【炭素】有機化学を極めるスレ【上等】-2-at BAKE
【炭素】有機化学を極めるスレ【上等】-2- - 暇つぶし2ch300:あるケミストさん
11/01/28 00:03:29
>>298

PCC酸化、Swan酸化でググってみ





301:あるケミストさん
11/01/29 12:50:13
1-メチルイミダゾールの2位の水素のpKaってどれくらいでしょうか?


302:あるケミストさん
11/01/29 18:26:11
>>301
30~35と思われ
ベンゾチアゾールが27なので、それより酸性度は下がるんじゃないかなーと予想
DOI: 10.1021/ol101450u

303:あるケミストさん
11/01/29 19:21:15
>>302
ベンゾチアゾールが27ですか、文献含めて参考になります。ありがとうございます。
ちなみにチアゾールよりイミダゾールの方が環上の電子密度が低下しているイメージだったのでN置換イミダゾールの方がpKa下がるのかなと思ったんですけど、どうなんでしょうね。
不都合がなければ、プロトン引き抜きにはLDAよりブチルリチウムを使った方が良さそうですね。

どうもありがとうございました。

304:あるケミストさん
11/02/01 11:09:31
pKaが30程度の化合物の酸性度ってどうやって測るの?
滴定では無理だろうし、計算でもなんだか怪しそう。

305:あるケミストさん
11/02/06 18:17:14
2-bromopropanに何を反応させればisopropyl phenyl etherになるでしょうか?
SN2,SN1,E2,E1反応のいずれかを使ってください

306:あるケミストさん
11/02/06 18:44:45
ナトリウムフェノキシド水溶液に2-bromopropane入れればいいんじゃない?
センスないかもw参考書ある人頼む
使うのSN2で。

307:あるケミストさん
11/02/06 20:58:53
>>306
C-アルキル化されたものも取れてくると思うしSN1も混ざると思うが、ペーパー試験だったら正解だと思う。

308:あるケミストさん
11/02/06 22:41:14
>>304
あーいうのは電気化学的に測ってるんだよ

309:無名草子さん
11/02/07 16:21:53
>308
なるほど。ありがとう。

310:あるケミストさん
11/02/07 16:55:32
こういうの 嫌いじゃないぜ
URLリンク(www.dotup.org)

311:あるケミストさん
11/02/07 22:38:57
きめえww

312:あるケミストさん
11/02/07 22:55:53
にてるなー

313:あるケミストさん
11/02/08 20:04:37
pH14くらいのアルカリ性水溶液を水で薄めていくと当然、pHが下がるだろう。
では多量の水を加えていくとさらにpHが下がってpH<7の酸性になるか?

ならないよな。でもこれ、ちゃんと証明するのは意外に難しいんだよ。

314:あるケミストさん
11/02/08 20:10:04
突然なにいってんだこいつ

315:あるケミストさん
11/02/08 20:38:56
さあ、こいつの思考だと純水も酸性になるのかな

316:あるケミストさん
11/02/08 20:42:47
>>313
ばーかばーか

317:あるケミストさん
11/02/08 20:52:54
>>313
さすがに、大学受験レベルだぞw
マーチクラスかな。

318:あるケミストさん
11/02/08 21:11:58
test


319:あるケミストさん
11/02/08 21:14:31
さすがに釣りだろう
有機と関係ないし

320:あるケミストさん
11/02/08 21:22:15
簡単のため強塩基MOH(解離度α=1)を想定すれば
希釈により[M]0→[M](非常にゼロに近い値)となる。
希釈が中性の水([H+] = [OH-] = 10^-7)で行われる前提下では
MOH由来のOH-は随伴イオンの[M]に等しい。
よってOH-=10^-7+[M]
希釈を行っても[M]だけ塩基性に偏る
また無限希釈下では[M]∞ = 0と置けるので[OH]∞ = 10^-7

以上より、強塩基溶液の無限希釈はpH=7と近似できる(正確には希釈溶媒のpH)


321:あるケミストさん
11/02/08 22:09:20
教科書の練習問題が解けて嬉しかったからって、こんな所に褒めてもらいにこないでください。

322:あるケミストさん
11/02/08 23:07:29
THFのにおいにいつまでたっても慣れないです
なんか方法ないかな

323:あるケミストさん
11/02/08 23:09:53
ないかと・・・w

自分はジエチルエーテルを主に使っていたけど、
友人がTHF使ってて、よく臭いがしたけど慣れなかったなぁ・・・。

324:あるケミストさん
11/02/08 23:25:39
いつのまにか慣れるしかないよね

325:あるケミストさん
11/02/09 00:13:49
臭いは慣れ過ぎると逆に周りから苦情が来る。
自分では全然臭いしてないように感じても
周囲の人に臭い臭いよく言われるわ。

326:あるケミストさん
11/02/09 03:42:59
化学工場なんかも長年勤めるとかなり嗅覚が麻痺するよ。
外来客とか見学者に指摘されて気付く。

327:あるケミストさん
11/02/09 04:44:31
でもそういうのって職人の勲章みたいでちょっとうれしいよね

328:あるケミストさん
11/02/09 20:20:24
嬉しくない
溶剤が駄々漏れのとき分からんから困る

329:あるケミストさん
11/02/12 00:35:50
膜マリーを読んでる時に、カルボン酸とgrignard試薬の反応がない事に気付いた。どういう反応を起こすのでしょうか?

330:あるケミストさん
11/02/12 00:56:09
>>329
ケトンになると答えるのが普通かな

331:あるケミストさん
11/02/12 01:00:03
カルボン酸イオンになるだけ

332:あるケミストさん
11/02/12 07:44:04
>>330が正解。但し、運が悪いと無反応やオーバーリアクションもあり得る。

333:あるケミストさん
11/02/12 08:10:24
ケトン?ならないんじゃねえの。
R-COOMgBrが出来て終わりそう。

334:あるケミストさん
11/02/12 08:49:53
>>333
教科書読んで来い。
あ、教科書に書いてなかったのか。

335:あるケミストさん
11/02/12 10:53:18
マクマリーって反応機構とかよみにくいよね

336:あるケミストさん
11/02/12 11:47:02
カルボン酸とGrignard試薬でケトンが生成?

ホントに有機化学を専攻してるのかw


337:あるケミストさん
11/02/12 12:27:26
ググったけど>>330の内容どこにもなかったよ。カルボン酸無水物とグリニヤルの反応なら確かに
ケトンは生成されるが

338:あるケミストさん
11/02/12 12:31:24
カルボン酸が中和されて終わりだと思うんだが・・・

339:あるケミストさん
11/02/12 13:15:18
求核性と塩基性の違いをはっきり身に付けた方がいいぞ。


340:あるケミストさん
11/02/12 13:23:35
アタマでっかちは実験しろよ


341:あるケミストさん
11/02/12 13:52:20
一応反応はすすむよな…?
試薬の無駄なだけで

342:あるケミストさん
11/02/12 14:04:47
Grignardがカルボン酸の酸性プロトン無視してC=Oに攻撃するなら
わざわざ脱水溶媒使う必要なくね?

いや、たぶん賛成派と反対派で議論の焦点がずれてるだけだと思うが
ちょっと何について議論してるのか整理しようぜ

343:あるケミストさん
11/02/12 14:07:09
こんなグダグダは教科書には載せれない

344:あるケミストさん
11/02/12 14:25:21
グリニヤはカルボン酸の酸性プロトンでクエンチされないの
過剰に使えば-CO-OMgBr塩に反応するから実用上おk、とする知見か?

