11/01/21 20:51:15
三島由紀夫(本名、平岡公威)
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大正14年(1925年)1月14日、東京都四谷区(新宿区)永住町2に
父・平岡梓(元農林省水産局長)、母・倭文重の長男として誕生。
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三島由紀夫Part40
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2:吾輩は名無しである
11/01/21 21:12:21
ある日公威は威一郎を連れてデパートに参りましたが、何か玩具のことで親子喧嘩したと見え、そのとき
「お父様なんか死んでしまえ」と言われたようです。真顔で悲しそうに私に訴えに参りました。そのときの
公威の心境が今日になってよく判ります。
ある日私があるお客様にお目にかかったときのことです。「三島さんという方は不思議と決して他人に御家族のことを
一言もおっしゃいませんでした。それなのに二、三日前用談の途中で唐突に、僕は威一郎が 可愛くて可愛くて
どうにも仕方ない、本当に可愛いんだ、と二、三度同じことをくり返されるのです。こっちはちょっと面喰いましたが、
そのまま用談に戻りました」というお話でした。
公威は物差しやハタキのような長いものを持ってこれを振り回すのがとても好きでした。無意識にもウップン晴らしの
意味でございましたろうか。これらはやがて危ないというので、母(三島の祖母)に没収されてしまいました。
公威はこんなときでも、決して反抗はいたさず、だまって素直に従ってくれて、かえって可哀想になりました。
公威は五歳のときのお正月に、はじめて自家中毒という病気にかかり、もう駄目だという危篤の状態になりました。
親戚も多数集まりました。私はお棺に入れてやる着物や玩具を持って来てソッと裾のところに取揃えました。
そこへちょうど千葉医大の部長をしておりました私の兄が来てくれまして、しばらく見守っておりましたが
「あっ、小便が出た、助かるかも知らんぜ」と申し、それから間もなくまた大量のお小水が出ましたら、兄は
「もう大丈夫」と大声で言いました。ああこの時のうれしさ、まるで夢のような心地とはこのことを申すので
ございましょう。
平岡倭文重
平岡梓「伜・三島由紀夫」より
3:吾輩は名無しである
11/01/21 21:12:48
初等科時代、公威は肺門淋巴腺(りんぱせん)にかかりました。この病気は身体がとてもだるくなるものですから、
教室では姿勢も悪く、先生には叱られ通しだったようです。しかも自分のうしろの席には級中きっての悪童が
ひかえていて、その煽動でのべつ幕無しに二人でいたずらをするので、二人とも教壇の前に立たされ、おでこと
おでこを鉢合せさせられるという、そうとう重い体罰をいくどか受けました。
中等科では剣道や乗馬は正課でしたが、公威は両方とも好きで、特に剣道を大変好みました。寒稽古のときは
五時ごろ自分で飛び起きて、嬉々として出かけて参りまして、稽古の後学校が出してくれる味噌汁がうまくて
うまくてたまらない、お母様にも一度飲ませたいと私に何度も報告しておりました。
公威は幼少のころから日本古来のしきたり、行事というようなものがとても好きで、またこれらを大事にいたしました。
母の躾けのせいもありましたろうが、神社の前などに参りますと、どんな小さな祠でも何びとの指図も受けず、
自らすすんで必ず丁寧に参拝し、お辞儀をしないで通りすぎるというようなことはありませんでした。
これは子供の時代ばかりでなく、ずっと大人になってからも続きました。毎年の豆撒きの時など、先頭に立ち、
孫達はすぐ飽きてしまって逃げ出すのですが、公威は一人になっても物凄い大きな声で、「鬼は外、福は内」と
どなりながら豆を撒き、それから家族中に各自の年より一つ多い数の豆をひろわせて十円玉と一緒に包ませ、
自分みずから近所の四つ角まで持って参り、帰りには掟な従い決して振り返らないという調子で、これには
親の私もついていけなかったものです。この念には念の入った信心振りは死ぬまでやめませんでした。
平岡倭文重
平岡梓「伜・三島由紀夫」より
4:吾輩は名無しである
11/01/21 21:15:08
二十年三月の大空襲のとき、公威は学徒動員で座間の海軍の工場に泊り込みで参っておりましたが、いそいで
帰宅して来ました。向うから眺めると、東京の空が真赤に染まっており、これでは東京は必ず全滅してしまって
いると思い、ずいぶん無理をして、やっと駆けつけて来たとのことでした。家族一同で無事を喜び合い、公威は
今後の打合わせをしたり何くれと手伝いをしてまた座間に戻って行きました。ただこれだけの話ですが、公威が
防空壕の入口のところで私が頸に巻きつけていたショールをとって巻き直してくれたり、そして何だか忘れましたが、
小さいものの包みを差出して、お母さま、これをあげましょう、と言ってくれたことを覚えています。多分
ビスケットともおせんべいともつかぬ変てこなものだったと思います。空襲が終ると、「みんな頑張ってよ」と
手を振りながらまた戻って行ったのでしたが、そのうしろ姿を、私は、なんでこんなにまで私に親孝行して
くれるのだろうと、ありがたくてありがたくて、涙ながらにしばらくたたずんで見送った記憶があります。
また工廠には台湾人の少年が大勢働かされていて、自分はその世話をする係だが、例外なしにみんな実に
かわいい子ばかりで、自分にもなついてくれたけど、食べ盛りの彼らのこととてたいてい栄養失調で、ことに
脂肪に飢えていて、僕らだったら腹をこわすようなものでも、油と名のつくようなものならどんなものでも
飛びついて舐め、しかもその後もケロリとしているのには、かわいそうにも思い感心もした、といっておりました。
一方、上官たちの部屋を覗くと、相当の御馳走が十分食卓に並べてあって、上官たちはこれを談笑しながら
食べていたそうです。彼らと台湾少年とを想いくらべると、義憤というか悲憤というか、上官たちの部屋に行き、
「貴様らそれでも人間か」とどなりつけたい衝動に駈られたと、相当興奮した口調で話をしておりました。
平岡倭文重
平岡梓「伜・三島由紀夫」より
5:吾輩は名無しである
11/01/21 21:15:22
終戦前のことですが、荷物の疎開でズック袋やトランクをいくつも荷造りしましたが、そのときも公威は、
荷造りの手伝いをしたり、それぞれの荷物の中身を克明に手帳に記入してくれたり、自動車で運びにくい品物は
大八車を借りて来て弟妹と三人で運んでくれました。その途中で警報が鳴り、急いで物陰に身をひそめはしたものの、
後で悪路のために思うように車が進まないで、苦心を重ねて真暗になってからやっと弟妹と三人で帰宅して参りました。
また主人と一緒にお薯(いも)や野菜を仕入れに埼玉方面まで参り、帰途はその運送人にさせられたり、公威は
つねに先頭になっていやな仕事を引き受けて、ずいぶんこの弱い私を助けはげまし、一家の心の支柱となって
くれました。
中等科の終りごろから学校の軍事訓練がだんだんさかんになり、富士の裾野を重い背嚢(はいのう)と銃を
かついで一晩中行軍させられ、落伍者も出るくらいでしたが、ふだん弱い弱いと言われていた公威は落伍もせず、
教官に、精神力が強い根性がある、と賞められたと自慢しておりました。
平岡倭文重
平岡梓「伜・三島由紀夫」より
6:吾輩は名無しである
11/01/21 21:33:12
必死に公威をかばう哀れなママと
変人パパでした
きもっ
7:吾輩は名無しである
11/01/21 21:35:57
威一郎よ
三島がおかあたま、おとうたまに宛てた
遺書を公開せよ
8:吾輩は名無しである
11/01/21 21:45:00
キリーロフ的超人バカ
高橋和巳「自殺の形而上学」
9:吾輩は名無しである
11/01/21 21:49:17
きもいなぁ
10:佃煮マニア
11/01/21 22:10:24
「俺はミスター腹筋というのだ」というひと言に全てが修練されている三島は、
ズタブローギンやキリーロフなどにはまったく似ていません。
>>997
>いや、三島が人にとても気をつかう人で、対談も充実したものになるように相手の興味にある程度合わせている態度は、
>対談した人々が証言してますからね。
ノーベル賞をもらえると思い込んではしゃぎまわり、人騒がせな記者会見まで開いた迷惑者が、
どうして人に気をつかう人なんですか?
>>998
>虚無主義が何もしない主義・・・ではないんだわ。
>全てのモノや人に価値を見いだせなくなる。自分自身も含めてね。
自殺にすら価値を置かないのがニヒリズムです。
11:吾輩は名無しである
11/01/21 22:16:03
>>10
記者会見は三島が要請したものじゃないよ。三島はもっと前から川端康成が取ることを知っていたから。
あなたは本当にろくに知りもしないんですね。
12:佃煮マニア
11/01/21 22:20:25
>>11
チワワさんの論法はいつもこうなんです。
「あなたは三島を美化しない。だからあなたは三島の事をよく知らない。」
中立性に欠けています。これじゃ説得力がありませんよ。
チワワさんをからかってやろうとする人が次々に現れるのはそのためでしょう。
13:吾輩は名無しである
11/01/21 22:24:00
>>10
三島がどうこう以前にあなたの物事の規定の仕方がなんか幼稚くさいね。
14:佃煮マニア
11/01/21 22:27:17
ほらそうやって不利になると論点をぼかすでしょう。
ミスター腹筋とスタブローギンが似ていないという話をしてるんですよ。
15:吾輩は名無しである
11/01/21 22:27:31
>>12
いや、美化とか貶し以前に、あなたの情報自体が間違いだから指摘したまで。
美化してなくても、それなりにちゃんと論じてる人には私は反発してませんし。
16:吾輩は名無しである
11/01/21 22:27:42
>まあ、三島も戦後の日本社会と対決しつづけてズタボロになったとは
>いえるかもなー。
今の日本を見ても分かるが、文化のみならず精神的な腐敗がすさまじい。
もはや末期症状だ。
いっそ日本という国が初めから存在しなかったかのように
消し去りたいぐらいに。
>んで、キリーロフの自殺は自らの思想の証明であるんだが
>キリーロフと三島が似ているなら、三島の自死も何かの証明かもしらんね。
その通りだろうな。
彼は日本文化や精神、文化や思想というものを証明した。
17:吾輩は名無しである
11/01/21 22:31:08
>>14
私にはそんなのはどうでもいい話だけど、あなたの言ってる三島の情報が間違いだと指摘したまでのこと。
18:佃煮マニア
11/01/21 22:32:32
>>15
じゃあ出典を明示してください。
ノーベル賞選考に関して三島がどういう態度をとったのかを書いた、商業的に流通している著書を挙げて下さい。
19:吾輩は名無しである
11/01/21 22:38:34
>>18
三島がノーベル賞の件で追いかけられるのを避けていたことは、徳岡孝夫の本にあります。
でも三島は気をつかうサービス精神の固まりみたいな人だから、すでに自分が貰えないとわかってた嫌な記者会見も受けたわけです。
他にも、事前に川端康成が取ることを三島が知ってた話は瀬戸内が書いてますよ。
20:吾輩は名無しである
11/01/21 22:42:48
三島がノーベル取ると、いろいろ戦後統治に不都合な事にもなるから
アメリカが意図的に委員会に手を回して政治的な配慮から
三島ではなく川端に変更させたみたいなことは無いのだろうか?
ノーベルとってあの事件で自害していたらまた違ったのかもな。
21:吾輩は名無しである
11/01/21 22:44:31
>>15
てかね、三島は、滑稽と自虐を
自死に押し込むのを忘れていないのだよ
この点を見逃して矢鱈美化に走る輩は信者足る資格がないのだ
うっヤバ・・・チョト本気出してしもた
22:佃煮マニア
11/01/21 22:45:59
>>19
その部分をコピペしてくださいよ。それぐらいお手の物でしょう。
そもそも前提からして間違っているんですよね。
「鉢の木会」から俗物扱いされた三島、自らも「自分は俗物だ」とコメントし自分の戦後の日本の状況にに流されまくっていた三島が、
つねに絶対神と対峙しつづけ、内的葛藤は内に秘めたまま周囲を翻弄し、自身の哲学を全うするために命を絶ったスタブローギンと似ているんですか?
