棘日記」についてのミホの短文が。
敏雄をありありと幻視したという。温もりまで感じたという。
怖い。幽霊が怖いのではなく、感受性の強すぎるミホが怖い。
439:吾輩は名無しである
05/05/30 12:52:08
島尾敏雄読みたいのですが、最初に読むのにお薦めの作品をおしえてください
440:吾輩は名無しである
05/05/30 19:37:53
死のとげ以外は新品見かけない
死のとげ読んどけ
441:吾輩は名無しである
05/05/30 20:14:37
ミホさんは島尾が船旅に出てるとき、「夫も今こうしてるだろう」と家の中で
身体を揺らしてたってエピソードをどっかで読んだような。並の男なら逃げ出すね
442:吾輩は名無しである
05/06/01 17:44:55
講談社文芸文庫の短篇集は絶版?
あのあたりから読み始めるのがいいと思うんだけど。
443:吾輩は名無しである
05/06/01 21:24:12
あの夏の今はがまだ出てる
あとは知らん
444:吾輩は名無しである
05/06/04 07:56:13
神田の古書店で、島尾の「東北と奄美の昔ばなし」の美装初版本を
3000円で買った。ミホの語りが録音されているソノシート付き。
聴いてみたが、かなり、甲高い声だった。あの声で問い詰められて
いたのだなあと、敏雄の事を想う。
445:吾輩は名無しである
05/06/04 23:38:48
「その夏の今は・夢の中での日常」がかろうじて生きてるだけ?
かなしいなあ。
446:吾輩は名無しである
05/06/05 08:46:08
出孤島記が死の棘の次に好きだ。
447:吾輩は名無しである
05/06/05 22:33:09
「出孤島記」もいいなあ。
昔は角川、新潮、集英社からも初期の短篇集が結構文庫化されてたみたいなんだが。。。
448:吾輩は名無しである
05/06/07 07:21:10
昨日から朝日朝刊で、伸三がコラム書いているよ!
敏雄にもふれてる。
449:吾輩は名無しである
05/06/12 22:09:12
>>448
朝日新聞とってないから、図書館行って、まとめて読んできた。
かねがね思っていた事だけど、伸三の文章はイイ。最近出版
された「損なわれた時を求めて」も、写真、文章共に良かった。
450:吾輩は名無しである
05/06/13 10:28:11
しまおまほたんって島尾敏夫の孫だったのか!
451:吾輩は名無しである
05/06/13 10:58:40
締め切り迫る!みんな早く書き込もう!
URLリンク(www.nhk.or.jp)
452:吾輩は名無しである
05/06/20 20:29:36
カトリック信者としての、ペトロ・島尾敏雄さんは、毎日名瀬市の聖心(みこころ)
教会でミサを受けていた。
453:SXY ◆uyLlZvjSXY
05/06/26 01:33:14
初期の短篇集を絶版にしておくとは許しがたいね。
文庫版の全集が企画されてもいいのになあ。
454:吾輩は名無しである
05/07/01 12:32:36
死の棘日記売れてる? 書店で平積みだったけど
455:吾輩は名無しである
05/07/01 20:30:56
結構売れてるみたい。
死の棘の文庫も並んでた。
456:吾輩は名無しである
05/07/14 22:48:58
ソクーロフ監督「ドルチェ 優しく」のミホさんの独白、微妙に怖い。
階段で佇むマヤさんの姿が痛々しく、胸を打つ。白黒の映像に、ただ
悲しみが。
457:吾輩は名無しである
05/07/14 23:34:19
島尾といえば、たしか「アスケーティッシュ自叙伝」てなタイトルの
短編ってなかった?けっこう好きだったんだけど、
アスケーティッシュって意味がわからなかったんだよね。
だれかわかる人いますか?
