三島由紀夫Part41at BOOK
三島由紀夫Part41 - 暇つぶし2ch153:吾輩は名無しである
11/01/23 23:36:56
三島「日本人の民族性はご承知のとおり、振子のように、こっちの端からこっちの端まで
揺れるわけですが、その振子の揺れがおさまって、まん中へんにとどまった所に、安閑と
棲んでいるのが日本の小市民というわけです(笑)」

思想史的な常識をなぞったのだが、現実は、この政治的にニュートラルな、みっともない
小市民の集合体としての日本が、文化を犠牲にして空っぽになり、それこそ中間色の無機的な、
特色のない様相を呈し、抜目なく、極東の一角に経済的繁栄をとげる大国となった。
ふり返れば日本も、米独に劣らず原爆の研究をすすめていた(湯川の属したグループ)
三島は100年後理解されると言ったそうだが、あと60年のうちに理解される可能性は
十分ある。中国の軍部が経済バブルの崩壊と混乱のはて、かつての日本軍部のように
暴走し、安保の傘の緩みにつけこんで、北朝鮮を陽動に使い日本をスケープゴードにする
ならば、日本は振子をためらいなく振り切るだろう。三島が天皇にかわって神のように
君臨するだろう。


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