23:吾輩は名無しである
11/01/21 22:49:23
>>20
三島の受賞を阻んで、川端を推した審査員が怪しい人なんだよ。
反対した理由が「三島は全学連の仲間の極左だから」だって。何か反対するのが先にありきだったのが見え見え。
24:吾輩は名無しである
11/01/21 22:49:26
もう相手は黙っちゃってるからそれ以上凹まさないでくださいよ佃煮さん
25:吾輩は名無しである
11/01/21 22:51:09
キチガイ梓が川端に、倅が取っていたら自殺しなかったと手紙かいてんだよ。
26:吾輩は名無しである
11/01/21 22:53:54
>>22
人に頼らずに本を全部読みなよ。
そんな態度だからダメなんだよ、あんたは。
27:吾輩は名無しである
11/01/21 22:54:27
>>23
うわっなんだ、やっぱりそう言うのがあったわけかw
アメリカかロシアの手先か知らんけどさ。
28:佃煮マニア
11/01/21 22:56:48
>>24
わかりました。
私の中の三島とはあの映画「黒蜥蜴」で醜態を演じた三島、
そのイメージがばっちり焼き付いていて、どうにもそれを払拭できないんですよね。
>>26
そうですか。出典がないんですね。わかりました。さようなら。
29:吾輩は名無しである
11/01/21 22:56:58
>>25
取ってたら、もっと大胆な計画でやってた可能性もあると思う。
30:吾輩は名無しである
11/01/21 22:58:54
>>23
それは俗説
単に若すぎるという理由を或る委員が比喩的に述べただけです
そろそろチワワにかわって擁護しようw
31:吾輩は名無しである
11/01/21 23:04:50
三島ならノーベル賞を一蹴してそうで。
32:(o`.´o)materialist ◆m0yPyqc5MQ
11/01/21 23:10:32
化ラマに続き悪霊でも阿呆は藁貸し増すねぇ~(笑)少しどころでは無い~(笑)
991 :佃煮マニア:2011/01/21(金) 21:15:06
>>990
ニヒリズムとはかんたんに言うとなにもしない主義ですから、
観衆を集めて日和った演説をし、わざわざマスコミに話題をふったうえで
滑稽なパフォーマンスとしての自殺なんていうわざとらしい事はしません。
998 :吾輩は名無しである:2011/01/21(金) 21:59:35
>>991
虚無主義が何もしない主義・・・ではないんだわ。
全てのモノや人に価値を見いだせなくなる。自分自身も含めてね。
999 :吾輩は名無しである:2011/01/21(金) 22:01:29
佃煮マニアは少し足りない子
33:吾輩は名無しである
11/01/21 23:13:11
佃煮さんっていっつもこんな感じの人なんだ?
34:吾輩は名無しである
11/01/21 23:14:40
佃煮マニア>>>>>>>>>>藁か死(ゴミ)
35:吾輩は名無しである
11/01/21 23:15:04
>>32
聖徳太子知ってる?
36:吾輩は名無しである
11/01/21 23:17:18
佃煮は何?左翼系?悪いんだけど、もう少しマシな子いるでしょ?チェンジお願いします。
アレじゃ左翼がバカだと思われる。
37:吾輩は名無しである
11/01/21 23:18:15
まあ佃煮の三島批判は的を射たものではある
たしかに三島は俗物
チワワが狂信者で三島を美化しすぎてるから佃煮がまともに見える
38:吾輩は名無しである
11/01/21 23:18:51
(o`.´o) ←ゴミクズwww
39:吾輩は名無しである
11/01/21 23:21:57
藁貸しは綿矢りさのサイン会にでもならんでろよ
くっさいチ○ポを増長させて
40:吾輩は名無しである
11/01/21 23:25:21
(o`.´o) ←ドクズwww
41:吾輩は名無しである
11/01/21 23:32:07
「三島嫌いはぜんぶ左翼」という2ちゃん脳は救いがたいな
42:吾輩は名無しである
11/01/21 23:37:29
異常に毛深い。
これ当人にはきついもんがあるんだぜ。
あまり語られないけど。
しかも貧弱。
おまけに、並外れたチビなのに、顔の長さはG・馬場並み。ほぼ三頭身。
これで生きていけっていうのは相当酷だろ。
超のつく運動オンチが何で俄然体鍛え出したかって言うと、切腹するための技量を身につける前に、毛だらけの体も筋骨隆々になれば、見栄えがいいものになるだろうという願望からだ。
夏のクソ暑い時に、心おきなく半袖を着てみたかったんだ。
43:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/21 23:40:18
>>16
末期症状? そんなに悲観的? 俺はまだまだ全然いけると思うが。
三島はノーベル賞とっても欲しかったろうなぁ。 三島自ら自分のことを
俗悪で山気もありすぎるほどあるっていってたわけだし。
でもまあノーベル賞とったら自殺しなかったろうとはいえるかなぁ。むしろ
単なる有名作家の割腹自殺より、ノーベル賞作家の割腹自殺のほうが
より衝撃度は高いから、パフォーマンスの効果もあがると考えたかもしらんね。
44:佃煮マニア
11/01/21 23:45:24
>>42
セリーヌがサルトルを「垂れケツ、眼鏡」と批判したのに似ていますね。
なかなか鋭い指摘です。私も同意します。
45:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/21 23:54:25
やっぱり、衝撃性が強い行為だったから、生前の知人はみんな回想の語りで
三島との最後の出会いを特権化したがるんだね。 石原がそうだし、西尾の本も
その気味あるし、福島次郎の本もそういうものだろうし。
46:吾輩は名無しである
11/01/22 00:24:15
ニヒリズムと言うより絶望主義とか、敗退主義と呼ぶべきでは?
47:吾輩は名無しである
11/01/22 00:40:15
>>46
いや、悲観とかそういう概念すらないんだ。喜怒哀楽の感情からして欠如。
虚無状態は、地面が水面のような気がして雲の上をふわふわ歩いているような感じ。
地面が水面で表面張力で何か吸い付くような気もする。
現実に生きているのか、現実に自分が死んでいるかの境界すら曖昧で分からなくなる。
存在する感情は恐怖だったり、暴力だったり。何かから走って逃げ続けたり対峙してみたり。
でもその何かが何なのか分からない。きちんとしなければならないと思うと粗暴になる。
なるようにな~れ~と思うと恐怖を持つ。でもそれが何かは分からない。
スタブローギンも三島も自殺前に、”悪霊に憑かれている”と証言したようだ。
スタブローギンは「自分が凌辱して自殺させた少女の悪霊に憑かれている。」といい、
三島は「クーデターに失敗した青年将校」だと言ったんだそうだ。
48:佃煮マニア
11/01/22 00:47:42
>>47
>スタブローギンも三島も自殺前に、”悪霊に憑かれている”と証言したようだ。
>スタブローギンは「自分が凌辱して自殺させた少女の悪霊に憑かれている。」といい、
>三島は「クーデターに失敗した青年将校」だと言ったんだそうだ。
彼らが述べる悪霊、青年将校とは、ラカンで言う「内在的他者」というもので、
人間の意識下には得体の知れないもう一つの人格が眠っているのです。
精神を病むと、意識下の人格が目をさまし、表意識になにか働きかけを行うのです。
そして、無意識の中に住む別人格に働きかけられた人間は、「何かをさせられた」と感じる訳です。
これには名前があって、「させられ体験」という妄想だと現在の精神医学では解釈されています。
49:吾輩は名無しである
11/01/22 00:59:33
>>48
自分以外の誰かが自分を突き動かしたという事実認識はない。
精神医学の方面からは白判定。加藤らも精神鑑定で黒を貰ってない。
ただ、現実が溶けてなくなっていくような感覚。
50:吾輩は名無しである
11/01/22 01:09:57
精神異常があるなら三島の単独犯。
ところがスタブローギンも三島も組織性をもって同じ目標に向かって突き進んでいる。
こうした群衆心理というものが社会学上、研究されてもいない段階にあり、彼らは一様に
「真実の眼は開かれた、自分は真実を知っている、インターネットには真実がッ★」などという。
ほとんど意味を為さないようなアジビラのようなものを大衆に向けて啓蒙しようとする。
虚無状態以外の虚無主義者を囲む人間らは非常に興奮したような熱狂したようなトランス状態、といった様子である。
彼らの啓蒙に大衆が呼応しないと大衆を逆恨みしてしまう場合もあるようだ。
51:マグナ ◆i.K3ZM.pZo
11/01/22 01:26:16
ふむ。Nはスタブと三島に関係があると思っているのか? これまでの流れをよく知らんから分からないが。
52:マグナ ◆i.K3ZM.pZo
11/01/22 01:27:06
チワワワワワー、チワワワッワ。
53:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 04:02:24
スタブと三島はあんまり関係ないと思ってるよ。
喩えるのなら、ファウストのアードリアン・レーヴァキューンがいいだろうと
最初に書いたんだがなぁ。
54:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 04:04:13
ああ、トーマス・マンの「ファウスト博士」ね。
55:吾輩は名無しである
11/01/22 07:33:00
そうなんだ、あなたは、そんな気がするんですね。
56:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 09:12:03
そう、成功した芸術家でありながら、内面的にはますます不幸になっていく
という運命がね。
57:吾輩は名無しである
11/01/22 10:05:00
>>30
俗説でも比喩でもありません。はっきりと「全学連の仲間だから落とした」と言ったのをドナルド・キーンが
直接にその審査員から聞いてます。瀬戸内も他の関係者から聞いて同じような証言してます。
それに40半ばは若くないし、年齢を理由にすること自体それこそおかしいことだよ。
58:吾輩は名無しである
11/01/22 10:42:12
実は昭和43年のノーベル文学賞は三島由紀夫とほぼ目されていたが、審査員の一部から三島の政治的活動を
問題視する声があがり、三島の受賞に強く反対し川端康成へ移行していった。
ある審査員が三島を、全共闘の仲間と短絡し、急進左翼に肩入れしているとみなし、代わりに川端を強く推したのである。
また、川端は事前に自分が受賞することを知り、三島へ「今回は私がいただかせてもらいます」と電話した。
三島の死後、川端は、「あれは三島君がもらうべきだった賞だ」と知人に漏らしている。
そして自責の念にかられてか、川端は徐々に重度の睡眠薬中毒になってゆく。
実は受賞対象の作品の一つの「山の音」は三島が代筆したものだったと、三島の妻・瑤子夫人は友人に秘密を
暴露していたという。
また一説には「眠れる美女」も三島の代筆と言われており、三島死後の、父親・梓と川端康成との確執も
この代筆問題に関連したものと思われる。
59:吾輩は名無しである
11/01/22 10:46:46
三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊総監室に立てこもったニュースを聞き、川端康成はすぐに現場へ駆けつけた。
そして、川端は、総監室で壮絶な最期を遂げた血まみれの三島の死体と首を見てしまう。(これは警察官らの証言だが、
川端本人は遺体は見ていないと否定している)
ひと足遅れてきた石原慎太郎は、現場検証した警察関係者から、「川端先生が中へ入って見ていった」と聞かされる。
慎太郎は川端が三島を見送ったならばと、入室を辞退していった。実際のところは単なる怖じ気だろう。
川端はその後、眠れないと周囲に漏らしたり、「ほら、三島君があそこにいる」と、三島の霊を見ているかのような
言動をするようになってゆく。
60:吾輩は名無しである
11/01/22 10:53:44
三島の死後、川端康成は会議や講演などはこなしていたが、健康がすぐれず、新しい文学作品は書かなくなっていった。
そして、三島の自刃から約一年半後の昭和47年4月16日、川端はふらっと鎌倉の自宅を出てタクシーを拾い、
仕事場の逗子マリーナ・マンション417号室へ向かう。
水割りを少し飲んだ後、川端はガス管をくわえガス自殺を遂げていた。遺書はなかった。机には太宰治の本が
あったともいわれている。
遺書がなかったせいか、この自殺には諸説あり、なかには他殺説まであり謎のままである。
61:吾輩は名無しである
11/01/22 11:46:33
三島はデカルトのいうところの「自我」についてどう思っていましたか?
「自我」の存在を否定していましたか?
62:(o`.´o)materialist ◆m0yPyqc5MQ
11/01/22 11:50:10
マゾちゃんの意見に動意ですねぇ~(笑) オーバーヒートゾンビマニアでは離しに鳴ら無いですねぇ~(笑) この阿呆は愚論に他者の本を紹介(笑)、リンク死(笑)
己の意見はチープ過ぎて語り増せん~(笑)
22 :佃煮マニア:2011/01/21(金) 22:45:59
>>19
その部分をコピペしてくださいよ。それぐらいお手の物でしょう。
26 :吾輩は名無しである:2011/01/21(金) 22:53:54
>>22
人に頼らずに本を全部読みなよ。
そんな態度だからダメなんだよ、あんたは。
63:(o`.´o)materialist ◆m0yPyqc5MQ
11/01/22 11:56:11
わたくしは故人的に川端 他殺説を指示死ており増す~(笑)
或る日、川端の元に離したいとの連絡有り、川端は自宅では難だからと仕事場の逗子マリーナ・マンション417号室を指示、
そうしてガス管をくわえガス自殺した川端が発見されたという分けですねぇ~(笑)
底で犯人は誰なのか? その目的は? ですけれども~(笑)
64:吾輩は名無しである
11/01/22 12:29:45
死ねカス
65:吾輩は名無しである
11/01/22 12:36:56
三島はニーチェからニヒリズムを見つけ出した。
私はデュルケームからアノミーを見つけ出した。
どちらも虚無主義という結論だった。
三島は40年も前に云った。「魂が腐敗していくのを見た」
私たちは三島死後10年近く経過してから、この世に誕生した。
私たちが育つ間中、社会規範は弛緩を続けた。より自由へ、自由へ。
三島はどうすればアノミーが、ニヒリズムが止まると考えたのだろう?
ヵッォにはもう、悪霊が憑いてしまっているのだろうか?