458:吾輩は名無しである
05/07/16 01:16:50
高校時代、現国のテストの例題で『硝子障子のシルエット』が出てきて、
その時から話の続きがずっと気になっています(><)
本屋で探しても見つからないし・・・
女学校に赴任した若い男の先生が、生徒に授業をボイコットされて、
教室で一人でボーッとしていたら、授業が終わる時間になって生徒達が戻ってきます。
その生徒の中に、よく似ていて見分けがつかない二人の女生徒がいたのですが、
いつのまにか、二人の見分けがつくようになっていた・・・
↑という様な内容だったと思います。そのテストの問題に「その二人の
見分けがつく様になった理由は何故でしょう。」というのがあって、
私は「どちらか一人を好きになったからだ!」と思ったのですが、その
答えは5年たっても、未だわからずじまいです。。。
だれか知ってる方、教えてください~!!そして全体的にはどんな話
なのでしょうか??
459:吾輩は名無しである
05/07/16 19:52:29
>>458
それは、「硝子障子のシルエット」ではなく「草珊瑚」。
二人の女性徒の片方が草珊瑚の花を手に持って教室に入ってきたので見分けが
つくようになって、ギクシャクしていた授業も、スムーズできる様になった。
そんな話。島尾独特の、ためらい、つまずき、ナイーブさがでているなと。
460:吾輩は名無しである
05/07/16 21:31:59
>>457
島尾敏夫事典より
原題は「ケーブルカーのある視野」 雑誌「人間」昭和26年4月号初出
「アスケーティシュ」は禁欲的あるいは苦行的という意。
吉本隆明は「この作品から数年後には、<父>と<母>との修羅場とおなじ場面
をみずから自分の<子>に対して演ずることになる」(「島尾敏夫の原像」)と
語る。
461:吾輩は名無しである
05/07/17 10:27:44
>460
禁欲的ですか、、
そそ、子どもの目に映るケーブルカーの風景がなんか
印象的だった。
もっかい読み直してみよ。
462:吾輩は名無しである
05/07/17 19:51:57
今週の女性セブンにミホさんのっかってる。
URLリンク(josei7.com)
463:吾輩は名無しである
05/07/18 07:19:20
ミホさん骨壷抱いて寝てるの。ウーーーン、ナンカ、ナンカ、ナンカ。
想像するに、、、、迫ってくるものが、、、、怖い。
464:吾輩は名無しである
05/07/19 06:18:33
骨を食べました、とも言ってたね・・・こういう怖さが真の純愛なのかなあ
465:吾輩は名無しである
05/07/20 21:59:05
純哀でもあるね。
466:吾輩は名無しである
05/07/21 04:47:08
それってヤポネシアの人だから?
本州人の感覚にはちょっとアレだな
理解できなくはないけど、なんか暑苦しすぎるな
467:吾輩は名無しである
05/07/21 07:30:07
ヤポネシアの人だからではない
もっと読み込め
468:吾輩は名無しである
05/07/21 21:32:32
「呑の浦に二人で入るお墓をつくることができたら、二人の愛は成就するのです」
・・・「奄美に帰った島尾ミホさん」 朝日新聞夕刊 平成四年十一月九日・・・
二人の出会いの場所が、二人が共に埋葬される場所。
神話のような愛だ。
469:吾輩は名無しである
05/07/22 00:25:44
図書館に「硝子障子のシルエット」があって読んだ。
「遠足」なんて話を読むと、特別なことは何も書いてないのに、
胸に来る。
ただ、エッセイとは確かに違うのだが、
しかし、登場人物の名を実名と一文字だけ変えて、
ほとんど日記と変わらない内容が書かれたものを、
島尾敏雄について全く知らない人が読んだら、
やっぱり面白いのだろうか。
私は島尾敏雄についてまがりなりにも知識があるし、
奄美の街の風土についてもそれなりに体験しているし、
石碑が見たくて呑の浦にも行ったことがあるから、
胸を突かれるのか。
島尾敏雄について知らない人でも、
「ダヴィンチ」で取り上げられるぐらいの小説を読むような人なら、
「硝子障子~」のごく短い小説を読んで、感銘をうけるのだろうか。
島尾自身はそんなことは考えず、
ただ書きたい物を書いただけなんだろうけどね。
470:吾輩は名無しである
05/07/22 18:42:15
自分の島尾文学の入り口は、初めての沖縄旅行。那覇の本屋で買った「琉球弧の視点」
を読んで感動し、島尾文学ワールドに。以後、ミホ、伸三、真帆と島尾ファミリーの
それぞれの作品まで読みあさり、現在に至る。ただ、残念なのはマヤさんの作品がない
事。「島尾敏夫事典」にマヤさんの短文があるけど、母を気遣ったような文章。マヤ
さんの本当の心の声が聞きたかった。
471:吾輩は名無しである
05/07/22 21:00:52
真帆って誰でしたっけ?