345:341
11/02/12 14:36:54
>>344
そう
余程でない限り普通は、Li使う方がはるかによいと思うけど

346:あるケミストさん
11/02/12 14:47:33
>カルボン酸とGrignard試薬でケトンが生成?
>ホントに有機化学を専攻してるのかw
お前こそ有機化学のどこ勉強してんだよ。どこの大学の何研究室かね?

もちろんGrignardの1分子目はカルボン酸の中和に使われるが、もう1分子はカルボニルをアタックして
gem-アルコキシドができる。但し2段階目の反応性は非常によろしくなく(理由はあんたを教育した
バカ大学の先生にでも聞くといいぞ)、反応が行かないことも多い。なおアルキルリチウムの方が
反応性はよろしいので、常教科書に載っているのはこちらだが、Grignardでいかないというわけではない。
もちろんgem-アルコキシドは後処理でケトンになる。
また、カルボン酸のGrignard試薬による中和は低温だと時として意外と遅いことがあるし、
Grignard反応は時に一電子移動プロセスが支配的になる場合があるんだが、そういう場合は
オーバーリアクションが進行する(こともある)。

お前も、無水溶媒がどうしたとか言っているやつも、もっと初歩から勉強しなおしな。

347:あるケミストさん
11/02/12 14:57:28
HNMRが未だによくわかってないんだけどさ
積分値が水素の数、線の本数がその水素の様子?ってことでいいの?
一重線は区別のつかない水素の集まりで隣接プロトンが無いってことでいい?

348:あるケミストさん
11/02/12 15:07:45
NMRなんてだいたいでいいよ

349:あるケミストさん
11/02/12 15:13:31
>>346
日本語もまともに読み書きできないんですね
反応しないことが多い場合は「普通はいかない」と表現するんですよ

350:あるケミストさん
11/02/12 15:17:10
アホ共がこうやって愚にも付かない議論をするからマクマリーはあえて記述しなかったんだろうね。
さすがは化学の大家やで

351:あるケミストさん
11/02/12 15:18:50
つまり

<反応する派>
過剰に使うこと前提→二等量目が反応する(こともある)

<反応しない派>
等量使うこと前提→中和して終わり

というわけですれ違ってたわけですね
んじゃ、これにて終了

352:あるケミストさん
11/02/12 15:25:39
>>346
>但し2段階目の反応性は非常によろしくなく

反応しないって事じゃねーかww
何がおバカ大だw オマエこそ何大の何研究室だよw
収率3%でも反応が進行しましたって論文出してる研究室か?w


353:あるケミストさん
11/02/12 15:31:06
収率3%を馬鹿にする>>352に死罪を

354:あるケミストさん
11/02/12 15:31:17
きっと引っ込みがつかなくなったんだろうな・・・
最初から「僅かだが反応することはする」と言えばよかったのに

おそらく万年ポスドクかオーバードクターでしょう
そっとしておいてあげようよ

355:あるケミストさん
11/02/12 15:32:32
教科書レベルの反応で無駄に荒れるとか
どうなってしまったんだここ

356:341
11/02/12 15:34:21
基礎科目の試験が終わったんだよ、多分

357:あるケミストさん
11/02/12 15:36:12
>>353
いや3%でも多めに言ってあげてるんだと思うぞ?
そのへんは>>352の優しさか

358:あるケミストさん
11/02/12 15:44:50
>>346
それよりオーバーリアクションのメカニズムをもう少し教えておくれ

359:あるケミストさん
11/02/12 15:56:18
俺も知りたい
ルート設計のヒントになるかもしれん

>>355
Grignardって教科書レベルだけど実際にやるときは色んな職人的コツとか工夫が必要じゃん
こういう議論は面白いと思う

360:あるケミストさん
11/02/12 15:57:31
>>354
だろうな。
アホが無駄に「おばか大」だとか煽ったからな。
そりゃ荒れるだろ・・・


361:あるケミストさん
11/02/12 16:02:53
有機化学専攻者は収率50%以上しか認めません(キリッ

362:あるケミストさん
11/02/12 16:03:47
結局なにか?
Grignard試薬を2等量以上入れて、時と場合によっては加熱までして収率悪くてもそれを
「反応した」と表記するかどうかって事か?

上記のような場合、俺なら「反応しない」かあるいは「非常に効率・収率は悪いものの・・」
とするだろうな。
少なくとも>>346みたいに但し書き無く「gem-アルコキシドができる」みたいな書き方はしない。


363:あるケミストさん
11/02/12 16:07:44
いやもう煽りとかどうでもいいから

それよりオーバーリアクションの詳細頼む
気になって眠れねーよ

364:あるケミストさん
11/02/12 16:12:27
ケトンが欲しくて、グリニア側が安い(合成コスト)なら
過剰使用で問題ないけどさ
典型的な例でカルボン酸ベースの収率ってどの程度なんだ?
ワインレブアミドだの迂回ルートとの検討はどうなんだろ

365:あるケミストさん
11/02/12 16:14:40
過剰使用したところで、それによって生成するケトンの収率はたかが知れてるでしょ。
しかも生成したケトンにまたGrignard反応剤が付加する可能性も高い。
効率的じゃないし、事実上使えないよこの反応は。

366:あるケミストさん
11/02/12 16:15:37
>>329です。
私の稚拙な質問でだいぶ荒れてしまったようで、申し訳ありませんでした。お詫び申し上げます。

367:あるケミストさん
11/02/12 16:19:15
有機反応とか、例外的な事は幾らでも起こるからね。
それを指して反応は進行するとするのであれば、>>346は正しい。
ただし、教科書にはその種の反応は載らないか、但し書きで欄外に書かれることが多い。



368:あるケミストさん
11/02/12 16:34:28
>>365
エステル基質:
-ORが抜けケトン→更に付加→三級アルコール

カルボン酸・カルボン酸塩:
RR' C(OMgBr)2 →加水分解→ケトン

こうじゃね?カルボン酸だとin situにケトンが生成しがたいから
(水素引き抜きが起きない前提だが)
異常反応しない限り単離後にケトンで得られそう(収率は?)

>>366
こういう基本的なトピックでも意外に考えさせられる事や
後処理のヒントが得られる事がある
問題提起として何ら問題無し。

369:あるケミストさん
11/02/12 16:43:13
>>366
うん、最近過疎ってたのに流れ早くて面白かった
基礎的なことだからこそ再確認が大切だからね
また頼むぜ

370:あるケミストさん
11/02/12 16:43:20
凄い白熱してる…346は先生かなw

371:あるケミストさん
11/02/12 16:44:32
5年後くらいに誰かの論文のネタになってそう

372:あるケミストさん
11/02/12 16:56:23
こんなカンジでどうだ?

Novel synthesis of ketone with grignard reagent
Department of organic chemistry, 2ch univercity
>>346, Chem. Lett., 49 (2090) 2.

373:あるケミストさん
11/02/12 16:56:24
カルボン酸にグリニヤ使ったら還元が起こるんじゃないのか?
もちろんβ-水素を持ってるグリニヤの場合な。


374:あるケミストさん
11/02/12 16:57:47
何年後の論文だよw


375:あるケミストさん
11/02/12 17:06:36
当然このスレもリファレンスに載る

3) >>329 et al., thread for organic chemistry, 2011, 54, 329-365.

