10/12/25 06:19:10
>>286
そういことはどうでも良い。以下を見ろ。
51 :吾輩は名無しである:2010/12/24(金) 23:26:41
問題なのは、田中の言う、川上の無麻酔状態での「意識が歯に宿る」と
津原の『黄昏抜歯』の主人公の麻酔が効いた状態での
「記憶が歯に宿る」を同列には出来ないということなんだな。
烏賊や津原が記憶再生メカニズムにこだわって、精密に
「記憶が歯に宿る」を定義付けようとする目論見はそれ自体は
何の意味もない。そんなことは作品の中に書かれていないから。
だが、記憶再生メカニズムを敢えて問題にすれば、
津原の『黄昏抜歯』と川上の『わたくし率イン歯ー、または世界』は
麻酔の有無という、最も重要な点で正反対なのだ。