472:吾輩は名無しである
05/07/23 06:56:17
女子高生ゴリコ
473:吾輩は名無しである
05/07/23 07:15:05
島尾真帆。島尾伸三の一人娘。漫画家、エッセイスト。
474:吾輩は名無しである
05/08/30 23:37:40
この人の作品で函入でいい装丁のものってある?
475:吾輩は名無しである
05/09/04 23:56:38
死の棘って 実話なんですか??
476:%
05/09/05 00:00:27
『死の棘』と『死の棘日記』を読んでみてください。
実話以上に実話であることがわかります。
函入装丁の本では『夢屑』が好きですね。
なんていいタイトルなんだろう。
477:吾輩は名無しである
05/09/05 22:01:03
函入本はちょっと前まで結構古書店で見かけたと思うけど、
最近はどうなんだろう?
478:吾輩は名無しである
05/09/05 22:18:09
名瀬に島尾が強い古本屋がある。
でもミホ女史のエッセイはさすがになかった。
まあ名瀬なら奄美分館(県立図書館)に行けば確実に読めるのだが。
479:吾輩は名無しである
05/09/07 22:31:53
昔、名瀬の古書店でミホさんの「祭り裏」の本を買った。
今は知らないけど、当時は島尾関連の本が充実してた。
480:吾輩は名無しである
05/09/08 23:22:24
死の棘 読みました・・・痛いですね・・読んでて、かなり苦しかったです。。
これで 読書感想文書かなくちゃ・・orz 自分、まだまだガキなんで、難しいです《汗
481:名無しさん@そうだ選挙に行こう
05/09/11 08:34:54
「遠くへ行きたい」奄美大島をやってたね。田中一村はとりあげられていたけど、
島尾敏夫にはふれてなかった。一村と島尾は同時期に奄美にいた事があるから、
お互い見知らぬ者同士すれ違う事があったかもしれない。一村は奄美で絵を残し
島尾はヤポネシアの言葉と思想を残した。ヤポネシアはいい言葉だなあ。
482:%
05/09/11 22:31:09
奄美には一度行ってみたいなあ。
行ったことのある人どうですか?
483:吾輩は名無しである
05/09/12 18:36:53
島尾敏雄が特攻隊長として加計呂麻島に行く時、
「古事記」をしのばせていった。
そしたらなんのことはない加計呂麻島が古事記そのものだった…と好んで口にしていたらしいけれど、
加計呂麻島の「諸鈍シバヤ」なんて伝統行事を見ると、
なるほど天の岩戸の前で踊られたのは案外こんな踊りだったたのかもねぇ…と思いますよ。
484:吾輩は名無しである
05/09/12 18:38:34
島尾敏雄って族の(頭)ヘッドだったの
485:吾輩は名無しである
05/09/12 18:46:29
奄美で暴走族やってたわけじゃないんだから。
486:吾輩は名無しである
05/09/12 18:51:58
古事記読んでる族のニイチャンがいたら、
それはそれで尊敬するけどね。
487:吾輩は名無しである
05/09/12 18:54:41
島尾敏雄にふれなかったのはどうしてかなと思いました。
あの小さな図書館と街の雰囲気はすごく好きです。
488:吾輩は名無しである
05/09/12 20:30:59
文化人を気取ってるけど、永六輔なんてその程度。奄美に行けばわかるけど、
島尾は、多くの人から今でも「しまおさん」と言われ慕われつづけている。
489:吾輩は名無しである
05/09/12 21:36:03
文学者としての島尾敏雄は知らないが、海軍の島尾隊長のためなら…
といって呑の浦の文学碑建立の浄財が、加計呂麻島中から集まったのは
有名な話なんだけれど、
確かに奄美の五十代以上の人は島尾敏雄・ミホ夫妻というと、
親しみというか、まるで神話を語るような口ぶりになる。
しかし、四十代未満は島尾敏雄といっても知らない。
びっくりするぐらい関心がない。当たり前といえば当たり前だが。
そこで島尾文学の凄さを何とか語ってきかせようと思っても、
島尾敏雄ぐらい分かりやすく語るのが難しい作家もいないのだな。
あなたなら、島尾敏雄を知らない人に島尾文学の凄さをなんといって伝えますか。
490:吾輩は名無しである
05/09/12 22:04:43
若人よ。奄美で愛を叫んだ文学者なのだよ、読んでみないかい?