66:吾輩は名無しである
11/01/22 12:49:23
>>63
くたばれ汚物
67:吾輩は名無しである
11/01/22 12:49:36
>>54
トーマス・マンなら「小人フリィデマン」
68:吾輩は名無しである
11/01/22 13:03:32
10月1日のストックホルムからの記事を載せた「毎日新聞」では、三島の顔写真入りの記事が出た。
「ノーベル賞選考委員会は、六七年度の文学、医学、物理学など各章受賞者の選考を解し、十八日に最初に
受賞者(医学)発表を行う予定だが、文学賞(十九日発表)候補者の中に日本の作家三島由紀夫(四二)の
名がのぼっているもようである。
スウェーデン文学アカデミー常任事務局のギーロウ博士は、ことしは八十人から九十人の候補がいると
語っている。三島氏のほかにチリの詩人パブロ・ネルダ、仏文化相で作家のアンドレ・マルロー、ドイツの
劇作家サミュエル・ベケットなど有望視されている。」
しかし1967年のノーベル文学賞はグアテマラの小説家ミゲル・アンへル・アストゥリアスが受けた。
1967年のインド旅行からの帰国の日を、ストックホルムでノーベル文学賞の受賞者が発表される当日に
三島は合わせたという。それは英雄の帰還になるはずの演出だった。
三島は羽田空港にVIPルームを予約していた。飛行機が着陸すると、彼は一等のドアから真っ先に降りて
きた。しかし数人を覗いては、誰も迎えるものがいなかった。予約しておいた部屋はがらんとして、
新聞記者の姿はなく、三島はひどく落胆した。
69:吾輩は名無しである
11/01/22 13:04:34
(続き)
ノーベル賞を欲していた三島の当時の時代背景はいまのものとはずいぶんちがう。
むかしは三島のような日本での国際的知名士さえ、海外に出れば田舎紳士の泥臭さにみえ、バツの悪い思い
を時々していたし、日本に来て働くフランス人シェフなどもいなかった。日本人は国内でも国外でも
まだまだ海外への知識というものが足りなかった時代、いまとくらべて国際化の乏しかった時代なのである。
だからその時代背景にあって、三島の生きていた時代のノーベル賞の意味はいまよりもずっと、想像以上に
光り輝いていたのである。(「五衰の人」徳岡孝夫)
70:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 13:06:29
>>67
それがマンでおすすめの作品なのね。三島とはあんまり関係なさそうだが。
それとも、三島はそんなに背が高くなかった、むしろ小さいほうだった
ということと何か関係づけるために持ち出したんか?
71:吾輩は名無しである
11/01/22 13:55:39
おすすめは「トニオ・クレーガー」
72:吾輩は名無しである
11/01/22 13:59:13
平野卿子訳はどうですか?
73:吾輩は名無しである
11/01/22 14:20:11
虚無主義者の頭ん中・・・
路傍の石とダイヤモンドは何故にこのやうに扱いが違うのでせう?
路傍の石とダイヤモンドの違いなど、組成される分子構造が違うだけではありませんか。
何故みなさんはダイヤモンドを宝石と定義するのですか?
私には分からない。だからダイヤモンドにも路傍の石にも、関心を寄せる気持ちがないのです。
私は一生涯に於いて、ダイヤモンドに感動することはないでせう。
74:吾輩は名無しである
11/01/22 14:30:28
N ◆.a7VUr.VDさん
マンについて語るなら「魔の山」や「ファウスト博士」以前に
この作(「トニオ…」)を避けて通るわけにはいきません。とくに三島つながりでは。
早く答えてください。
75:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 14:32:51
ニヒリストという言葉を俺もうっかり使ったが、ニヒリストの性格というのも
非常にいろいろとあるよね。 オブローモフみたいな元祖ヒッキーもニヒリストであるし
哲学上の無神論を奉ずるニーチェも、「自分はヨーロッパで最初の完全な
ニヒリスト」と自称していたし、社会革命をめざす戦闘的ニヒリストという存在も
あるんで。チェルヌイシェフスキーとかそうだろう。
つまり受動的ニヒリストもいれば、行動的ニヒリストもいると。
76:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 14:33:31
>>74
トニオは読んだことあるけどさ。 三島と関連付けたいとは特におもわなんだ。
君はどうなのさ。
77:吾輩は名無しである
11/01/22 14:38:39
>>76
あなたのトニオ読んだ感想を聞かないとレスできませんがね
78:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 14:38:58
ここは三島スレなんで、トーマス・マンの作品をもちだすにしても、三島との
関連を失念して論じても、そんなに意味ないよね。
79:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 14:40:48
>>77
読んだのはずいぶん昔だから、ほとんど内容忘れたよw なんかセンチメンタルだな
という印象だったね。
80:吾輩は名無しである
11/01/22 14:43:36
>>75
社会学では、ヒキはアノミー(虚無主義)の逃避行動とされている。
ニーチェをチラ見したが、社会学アノミーと、哲学ニヒリズムは近似値の見解を述べている。
ただ、社会学ではアノミーを外野的視点から観察・記録・分類されているので傾倒できるような内容じゃない。
三島も私も多分、自分を超人だとは考えていない。むしろ堕人で、ちゃんとした人間に戻りたいと願っている。
81:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 14:43:39
>>77
はい、トニオについての感想述べたよ。 それじゃあ、トニオ・クレーガーと三島の関係に
ついて論じてちょ。 なんか俺に突っかかってきてる人w
82:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 14:46:22
>>80
社会学ねえ、アノミー概念を最初にもちだしたのはデュルケームだっけ。
「アノミー的自殺」という概念を「自殺論」で提示していたそうだが、それが
三島の自殺にあてはまるかというと、詳しく検証してみないと疑わしいな。
「宿命的自殺」という概念もまたデュルケームは提示しているそうだから
三島の自殺はそっちにあてはまるという可能性もあるだろう。
83:吾輩は名無しである
11/01/22 14:46:51
三島はこの作品から独文学へ、さらにはニーチェへはいっていったのですよ
センチメンタルといってしまえば独文学史の背景を知らないことになりますね。w
84:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 14:52:28
>>83
なんかウィキ読むと、「市民としての芸術家」というテーマが内在してるそうだな。
トニオ・クレーガーは。 まあ、それまでの一般市民から外れたアウトサイダーとしての
芸術家という理念が、日本の文学界では一般的だったから、それへのアンチテーゼと
して受容されたという面もありそうだ。
しかしまあ、三島の自死というのは、「市民としての芸術家」という理念の破綻を
意味していそうだな。 つまりトニオ・クレーガーの主人公と三島は結局最終的には
違う方向を向いていたと、あまり似ていなかったと、なるんではなかろうかな。
85:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 14:53:47
「市民としての芸術家」というのを「小市民としての芸術家」という言葉に
置き換えたい誘惑に駆られるなあ…
86:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 14:58:43
三島も映画にでたり写真集だしたりジャーナリズムに注目あびる振る舞いを
いろいろとやって、社会に奉仕する芸術家、社会的存在としての芸術家という
使命を全うしようとしたんだが、結局それに失敗したわけだな。しかしまあ
そういう使命というのは失敗するのが当たり前という気もするな。
87:吾輩は名無しである
11/01/22 14:59:22
>>84>>85
3回読みましたが理解できません。
頭の悪い院生の言見を読む様です。
88:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 15:00:51
>>87
理解出来ない? できるだけわかりやすく書いてるつもりだけどね。
まあ、自分が馬鹿で頭が悪いという可能性も、ちっとは考慮しておけば?
89:吾輩は名無しである
11/01/22 15:06:31
おまえもガセコテw
90:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 15:07:59
アノミーがどうとかいいだしたのは、ひょっとしてザリガニか?
91:吾輩は名無しである
11/01/22 15:08:16
佃煮マニアはドストエフスキー作品を語らせても分かりやすい文章だよな
92:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 15:11:03
まあ、佃煮によれば、三島とドストエフスキーの似てるところってあんまりないと。
俺もそれは同意する。
93:吾輩は名無しである
11/01/22 15:12:52
だよな
ザリガニが自分の主観をゴリ押ししてる
94:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 15:13:52
三島、小林の対談で、小林がドストエフスキー持ち出してるね。 ドストエフスキーの
作品が小説であるのたいし、三島の作品は叙情詩であるといってる。
小説と叙情詩じゃ、通常は作品の価値を同一視できないだろう。
95:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 15:14:32
>>93
まあ、「悪霊」が好きなんだろう。
96:吾輩は名無しである
11/01/22 15:19:19
じゃあ、そろそろ答えて貰おうか?
973 :ザリガニさん(臭) [] :2011/01/21(金) 20:28:56
じゃあ、キリーロフに口利きしてあげて仕事を紹介した登場人物は誰でしょう?
97:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 15:20:10
>>96
佃煮がいるときに聞けよw
98:吾輩は名無しである
11/01/22 15:21:05
あの後の佃煮の動揺ぶりにはフイタw
99:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 15:30:33
悪霊百回読んでろ、とかいっちゃったからねえ。
100:吾輩は名無しである
11/01/22 15:33:44
>>96
佃煮にスタブと三島の具体的な相違点を並べられたザリガニが論点をすり替えようとしたんだろ
そんなのは自分で調べろという話だ
101:吾輩は名無しである
11/01/22 15:35:00
・・・おい、ニーチェがドスの悪霊読んで思想に共鳴だと。
URLリンク(ja.wikipedia.org)
>1887年には『道徳の系譜』を一息に書き上げた。同じ年、ニーチェはドストエフスキーの著作(『悪霊』『死の家の記録』など)を読み、その思想に共鳴している。
102:吾輩は名無しである
11/01/22 15:39:43
マグナはこの件に関してコメントなしか
103:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 15:41:42
>>101
そんなん常識やん。
ニーチェは自分を本当に驚かせた書物は三つだけだといってるね。
ショーペンハウアーの主著、スタンダールの「赤と黒」、そしてドストエフスキーの
「地下室の手記」と。
104:吾輩は名無しである
11/01/22 15:47:36
地下室じゃなくて死の家と悪霊と書いてあるんだが
105:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 15:53:17
>>104
そお? 俺が読んだ本には「地下室の手記」と書いてあったんだがなぁ。
じゃあ、その本が間違ってるのかなあ。 まあ、元の手紙を確認してみないとね。
106:吾輩は名無しである
11/01/22 15:53:22
それというのも、結局─芸術でもやってみようとするときの人生ほど、
みじめなものはないでしょうからね。ぼくたち芸術家が徹底的に軽蔑する
のは、ほかならぬ、自身は生きのいい人間でいながら、機会があれば手軽
に芸術家になれるとおもいこんでいるディレッタントですよ。
(『トニオ・クレーガー』野島正城訳 講談社文庫)
107:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 16:04:23
>>106
そういうのって、なんとなくセンチメンタルに響くんだよねー。
芸術家の自意識こそが至上、みたいな考えにも通じるね。
108:吾輩は名無しである
11/01/22 16:05:40
私なんぞぉ~アカデミックな赤大学出身で、デュルケームとマートンは基礎教養として知っていたが
ニーチェなんて三島の存在を知って初めて知ったくらいだからな(キリッ
しかし発狂するとは・・・よかったなヵッォ、やがて本物の狂人になれるらしいよ。
私は正常とされるアノミーの同調に戻りたいんだが、どうすればいいかね?
