11/03/26 14:24:55.40
最初に断っておくが、俺はゲイで、その立場で感じた三島由紀夫について書きます。
三島は仮面の告白や禁色と、はっきり同性愛を主眼にした作品を発表しているから
みな彼の男色趣味は周知の事実だけれど、そういう男色気質は森鴎外も志賀直哉も
川端康成も、そういう作品を書かなかっただけで、エッセイ等では旧制高校や寄宿舎で
男色の気風があったことを記している。学習院で同窓だった里見弴は、上級生の志賀は
美青年で学校中の男子にモテていて、自分も憧れていたことを後年述べている。
日本男児のこういう男色性は中世の僧侶や戦国武将など男くさい社会でこそ、より盛ん
だったのが記録に残っているし(織田信長の森蘭丸が一番有名だが、農民出身の豊臣秀吉
以外は、武田信玄も上杉謙信もみな男色行為が記録に残っている)、三島の男色趣味は
戦前の男子校や軍隊での気風をそのまま受け継いでいるだけで、ある意味日本男児の
正当を歩んでいると思う。