491:吾輩は名無しである
05/09/12 22:46:46
>>489
そう問われると、難しい。その人生が文学の魂そのものだった作家。
それを誠実に生きる事が、殉教者のようだった作家。その文学作品
には彼の魂が刻まれていて、作家の人生と作品が等価となり、作品
を読む行為が島尾敏雄を生きる事になる。不思議な事に、たとえ悲
喜劇であっても、彼の作品を読むと、甘美な感情になだらかな安ら
ぎが湧きあがってくる。何か古く懐かしい感情。
492:吾輩は名無しである
05/09/14 21:43:54
三島由紀夫が異常な関心もち、その存在を嫉妬した作家。
493:吾輩は名無しである
05/09/15 18:28:35
大江健三郎も恐れた作家。
494:吾輩は名無しである
05/09/15 21:17:03
そしてこの私が最も敬愛する作家だ。
495:カキク・ケコ
05/09/23 00:21:29
「死の棘」 読みました。なんだか島尾さんが気になってしまって
勉誠出版の「春の日のかげり」もネットで購入しました。
その中の「島の果て」「出発は・・・」特によかったです。
なんだか島尾さんに恋してしまったようです。いい年して。
この感情をどうしたものかと思っていたところ、この掲示板を見つけました。
これからたくさん本を読んでー、軍服姿の島尾さんを見つけてー、
奄美にも行けたらと夢は広がるばかりです。
496:吾輩は名無しである
05/09/23 00:26:42
軍服姿の島尾敏雄に恋するようだと・・・
原始の杜に嵌ってしまいますよ。
497:吾輩は名無しである
05/09/23 15:19:29
>>494
も、もしかして、あなたは古井さんじゃあーりませんか!
498:通りがかり
05/09/23 15:33:40
>>497
ワロタ、が、ありそうな話だ
499:カキク・ケコ
05/09/24 20:57:21
>>496
「原始の杜に嵌ってしまいますよ」?????
