11/05/10 00:04:42.35
>>165
zwitterionに限らず、partial negative chargeが大きくなると予想される場合には、
diffuseはあったほうが良いと思います。
ただ、DFT法でQZという大きな基底を用いる必要があるかどうかは疑問ですし、
構造に関しては、Popleの6-31GシリーズとDunningのcc-pVXZシリーズはそれほど違った結果を与えません。
Primitiveが少なく二電子積分にかかる時間が少ないという意味では、
DFT法での構造最適化では6-31Gシリーズを使うほうが利口な選択であると思います。
一方で、MP2やCCSD(T)法などでは、系統的に結果を改善できるという観点から、
cc-pVXZシリーズを用いるべきでしょう。
小さな分子ならば、6-311++G(2d,2p)や6-311++(3df,3pd)を、
大きな分子ならば、6-31++G(d,p)あたりがよいのではないでしょうか。
また、>>166の方がおっしゃるようにDFTでは電荷が非局在化しやすい傾向があるので、
求めた構造が本当にzwitterionであるのかどうかを電荷分布などで注意深く検討する必要もあると思います。