どうよ

376:あるケミストさん
11/02/12 17:18:14
>>368
ホントか、それ??
アミドの反応性が低いのと同じ理由で、カルボキシレートは求核剤と反応し辛いでしょ。


377:あるケミストさん
11/02/12 17:52:07
RCOOLiにRMgBrで、R'CORというのは、たまに見かける。

378:あるケミストさん
11/02/12 18:00:25
マジ?

ソース宜しく。


379:あるケミストさん
11/02/12 18:09:19
よく分かりませんけど、とりあえず色々貼っときますね

URLリンク(scholar.google.co.jp)
URLリンク(dx.doi.org)(01)00160-5
URLリンク(pubs.acs.org)

380:あるケミストさん
11/02/12 18:23:43
それ、Grignard試薬をキュープラートにすることで求核力を弱めて、
ケトンへの二段階目の付加を抑制するって論文じゃないの?
そのケトンもエステルから誘導したものだし。
他の論文は、遷移金属を使ってケトンの合成したものが殆ど。

これでカルボン酸とGrignard試薬を使ってケトンを調製した事になるの?


381:あるケミストさん
11/02/12 18:28:08
つか、何であれだけFriedel-Craftsアシル化が教科書に載ってると思うんだ?
有機マグネシウムや有機リチウムを使ったケトン調整法は効率が悪いからに決まってるだろ。


382:あるケミストさん
11/02/12 18:51:32
「効率が悪い反応に対して、『反応する』という単語を使うべきか否か」の争い

├─使うよ派
│     >>330: ケトンになると答えるのが普通かな
│     >>332: >>330が正解。但し、運が悪いと無反応やオーバーリアクションもあり得る。
│     >>346: 長いので略

└─使わないよ派
      >>333: ケトン?ならないんじゃねえの。
      >>336: カルボン酸とGrignard試薬でケトンが生成?ホントに有機化学を専攻してるのかw
      >>352: >但し2段階目の反応性は非常によろしくなく→反応しないって事じゃねーかww
      >>365: (略) 効率的じゃないし、事実上使えないよこの反応は。
      >>380: (略) これでカルボン酸とGrignard試薬を使ってケトンを調製した事になるの?
      >>381: フリクラが教科書に載ってるのは有機マグネシウムや有機リチウムを使ったケトン調整法は効率が悪いからに決まってるだろ。

383:あるケミストさん
11/02/12 19:10:34
RCOOHとRMgBrからRCORを作るのが目的じゃなくて、RCOOHとRMgBr混ぜたらどうなるっていうのが問題だろ。
塩になって後処理でROOHっていうのはなし。

384:あるケミストさん
11/02/12 21:52:08
今日はスレが走るな。
よっぽどのヒマ人がいるとみえて

385:あるケミストさん
11/02/12 22:01:13
卒論終わって暇なんです

386:あるケミストさん
11/02/12 22:55:06
いいな。
これからが山場です

387:あるケミストさん
11/02/12 22:58:41
お前らさんはテンプレの参考書でなんか持ってるのある?
いまレシピ本と知っておきたい有機反応の購入を考えてるんだけど

388:あるケミストさん
11/02/12 23:04:03
で実際カルボン酸とグリニャでケトンってどのくらいできるの?
グリニャでもMeMgI 3~4eqくらいで
単純な基質にたいしてTHF,reflux,o/nくらいすれば5割くらいいくの?

>>387
ウォーレンくらいを通読してる前提で言うと
とりあえず人名反応に学ぶ~でいいんじゃね。辞書的に。
あとはPtotective Groupsは便利。

389:あるケミストさん
11/02/13 00:09:58
プロテクティブとマーチ推奨

390:あるケミストさん
11/02/13 00:49:14
>>388
よし、やってみてくれw学生なら出来るでしょ?

391:あるケミストさん
11/02/13 01:09:38
>>390
バレたらなにやってるのって突っ込まれて
対処に困るw

392:346
11/02/13 05:46:41
オーバーリアクションって基本的には「予期しない反応」だから、どういう条件で
それが起こるか、という体系的な理解はない。ただカルボン酸のGrignard試薬による中和は
水溶液中のカルボン酸の中和のように拡散律速で起こる訳じゃない、ということは
知っておいて損のない知識だ。Grignard試薬そのものは、そもそも電離していない。
低温で非極性溶媒の場合は結構遅く、場合によっては求核攻撃との競争反応になる。
そうすればエステルとの反応と同じになり、結果としてはオーバーリアクションになる。
また、Grignard反応では基質によっては一電子移動によるプロセスが支配的になることが
ある。ケチルアニオンを安定化する因子がある場合(安息香酸誘導体とか)では
ラジカル機構での付加物が副生物として得られてくることもあるだろう。
もっとも、定量的に得られてくるとも思えないが。

有機反応ではいろいろな可能性を考えながら反応設計したり解析することがやっぱり大事で、
教科書に載っていないからその反応は行かない的な考え方は褒められたもんじゃないだろう。
もっともここには合成屋と反応屋の埋めきれない溝ってものもあるだろうね。もちろん私は
合成屋だから予期しない反応なんて見慣れているし、どうしてそうなるのかをない知恵絞って
考える習慣が身についているが。

393:あるケミストさん
11/02/13 08:55:46
何だかんだ言っても、カルボン酸とグリニヤール試薬とをケトンを作る目的で混合するのはどうかと思うよ。
試薬がカルボニルを求核攻撃するよりも早く塩基として働いてカルボキシレートができてる事は疑いないし、カルボキシレートは自身の酸素ー炭素ー酸素に負電荷が分散されてるんだから、そう簡単に求核攻撃を受けない。
アリールグリニヤール試薬なら、単にArーArが生成して終わる(それもたかだか数%程度)と思われ。アルキルグリニヤールならカルボン酸の中和以外、何にも起きないと思う。

394:あるケミストさん
11/02/13 09:04:54
OSに、カルボン酸とGrignard試薬との反応によるケトンの合成は、三級アルコールが副生するため、一般的には実用的ではないって書いてある。

395:あるケミストさん
11/02/13 09:37:31
で、収率はどの程度なん?

396:あるケミストさん
11/02/13 11:23:41
もういいじゃん。
基本的には中和で終わり、滅茶苦茶条件をプッシュすれば多少はできるかもってレベルで
合成上利用価値はほぼない
って結論はでてるだろう。

上記みたいなので、反応してケトンが出来る、っていうかどうかなんか
どうでもいいことじゃないか。有機やってりゃ○×クイズにならんことは当たり前。

結局煽り始めたのが悪いだけじゃねーか。

397:あるケミストさん
11/02/13 12:15:21
そりゃそうかも知れんが、俺てしては本当にこの反応には全く改良の余地が無いのかを知りたいんだけどな。
例えば添加剤(例えば金属塩)なんかを添加しても収率の向上は期待できないのかな?

398:346
11/02/13 12:19:44
>>393
>カルボキシレートは自身の酸素ー炭素ー酸素に負電荷が分散されてるんだから、そう簡単に求核攻撃を受けない。
カルボキシレートが求核攻撃を受けにくいのは、そういう理由は副次的なんだよ。
もう少し軌道概念を考えてみよう。


399:あるケミストさん
11/02/13 12:28:22
カルボニルが単純なsp2ではなく、sp2.5とかになってるとか?
結合長は伸びてるんだろうな。
計算してみるか。B3LYPぐらいで見積もれるかな?