何を見たら軍服姿の島尾さんを拝見することができるのでしょうか
本屋さんに行っても、なかなか島尾さんの本にめぐりあえませんね。
500:吾輩は名無しである
05/09/24 22:22:12
>>499
「死の棘日記」の冒頭に、
海軍少尉島尾隊長と、そのころのミホさんの写真が載ってますよ。
あと新潮がシリーズで出してる作家のアルバムみたいな本が、
写真では一番充実してるでしょうね。
ミホさんは、島尾隊長と逢引するために、
夜一人ハブのいる山を越え、岩礁の中を歩いたというからスゴイ。
501:
05/09/24 23:22:37
島尾は幻想文学畑の人からの評価も高いみたいだ。
シブサワ編アンソロジー『暗黒のメルヘン』には
「摩天楼」が選ばれてるし。
502:吾輩は名無しである
05/09/25 21:25:42
若い時は、異常感覚者と言われたほど、感覚が鋭敏だった。
埴谷雄高に、石のような無機物の意識をも感受するような
作家だと言われていたからね。シュールレアリスムの作品
の方が、島尾の本領だったかも知れない。
503:カキク・ケコ
05/09/26 01:13:45
>>500
ありがとうございます。写真探してみます。
『ミホさんは、島尾隊長と逢引するために・・・』は
「島の果て」の一説にありますね。
まだ島尾さんの小説にであって間もないので、どの部分が実際の
出来事なのかよくわかっていませんが。
ところで「死の棘」は読みましたが、「死の棘日記」はまたそれとは
ちょっと違ったものものでしょうか。
写真が載っていると聞きましたから手に入れるつもりでいますが(^-^)
504:吾輩は名無しである
05/09/26 01:17:22
「死の棘」はいい。必読
505:吾輩は名無しである
05/09/26 13:55:07
「死の棘」良いですよね。
卒論のテーマに選びましたが、思うように書けず、
内容の薄っぺらい最悪の出来になったのは、今だに後悔してます…。
また久々に読み返したくなりました。
506:吾輩は名無しである
05/09/26 14:39:18
ミホの孫がまほってどうなんだろう
507:吾輩は名無しである
05/09/26 14:49:48
娘はマヤ
508:吾輩は名無しである
05/09/26 21:36:26
マホの目は若い頃のミホに似ている、鼻は敏雄に似ている。
可愛いいお嬢さんだ。
509:吾輩は名無しである
05/09/26 22:03:13
あんな家系に生まれて、それを意識せず
のびのび育ったのってなんかいいですよね
たまに伸三の娘自慢うざいけど
510:カキク・ケコ
05/09/26 23:43:03
魚雷艇学生を読み始め、第一章を読み終えたところです。
極限状況の心理状態がどのように書かれているのか・・・
なんだか読み進めていくのが怖い気がします。
511:
05/09/27 00:18:14
この作家だけはどうしても他人だと思えない。。。という感覚が。。。
512:カキク・ケコ
05/09/29 21:44:30
魚雷艇学生の第二章まで読みました。
あまり暇がないこともありますが、一気に読んでしまうのも
もったいない気がして・・・
このあいだ教えていただいた「新潮日本文学アルバム 島尾敏雄」を
本日購入しました。
どうしてこんなに島尾さんが気になるのか不思議です。
明日には「その夏の今は・夢の中での日常」が届く予定です。
513:吾輩は名無しである
05/09/29 22:13:00
>>511
それが、島尾敏夫の、不思議な魅力。
514:%
05/09/30 00:42:08
「夢の中での日常」―このタイトルはいいですねぇ。
「日常の中での夢」としないところが島尾らしい。
「不思議な魅力」の秘密がそのへんにあるのかな。
515:吾輩は名無しである
05/10/01 12:13:58
>>512
すでに、あなたは島尾敏雄に魅入られてしまいましたね。近いうちに奄美大島に
旅たつでしょう。やがて、ミホ、伸三、まほの著作にまで手を出すに違いありま
せん。妻、息子、娘、孫まで含めた不思議な島尾ワールドを心ゆくまで堪能して
下さい。
516:カキク・ケコ
05/10/02 14:05:34
奄美行ってみたいですね~、でも近いうちには無理です (^-^;
でも、呑の浦に立って何を想うのでしょう・・・
