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「行動プロファイリング」について
1980年12月8日 ジョン・レノンのいちばん長い日 [著]ションキース・エリオット・グリーンバーグ
[掲載]2010年11月24日朝刊
■ ジョンの死の真実に迫る渾身のノンフィクション
元ビートルズのジョン・レノンが、アルバム「ダブル・ファンタジー」をリリースしたのは1980年のことだった。
ビートルズ時代の狂躁(きょうそう)から解放され、ジョンは妻ヨーコ、5歳になる息子ショーンと共に、ニューヨーク市民として静かな生活を満喫していた。
その年の暮れ、ポケットにサリンジャーの小説『ライ麦畑でつかまえて』をしのばせたマーク・チャップマンが、ジョンたちの住まい、ダコタ・ハウスの前に立っていた。
その日、ジョンは写真撮影にラジオのインタビュー、家族とのランチ、スタジオ・セッションと、この上なく満ち足りた一日を過ごしていた。
狂信的ファン、チャップマンに4発の銃弾を浴びせられるまでは……。
「ニューヨーク・タイムズ」のベストセラー作家である著者は、ジョンと狙撃者チャップマンにかかわる多くの証言をもとに、二人の人生を分刻みで交錯させつつ、ポップカルチャー史上最悪の悲劇を実にリアルに再現する。
死によって“真の意味で神話の人物となった”ジョンの生と死、そして、ヨーコをはじめとする近しい人たちの再生を描く、渾身(こんしん)のノンフィクションである。
1980年12月8日 ジョン・レノンのいちばん長い日 (P‐Vine BOOKs)
著者:キース・エリオット・グリーンバーグ
出版社:ブルース・インターアクションズ 価格:¥ 1,575