400:あるケミストさん
11/02/13 12:41:49
結晶構造解析で何例か出会っているけど
確かにacid-formとanion-formでは結合長は明らかに異なる
カルボキシル、リン酸はチャージバランスと結合長で判断する

反応性に関しては
シリルキャップ、Li塩、B系ルイス酸添加で変わりそうな気がする

401:あるケミストさん
11/02/13 12:50:08
それ、計算と実験の両面から研究してみようかな。
うまく行けば、カルボン酸からケトンを直接的かつ高収率で得られるかも知れんからな。

402:あるケミストさん
11/02/13 12:52:24
どうでも良いけど『ヒドロキシル』とか『カルボキシル』という表記は厳密には間違いだよ。

403:あるケミストさん
11/02/13 15:40:40
>>392

自分以外は実験をしたことがない
自分以外は予期しない反応に出会ったことがない
自分以外は教科書しか参考にしていない
自分以外は知恵を絞っていない

全てにおいて決め付けと見下しながらのレス
どう考えても使えないカスDです、本当にありがとうございました

404:あるケミストさん
11/02/13 16:43:18
煽るなよ。

また過疎るだろ・・


405:あるケミストさん
11/02/13 17:49:42
>>396
カルボン酸とグリニアで何ができますか? という問いに、原料回収ですと答えるのか?
ふざけた回答だ。

406:あるケミストさん
11/02/13 17:59:59
○×クイズではないからこそ
majorとminorを知り
それを反芻しどう考えるかロジックを確立することが
予想外の事態への対応力に繋がるのでは?

407:あるケミストさん
11/02/13 19:31:14
>カルボン酸とグリニアで何ができますか? という問いに、原料回収ですと答えるのか?

実際、「カルボン酸のマグネシウム塩です」が正解に最も近いでしょ。


408:あるケミストさん
11/02/13 20:30:22
>>403
その結果が>>336なんですね。わかります。

409:あるケミストさん
11/02/13 22:07:26
ちなみに、カルボン酸に有機リチウムをまぜてケトンを作る反応は、それなりの収率で物がとれてくる。

410:あるケミストさん
11/02/13 22:42:07
>>405
だからケースバイケースじゃん。
信頼性の高い手法じゃないんだから
決まった答えなんかないよ。

411:あるケミストさん
11/02/13 22:47:17
問題に対する答えがあると思っている未熟な思考を持ったまま、研究の現場に臨むことに
危険なかおりがプンプンとする。
もっと修行しろとはいわないが、少しは打たれ強くないとこれから先の長い人生、
乗り切っていけないだろ。

412:あるケミストさん
11/02/14 01:37:42
修行するぞ
修行するぞ
と言ってあぐらかいて飛び跳ねるのか

413:あるケミストさん
11/02/14 05:35:42
化学板レベル低いな

414:あるケミストさん
11/02/14 07:26:34
情けないレス

415:あるケミストさん
11/02/14 14:49:17
グリニヤル試薬とカルボン酸の話で議論が起こる時点でアレだな


416:あるケミストさん
11/02/14 14:55:03
異性体がよく分かりません。

例えば、ブタンと2-メチルプロパンは違うものですか?
もし、『ブタンの水素原子を臭素で置換した化合物は何種類あるか』という問題があったら、直鎖状のものだけ数えるんでしょうか?



417:あるケミストさん
11/02/14 15:05:12
>416
これは質題者に意図を問うべき問題。
回答者をハメにかかっている解釈の余地ある出題だ

直鎖限定であれば n-butane と記載されるべき
異性体数え上げまで考慮させるなら組成式:C4H10

と出題される。

418:あるケミストさん
11/02/14 15:20:55
>>416
ホントに「ブタン」とだけの表記だった??
n-ブタンとかイソブタンとかではなく?


419:あるケミストさん
11/02/14 15:25:40
>>417
回答ありがとうございます。

「ブタンC4H10の~」と書いてあるのに、回答欄を見ると直鎖状のものしか書かれてないんです。
勇気って難しいですね。

420:あるケミストさん
11/02/14 15:40:02
いや、それは有機化学の問題じゃなく、
出題者側のミス(あるいは意図的なもの)
である可能性がある。
出題者に質問はできないの?


421:あるケミストさん
11/02/15 02:14:56
今マクマリーを使ってアルコールをハロゲン化アルキルにする方法を学んでいます。
この逆反応、つまりR-X→R-OH という反応を知りたいのですが、どんな薬品を使って行われますか?
そもそも一発でスイっと進行しますか?

平日に失礼しました。

422:あるケミストさん
11/02/15 07:42:48
教科書的にはアルカリ(NaOHとか)で処理すると書けばいいだろう。
実際問題としては脱離などの副反応を起こしやすいので、酢酸ナトリウムとかで
置換して加水分解する。

423:あるケミストさん
11/02/15 10:33:00
酢酸ナトリウムじゃ求核攻撃起こらないのでは?


424:あるケミストさん
11/02/15 22:55:10
>>423
AcONaは最初に試すやつではないかな?

>>421
一発でやるなら、K2O+クラウンエーテルとかある。

425:あるケミストさん
11/02/15 23:20:17
>>424
AcONaの方法が気になる
すまんが詳細頼む

426:あるケミストさん
11/02/16 00:07:23
酢ナトで求核置換反応起こるか?

427:あるケミストさん
11/02/16 00:57:58
AcO-だと負電荷が二個の酸素原子に非局在化するが
水溶液中での平衡を考えると
AcO-+H2O⇔AcOH+OH-
求核性のあるOH-が生じるので、求核反応は起こる

428:あるケミストさん
11/02/16 01:08:33
いや普通にカルボン酸塩でハライド置換はやるときはやるよ。
なんで水中前提なんだ、
条件覚えてないが普通にDMFとかでやればいいんじゃなかったか。

429:あるケミストさん
11/02/16 07:52:48
この前のベンジル化とか、グリニヤとか、この酢酸ナトリウムとか、
本当に基礎力が落ちてんだな・・・

430:あるケミストさん
11/02/16 08:02:48
じゃ、全ての場合の論文挙げてよ。

いちゃもんとか必要ないからw

431:あるケミストさん
11/02/16 10:06:49
お前らここで何やってんの?

432:あるケミストさん
11/02/16 12:03:54
基本的な反応は大有機化学とか、そういう名著が図書館にあるはずだから
条件覚えてなくてもそのつど調べればたいがいうまくいくよ。

433:あるケミストさん
11/02/16 13:42:32
話は違うんだが、量子化学計算で近似が低いとダメとか言う人が多くなったな。
本当は近似を上げても結論は変わらないことがほとんどなのに。

薄相クロマトで分かれても液クロでないと信用しないとかいうのと同じで
便利なものができるとすぐ強迫観念的になる。

434:あるケミストさん
11/02/16 15:02:29
ガスクロが好きだなぁ・・・え?そうじゃないって!?

435:あるケミストさん
11/02/16 15:35:23
>話は違うんだが、量子化学計算で近似が低いとダメとか言う人が多くなったな。
それは昔から多い。
基底関数を上げないと反応解析はできないっていうんだけど、「上げるとよくなる」という
根拠らしい根拠はない。
大体において、全ての量子化学計算の全ての電子軌道は全て水素の軌道関数を使ってるし。

>>432
基本的な反応で「大有機化学」って、そりゃやり過ぎですがな。
Marchで十分だと思うよ。それでOSを参照すれば勘所はつかめる。

436:あるケミストさん
11/02/16 15:59:23
さすがに電子相関のない基底はダメとかではないの?


