10/06/13 17:06:21
太宰の、頑張ってるけどうまくいかない、何かが邪魔してるみたいな泥まみれの感じは、現代人にも共感できるのかも。
あるいはその反対の現象として、賢治の無菌室的な作品に憧れる人がいるような気がする。
直感的な感想で間違ってるかもしれないけど。
ドラマについては、かつて直哉の作品も映像化や演劇化されたことがあって、中には成功したものもあった。
ところが「清兵衛と瓢箪」をテレビドラマにする時、短かすぎるので他の作品とミックスしたら、
ただの男女のドロドロした愛憎劇になって、以後直哉が作品の映像化を禁止したという経緯がある(遺言にもなっている)。
あえて「小僧の神様」を映像化するなら、小僧候補は例の子ども店長しかいないでしょう。