11/02/01 01:10:49
作品の方についても田中さんのコメント欄読んだ。
>僕が問題にしているのは「アイデア盗用」です。たとえば「わたくし率 イン 歯ー、または世界」を肯定的に評価していた人の多くが
>「意識が歯に宿る」という着想を称讃していたと記憶しています。これは必要があればすべてチェックして示しますが、文学作品の
>評価の部分を担当する文芸評論家として言えば、この称讃は本来津原さんの「黄昏抜歯」にあたえられるべきものです。もしその
>着想の部分が津原さんの作品へのオマージュだと公言されていれば、先行する作品である「黄昏抜歯」のアイデアか、あるいは
>それに着目した「わたくし率 イン 歯ー、または世界」と「黄昏抜歯」の両方が称讃されたかもしれませんが、現実にはそうなって
>いません。
>文芸誌に掲載されている文学作品が、本当に日本語による創作の最先端であるとするなら、ジャンルにかかわらずすぐれた着想を
>先に作品化していたものが存在すれば、仮 に ア イ デ ア 盗 用 で は な く 偶 然 の 類 似 だ っ た と し て も 、
> そ れ に 対 す る 称 讃 と 評 価 を 惜 し む べ き で は あ り ま せ ん 。
>よって川上さんにはこの点について、なんらかの意見を表明する必要があるというのが僕の文学観に照らした意見です。
どう見ても決め付けをしていないし、正しい意見を言っているようにしか見えないんだけど。