437:あるケミストさん
11/02/16 16:33:25
単純に一般人が使えるレベルの性能が上がってきて、
半経験的方法でなくてもそれほど時間かからなくなったからじゃないの?

探してみると、未だにMNDOでやってる論文なんかも稀に出てくるが・・・
もちろん古い論文じゃないんだぜ?

438:あるケミストさん
11/02/16 17:46:48
セミエンピリカルだとさすがにダメなんじゃないかって思う。
最低HF法かなと。

CとHだけでできてる化合物の場合に限ってはMM法が有効だけど。


439:あるケミストさん
11/02/16 18:01:51
Lewis酸性が一番低いのってどれ?

AlCl3
BCl3
CCl4
FeCl3
SiCl4

440:あるケミストさん
11/02/16 18:18:35
アンモニアにカルボン酸混ぜたらなになるの?

アミド?塩?

441:あるケミストさん
11/02/16 18:23:58
ちょ、マジで有機化学の本を読んでから質問しろ。


442:あるケミストさん
11/02/16 18:29:32
初歩的な質問で申し訳ないが困っているんだ

教えてください

443:あるケミストさん
11/02/16 18:51:38
だから、有機化学の教科書を一通り読んでから質問しろって。


444:あるケミストさん
11/02/16 18:56:30
>>438
半経験的方法でも全然問題ない。パラメーターの改良でむしろ精度はいいくらいだ。

445:あるケミストさん
11/02/16 19:00:23
過マンガン酸カリウム水溶液って不飽和結合があればなんでもMnO2沈殿すんの?

446:あるケミストさん
11/02/16 19:42:13
>>444
うちの研究室の化合物はどれも結構なひずみを持ってるものばかりなんだよ。
だから少なくともセミエンピリカルだと厳しい。

447:あるケミストさん
11/02/16 19:51:50
>>440
アンモニアとカルボン酸を混ぜて、アミドにすることもアンモニウム塩にすることもできる。

448:あるケミストさん
11/02/16 20:31:05
近似が低い計算結果って、どの程度活用されてるん?

449:あるケミストさん
11/02/16 20:33:51
学生実験

450:あるケミストさん
11/02/16 20:41:19
>>448
あまり活用されてないんじゃないか。せいぜい授業で使われるくらいで。
新規Pi系分子を作ってその分子・電子構造を議論しようと思ったら、
最低でもDFTみたいな暗黙の了解があるし。


451:あるケミストさん
11/02/16 20:59:53
レベルが下がったと言う奴が回復させればいいじゃん
これで解決!

452:あるケミストさん
11/02/16 21:51:47
>>446
何をもってして「厳しい」とジャッジしたの?

453:あるケミストさん
11/02/16 22:42:13
>>452
高見山が書いた本によれば、
北の湖は両国中学時代おかみさんが作ってくれた弁当を持って学校へ行っていたが、
その弁当を1時間目が終わったら食べてしまっていた。
そして2時間目以降は弁当を持ってきている同級生から弁当を次々と巻き上げて食っていたという。



454:あるケミストさん
11/02/16 23:51:05
近似レベルが低いと論文が通らないとか、そういう事情があるんだよ。
有機の分野で電子相関が必要なのは縮退がある場合とか解離の記述とか、
ごく限られたケースだけ。

DFT時代になっても結局同じだよ。10年後くらいに計算法がさらに進化したら
今度はDFTじゃダメとか言う人が現れるよw

455:あるケミストさん
11/02/16 23:54:52
>>454
どんな場合に電子相関が必要なくなるの?

456:あるケミストさん
11/02/17 00:04:43
>>428
もともとの問題が
「R-X→R-OH という反応を知りたい」
であって、それを起こすのに酢酸ナトリウムような弱塩基で
起こせるという回答があり、その為には
水溶媒が必要ということなんじゃないかな

457:あるケミストさん
11/02/17 00:10:44
計算法の進歩もあるけど、それ以上にハード側の進歩だろうな。
10年前はメモリ13G積んだコンピュータで計算してるのを見て、自分には到達不可能な領域だとか思ってたけど、今や余裕だもんな。

458:あるケミストさん
11/02/17 00:15:52
東京化学同人のヘゲダス有機合成の改訂版くるぞ、おまいら!!
有機合成やるならヘゲダスだよな。現行版もメジャーな有機金属反応が網羅
されててよかった。次はどうかな。。。でも高けぇよ!

459:あるケミストさん
11/02/17 00:24:51
>>455
構造はハートリー・フォック(HF)の範囲でほとんど最適化されてしまう。
基底状態の安定性もほとんどHFで十分だ。

ただ、活性化エネルギーはなぜかDFTのほうがよく合う。
HFでは過大評価されるような気がしている。
結合が緩いところでは解離に似ているから電子相関が必要なのかもしれない。

460:あるケミストさん
11/02/17 00:28:33
DFTのSCFエネルギーは信用できんだろ。

461:あるケミストさん
11/02/17 00:31:55
あれは参照配置のエネルギーという意味しかない。
最終的には電子相関の一部がDFTに含まれるから
誤差がかなり相殺されるはずだよ。

462:あるケミストさん
11/02/17 00:44:11
March買おうか考えてるんだけど、そろそろ次版でるよね?

463:あるケミストさん
11/02/17 00:44:23
>>456
R-X→R-OHの反応はある意味、可逆なんじゃないの。
R-OH→R-Xの反応は学生実験でよくやるだろ。
条件次第でどっちにも傾くというのが真相のような気がする。

464:あるケミストさん
11/02/17 01:07:53
今の時代、大型計算機で量子化学計算してる人まだいるのかな。
昔はCPUの使用時間で課金されていた。長く使うと割引になったりして。

パソコンでできるようになってよかったな。
大型計算機は事業仕分けされそうだしさ。

465:あるケミストさん
11/02/17 01:09:18
>>456
>>463
カルボキシラートでやるってのは
一旦RX→R-OC(=O=-R'にして
それを温和な条件で加水分解なり加アルコール分解なりしてROHにするってことだろ。

466:あるケミストさん
11/02/17 01:28:25
結果的には酸酸ナトリウムとか酸やアルカリが
触媒になってるだけなんじゃないの。

素反応は俺もよくわからんが、酢酸ナトリウムの加水分解で出たOH-
だけでも求核置換できるような気がするな。

467:あるケミストさん
11/02/17 01:38:41
>>466
いやだから1stepでやらないんだって。
一回RCOONaで置換して、ワークアップして
もっかいそれを加溶媒分解条件にかける。

468:あるケミストさん
11/02/17 01:43:49
なるほど。ワンポットでできれば便利なんだけどな。

469:あるケミストさん
11/02/17 01:50:20
教科書にも書いてあると思うけど
そもそもハライド→アルコールにしたい場面なんてかなり少ないから
あまり需要のない反応。

470:あるケミストさん
11/02/17 01:56:11
暇だから俺も今、教科書見てた。古い反応だな。
Sn1とSn2のメカニズムに絡んで相当、研究されている。
20世紀初期の問題か・・・。

471:あるケミストさん
11/02/17 02:22:11
>>440
アミンとカルボン酸の反応はかなり奥が深い。
塩になると答えるのが教科書的な正解に思えるが、実際は違う。
触媒を使ってアミドへ変換する方法は工業的によく研究されているよ。

472:あるケミストさん
11/02/17 06:56:16
誰が触媒を使った話をしてるんだ?



