11/08/10 21:53:36.30
>>194さんの言うように、トカトントンの音は主観から客観に切り替わる音だと思います。
ニッパさんのように白けた感じの燃え付き症候群と言ってもいいかもしれません。
しかし佃煮さんのように、復興暗示の音ととるのも面白いと思います。
敗戦を経験して、当時の日本国民は避けられ得ない無気力感に苛まれていました。
信じていた天皇像は嘘のように崩れ去り、神風も吹かないことを知りました。
トカトントンは何事も最後まで心をいれてやり遂げることのできない無気力の象徴だと私は考えました。
>>194さんの言う、冷徹な観察眼がないというところはこの無気力感に起因するのではないでしょうか。
何事にも無気力で、物事を深く考えることにすら情熱を注ぐことのできない手紙の主は、自らを取り巻く出来事に対する判断力を当然持ち合わせ得ないように思われます。
作家の返信については後ほど。