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福島第一原発2号機、昨年6月にも電源喪失
読売新聞 5月1日(日)20時27分配信
東京電力福島第一原子力発電所2号機で昨年6月、
電源が喪失して原子炉の水位が30分にわたり2メートル低下する事故が起きていたことが、1日の参院予算委員会で明らかになった。
民主党の森裕子氏の質問に、参考人として出席した東京電力の清水正孝社長が答えた。菅首相もその後の対策の不備を陳謝した。
東電の説明によると、事故は作業員が電源装置に誤って触れて、所内電源の供給が停止したことで起きた。
原子炉は自動停止したが、外部電源への切り替えに失敗し、冷却水が送れなくなったため、水位が2メートル低下した。
すぐに非常用ディーゼル発電機が起動したが、作業員が冷却装置を手動操作し、水位が回復するまで約30分かかった。
燃料が露出する水位まで3メートルほどの余裕があったが、あと40センチ低下すれば、緊急炉心冷却装置が作動する間一髪の状況だった。
最終更新:5月1日(日)20時27分