473:あるケミストさん
11/02/17 07:45:19
使っていけない理由もないだろう。
酸とかアルカリだって広義には触媒だよ。

474:あるケミストさん
11/02/17 07:59:36
>>454
>DFT時代になっても結局同じだよ。10年後くらいに計算法がさらに進化したら
>今度はDFTじゃダメとか言う人が現れるよw
まったくそのとおりだ。
計算やっている連中は実験と合わないと「いや~こっちのファクターが予想以上に効いている
ことがわかったもんで。さっそくやり直してみたんですがこれでどうですか?」って言う。
アホか、と思う。

475:あるケミストさん
11/02/17 08:19:27
有機化学では定性的な論理のほうが重要だから
拡張ヒュッケルくらいが一番いい。

DFTのフォーマリズムは複雑すぎて有機化学者には理解不能だよ。
かなり経験式を導入しているし、半経験的な要素も強い。
その根拠は専門家ですらよくわかってないと思う。

476:あるケミストさん
11/02/17 08:49:56
>>440
アミンとカルボン酸の反応座標を昔、計算したことがある。
脱水反応の活性化エネルギーは50kcal/molくらいで、かなり高かった。
温和な条件ではアミドにはならないと思う。だから触媒が要るわけだ。

477:あるケミストさん
11/02/17 09:20:36
473
元の質問を嫁。

478:あるケミストさん
11/02/17 09:21:51
個人的にはMOPACシリーズだな。
それを論文の主題としようとしない限り、有機化学系の配座解析・反応中間体の同定などで
発表に耐えるだけのデータを作ることができる。
高価なツールを使わなくても、初期配座の発生や結果の可視化、計算オプションの取捨選択も
可能で、わしら頭の悪い有機化学者にもフレンドリーw

479:あるケミストさん
11/02/17 09:31:38
反応機構解析をやってる連中でも、確かに
DFTの理論の中身までは分かってないだろうな。
かく言う俺も、一度勉強しようとして諦めたし。

確かに単純な有機分子の軌道計算とか可視化なら
MOPACで問題ないんだろうけど、ひずみ
エネルギーとか算出しようとしてるのは
大抵が高歪み化合物を扱ってたりする人たちだから、
セミエンピではダメな場合も多いんだよね。

480:あるケミストさん
11/02/17 09:33:42
アミドは普通、アミンと酸ハライドから作るが、
酸ハライドは臭くて扱いにくく、作業環境がとても悪くなる。

だから工業的には触媒を使ったり高温高圧にしたりとか
苛酷な条件を課してでもアミンとカルボン酸から合成したいんだよ。

481:あるケミストさん
11/02/17 09:33:52
MOPACはフリーなのが良いな。


482:なる
11/02/17 09:35:10
なるほど

483:あるケミストさん
11/02/17 09:37:01
てす

484:あるケミストさん
11/02/17 09:38:13
カルボン酸のアンモニウム塩の加熱脱水でもアミドができる。

485:あるケミストさん
11/02/17 09:41:16
>>484
それもたぶん、工業的に有利だから採用されているんだと思う。

486:あるケミストさん
11/02/17 09:52:53
朝から元気だな

487:あるケミストさん
11/02/17 10:09:51
アミノ酸のしゅくごう
も混ぜて加熱でうまくいくことがある。

488:あるケミストさん
11/02/17 10:53:29
詳しいことは知らないが今はたんぱく質でも計算できるんだろ。
触媒作用なんかも手軽に計算できるようになれば
量子化学ももっと普及すると思うんだが
いつの時代も計算法やハードが先に発展しすぎて結局は重い計算を長時間かけて
やらないと論文が通らないというつまらない事情がある。

論文が通らないとやる気がしないから古い計算法にすぐれたものが
あってもすぐに見捨てられてしまう。

489:あるケミストさん
11/02/17 10:58:02
そのうちたんぱく質みたいな巨大な分子にMP4とかCCSDTとか気軽に適用できる時代が来るかな。

490:あるケミストさん
11/02/17 10:58:33
マクマリーニエミールフィッシャーが一番偉大な化学者だと書かれてあったけど、そんなにすごい人なの?
逸話とか教えて下さいな

491:あるケミストさん
11/02/17 11:05:32
>>490
URLリンク(ja.m.wikipedia.org)エミール・フィッシャー

492:あるケミストさん
11/02/17 11:36:26
>そのうちたんぱく質みたいな巨大な分子にMP4とかCCSDTとか気軽に適用できる時代が来るかな。
計算そのものができる時代は必ず来る。
しかし、その計算が妥当なものかどうかを判断できるかは別問題だ。
たぶん、できないだろう。今だって、計算結果にどういう意味があるかわからず計算している人が
ほとんどなんだから。

493:あるケミストさん
11/02/17 13:00:09
たしかに量子化学にはそういう変なところがある。
分光学でNMRの共鳴周波数が飛躍的に上がったからといって
500MHzでないとダメと言う人はあんまりいない。

そりゃ、新しいほうが分解能はいいに決まってるが
コストの問題もあるし、物事には限度みたいなものがあるよな。

494:あるケミストさん
11/02/17 13:12:20
>>489
全体をCCSDTレベルとかで計算しても、じゃあ次に溶媒効果は?とか言い出すに決まってる。
でも今の溶媒効果って誘電率だけしか考慮に入れてないんじゃなかったか?
誘電率だけ考慮したところで、実際に水中でどのようにフォールディングしてるかは不明でしょ。
だからタンパクの周りの数万個の水を入れて同レベルで計算できないと、本当は意味無いよな。


495:あるケミストさん
11/02/17 13:22:30
数万個の水って量子論で扱う意味あるのかな。
無数のエネルギー準位の間を熱的にゆらいでいるはずだから
誘電率みたいな平均値で置き換えるほうが合理的だと思うが。

496:あるケミストさん
11/02/17 14:07:23
じゃあ水素結合の影響はどう見積もるんだよ?
タンパクのふぉーるでぃんぐとか、そういう分子間力の影響が大きいと思うんだが。

497:あるケミストさん
11/02/17 14:24:34
溶媒という概念がそもそも巨視的な平均値なんだから
誘電率で置き換えていいんだよ。

498:あるケミストさん
11/02/17 17:05:00
やっぱりパラメータみたいなものに頼らないでアブイニシオな計算結果が実験結果と合うのが計算屋さんの目標なんじゃないの?
実験屋からするとテーマのデザインだったり実験結果に箔をつけるのが目的なことが多い気がするからいいパラメータ計算があるならおkな感じもするけど。

499:あるケミストさん
11/02/17 20:14:29
理論が道案内をして、実験が決定する。
誰の言葉かは忘れた

500:あるケミストさん
11/02/17 23:34:44
最近、触媒設計に興味があるんだが理論計算のいい論文は少ないね。
適当に切り出したクラスターで近似したりするといまひとつ説得力がない。

501:あるケミストさん
11/02/17 23:58:29
マクマリーの第六と第七の演習問題って結構内容違う?
持ってるマクマリーは上巻が第六で中が第七だから、解答本はどっちの版を買えば良いのか分からない・・・

502:あるケミストさん
11/02/18 00:18:26
第七班の解答はわら半紙みたいな感じでさらにクオリティが下がってる
その代わりにほんの少し軽いけど
問題番号がズレてるだろうからめんどくさければ、上巻か中韓をどっちか犠牲にして揃えれば?