私はもうすぐ40歳ですが、「島尾敏雄のファンです!」なんて言っても
周りには賛同してくれる人はいないだろうし、寂しい限りです。
517:吾輩は名無しである
05/10/03 02:04:43
この人、三十過ぎて神戸のオヤジに仕送りもらっていたんだろう。人間の屑だね。
518:吾輩は名無しである
05/10/03 20:24:06
島尾敏雄が生きていて、「おまえは人間の屑だ」といわれても、優しい目で
「そうですね」とあっさり受け入れてしまうだろうね。でも、島尾はどんな
人間に対しても、「屑だ」と口走ることはなかった。そんな人です。
519:吾輩は名無しである
05/10/03 20:29:03
文は人なりですね。すごく美しい文章をお書きになると思います。
520:吾輩は名無しである
05/10/03 20:30:53
>>517
小説家ってそういうの多そうだけどな
521:吾輩は名無しである
05/10/03 22:13:12
>>518
君の脳内ストーリー語られても困るんだけど。
522:吾輩は名無しである
05/10/03 23:19:30
三十過ぎて親の仕送りもらってたぐらいのことを取り上げて、人間の屑と思うのか。
島尾文学を読み込んでごらん。もっとすごい話がごろごろしてる。
ナンデモアリが島尾敏雄の魅力。
523:吾輩は名無しである
05/10/03 23:38:28
>>521
もっと困って成長しなさいね。それから、「死の棘」くらいは読みなさい。
人間の業が愛憎と共にうずまいているから。簡単に人を裁く事は幼稚なこと
だということに、そろそろ気がつかなくちゃね。
524:%
05/10/04 00:46:17
「屑]といえば、島尾に『夢屑』という晩年の作品があって、
タイトルの美しさもさることながら、初期の「夢の中での日常」から最後まで
「夢」という不可思議な世界をあくなき探究心で彷徨った人なんだなあと感じつつ。
525:吾輩は名無しである
05/10/04 02:11:28
「死の棘」を読んでいると
「島尾敏雄を読んでいるひとに悪い人は居ないよ」って
刑務官に誉められたよ。
526:吾輩は名無しである
05/10/04 19:00:15
信者やヲタばかりだな。社会的な常識が欠如してるのを正当化したり、
人間として下等な連中ばかりで、本当に言葉もない。
「死の棘」程度の作品なら、まだまだあるだろう。お前等こそ読書経験ないな。
527:吾輩は名無しである
05/10/04 20:08:31
>まだまだあるだろう。
といいながら例を挙げられないのがツラい所。
528:吾輩は名無しである
05/10/04 20:11:14
>>525
刑務官に? …くわしく語れ 、とノってみる。
529:吾輩は名無しである
05/10/04 20:16:36
>>526
童貞か?何興奮してんの。
530:吾輩は名無しである
05/10/04 23:33:32
三十過ぎて仕送り…人として何かが欠けている。
531:カキク・ケコ
05/10/05 00:30:47
>>530
凡人と一緒にするな!!
532:吾輩は名無しである
05/10/05 01:35:03
三十過ぎて仕送りネタで盛り上がってるみなさま。
お前ら大事な人のことを忘れてないか。
太宰。
533:吾輩は名無しである
05/10/05 10:57:23
阿部和重も30こえて仕送り
あとみうらじゅんも
534:吾輩は名無しである
05/10/05 13:02:17
島尾敏雄の名瀬時代の日記には、
川端康成や阿部和重ばりのテーマ
(幼女が夢に出てきたり、島尾が小学生の女の子と話してるのをミホ夫人が嫌がるといった)
が出てくるという。まあ、匂わせてあるだけでどうしたというわけじゃないんだが。
少女をテーマにするというのは、文学として珍しいことではないけど、
この人の奥の深さにはちょっとびっくりする。
535:吾輩は名無しである
05/10/05 20:02:26
>>534
というより、島尾敏雄にはロリコン趣味があったでしょう。「カイエ」の特集
だったか。彼が少女の写真を選んで掲載しているのがあった。詩人の近藤洋太も
かつての読者として、その点について強い違和感を表明していた。
536:吾輩は名無しである
05/10/05 21:24:50
