11/04/23 12:37:54.69
溶融塩についての質問です
原子炉の熱効率向上のために、次世代原子炉として、LiF+BeF2または
LiF+NaF+KFにウランまたはトリウムを溶かした溶融塩燃料を用いた
原子炉が研究されています
溶融塩の耐熱限度は1400度近辺との事なので、試験管状の圧力容器の底にレンコン状の
黒鉛を設置してその上にヘリウムガスとの熱交換器を設置してポンプ(電源喪失時は対流)で
溶融塩を上下循環させた場合、ヘリウムガスを900度くらいまで熱することができるので
ヘリウムガスタービン複合発電で熱効率を50-55%くらいまで引き上げられそうです
しかし、最悪の事態を想定して備えないと、エライ事になるのは福島で懲りるべきなので
黒鉛原子炉で最悪の事態=水素爆発などで圧力容器が損壊して、空気が流入し黒鉛が燃え出した
黒鉛火災の消火方法・1200度黒鉛の冷却法を教えてください
黒鉛にホウ酸水をかけると、水性ガス反応で水素・一酸化炭素が発生する可能性があり
粉末消火剤では冷却できないので、再発火の可能性があります
燃えにくい溶融金属・・たとえば鉛・ビスマスを流し込むのも一方ですが
それをやると炉が使い物にならなくなってしまいます
燃えている1200度の黒鉛を消火するのに、ウランやトリウムの溶けていない
素のフッ化リチウム・ベリリウム溶融塩やフッ化ナトリウムカリウム溶融塩を
高温黒鉛にぶっ掛けると、窒素消火&冷却できるでしょうか?
それとも溶融塩が1200度で燃えだしてしまいますか?