503:あるケミストさん
11/02/18 01:27:08
上中下に分かれた教科書って使いにくくないか。
どこに何が書いてあるかわからんようになる。

フラーレンとか最近の増炭反応なんかもある程度
載っているものがいい。

504:あるケミストさん
11/02/18 01:43:22
マクマリーは読みにくいけど、
一冊が小さいから持ち運びはラク
あとハードカバーだから本棚のハジに置いてもぐにゃらない

505:あるケミストさん
11/02/18 02:15:41
洋書と和書の大きさの違いにお国柄としてスケールの違いを感じます

506:あるケミストさん
11/02/18 02:25:15
外人さんはあんなでかい教科書何冊持って大学行くんですか

507:あるケミストさん
11/02/18 02:56:24
モリソン・ボイドの原書とか分厚いもんな。
製本がゆるいのですぐにボロくなるのが難点だ。

508:あるケミストさん
11/02/19 12:56:05
俺は家から学校が遠いから、電車の中で巻くマリー読んでたわ。
ハリーポッター一冊分の厚さだし手頃でした

509:あるケミストさん
11/02/20 16:55:51.19
大学受験の有機化学の問題で悩んでます。

アセチレンと水素を反応させる途中で、標準状態に換算して0.68Lの
混合ガスを採取し,過剰な量の臭素水に通した。吸収されずに回収された
気体は標準状態に換算して0.12Lであり、不飽和結合に付加した臭素は
4.60gであった。エチレンの生成率(%)を求めよ。
Br2=160です。

ちなみに答えは85%です。

なんでもいいので解説をお願いします。

510:あるケミストさん
11/02/20 17:08:38.60
お引き取り下さい。しかもマルチ。

511:あるケミストさん
11/02/20 18:13:17.36
>>509
確かに85%だわ


512:あるケミストさん
11/02/20 19:58:35.06
臭素未反応の気体:水素 0.12 L
サンプリング気体中アセチレン: 0.06-0.12 = 0.56 L
臭素分子の総付加モル数: 4.60 / 160 = 0.02875 mol

ここで臭素水吸収物の物質収支を考えれば(エチレン:x, アセチレン:y)
なお、アセチレンには二分子の臭素付加することに注意。

分子の総モル数: x + y = (0.56/22.4)=0.025
臭素付加モル数: x + 2y = 0.02875
これを解いてx=0.476, y=0.084
∴Yield=(0.476/0.56)=0.85

513:あるケミストさん
11/02/20 22:47:59.62
512
2行目の意味がわかりません。


514:あるケミストさん
11/02/20 22:58:10.16
>>513
レベルが低すぎの問題なんだよwwww

ここで聞けw
スレリンク(kouri板)

515:あるケミストさん
11/02/20 23:39:33.05
>サンプリング気体中アセチレン: 0.68-0.12 = 0.56 L


516:あるケミストさん
11/02/20 23:40:24.35
小数の引き算なら小学校で習った記憶がある
今は中学なのかな

517:あるケミストさん
11/02/20 23:43:19.37
516
恥ずかしいな、おまえww


518:あるケミストさん
11/02/21 05:48:20.63
素朴な疑問なんだが、エタンにまで転換される可能性はないのか?

519:あるケミストさん
11/02/21 06:11:19.52
高校レベルの化学がわからないとかマジ池沼
重要なのはいかにはやく解くかだろ

520:あるケミストさん
11/02/22 02:07:51.55
質問です。
問 テトロヒドロフランはアミンと反応しない、しかしエポキシドは比較的容易に開環反応を起こす。この違いは何か?
とあるのですが、さっぱり分かりません。orzどなたかよろしくお願いします。

521:あるケミストさん
11/02/22 05:47:34.77
エポキシドは3員環でひずんでいるからTHFより反応熱が大きい。
さらに、ハモンドの原理により原系と遷移状態が
エネルギー的に近くなり、結果的に反応速度も大きくなる。
よって平衡論的にも速度論的にもエポキシドのほうが反応性が大きい。

522:あるケミストさん
11/02/22 07:27:37.11
>さらに、ハモンドの原理により原系と遷移状態が
>エネルギー的に近くなり、結果的に反応速度も大きくなる。
お前、自分でもこの部分理解してないだろ。

523:あるケミストさん
11/02/22 18:59:48.27
>>522
お前、育ち悪そう

524:あるケミストさん
11/02/22 19:13:20.60
いや、たぶんホントに理解してないと思うよ。

理解してたら>>521のような言い方はしない。


525:あるケミストさん
11/02/22 20:32:04.97
>よって平衡論的にも速度論的にもエポキシドのほうが反応性が大きい。

大きいってかエーテルは反応しないからな。何かしらわかってないことは確かだ。

526:あるケミストさん
11/02/22 21:44:40.47
THF、結構反応するよ。
モレキュラーシーブを沈めておくと、数ヶ月でポリメって粘稠なゲル状になる。

527:あるケミストさん
11/02/22 23:11:59.86
>>526
あれ困るよなwwwww
ジエチルエーテルはそうでもないのに

528:あるケミストさん
11/02/22 23:26:43.89
ヨウ素とも反応するよ。
環が開きよるわ。

529:あるケミストさん
11/02/23 02:22:18.53
THFは塩酸であっさり開く。BuLiとも反応する。酸素との反応は有名。
でも、純粋なものはとても安定。

530:あるケミストさん
11/02/23 05:12:47.63
うん、でも元々THFが反応するかどうかなんて
言ってないからな。
そもそもエーテルなら強酸で結合開裂するのは
当たり前で。


531:あるケミストさん
11/02/23 20:15:34.19
>>526
そんなこと聞いてないだろ。

532:あるケミストさん
11/03/03 00:35:33.24
まくマリーを2周しました。そろそろ、問題集をこなしてみようと思ったのです。、
★有機化学演習―基本から大学院入試まで(院試対策オススメ)
★有機化学演習(院試対策オススメ)
の2つではどれがいいですかね。両方とも教科書が完璧に理解してあるのを前提とした
問題集ですか?

533:あるケミストさん
11/03/03 02:35:09.87
それらよりもボルハルトとかブルースとかの練習問題と章末問題やったほうがいいと思うよ
問題やりたいならブルースおすすめ

534:あるケミストさん
11/03/03 20:42:09.21
ミステリーでも極めた人物登場。

535:あるケミストさん
11/03/08 14:32:16.99
Sn2とかE1ってハロゲン化アルキル以外でも起こりますか!?

536:あるケミストさん
11/03/08 14:47:14.15
>535
Yes.

537:あるケミストさん
11/03/08 15:13:54.05
>>536
じゃあアルキルキに電子求引性の置換基が付いてるときは起こる可能性があるってことですかね?
マクマリー概論あまり詳しく載ってなくて…

538:あるケミストさん
11/03/08 19:31:45.49
電子求引基というよりは、脱離能の高い置換基が置換したもので起こるんじゃないのか。


539:あるケミストさん
11/03/10 18:10:16.47
>>357
概論かー
あれ詳しく乗ってないよね。
俺も本編三冊かい直して勉強したわ。あれじゃ返って疑問まみれになっちまう。

540:あるケミストさん
11/03/11 11:05:29.73
研究室初心者なのですが、超音波はどのような場面で使うのかイマイチわかりません。
箇条書きでもなんでも結構なのですが、
どのような使い方があるのか教えていただけませんか?