ちゃんとダイヤモンドに感動できてみんなと感動を分かち合える共感できるちゃんとした人間になりたい。
109:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 16:09:36
どうすればといわれてもねえ…まあ、自分が面白いと思ったものを
トコトン突き詰めるしかないと思うよw それで突き抜けたら、他人と
感動をわかちあえるかも。
110:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 16:25:07
ニーチェとドストエフスキーは一見すると思想的に近いところはあるんで
両者の関連性を論じた批評はずいぶんあるね。
とはいえ、やはりロシアとドイツじゃずいぶん環境が違うのではないかと。
当時、ドイツが最高度の文化国家とみなされていた一方、ロシアは専制的
半野蛮国、文化的後進国という評価だったからね。
111:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 16:30:26
三島が、ロシアとドイツ、どっちに親近感を感じるかといえば、やはり最高度の
文化国家であったドイツのほうなんではないかと。
112:吾輩は名無しである
11/01/22 16:39:17
N ◆.a7VUr.VD=ガセ
113:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 16:49:44
これは名無しのザリガニっぽいねどうもw
114:吾輩は名無しである
11/01/22 16:56:52
>>68
それは徳岡氏の記述じゃなくて、ジョン・ネイスンの記述だよ。
>>69の徳岡氏の記述と関係ないし、続きじゃないでしょ。別の人間の記述をつなげて編集、偏向捏造でたらめコピペご苦労さまでした。
115:吾輩は名無しである
11/01/22 17:02:42
>>63
まさか三島の父親の梓がやったんでしょうか(笑)
三島と一緒に中国文化大革命に反対声明だした関連で、中国人一味に殺されたという説もあるようですよ。
116:佃煮マニア
11/01/22 17:22:56
>>68>>69
私からの注文にこたえてコピペしてくれたのですね。ありがとうございます。
やはり三島は、客観的第三者の目から見ても、
ノーベル賞のことで浮かれ上がって旅行をキャンセルし記者会見まで開いてマスコミに黙殺された、
そういう理解がなされているのですね。俗物そのものです。
>>96
ザリガニさんには、キリーロフの口利きがどの登場人物になされたものか、
そしてそれが三島とスタブローギンの人間性の相違点、または共通点にどんな関連があるのか。
説明願いましょう。
117:吾輩は名無しである
11/01/22 17:33:16
>>116
ありがとうだって(笑)どうせあんたが自分で、繋がらない部分部分を切り貼り偏向捏造コピペしたんでしょ。
だいたいジョン・ネイスンは、大江と手を結んだユダヤ人で客観的第三者じゃないし。そんなことも知らないんじゃ話にならないよ。
118:佃煮マニア
11/01/22 17:37:31
>>117
ちょっとヒートアップし過ぎじゃないですか。
落ち着いて下さい。あれは私がコピペしたものではありませんし。
川端が泰然自若としてノーベル賞の選考のなりゆきに沈黙を保っていたのに対し、
三島のはしゃぎようは幼稚きわまりないというか、滑稽ですらあります。
その様子が書籍化されているのだから、客観的情報源として認めてもいいのでは。
119:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 17:47:21
まあ、小説家が俗物であって悪いことなんてなんもないよw
ドストエフスキーだって、実生活では俗物的なとこ、山ほどあったわけでね。
120:吾輩は名無しである
11/01/22 18:05:42
>>118
三島ははしゃいでませんよ。ジョン・ネイスンはでたらめ言ってたんだよ。
むしろ三島は、インドやバンコクにまで取材に来た記者たちから逃げてました。
徳岡孝夫の本にそう書いてますよ。
121:吾輩は名無しである
11/01/22 18:10:31
それから数日後、東京本社から取材命令が電報(パソコンもファックスもない時代だった)で来た。
「(中略)(三島由紀夫が)ノーベル賞文学賞を取るかもしれない。直ちに会って、受賞に備えた予定談話を送れ。」
日本人が初めてノーベル賞を取れば大ニュースである。栄えの受賞者の「喜びの声」は一刻を争う。事前にそれを
取材しておけというのだった。(中略)
徳岡「きょうはノーベル賞の予定談話を取りに来たんですよ」
三島「いや、それは勘弁して下さい。さっきも××新聞の何とかいう記者が来たが……」(中略)
一年前にも、三島さんはノーベル文学賞の候補者だと報じられていた。(中略)家族同様に付き合っている編集者に
頼まれれば無下に断るわけにはいかないし、出版社には義理がある。そういうわけで三島さんは予定談話を
喋ってしまった。
その年の文学賞は他の人に行った。請われて語ったとはいえ、三島さんは己れの軽率を恥じたらしい。少なくとも
非常にバツの悪い思いをした。二度と同じ過ちをしたくなかったが、日本にいればジャーナリズムは再び襲ってくる。
さいわいインド政府から招待があった。だが、旅行が終わっても、文学賞の発表までにはまだ間がある。いま帰れば、
羽田で記者や編集者に取り巻かれる。というわけで、しばらくバンコクに滞留することにした。
徳岡孝夫「五衰の人」より
122:佃煮マニア
11/01/22 18:11:48
URLリンク(6300.teacup.com)
作家の津原さんからドストエフスキーと三島の関連は薄いとの指摘。
123:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 18:38:35
>>120
なんつーか、羅生門的、藪の中的状況と感じられるね。
124:吾輩は名無しである
11/01/22 19:15:38
>ドストは流し読み、と書いたじゃないか。「普通に読んできた」って意味だよ。
>「三島由起夫」の誤変換にも気付かない人間が、なにプロの職人作家に挑戦してんだ。
>「スタブーロギン」(どんな露語だよ/笑)の造形が、'60~'70年代初頭の漫画家/劇画家に大きな影を落としていることは分かるが、三島のうちでは、本人が死>後に残す気のなかった娯楽作品にイメージが流用されている程度だ。
125:吾輩は名無しである
11/01/22 20:18:36
では
シルヴァンドの死
と
バルタザールの死
について
N
と佃煮
とマグナの
鼎談
Start(^O^)/
126:ザリガニさん(笑)
11/01/22 20:26:13
あ、そうだ。
ニーチェは悪霊に共鳴したそうだが、三島は悪霊を読んでいない可能性が高い。
悪霊の出版は三島の死後1年後のS46.12に江川卓が翻訳している。
興味深いのは江川は1927年生まれの東大法学部卒。三島の2年後輩だ。
三島が原文か独文で読まない限り、読んでいないだろう。
>>116
あんたさ、読み直しくらいすればいいじゃん。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。もう少し長く恥をかきたいの?
127:吾輩は名無しである
11/01/22 20:34:00
ザリガニは自演しまくった挙げ句に論破されて発狂!
128:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 20:38:41
>>126
おいおいw 米川正夫を忘れてないか?
129:佃煮マニア
11/01/22 20:43:32
>>126
だから、キリーロフの仕事紹介(?)がスタブローギンと三島由紀夫の関係性にどういうつながりをもつのですか?
と聞いているんですが。質問で質問に返さない様に。
それから津原泰水という作家があなたに反論しています。
ドストエフスキーは三島のうちでは死後残す気のなかった娯楽作品で流用したのみであったということです。
これになにか異論はありますか?
130:ザリガニさん(笑)
11/01/22 20:44:22
1934年に出版されてるな。三島9歳か。
そっちの翻訳はどこに行ったんだろう?
戦時下の赤狩りで焚書されたか?
131:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 20:46:54
>興味深いのは江川は1927年生まれの東大法学部卒。三島の2年後輩だ。
>三島が原文か独文で読まない限り、読んでいないだろう。
これは恥ずかしすぎるだろういくら何でもw
132:吾輩は名無しである
11/01/22 20:48:42
佃煮マニアとNにいじられ放題で涙目のザリガニ(笑)
133:ザリガニさん(笑)
11/01/22 20:50:26
>>129
はい、正解です。その通りステパン先生です。
スタブも三島も虚無主義。だが二人の相違点はスタブは流されるままに虚無主義だった。
三島は虚無主義の拡大を防ごうとクーデターを企てた。
134:ザリガニさん(笑)
11/01/22 20:54:13
ああそうそう、キリーロフ君のお仕事紹介とスタブローギン本人は関係しませんよ。
佃煮がどのくらいちゃんと読んでるか尋ねてみたかっただけ。
大抵の人は、悪霊を読んで「何これ意味が分からない」という。
だから内容も理解できないまま、なんだか薄気味悪い小説だな・・・という印象を受けるだけ。
135:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/22 20:54:32
>興味深いのは江川は1927年生まれの東大法学部卒。三島の2年後輩だ。
>三島が原文か独文で読まない限り、読んでいないだろう。
晒しあげー、と。
136:吾輩は名無しである
11/01/22 20:58:16
>>134
キリーロフについてのトリビアに逃れる事で論破された現実を見ない様にしてるだけだろ
137:ザリガニさん(笑)
11/01/22 21:21:26
>>122
話の前後が見えないが、ファーブル昆虫記は面白いね。
URLリンク(6300.teacup.com)
佃煮さんたちって・・・うるさいんだね。
138:ザリガニさん(笑)
11/01/22 21:58:29
三島がクーデターに失敗…魂が腐敗していく…
∧ ̄∧ヽ
/∧ ̄∧. \=v=/ ',
,' \=v=/ .(_)\/((_) l
l (_))\/(_) (ヽノ ノ.//| ニヒリズム汚染が拡大…
にノ( ヽノノ .( `il´//ニ| 我々はどうなってしまうのだ?
に). `|| ) /⌒/Jヽ二. ⌒ヽ どうすれば現実感覚が戻るんだ?
/⌒ヽ二/|ヽ⌒ヽ 〉‐〔ー'-'‐'二|_ノ
〉_./l(二ー'-'‐'〕.〈 /_./l_V__ノ| |
//⌒ヽ/ ̄ ̄ ̄ ̄/ 〔二|l二ノ|=.|
_((∠二ニ/ バルタソ ./__|__人/⌒)/
\/____/ / //
Α Α
Α Α |≡V≡|
|≡V≡| !ヽ三/!
l\三ノl O)、ハ;(Ol
lO);'ハ';(O |ヌ(\)) ヌ| !!
|ヌ ((\)ヌ| /´ヾハツノ⌒i
/⌒Yノハツノ⌒ヽ / ヒニ)U(ニ !
/ /ヒニ )U(ニハ l ヽ ヒニ≡ニj| |
/ / ヒニ/ ̄ ̄ ̄ ̄/ (ェ∧ェェ| |
_(二ニ</ バルタソ / (/ \| |__
\/____/ ̄ ̄ ̄ ̄(∧)
139:吾輩は名無しである
11/01/22 22:16:01
大江はすごいなあ
サイードやチョムスキーが友人だもの
140:吾輩は名無しである
11/01/22 22:21:13
佃煮マニアって作家とも知り合いなのかよ
141:吾輩は名無しである
11/01/22 22:26:38
文学は、想像力、洞察、理解を高めることができる。
しかし、結論を引き出したり、結論を実質化するために必要な証拠を
与えてくれないことは確かである。
ノーム・チョムスキー
142:マグナ ◆i.K3ZM.pZo
11/01/22 22:57:25
ファーブル昆虫記は林達夫だろ。分かる奴にはすぐ分かる。愚問だな。
143:マグナ ◆i.K3ZM.pZo
11/01/23 00:38:58
ドストに付いてだがあくまであれらはドストの操り人形ではないか。
翻訳でもドストを読んでも、リアリズム小説とは到底思えず、暴走が過ぎて超自然的な風景が浮かび上がることがある。
対して三島は、「卵」であっても「仲間」であっても上品に統制された幻想といった感じで、
すぐに思い返すことができるぐらい分かりやすく、言い換えるとあっけない代物である。
スタブローギンもむしろそのグロテスクな死の光景や幼女強姦などは記憶に残るが、結局ことを起こさずに死んだ感が強いな。
144:マグナ ◆i.K3ZM.pZo
11/01/23 00:45:47
オスカー・ワイルドと三島は一部の作品を除けば大方が面白くない、という部分では共通するな。
エッセイの方が面白いと言うのも同じだ。三島が影響を受けた坂口安吾もそうだ。
145:マグナ ◆i.K3ZM.pZo
11/01/23 00:48:55
URLリンク(www.fujimashion.com)
卵に関してはここが結構面白い。深読みな部分がないではないが。チワワは発狂するかも知れんな。
146:吾輩は名無しである
11/01/23 03:54:20
>>143
F.M.Dの地下室以降の作品においては、寧ろリアリスティックに徹しているに過ぎる感覚がある。
同じ体験をしている人間として罪と罰等を読み込むとそういう意識が芽生えてくる
では
147:ザリガニさん(悩)
11/01/23 11:57:32
スタブは虚無主義を野放しにしたが、三島は規律を取り戻し明治以前の日本に戻そうと画策した。
ニーチェとヵッォは超人/狂人の道へ突き進んだ。ヵッォと私は現在生存している。
ヵッォと私は、すでに”何かに追いかけられていて、何かから走って逃げている”感覚まで来ている。
民主の岡田克也幹事長と、一水会の鈴木邦男顧問が追いかけてくる”何か”を停止させたことがある。
停止というか、跡形もなく突然消えた。
ヵッォと私を追いかけるそれぞれの”何か”が所謂悪霊なんだろうか?
私のそれはハンドボールくらいの大きさのブラックホールのような物体で、私はそれを自身の”自律”だと考えていた。
”自律”にしては随分と禍々しいような形状だ。価値倒錯を起こす都度、アノミー発作に見舞われるような気がする。
意識は明瞭で仕事にはなんら支障はない。特に何が嫌だということもない。ただただ、私たちの現実が溶けていく感覚。
148:吾輩は名無しである
11/01/23 12:34:37
ヵッォてなんやねん?
149:ザリガニさん(悩)
11/01/23 12:44:51
ヵッォは、虚無主義で、ニーチェよりも暴力的な、人間(一般個人)。
150:吾輩は名無しである
11/01/23 14:41:48
ザリガニは日本語があやしいな
151:吾輩は名無しである
11/01/23 19:43:07
____
/∵∴∵∴\
/∵∴∵∴∵∴\
/∵∴// \|
|∵/ (・) (・) |
(6 つ |
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.// ,イ
// レ1
/>、 // レ1、
__人j⊥=-‐――---‐'ヽミ=- 、__
,. '´ ,. -----―‐‐ ' ´ 厂`ー‐‐一'´
,.イ´ ,ィ /
,. '´,r- 、 //! ,ィ′
/、 ヽ∠r,彡′ _,r‐くミ|
/r。, l ! `′ ,. '´ ヾ!
/::-‐ヘノ ノ ,.rュ‐<
/‐-_-、_j ノ __,.ィー┬一'
`,.フr'´ ___,.ニ='´‐ '´ ヽミミ!
