11/02/03 08:56:03
>>273
島尾敏雄の死の棘については、かつての「アヴァンギャルド芸術のチャンピオン」が前衛から程遠い私小説書きに後退したと考えて、これまでその手の一篇も読まなかったそうだ。
で、その「私小説」を読んでみたら私小説らしからぬ抽象化がなされていて前衛としての島尾敏雄の健在を確認できた、ということらしい
石川淳はその月何かの座談会に出ていて、花田清輝から見て相変わらず天才と見えたそうだ。その座談会は見てないからよく知りません。
で、「批評家は天才を黙殺しなければならない義務があると思って」云々は花田の言。
で、それらをこのスレで引いた意味がわからないということなら、安部公房と同時期の前衛作家2人が同じ時評に取り上げられてたのが珍しかったので以上の意味は無いです
花田の砂の女評を探してたらチチンデラヤパナ評が見つかったので
こっちの短編(チチンデラヤパナ)は皆さんどう思われますか?