【妖怪人間】朝吹真理子3【ベラ】 at BOOK
【妖怪人間】朝吹真理子3【ベラ】 - 暇つぶし2ch617:吾輩は名無しである
11/02/13 00:58:43
幾億年むかしのことも幾光年さきの場所も夢のなかではいつもいまになり、ひかりなどがのろいものにおもえる。
過ぎ去った一日も百年もおなじように思えていた。いまとなってはほんとうのことかたしかめようのない記憶だった。
朝吹真理子『きことわ』より

世界はわれわれの血液の動きに応じて上下する。この双子の兄妹はお互いを見つめ合った。二人がなおも呼吸して
いるのか、千年を経た古い石柱のように横たわっているだけなのか、この光の海の中では区別がつかなかった。
ローベルト・ムージル『特性のない男』浜田正秀訳より





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