 ̄ ̄ ヾ_j
152:ザリガニさん(悩)
11/01/23 22:40:22
>>73で説明すると・・・
ニーチェ「ダイヤモンドなんて路傍の石と変わらない。ダイヤモンドに目を輝かせる女性らを見よ。まるでピテカントロプスだ。
いや、あれは人間の姿だ。オレって超人」
ヵッォ「ダイヤモンドなんて路傍の石と変わらない・・・彼女らがピテカントロプスに見えるけど、きっとそれは僕が狂人だからだ。」
三島「ダイヤモンドなんて路傍の石と変わらない・・・そう考えるのはオレの魂が腐敗しているからだ。疎外感を感じる。」
ザリガニ「ダイヤモンドなんて路傍の石と変わらない・・・いや、ダイヤモンドの価値が分からないのは犬猫と一緒。動物と同じ。
私は人間から堕ちたんだ。シクシクシク…」
153:吾輩は名無しである
11/01/23 23:36:56
三島「日本人の民族性はご承知のとおり、振子のように、こっちの端からこっちの端まで
揺れるわけですが、その振子の揺れがおさまって、まん中へんにとどまった所に、安閑と
棲んでいるのが日本の小市民というわけです(笑)」
思想史的な常識をなぞったのだが、現実は、この政治的にニュートラルな、みっともない
小市民の集合体としての日本が、文化を犠牲にして空っぽになり、それこそ中間色の無機的な、
特色のない様相を呈し、抜目なく、極東の一角に経済的繁栄をとげる大国となった。
ふり返れば日本も、米独に劣らず原爆の研究をすすめていた(湯川の属したグループ)
三島は100年後理解されると言ったそうだが、あと60年のうちに理解される可能性は
十分ある。中国の軍部が経済バブルの崩壊と混乱のはて、かつての日本軍部のように
暴走し、安保の傘の緩みにつけこんで、北朝鮮を陽動に使い日本をスケープゴードにする
ならば、日本は振子をためらいなく振り切るだろう。三島が天皇にかわって神のように
君臨するだろう。
154:ザリガニさん(悩)
11/01/24 00:20:26
虚無主義の果てには何もない、空っぽなのです。
虚無主義は全ての価値に懐疑的で否定的なのです。
やがて虚無主義者は自身の虚無主義を否定しはじめます。
魂の腐敗だの、人間から堕ちただのと考えだします。
虚無主義を否定した虚無主義者は、モノやヒトに再び価値を見出すか?
といえば、見出さないのです。
後に残るのは抜け殻のような躯体、無表情な顔、無口な・・・まるで人形です。
155:N ◆.a7VUr.VD.
11/01/24 01:57:59
ザリガニはポエム書きだしたか。なんか如何にも頭でつくったポエムという
味わいだなぁ。
156:真間一(ままはじめ)
11/01/24 02:22:37
>>154
シェリング等による形象と分離さえしている純粋な概念操作にあっても個人の身体的・生理的前提を基に理解しなくてはならないのな。
ニーチェ読み込むならショーペンハウアーを読まなくて(体験しなくて)はならないですよ。
個人的に自分は岡田克彦さんは評価している、……サロゲートとしてもね。
青年期に満たされている故、実存的に深く悩んで学業そっちのけでドストエフスキー等読み耽っていたらしい。
自由、平等、博愛、ウラー!
あはは! ……本気になりますよ!!!
157:マグナ ◆i.K3ZM.pZo
11/01/24 02:24:31
おい、ザリガニ。ここよりも川上スレッドの方が居心地がいいぞ。
スレリンク(book板)l50
158:真間一(ままはじめ)
11/01/24 02:33:05
克彦って、誰だよ。w 克也ね。
>>154 ちなみにJ.J.ルッソーって子捨て繰り返したけど、守るべきものが出来るとそれが(仮想)敵から利用される弱点に思えるのだから仕方がないよね、アレゴリーにしても
159:吾輩は名無しである
11/01/24 03:46:46
石原慎太郎って三島についてどう思ってるのかな?
160:吾輩は名無しである
11/01/24 03:58:38
>>159 インポテンツになってからは共感できる部分もある、と語っていたね。
立ち上がれって、、例のあれの時。所詮、無能な凡人。
161:吾輩は名無しである
11/01/24 04:15:11
>>159
三島と石原の違いは、うつつに生きるかうつろに生きるかの違い。
あと思想的なことに対する考えはよく似ているのではないかと思われる。
だから石原と美輪は三島を死なせてしまったと言う事がより現実主義者
としてのその後の人生における強い動機にもなってると思う。
162:吾輩は名無しである
11/01/24 08:30:15
>>47-48
>スタブローギンも三島も自殺前に、”悪霊に憑かれている”と証言したようだ。
>スタブローギンは「自分が凌辱して自殺させた少女の悪霊に憑かれている。」といい、
>三島は「クーデターに失敗した青年将校」だと言ったんだそうだ。
これは美輪明宏の霊視が元になってるはず
三島に憑いてた人は「2.26事件の反乱軍の将校」で、美輪が名前も特定してる
精神医学云々以前にオカルト話というのが出発点
妄想というなら、美輪の妄想に三島が乗っかっただけかも
そういうの好きそうだし
163:吾輩は名無しである
11/01/24 10:25:00
>>162
それは逆。
三島が青年将校の作品を夜中に書いてて霊の気配を感じたと母親に語ったのを受けて、
美輪明宏がそれに乗っただけ。
164:マグナ ◆i.K3ZM.pZo
11/01/24 12:32:51
ふむ。
165:吾輩は名無しである
11/01/24 16:11:58
>>163
ええ、そうなのかー
時系列等の確証があるみたいですね
じゃあ、オカルト以前に美輪明宏って一体・・・って話になるけど、
いずれにせよ自分は裏付け取れないし、深追いすると板違い、スレ違いになるんで、
今後、頭に入れておきます
166:ザリガニさん(快)
11/01/24 19:07:30
>>156
なんだ、皆ピテカントロプスの機嫌を損ねないためにダイヤモンドには、
価値があるという価値観を認めているだけで、ダイヤモンドに感動なんかしないんだ?
167:佃煮マニア
11/01/24 19:15:28
>>162
だいたい美輪とつるんでる霊能者の江原っていうのが統合失調症でしょう。
美輪は江原の宗教に洗脳されてる可能性が高いです。
オカルティズムだって精神医学によって分析解体されてるし。
168:吾輩は名無しである
11/01/24 20:00:00
>>167
いや、あの人はそういう人なんだとおもうよ。
169:吾輩は名無しである
11/01/24 20:01:08
それにああ言う世界って、ある意味文学みたいなもんなんだよ。
霊学とでも言おうか。
170:吾輩は名無しである
11/01/24 20:33:54
【20世紀・伝説の人物】とは? (「故人・実在の人物」限定)
URLリンク(sentaku.org)
171:マグナ ◆i.K3ZM.pZo
11/01/24 21:21:34
ちわわチャソ
172:吾輩は名無しである
11/01/24 21:32:17
またこれやろうよ
URLリンク(www.youtube.com)
173:吾輩は名無しである
11/01/24 22:42:31
わろたw
174:ザリガニさん(快)
11/01/25 08:23:16
美輪先生は、「アテクシ天草四郎の生まれ変わりなのよ」と公言してるらしい。
あの人もなんだかおかしい。ナポレオンの生まれ変わりだと言い出しニーチェ風におかしいんだろうか?
三島が2丁目を徘徊していたと、皆に言い触らしてたらしくて(現実に徘徊してたんだろうけど)
あっち界隈の三島死後生まれの若者らによって形而上学的な研究が行われていた。
社会学的な見地から影響を放出してしまう虚無主義者(価値倒錯者)、
影響を受容してしまい、ある種のトランス状態にある新価値支持者の状態と予後を研究するには資料少なすぎ。
ヲチャが足らん。
175:吾輩は名無しである
11/01/25 10:26:57
2丁目徘徊やゲイバー通いは「禁色」執筆時のことで、美輪が言いふらさなくても有名な話だよ。
176:ザリガニさん(快)
11/01/25 12:32:34
うそ?ザリガニはその話をゲイナイトで聴かされた。三島死後30年以上経過しても噂になりつづけてたんだ?w
177:吾輩は名無しである
11/01/25 13:31:25
三島が自分で言いふらしてるよ。
178:吾輩は名無しである
11/01/25 17:56:05
URLリンク(www.nicovideo.jp)
>>153を書いた者だがワロスなぁ、どいつもこいつも
おれ20代なんだが、それでも三島が遺したものから
こいつら何も汲みとっていない、ただ己の観念と
三島とを部分的に繋いで偏った狂気の義憤を晒しま
くってるだけじゃん、とアリアリ分かるよ。とくに
井尻は完全にボケてる。日本が本当の危機に瀕したら
こいつらマジョリティーからどう扱われるか想像も
しないのね。
179:吾輩は名無しである
11/01/25 20:41:52
>>178
サイレント・マジョリティは近所にいっぱいる。
てかほとんど全部。文学はもちろん思想なんかも関係ない、政治には少しだけ関心ある。
自分の損得だけのやつらで、公的発言はしない、怒らせたら理屈など全く通じない。
もしもの場合、この多数が台頭するかと思うとゾッとする。
180:ザリガニさん(快)
11/01/25 22:39:31
~♪
181:吾輩は名無しである
11/01/26 06:06:52
三島の生きていた頃に知り合いだったなんて、羨ましすぎる。
182:佃煮マニア
11/01/26 19:41:29
美輪さんも、シャンソンだけ唱ってる分には良かったんですけど、
あちこちの人に下らないおしゃべりを仕掛けていて、ちょっとアレな人ですよね。
「私と関わった人は天才しかいない」とかなんとか、寂聴さんに自慢してたんでしたっけ。
183:(o`.´o)materialist ◆m0yPyqc5MQ
11/01/26 23:19:59
さて奴隷国日本の出費は殿位になるので消化ねぇ~(笑) 消費税は一挙に20%で住めば言いのですけれどもねぇ~(笑)
アメリカが戦争を仕掛ける相手はイランか北朝鮮との指摘
2011年1月26日(水)10時0分配信 NEWSポストセブン
世界最強の軍事大国が、「カード」を切る日が近づいてきているのか。「アメリカは今年中にも戦争を始めるのではないか」―こうした言説が、
各国のメディアや研究機関から続々と発せられ始めている。
* * *
アメリカが「新たな戦争」を仕掛けるなら、相手はどこか。ワシントン大学国際センター上級研究員のレスリー・ヘルム氏の見立てはこうだ。
「やはりイランがターゲットとなる可能性は高い。米国にとって、日本以上に大切なのがイスラエル。米国のメディアやアカデミズムに多大な影響力を保持するユダヤ系を、
政府は絶対に無視できないからです。イスラエルに万が一のことがあれば、米国は必ず参戦する。イスラエルと激しく対立するイランは、まさに“いまそこにある危機”だ」
この言葉を裏付けるように、イスラエルのネタニヤフ首相は今月11日、記者会見で「イランの核開発を放棄させるには、米国主導の“軍事的選択肢”による圧力が必要だ」と発言。
米国を後押しするメッセージを盛んに発している。
参議院議員で『オバマの仮面を剥ぐ』(光文社刊)などの著書がある国際政治学者の浜田和幸氏は、北朝鮮への介入もあり得るという。
「今年1月、イランの科学者が平壌を訪問したとされる。目的は核をミサイル化する技術を北朝鮮から買うことで、1億5000万ドルの現金を持ち込んだと見られている。
北朝鮮とイランが手を組んで核開発をさらに進めるとなれば、イスラエルにとっても大きな脅威となる。米国としては、そうなる前に北朝鮮とイランの関係を潰さざるを得ない。
アフガンやイラクから撤退して身軽になることが前提だが、北朝鮮を攻撃する可能性はゼロではない」
※週刊ポスト2011年2月4日号
184:ヘ(^q^)ヘ鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
11/01/27 04:26:00
↑"(o`.´o)materialist"は単なる大・馬・鹿かと思ってたらリアル・キティなんだってな!!
ふざけんな
185:吾輩は名無しである
11/01/27 11:27:07
ほんとキジルシだよね~うんこ藁貸し
186:吾輩は名無しである
11/01/27 15:48:02
つまらない煽りだこと。
187:吾輩は名無しである
11/01/27 15:57:38
【眼前百事】核議論を!三島由紀夫と村田良平の遺言
URLリンク(www.youtube.com)
国家百年の大計にかかはる核停条約は、あたかもかつての五・五・三の不平等条約の再現であることが明らかで
あるにもかかはらず、抗議して腹を切るジェネラル一人、自衛隊からは出なかつた。
沖縄返還とは何か? 本土の防衛責任とは何か?アメリカは真の日本の自主的軍隊が日本の国土を守ることを
喜ばないのは自明である。あと二年の内に自主性を回復せねば、左派のいふ如く、自衛隊は永遠にアメリカの
傭兵として終るであらう。
三島由紀夫「檄」より
188:吾輩は名無しである
11/01/28 15:30:05
「三島由紀夫来た夏」はおすすめですか?