>>517=>>521=>>526=>>528=>>530=>>532=>>533=>>534=>>535
一人で勝手に盛り上がって、ずいぶん楽しそうだな。
いっぱい書き込めて満足したか。仕送りとロリコンに異常反応中の坊や。
537:吾輩は名無しである
05/10/05 23:00:06
>>536
おおはずれだね。鑑識眼をみがいてくれ。
538:吾輩は名無しである
05/10/06 16:37:57
女好きで酒好きですき焼きが好きで、お世辞にも生活力があるとは言えない…
島尾敏雄はそんな俗っぽいところの多々ある人だったんだろうと思う。
生きた島尾を聖人扱いして許されるのは、ミホさんだけではないかしら。
しかし、日本列島の尾っぽのところで運命的な戦争体験をして、
私小説・散華文学・シュールレアリズム・童話・随筆・民俗学と多岐に渡って、
いずれも素晴らしい文章を残した。
それは確かに俗を聖に変える仕事であるに違いない。
ある種のタイプの人(彼の戦記物に出てくる下士官達のような)や精神的に未熟な人には、
島尾の凄さって分からんだろう。
もっとも島尾の凄さが分からないからといって生活に支障があるわけでなし、
むしろ分からない人の方が健康的だとさえ言えるかもしれない。
でも、島尾文学の凄みが分からずに、賢しらな顔をして、
わざわざここに貶めを書き込んでいる人には、なんだか哀れを覚えてしまう。
長文シツレイ。
539:吾輩は名無しである
05/10/06 23:28:02
人それぞれ、背負っていかなければならない様々な人生の背景や事情がある。
そんなごくあたりまえの事を想像する能力もなく、まるで自分は無垢のごとく
装い、嬉々として人を裁きたがる人種がいる。その手の奴が、得意げに滑稽な
誹謗中傷の書き込みをして悦に入っている。書き込んだ人間の、心の卑しさと
振る舞いの醜さしか伝わってこない。
540:吾輩は名無しである
05/10/08 02:24:12
作家の生活を容赦なく見つめることも必要。島尾は仕送りをもらいながら、外に女を
つくり、妻を発狂させ、家庭を混乱させた。それのどこが「背負っていかなければ
ならない様々な人生の背景や事情」なのか。「死の棘」日記を読んでも、作家の特権に
寄りかかった、寄生虫的な身勝手な姿勢に不快感しか感じなかった。大西巨人の長期の
生活保護受給の疑惑などとも併せて、声を大にして追及すべき問題だ。「夜すき焼き」だと?
笑わせるなよ、このスネかじりが。
541:吾輩は名無しである
05/10/08 09:37:24
追求だって
542:吾輩は名無しである
05/10/08 10:40:49
今度はすき焼きか。この調子だと映画鑑賞も文句言いだしそうだな。
543:吾輩は名無しである
05/10/08 21:00:07
声を大にして追及ねぇ…
現役の政治家がウソついてたならともかく、
死後二十年近い文学者を追及してどうしたいのか。
この辺の言葉に対する感覚が、
>>540氏はまだ若くて大して本読んでないんじゃないかと思わせるが。
石川啄木、尾崎放哉、種田山頭火、太宰治、中原中也、檀一雄…
この辺のいわゆる「無頼派」の類は、確かに家庭人・社会人としては、
常識から逸脱してる。実際に付き合うには困った人たちだと思う。
しかしいずれも人に認められる文学作品を残した。
ただ、いわゆる無頼派の人たちが外に向かう派手な活動を残しているのに対して、
島尾敏雄という人は、ちゃっかりやることやってる割には、内向してると思う。
夫婦で互いに精神を病んで、ついに精神病院に住所を移すところまでいった…
なんて話を聞くと、無頼派の凄みとは違った凄みを感じる。
シュールレアリズムを志向した開高健は、女癖の悪さから家庭は火宅の様相を呈していたらしい。
サントリーの広報を手がけ、芥川賞を獲り、世界中釣りして回る…
遺産が何億もあったというから、流行作家の栄達からいったら島尾と比較にならんが、
それでも、鹿児島のそのまた僻地の図書館長に過ぎなかった島尾にわざわざ会いに行ったのは、
文学に生きる者として、どうにも敵わないものを島尾に感じていたからではないのかしら。
開高はわざわざベトナム戦争に出かけて、そこで九死に一生を得ているが、
それだって島尾の特攻体験に較べればどうなんだろう。
破天荒だからこそ分かる島尾の懐の深さ、業の深さってのも、あるんだろう。