189:吾輩は名無しである
11/01/28 19:27:40
かっこいい写真が載ってたし、内容も面白かったですよ。
190:吾輩は名無しである
11/01/30 01:17:50
青木直人:DVD Vol.12「中国共産党の対日芸能人工作」
URLリンク(www.youtube.com)
191:吾輩は名無しである
11/01/30 10:14:11
(((((((( とぴっくす )))))))))
フランスで三島評伝が出版へ
@@@@@@@@@@@@@
こんどフランス語の三島伝記に挑んだのはジェニファー・レジュール女史(32歳)。パリの老舗ガリマールから発行される(産経、パリ山口特派員)。
刊行時期はまだ未定。
192:吾輩は名無しである
11/01/30 21:24:01
【さくらじ】#11 機動警察パトレイバー2と三島由紀夫事件
URLリンク(www.youtube.com)
193:(@∀@) 株価【E】 ◆ANOSADJXD6
11/01/30 22:38:25 BE:306138757-PLT(13334) 株優プチ(book)
産経支局パリの山口さんは黙読によし、朗読してもよしの、滑らかで
かつ歯切れのいい、とても美しい文章を書く素敵な記者/編集者で
ありますが、今朝の書評ページのこの記事は、なんだか変に硬い感じで
(アレ?)と思いました。本の内容や、著者である白人エディターになにか
含むところがあるとかそうゆうことではなくて、いつもの山口女史
「らしさ」がない。体調でも悪いのかしら。それとも誰か出来の悪い
部下の文章に署名して送ったのかしら。
ミシマと直接関係ないけど、ちょっと朝から気になってまして、ついつい
書いてしまいました。おじゃまをいたしましてあいすいません。
194:吾輩は名無しである
11/01/31 11:27:48
新刊紹介
@@@@
和田臣仁著『実相の日本』
▼日本人が「天皇陛下万歳」と叫びたい淵源は
第四十回憂国忌シンポジウムでも大きな論題になった論争ですが、三島由紀夫先生は福田恆存先生を「西洋と下水道で通じている」と論評しました。
私の思っておりますところでは、三島先生がその「下水道で通じている」とした先は、文芸面ではなく(即ち、古典主義、実在主義文学等ではなく)、
近代自由民主主義(政治的近代保守)―福田先生が左翼知識人に対して積極的に擁護された―だったのではないだろうかと。
そして福田先生が、三島先生に対し(後日)「下水道ではなく、上水道だ」と反駁されたのは、福田先生が(文芸面は勿論のこと)その「近代自由民主主義」を、プラトニストが作り、且つキリストの教えに沿っているものと思われていたからではないかと思うものです。(*)
(*)近代自由民主主義をニヒリズムの産物と捉えてはいなかったと思われます。「市場原理主義」は、ニヒリズムの上にあるものではなく、
「見えざる手」信仰、即ち、積私財を生き甲斐とする人間達の誰もが損をしないように神が経済をコントロールしてくれるとの信仰であるはずですから。(新古典派経済学者においては、「市場原理」=「見えざる手」)
小泉元首相は、ニヒリストではなく、「政治家には天命がある」という信条の持ち主であり、「構造改革」が氏に与えられた天命だと信じていたが故に国会で強気の発言をし続けたはずです。
195:吾輩は名無しである
11/01/31 11:30:53
下記に詳細をのべる小著は、その「近代自由民主主義」の本質を再吟味し、―ピューリタニズム(カルヴァン派)は、プラトン主義もアリストテレス哲学もその他のギリシャ的なもの一切を否定し、
人間を「土から造られて神の息を吹き入れられて動き出した」(旧約聖書創世記第二章)以上の存在とは捉えておらず、そして、篤信の者は現世の富で祝福されるとの(失礼ながら)○学生レベルの無哲学の宗派(学歴だけは高いので誤解を生んでいる)であり、
また建前的にも「隣人愛」はなかった―三島先生が(直感的に)「下」を冠した理由を明らかにしているつもりです。
(地球温暖化は、その精神が「下」なるが故の結果のはずであり、三島先生が現代に生きておられたら「地球温暖化阻止は日本人の使命」といわれるのではないかと)
また、三島先生が最も叫びたかった、いや「真の日本人」の誰もが最も叫びたいのは「天皇陛下万歳」であることはいうまでもありませんが、その心情の淵源についても中巻において(小輩の思うところを)述べております。
単刀直入に申しまして、我々日本人が「天皇陛下万歳」と叫びたい淵源は、―確か三島先生もそう述べていたはずですが―「天皇」のご本質が「絶対的自由容認」であることにあると思われます。
196:吾輩は名無しである
11/01/31 11:32:41
即ち、日本国の天皇は、「人間を自由に行動させ、その結果罪を冒しても裁かず、陰で見守りながら人間が自分で気を付くのを待ち、いざというときは身代わりになって庇ってくれる」創造主(親さま)の(絶対の愛の)具現的存在であるはずです。
(戦後、太宰治が『今何をさしおいても叫ばなければならないのは「天皇陛下万歳」だ』と言ったのはそのことが(無意識的に)解ったからのはずです)
従って、日本人が「天皇の言われるとおりにしたい」「天皇に殉じたい」「七生報国したい」のは、―「人間」は自分を愛してくれる者にはすすんで殉じることを欲しますから―○の自己顕現そのままの人間の自然な欲情であって、
どこの国の国民にもある単なる愛国の情念(国粋思想、右翼)例えば、オリンピックや戦争のときに現れる―から出てくるものとは全く異質のもののはずです。
(従って、そのような欲情を抱かない日本人とは、本来の人間を汚す思想―特に西洋個人主義思想―に洗脳されているということになります)
キリスト教の神―キリストの神ではなく―は、「最後の審判」信仰に象徴されるように「裁く」神です。
また、朱子学の「忠」は、朝廷官僚が自分たちの都合でつくった(*)、天―皇帝の権威を借りて国民を枠にはめて統制しようとする、「ひたすら従君」規範であり、「拘束」の規範です。(報恩規範も含んでいない)
(*)ご承知の通り、『論語』(孔子)の中には「忠」という規範は無いですから。
(したがって、明治以降の政府官僚、軍部がつくった「天皇に対して忠」規範は、作られてはならなかったはずです)
また、インドのバラモン教の「汎」も、ショーペンハウエル、ニーチェ―ニヒリストというより「バラモン教ドイツ分派」―にはっきり表れたように「善」も「愛」も含んでいません。
197:吾輩は名無しである
11/01/31 11:37:21
▼捨身と献身は日本の誇るべき道統
したがって、○の本性―絶対の愛―を文化・文明の創造の基礎に置き続けてきた民族は、日本民族しかないはずです。
林房雄先生が「憂国忌趣意書」に書かれた「この捨身と献身は日本の誇るべき道統である」の理由はそこにあるものと思われます。
以上のことを、小著(特に中巻)で述べております。
また、三島先生(福田先生も)が忌避した戦後知識人の「進歩主義」のバック・グラウンド―『マックス・ヴェーバーが「宗教社会学論集」で
“西洋人は合理精神が高い”ことを証明している』との常識―が、M教授を代表とするヴェーバー研究学者の誤訳、解釈間違い(*)によって作られた間違った説であることも述べております。(上巻、中巻、補巻)
(*)私が、ドイツ語原文をよくよく読んでみますに、マックス・ヴェーバーは、「ギリシャ科学、アリストテレス哲学」を西洋民族の“理性の強さ”の象徴として捉えているのではなく、
『西洋文明以外の民族は(死後や来世の幸福を願って)魂を向上させることに興味が強く、その向上方法の工夫に合理精神(rationalismus、理性)を駆使するが、西洋民族だけは、
現世(物質界)への興味が異常に強く、この世の構造解釈、利便・富を増大させることに合理精神を駆使する習性がある(合理精神そのものが強いわけではなく、
物質尊重(materialismus)傾向が強い)』ことの象徴と捉えている。(ルース・ベネディクトと同様)
また、「西洋近代個人主義」のルーツについても、私なりの見解を述べております。(上巻、中巻)
また、(中巻において)三島先生が遺作『豊饒の海』で日本人、いや、人類に訴えたかったこと―私なりの解釈―を述べております。
和田 臣仁
198:吾輩は名無しである
11/01/31 11:44:54
和田臣仁著『実相の日本』の内容
▼「日本人の真の本分」を明らかにする
今、人類社会は、地球温暖化を因とする異常気象、巨大自然災害、国土喪失、環境バランス喪失等々による大規模崩壊の危機を目前にし、一方で、文明先進国が出口の見えない経済不況に喘いでいることは誰しもが認識するところである。
しかし、欧米諸国のような、企業に環境税を課したり、クリーンエネルギー開発を税金で助成するというような温暖化対応政策では間に合うはずもなく、
また、彼ら欧米文明が生んだ経済学(新古典派経済学、ケインズ経済学―マルクス経済学は論外)に基いた政策や民主社会主義的政策(=家庭・農家への現金渡し)では、先進国(極小国を除く)が安定成長社会を持続して行けないことはもはや明らかなはずである。
にもかかわらず、日本の政治者(全ての政党)、経済専門家、国民がそのような欧米諸国と同類の政策しか考えられず(M党の「不急のコンクリートから人へ」内需拡大政策は論理が成り立ってさえいない)
いたずらに批判合戦を続けるばかりであるのは、『欧米キリスト教徒は(他の宗教徒より)博愛精神に富む』(=彼らにはキリストがついている)『西洋文明は理性を最も早く発達させたすすんだ文明』との固定観念を持ち続け、
それら彼らの「本分」(と信じられている)要素以外の要素―貯蓄精神など―を日本人の取り柄、本分と思い続けていることにあるはずである。
199:吾輩は名無しである
11/01/31 11:45:49
『実相の日本』(上・中・下三巻シリーズ)は、著者が、世界・日本の宗教、歴史、経済、経営学、哲学、科学、芸術、自然農業にまで渡る知識と、三十年余の重工業企業社員・管理職としての国内外での経験を結集させ、
これまで覆い隠されてきた欧米キリスト教文明の(真の)本質を明らかにし、それに対比させて「日本人の真の本分」を明らかにし、そして、その本分認識に立つならば、地球環境回復運動を先導し、
同時に人類を恒久平和と文明の永続的発展の道に導くことが日本国民に与えられた使命のはずであること、そしてその使命遂行の過程において日本経済はおのずと永続的発展の軌道に入ることを述べている。
テーマ的に内容が難しいとの先入観を持たれるかも知れないが、本文は一般人の知識でも十分に理解出来る文章で書かれ、その後に備考として専門的注釈を加える様式で叙述され、
一般国民、企業社員から各分野の有識者まで、また、高齢者から若年代まで幅広い層を対象として書かれた本である。
本書はその三巻シリーズの初巻(上巻)。 (中・下巻は順次発刊予定)
200:吾輩は名無しである
11/02/01 01:03:19
Up
201:吾輩は名無しである
11/02/01 08:31:39
俺は持っているからいらないけど、三島先生の生首写真がブックレットに掲載されている、EPレコード。
史料価値は大きいから紹介。
「衝撃の記録 三島由紀夫 1970年11月25日」
URLリンク(page10.auctions.yahoo.co.jp) ¥4,400円
URLリンク(page13.auctions.yahoo.co.jp) ¥5,000円
URLリンク(page18.auctions.yahoo.co.jp) ¥6,000円
しかし、何でこんなに高いのだろう。俺は10年位前に3,000円で買えた。
202:吾輩は名無しである
11/02/01 09:35:00
>>194-197
結局さあ、あの戦争でアメリカに立場を奪われちゃったんだよね。
日本帝國と満洲帝国がやろうとした時代を。
これほど残念なことはないよ。
203:吾輩は名無しである
11/02/01 09:36:27
でもいまさら嘆いたところでどうしようもない。
今は今で違う収穫があるし、今後もそれがやれないってわけじゃない。
204:吾輩は名無しである
11/02/01 10:26:53
>>201
ほしいなあ… でもプレイヤーがないや。
歴史的お宝として買う価値はあるかもね。
205:吾輩は名無しである
11/02/01 10:33:54
結局あの敗戦によって戦後の日本は「帝國」とはとても呼べない国になってしまった。
人々に自由主義が芽生えたのはそれほど悪いことではないが、しかし反面、国としての
レベルと言うのが非常に落ちてしまった。
あの戦争に勝つか、あるいはドイツではなく英米の陣営についてアメリカと戦争しなければ
もうすこし日本と言う国はまだマシだったのかもしれない。
大博打をすって敗戦したため日本と言う国はそれまでのエンパイアではなくどこかの
小さな国のキングダム、王国になってしまった。
ただし、敗戦によって植え込まれた悪の帝國日本と言う印象は薄れつつあるが。
206:吾輩は名無しである
11/02/01 16:02:09
じっさい226事件と言うのを振り返ると三島がいかにすごいことをやったのかがわかる。
自衛隊員でもない三島があそこまでやったと言うのは、信じられないことだ。
207:(o`.´o)materialist ◆m0yPyqc5MQ
11/02/01 16:36:24
そもそも日本刀を持ち歩き入所させる特権を三島に与えた自衛態が問題では~(笑)
208:吾輩は名無しである
11/02/01 17:01:54
上意下達式組織の盲点だな。
総監の知人に部下が持ち物検査出来ない空気があったのだろうよ。
非礼だってことでな。
あるいは総監自身が許可していたのかも知れんしな。
209:(o`.´o)materialist ◆m0yPyqc5MQ
11/02/01 17:08:16
門番には約束の日本刀を総監に店に来たと説明し入所許可が出たらしいのですけれども(笑) 勤務中に私用とは呑気な自衛態と逝った漢字ですねぇ~(笑)
210:吾輩は名無しである
11/02/01 19:20:58
三島由紀夫という若造がいるそうだ。彼は自分で天才を自称しているようだが、私にいわせればまだまだの若造にすぎない。
正宗君に進められ、三島由紀夫という若造が傑作と称する「金閣寺」を読んだ。読み終え、私は驚いた。この「金閣寺」という作品は、私の「東大寺」にそっくりではないか、
私は驚いてしまった。構成から文章の運びまでそっくりなのだ。そして彼ははかない感覚を礼賛し、文章に取り入れているが、
それさえ、私の「東大寺」の模倣にすぎない。
私は何事かと憤慨していた。秋の日である。ある出版社から電話がかかってきた。どうやら、私の「東大寺」を絶版にしようとゆうのである…。
松苗晋作「文学こそ我が命なり」より
211:吾輩は名無しである
11/02/01 20:18:39
45 :吾輩は名無しである:2010/10/15(金) 19:58:09
ベケットという作家を初めて読んだが、あきらかに私の影響受けていると感ずる。
ゴトーなんかはその典型である
まぁ、とにかく私の文学も世界に受け入れられていることか。
松苗晋作「私の文学」より
212:山崎わたる(^^)
11/02/01 21:31:25
(^^)
213:ザリガニさん(無)
11/02/02 00:02:00
三島の金閣寺・・・は文章とか構成だとかの問題じゃない。
アスペルガー特有の壊れた思考回路やその思考に基づく壊れた行動がそのまま表現されている。
対人関係の破綻に対するある種異常な見解も。
三島は何故?こういうことをしてしまうのだろうか?その知的好奇心・探究心は理解できなくもないが、
三島という人は、人間に対して残酷な側面がある。いや、残酷なのは三島ではなく、主人公をとりまく現実か。
三島は「金閣寺」の中で現実に対し、忠実だっただけだな。
214:吾輩は名無しである
11/02/02 12:06:57
↑
頭悪いし、センスも無いわね。
215:吾輩は名無しである
11/02/02 15:04:55
からっぽな経済大国は
ただのからっぽな国となり
中国・韓国からの武力を用いない侵略を受けています
三島さん
どうすればいいのでしょう
216:吾輩は名無しである
11/02/02 15:35:08
祈りなさい。
217:ザリガニさん(無)
11/02/02 19:05:44
三島が好きで好きでしょうがない、といった狂信的三島ファンの皆さんは、高砂や能には興味がないんですか?
三島が愛してやまなかった幽玄と建築構造物と、梅雨を含む日本の四季と、インテリアについても。
218:吾輩は名無しである
11/02/02 20:22:28
>>217
能は難しくてよくわかりません。
219:ザリガニさん(無)
11/02/02 22:33:09
高砂よりも敦盛の方が有名でしょうか?
URLリンク(www.youtube.com)
織田信長が敦盛を演じています。
「敦盛」は平敦盛で熊谷直実に16歳の時に戦で殺害された少年です。
URLリンク(funabenkei.daa.jp)
URLリンク(funabenkei.daa.jp)
能はほぼ全てストーリーのある劇になっています。
220:吾輩は名無しである
11/02/02 23:32:14
>>219
信長は敦盛ばかり演じた。
「人間」五十年、であって
人生五十年ではない。
「下天」は、天下でなく長生きする神々のことである。
それに比べれば五十年しか生きない人間というのは儚いものだ、
人間とはさほどにちっぽけなものなのだ、という幸若舞が、信長をひどく魅了したのである。
221:吾輩は名無しである
11/02/02 23:41:56
ザリガニはどうせ鈴木だろ?
信長の敦盛が能だって...(笑)
222:山崎わたる(^^)
11/02/02 23:44:52
(^^)
223:吾輩は名無しである
11/02/02 23:59:19
>>222
(^∞^) デェアゴスティーニ♪
224:ザリガニさん(無)
11/02/03 01:02:36
「明治維新後、我々は何の文化も生み出さなかった」と三島が嘆く。
それどころか、先人の雅の衛星たる文化の伝承が既に危険水域にあるという現実。
ザリガニは龍笛ならどうにかできそうだけど、舞台に上がるのは女なので遠慮します。
最低でも華道くらいは習いに行こうかと思います・・・・・・・・・・・・・・。
織田信長なりに殺しまくった人への贖罪の念があったんでしょうねぇ。
225:吾輩は名無しである
11/02/03 06:43:36
文学ねえ(笑)。ところで三島は尻に入れたのか?入れられたのか?
文学なんてものより、この疑問の方が重大だ。
226:吾輩は名無しである
11/02/03 09:01:57
>>223
(^∞^) テジナーニャ♪
227:吾輩は名無しである
11/02/03 15:26:18
慎太郎が豊饒の海をボロクソに貶してたけど、そんなに酷いのか?
228:吾輩は名無しである
11/02/03 15:45:40
>>227
お前が実際に読んで、確かめてみればいい
「豊饒の海」を。
229:吾輩は名無しである
11/02/03 17:02:15
石原慎太郎に芸術の審美眼はありません。
230:吾輩は名無しである
11/02/03 19:39:29
>>227
自分の作品がいくつか三島に酷評されてるから、死んでから仕返してるんだよ。
231:吾輩は名無しである
11/02/03 21:05:45
小説家としては三島の方が慎太郎よりはるかに上だろう。
232:吾輩は名無しである
11/02/03 23:34:05
われわれ精神科医にとって三島由紀夫ほど魅力的な研究対象は他に例を見ない。
それはまず、三島作品の中には、精神科医が日ごろ臨床で見る精神病理学的な体験が数多く、見事な洞察力を
もって描かれているからである。
精神科医ですら記述が難しいほどの心の綾やメカニズムが、みごとに言葉として造形されている。
例えば、私が三島の最高傑作と考える「金閣寺」には、周知のようにモデルとなった事件・人物が実在するのだが、
鹿苑寺金閣に放火したその学僧・林承賢の精神の病の発症と発展の有り様が、作品には実に緻密に、かつ
正鵠に記述されている。
例えば、林の発病期の、つまり放火決意直前の「妄想気分」などは、荒涼とした日本海の風景に託して、
実に迫真的にイメージ化されている。ここでは、「症状」が、芸術的な「美」に高められているのであり、
作家の腕前には感嘆する他ない。
かつて私は、この「金閣寺」の作者・平岡公威氏と、実在した犯人・林承賢と、それから小説の主人公の三者を
比較対照する年表を作り、その異同を研究したことがある。モデル小説であっても、作者の心の真実が必ず
作品の内容に、特にその主人公の心理に投影されていないはずはないと考えたからであり、その「詩と真実」の
嵌め込み細工を分析することが、作者の「詩の技法」を解明することにもつながると思ったからである。
その研究論文にはあからさまには書かなかったが、平岡氏の心理と、精神分裂病を患った林承賢の心理とは
かなり通低するのではないか、と当時の私は直観した。
しかしそれはもちろん、氏が精神分裂病を初期段階でも体験したことがあるという意味ではない。そうではなく、
ポテンシャルとして、体験する可能性があった人ではなかったか、という直観であった。精神分裂病という病気に
まったく無縁の人であれば、患者の心理に対するあれほど深い感情移入は不可能ではないか、と思ったのである。
福島章「三島由紀夫と精神医学」より
233:吾輩は名無しである
11/02/03 23:34:43
この考えは、次の傑作「鏡子の家」を読み返しても変わらなかった。しかし「鏡子の家」を書いたころは、
「金閣寺」を書いたころに比較すれば、作家の狂気に対するスタンスは大分違っていた。
遠くなっているように思われた。つまり、この作品に描かれている狂気はかなり概念的なものに変化していた。
この程度であれば、精神医学の教科書を読んでいれば、まったくの正気の人でも書けないことはない。
それにしても、三島はなぜ精神医学の教科書や事典にとどまらず、高度に専門的な学術書や論文まで渉猟する
情熱を持っていたのかという疑問は残る。
三島は、精神医学の本ばかりではなく、性科学(特に性倒錯・同性愛・冷感症・窃視症など)、犯罪学(殺人)、
精神分析学の専門書をかなり耽読していた。
いずれにせよ、精神科医の目から見ると、「金閣寺」は作家の精神の軌跡にとって一つの重要な転回点であったろう。
「金閣寺」と「鏡子の家」の創造で、内面の力学に関する仕事の一山を越えた作家は、その後しだいに、
内面から外界へ、精神から身体へ、思索から行動へと、その重心を移して行く。
そして、精神分析学的には「行動化」と呼ばれるその傾向の終点に、あの劇的な割腹自殺が待っていたのである。
何人かの精神科医は、作家の衝撃的な事件に弾かれたように、三島由紀夫の病跡学(パトグラフィ)を書き、
精神分裂病とか、パラノイアとかいう診断を試みた。
しかし、それが的外れの誤診であったことは、今ではほとんど明らかである。
また、「仮面の告白」でデビューした三島の精神診断については、必ずといってよいほど言及される
「同性愛」説にしても限界はある。それは村松剛氏のような、強力な同性愛否定論者がいるからではなく、
平岡公威氏の性嗜好は、両性愛的であったばかりではなく、プラトン的であったからである。
福島章「三島由紀夫と精神医学」より
234:吾輩は名無しである
11/02/03 23:35:09
精神分析学者エリック・エリクソンは、「天才的リーダーとは、彼が出会った若者に大きな影響を与え、
彼らをして、それ以前の人生行路とは違う人生への道を歩ませ、その時代にはまだ類い稀なアイデンティティを
若者に与える人物のことだ」と定義した。この定義に従えば、「楯の会」を組織して、多くの若者に
「対抗的同一性」(カウンター・アイデンティティ)という新しいアイデンティティを与えた三島もまた、
単なる同性愛者ではなく、天才的リーダーだった。
そして、三島由紀夫が孤独な天才作家から天才的リーダーへの道へと方向転換したのは、実に内的な病の
ポテンシャルを、創造を通じて克服した、あの「金閣寺」創作の時期だった、と見るのが妥当であろう。
福島章「三島由紀夫と精神医学」より
235:ザリガニさん(無)
11/02/04 00:38:46
>>232
この時代にはまだアスペルガーが知られていなかったようだな。
>>234
天才的リーダーには相違ないが、価値倒錯を起こし新価値観を提唱してしまい、その新価値観に多くの人々が共感してしまった。
新価値観に共感した彼らはいつの時代にも「真実の眼は開かれた、自分は真実を知っている」などという。
だけどステパン先生は言う。「我々は虱だらけの農民の頭に月桂冠など授けるべきではなかったのです」と。
新価値観に共感したスタブローギナは最早盲目で、ステパン先生の言葉に激怒してしまった。
かくいうステパン先生も、農奴解放令に最初はウラー!!と言った。
236:吾輩は名無しである
11/02/04 00:53:30
ここの皆さんは石原慎太郎が三島と一切関わりがなかったとしても
やはり嫌いですか?
237:ザリガニさん(無)
11/02/04 01:00:58
(V)∧_∧(V)
ヽ(・ω・)ノ 石原は嫌いです。
/ /
ノ ̄ゝ
238:吾輩は名無しである
11/02/04 09:01:27
石原って人は三島とは逆であの敗戦で日本への愛着というか情熱を捨ててしまった人なんだわ。
日本の戦後のGHQ時代にそれまで天皇主義を教えていた学校の教師が「これからは民主主義です」と
いって変わってしまった事が非常にショックで、裏切られたように感じたそうだ。
(そこはたぶん三島が人間宣言した天皇陛下に対して同じ様な感覚を抱いていたのとおなじ)
で、石原は日本を敗戦に追い込んだ東大の官僚育成の教育制度に対して非常にコンプレックスと
言うか恨みを持ったひとで、文学で太陽族とか生み出したのは石原の反骨精神なんだろう。
でもおれは石原と三島は本質的な変わらないと思うんだ、ただ求めるものが違うのさ。
それは三島と石原の生い立ちや性格から来るもんなんだろう。
ただ石原と三島に根本的に違う点が一つだけあって、神を信じるかそうでないか、
リアリストかロマンティストかって点だな。
239:吾輩は名無しである
11/02/04 10:23:27
一つだけ三島に関して疑問を持てるのだが、周りに三島文学愛好者が
いないのでここに書く。それは、三島が本当はゲイではないのでは
ないかということだ。彼は偉大な芸術家の殆どがゲイだったり男色の性的嗜好
を持ってたことを知っていた。センセーショナルなイメージや自分が
偉大な芸術家だと示唆するために、敢えてゲイの振りをしていたのでは
ないかと私は推察している。三輪の証言にもそれらしきものがあったし、
平岡公威は三島由紀夫を完全に演じきって、自己演出していた。夭逝への
憧憬を抱き、現代人では有り得ないぶれない確固たる強靭な精神力を
有した比類なき耽美主義者だった。あれ程、首尾一貫した人生を全うするのは
石原には不可能。
240:吾輩は名無しである
11/02/04 10:32:47
>>236
政治的考えには同意する点もあるので、三島を小バカにするような悪口さえ言わなければ、看過してます。
>>238
そんな高尚な反骨精神をもった小説群でもないでしょ、中学生がただ思いつきで書いたみたいなレイプ小説だし。
そもそも石原慎太郎にはそんな思想や芸術性はないし、そこらにいる社長と同じみたいな人でしょ。
三島と比較対象するラインの人じゃないよ。
241:吾輩は名無しである
11/02/04 10:42:31
>>239
美輪明宏のような本当の根っからのゲイじゃないけど、同性愛気質があったのは本当の自己分析だと思うよ。
242:吾輩は名無しである
11/02/04 11:07:42
>>240
それは言い過ぎなんじゃなかろうか?
だから価値観とか求める方向性が違うだけだ。
簡単に言うとアメリカかぶれでニヒリストでない三島由紀夫だよ石原は。
243:吾輩は名無しである
11/02/04 11:31:36
あと、じゃあ芸術性って何かと言う事にもなる。
日本はようやくこういう↓漫画やアニメ、ライトノベルなどの文化が育って
きてるが、おそらく石原も三島もこれを受け入れることは無理だろう。
彼らからすれば奇妙な文化でしかないからだ。
俺は早くこういう文化が外国(面にアメリカ)から直輸入で入ってきてる
音楽やファッションを塗り替えて、若い子がこういう漫画の服やおしゃれや
音楽をたしなむ国になれば良いと考えてる。
URLリンク(daioh.dengeki.com)
244:吾輩は名無しである
11/02/04 11:37:11
>>242
ニヒリズムにもいろいろあるだろうけど、三島由紀夫はただのニヒリストじゃなくて、ある種の理想主義者だと思う。
でなければ、これほど死の意味や大義について考え、美や理想的な死を求めたり、阿頼耶識だの世界解釈、
宇宙秩序を考え尽くして死なないでしょ。
245:吾輩は名無しである
11/02/04 11:43:49
>>243
三島は漫画やアニメが好きだったから、石原の偏狭な見方とはだいぶ違いますよ。
246:吾輩は名無しである
11/02/04 12:02:36
>>244
実は石原もそういうことってのは考えていないわけじゃない。
石原は今後も人類の文明社会が続くかどうかと言うのを考えてる人で
まあよくあるインテリの思考だよなあの人は。
だから石原は三島とは違って現実主義者で、もっとこう科学的にとでも
言おうか、ほんとうにつまらん人間だとは思うよ。
>>245
三島が好きだったというが、それは昔の本当に初期の漫画でしょう?
今の漫画ってのは石原や三島の理解をはるかに超えてしまってる。
むしろ美輪明広はこうしたものは非常に好きだそうだが。
俺が一番知りたいのは三島が生きてて、こうした文化をどう思ったのかということ。
石原はあんまり好きじゃないのは明白だが、ビジネスになるから一応建前では
評価されてるようだが、こうした文化は戦後の日本の奇跡の一つだよ。
247:ザリガニさん(無)
11/02/04 12:06:29
三島は「男色は日本の文化であり、なんら問題はない。男色を嫌忌するようになったのは明治維新後、キリスト教文化が流入したため。」と言ってるが…
社会学板の三島スレにあった。
248:吾輩は名無しである
11/02/04 12:10:18
>>247うるせえよ、早く池にかえれや
249:吾輩は名無しである
11/02/04 12:36:02
石原は自分の知っている事件を書いた太陽の季節が弟人気と重なってブームを起こしたことで
勘違いしてしまった作家だと思う・・・
他の作品も特に面白いものもないし思想的一貫性もない、どれも同じ作りだし時代が読めてない
三島と並べるには余りにもお粗末な今で言う流行作家の類だよ
250:ザリガニさん(無)
11/02/04 12:40:43
右翼の旦那方は、三島が男色家なのがどうして気に入らないのですか?
251:吾輩は名無しである
11/02/04 13:10:20
>>249
まあ物書きとしてはね。
252:吾輩は名無しである
11/02/04 15:35:38
>>241うむ、ヘテロセクシャルではないが、ゲイ(ホモセクシャル)というよりは
バイセクシャルなのではないかと思う。
253:吾輩は名無しである
11/02/04 16:38:42
ホモでもゲイでも寸足らずでも肩パッドでも見えっ張りでも人工筋肉でも右翼でも徴兵忌避でも…、何でもいいのっ!
天才だから。
254:吾輩は名無しである
11/02/04 16:46:08
>>253
だ ま れ
255:ザリガニさん(無)
11/02/04 18:04:31
普通のちゃんとした人は、男色家等の性倒錯者を人間失格だと認識してるんだね。
虚無主義者のザリガニには、赤色と紫色の折り紙くらいの違いにしか見出だせない。
女色に耽る男は避妊する。だからその性交は無意味である。じゃあ男色も同じ事じゃん。
256:ザリガニさん(無)
11/02/04 18:49:25
嗚呼…今日もまたイカレた脳みそから変な事を口走ったー。
257:吾輩は名無しである
11/02/04 22:01:47
今の若い女からしたら、
「三島由紀夫・・・ムリ。」
って言われるんだろうな。
258:吾輩は名無しである
11/02/04 22:23:39
おれが馴染みにしてるヘルス嬢(22歳)に、ダメモトで「三島・・」って、
ふってみたら、「切腹した人でしょ?」って返ってきたぞ。
「谷崎・・」って、言ったら「タトゥー(刺青)の人でしょ?」って返って
きたぞ。
耽美派がイイみたい。ロックならデビット・ボウイとかな。
気に入って、また、店に通うハメになったぞ。
259:N ◆.a7VUr.VD.
11/02/04 22:26:28
三島が男色だったとして、それと作品の価値は無関係だからなあ。
これがまず大前提。男色者であり、かつ偉大な作家というのは三島以外にも
(三島がリアルな男色者だったとして)存在するからねえ。
村松剛によれば、三島は「禁色」を書いているときは同性愛者になりきり
「美しい星」を書いてる時はUFOマニアになりきっていたという。男色者である
いうことも三島のつけた仮面のひとつであって、単純素朴な大衆はその仮面の
異形ぶりにおもわず注目してしまうという、それならば三島の同性愛に注目
したがる大衆は、三島の策略にひっかかっているだけのことだと、これが村松的な
解釈といえようか。
とはいえ、三島の男色的傾向があらわれているのは「禁色」だけではないなあ。
後期でいちばんそういう特色があらわれた作品は「わが友ヒットラー」だろう。
「わが友ヒットラー」において、レームが夢想する「男性同士の愛によって
結びついた戦士共同体」は、三島が現実世界で組織しようとした「楯の会」の
理念型といえそうだ。そして、このような戦士共同体というのは、プラトンの饗宴に
おいて、パイドロスが語る「愛するもの及びそれに愛される少年からなる軍隊」を
また想起させる。三島も「饗宴」は読んでいたから、このような理念型にもとづき
「わが友ヒットラー」を書き、「楯の会」をつくったと、そういう気がするね俺は。
260:N ◆.a7VUr.VD.
11/02/04 22:28:47
>>245
三島ってSFも評価してたんだよねえ。 「日本文学の将来で可能性のある
分野はSFしかない」みたいな、非常な高評価を述べていた。「美しい星」と
いうのも、あれは三島流のSFだな。
しかし三島は探偵小説、推理小説は低く評価してたんだよなぁ。SFは高評価で
ミステリは低評価って、いったいどういう基準で判断したんだろうw
261:N ◆.a7VUr.VD.
11/02/04 23:34:33
石原が最近書いてる三島評はかなり意地悪だよね。衰弱してるとか自己模倣とか。
とはいえ、その評は、まったく見当はずれというわけでもなさそうだ。三島の小説に
弱点があるというのは、いろんなひとが指摘してるんで、小林秀雄も村松剛も西尾幹二も
三島の弱点を指摘するに当たり、似たような点を指摘してるね。石原の着目点も
またそれらの指摘とそれほど遠いものじゃないだろう。
つまりたいして独創的な指摘でもないと。
262:粕漬マグナ ◆i.K3ZM.pZo
11/02/05 00:04:50
結構男色性は作品に関わってくるんじゃないのか? 例えば少しも男色の気が無ければ「サド侯爵夫人」は書けないと思う。
263:N ◆.a7VUr.VD.
11/02/05 00:08:15
サド侯爵夫人が男色? それはないな。女しかでてこない芝居なのに。
サディズムなどの変態性欲も題材になってはいるが、男色性は薄いな。
サド侯爵って男色の気があったのかな? サド侯爵夫人みてるだけじゃ
わからん。
男色性が濃いのは、それはもう圧倒的に「わが友ヒットラー」のほうだろう。
264:吾輩は名無しである
11/02/05 00:18:27
男色的なものが作品に生かされているのは、「わが友ヒットラー」以外にも、「剣」もそうでしょうね。
265:粕漬マグナ ◆i.K3ZM.pZo
11/02/05 00:19:19
女しか出てこない芝居の方が男色臭いんだよな。妙な話だが。
映画でも婆さんたちが主演の「ムッソリーニとお茶を」は男色臭いし、「シカゴ」でもそうだ。
フォースターもサキもガルシア・ロルカもマヌエル・プイグも女を描くことが多いな。
男臭さを強調する作品ならヘテロの男は結構書くが、ホモはそうならないことが多いんだよな。
266:N ◆.a7VUr.VD.
11/02/05 00:20:05
そうだね。
267:N ◆.a7VUr.VD.
11/02/05 00:21:50
まあ、サド侯爵夫人が男くさいかどうかは、これは戯曲を読むだけでは
わからず、かかった芝居をみてみないとわからないというのがマグナ説
らしいw
俺も実際の芝居はみてないからなあ。つまり判断は保留するということだ。
268:ザリガニさん(無)
11/02/05 00:23:13
男色ってそんなに驚くこと・・・・?と思うのはザリガニがイカレてるからなんだろうけど、
鈴木邦男氏らは衝撃のあまり動揺していたようだ。男色は「仁和寺にある法師」にも当たり前に出てくる。
法師は女を抱けないので男色に走る。当時はそれで当たり前だったようだ。
田中角栄やなんかも、男色エピソードがある。上の世代の価値観は良く解らない。きっと上の世代も下の世代の
価値観は解らんねって思ってるだろうけど。
避妊して責任を回避しつつ快楽主義を愉しむ男女らが、男色家の快楽主義を批判する矛盾。何故批判できる立場にあると思うのだ?
(V)∧_∧(V)
ヽ(・ω・)ノ 解せぬ…
/ /
ノ ̄ゝ
269:粕漬マグナ ◆i.K3ZM.pZo
11/02/05 00:26:11
まぁ彼らの作品はヘテロでもホモでもバイでも楽しめるからな。
三島はそれ程の作家か、と俺は常々主張しているのだがな。
270:吾輩は名無しである
11/02/05 00:31:24
三島の作品は性別関係なく、親しまれてるでしょう。エンタメ性があるから。
271:N ◆.a7VUr.VD.
11/02/05 00:32:27
三島がたいした作家かどうかについては人それぞれに意見が
あろうが、珍しい作家、興味深い作家であるということは、たいていの
人が同意するんじゃないのw?
272:粕漬マグナ ◆i.K3ZM.pZo
11/02/05 00:35:15
>>371
最後の奴はチワワ牽制のために言っておいたw
確かに特異な作家であることは否定できないよな。
273:N ◆.a7VUr.VD.
11/02/05 00:37:58
チワワって、三島の引用をひたすら貼りつけてるひとのことか。
どうやら非常な三島ファンらしいね。
274:吾輩は名無しである
11/02/05 01:07:10
たいした作家だと思いますよ、三島は。
日本に「わが友ヒットラー」や「サド侯爵夫人」のような戯曲を書ける作家が
三島以外にいますか。
275:吾輩は名無しである
11/02/05 03:42:31
尻に入れたら糞がついてくるのか?
276:吾輩は名無しである
11/02/05 12:37:45
当然、臭いもついてくる。三島は要するに変質者だよ。ただし頭脳明晰。
277:吾輩は名無しである
11/02/05 12:43:28
「民主国家」を装おうロシアの暗部をみごとにえぐり出した労作
本物のジャーナリストは次々と消されて、真実は見えなくなった
福田ますみ『暗殺国家ロシア 消されたジャーナリストを追う』(新潮社)
ロシアでは、ジャーナリストがプーチンにたてつくと死が待っている。
狙撃されるか、撲殺か、毒殺。チェチェンの真相を暴いたジャーナリストの何人かが、犠牲になった。
ソ連時代の暗黒に舞い戻ったのが『民主国家』を標榜するロシア。プーチンの独裁に傀儡の大統領ロビンこと、メドちゃんがくっついて、命令があれば日本の固有の領土へ行って「ここはロシアのもの」と吠えてみたり、ダボス会議にでたり。
プーチン独裁政治に果敢に立ち向かう『ブラックウィドー』は旧KGB本部の真ん前の駅ルビャンカで自爆テロをやらかし、つぎはモスクワ国際空港でも果敢にテロをやってのけた。これほどの怨念の爆発があるのに、プーチン強権政治は末端の不満には配慮しない、らしい。
そもそもカフカスの山岳に位置する独立国家チェンチェンとイングーシュを侵略し、自国領土にかってに編入したあげく、権力にたてついたカフカスの人々をソ連は粛正した。後年、スターリンの民族隔離政策でとおくカザフスタン、シベリアに送られた。
中国共産党がいまもチベット、ウィグルで行っている多民族殲滅作戦と似る。
さて。
チェチェンの汚い戦争の内幕を暴き続けて勇気あるメディアがある。「ノーバヤガゼータ」という小さな、小さな新聞。しかし燃えるような使命感で、ロシアに起きている事件の裏のはなし、過去におきた複雑な、面妖な真相を暴き出す。
暗い、漆黒の闇のなかを手探りで試行錯誤し、取材協力者を得て、実際には何がおきていたかをとことん追求し、記事をつくり、そして殺された。六人のジャーナリストが死んだ。
他方で「クレムリン・プール」というプーチン専属のジャーナリストがいる。かれらは「妻の顔を見るよりプーチンの顔を見ている時間が長い」と言われるほどに密着し、しかも、クレムリン指導者の批判は一切しない。
ロシアの暗黒を気鋭の女流作家が現地に追った労作、その筆致の迫力が凄い。