ググッてもあまりパッとしたページがなくて(ノД`)

541:あるケミストさん
11/03/11 12:04:43.92
>540
・洗剤水を入れ固着したスリ外し
・固着系の汚れ落とし
・溶解性悪いもの(溶けるが時間かかる)の時間短縮
・生成物の色抜き(敢えて溶解性の悪い溶媒使う)
・乾燥剤に吸着してしまった生成物の救出
・反応時間短縮や促進

反応に使うと面白い事が起こる場合がある

542:あるケミストさん
11/03/11 12:56:53.42
正確には溶解性の悪いものを溶かす効果は、超音波には無いんだよね。
単に固まりになった化合物を砕いて小さくしてるだけ。
これにより溶解にかかる時間が短縮される。


543:あるケミストさん
11/03/11 13:36:40.91
>>542
「それは正確にはこういうことなんだぜ」って指摘しているつもりなんだろうが、
そんなことはみんな知っとるわい。お前は小学生か。

有機化学反応で超音波が絶大な威力を発揮するのは、グリニヤ試薬の調製だ。
反応性の高い金属表面を露出させる効果については超音波を使うか使わないかで
効率が全然違う。

544:あるケミストさん
11/03/11 20:39:55.83
合成で使ったこととかないですな。
超音波で活性でる触媒とかあるんでしょう?
あーいうのって何屋さんが研究してるんだろ。

545:あるケミストさん
11/03/12 04:20:14.41
超音波使わなきゃグリニヤ出せないとか恥だろ。


546:あるケミストさん
11/03/12 04:41:28.29
ヒートガンでおk

547:あるケミストさん
11/03/12 07:48:54.25
>>545お前の考え方は古い

548:あるケミストさん
11/03/12 11:57:01.90
普通だと思うけど。


549:あるケミストさん
11/03/12 23:52:12.28
grignardできるできないは基質による。
恥もクソもない。

550:あるケミストさん
11/03/12 23:55:11.20
ぐりにゃーできないからりちうむにしようぜ

551:あるケミストさん
11/03/13 00:29:44.26
基質の問題は、また話が違うだろww


552:あるケミストさん
11/03/13 00:42:11.32
テクニックを必要とせず
腕の悪い人でもうまくいく手法の何が悪いの。
誰でも出来る簡単は反応って重要だよ。

553:あるケミストさん
11/03/13 00:44:35.44
むしろそっちの方が化学の進歩に必要だな

554:あるケミストさん
11/03/13 10:42:31.55
>>552
それを忘れてしまってる有機化学者が多いから困ったことになる

555:あるケミストさん
11/03/13 11:30:58.77
腕が悪い俺にも需要がありそうでよかった

556:あるケミストさん
11/03/13 12:10:00.78
本来、超脱水条件じゃないといかない反応とかでも
フツーに空気雰囲気で扱えるようになればスゲー有用だしな
そんな仕事はパートに任せて自分は他の研究とか最高じゃん

557:あるケミストさん
11/03/13 12:27:24.46
条件が緩くなれば機械化もやりやすくなるだろうしな
最先端ばっか追いかけてると忘れがちみたいだが

558:あるケミストさん
11/03/13 12:41:54.60
反応が上手く行ったときに「腕がいい」と自慢するのはいいが、行かないときに
腕のせいにするのは愚者のやることだ。

腕がいいというのは、うまく行かない反応のうまく行かない理由を、的確に見出す
ことができる能力のことを言うんだよ。

559:あるケミストさん
11/03/13 12:47:34.88
適当にやってるように見えて、最後に全部まとめて見ると
無駄なく上手くやってるようなのも腕がいいと思うぞ

俺の腕が悪いだけかもしれないが

560:あるケミストさん
11/03/13 15:26:42.26
何をもってウデがいいかですね。

561:あるケミストさん
11/03/16 00:44:51.81
新しい発電物質作ることに決めたわ
ノーベル賞とっちゃる

562:あるケミストさん
11/03/16 13:51:59.89
それでノーベル賞とれるか?

563:あるケミストさん
11/03/16 14:51:13.64
文面からは「新しい」ってことしか分からないから
できたもん見ないことには分からん

564:あるケミストさん
11/03/17 20:34:03.15
グリニャール作るときに超音波当てるのって実際的な操作はどうやるんだろう
マグネチックスターラーついた超音波槽ってあるのかな
それとも撹拌しなくても槽に入れておけば勝手に行くって事なのかな

565:あるケミストさん
11/03/17 21:08:09.60
反応開始だけじゃないの?

566:あるケミストさん
11/03/17 22:08:53.27
高分子の教科書の質問ってここでしていいのかな?
高分子のスレなかったから。

567:あるケミストさん
11/03/17 22:12:45.59
質問スレへどうぞ

568:あるケミストさん
11/03/20 23:31:16.11
>>9にある、有機化学演習1 基本から大学院入試までと、有機化学演習2 大学院入試問題を中心にこの二者の中間レベルである参考書をおしえていただけますか?

569:あるケミストさん
11/03/22 13:17:39.76
よく分からんが、過去問と基本的な教科書だけで十分じゃねえの?

570:あるケミストさん
11/03/23 15:20:06.34
ピクリン酸好きすぎてやばい
誰か共感できる人いないか

571:あるケミストさん
11/03/23 15:23:39.78
>>570
普段使うの?

572:あるケミストさん
11/03/23 15:51:52.29
使いたくないなぁ

573:あるケミストさん
11/03/23 17:40:44.00
大好きだったよ
結晶性いいからな。対イオンをコレにして単結晶出しまくった
ClO4, BF4, PF6系とは明らかに癖が違う

574:あるケミストさん
11/03/23 18:02:22.90
爆発が怖くて死ぬかと思った

575:あるケミストさん
11/03/23 18:39:59.76
ピクリン酸Na(湿)よりも
ニトロメタンの方がよほど危ないぞ。

実体験だが、手の中のナスフラが爆発して真っ二つになった
手が無くなったかと思ったが火傷で済んだ。内容物は無くなっていた
爆音と閃光で目の前が真っ白になった。これぞスタングレネードかと。

576:あるケミストさん
11/03/23 19:37:46.19
ニトロメタンが?マジで?

ピクりんは使うとあっちこっち黄色くなっちゃった

577:あるケミストさん
11/03/23 21:47:57.49
酢酸(ethanoic acid)同士を、酸無水物(ethanoic anhydride)に結合するためにはどうしたらいいですか。
あるいは、どうして、ミツカンの瓶のなかで、酸無水物が生じないのでしょうか。


578:あるケミストさん
11/03/23 22:26:44.34
>>575-576
何か塩基でも混じっていたのかな?

579:あるケミストさん
11/03/24 04:46:55.49
>>577
ヒント
①ミツカンの瓶の中には水が存在している。
②酸無水物は反応性が高く、水と反応しカルボン酸を生成。

合成法はシラネ。
Dean-Starkで脱水剤入れて加熱したらできんじゃね?

580:あるケミストさん
11/03/25 01:11:50.98
勇気薬品はTHF見たいにくっせーか、ビクりんのようにやたら爆発するかのにたくだよな。
油断も好きもありゃしない

581:あるケミストさん
11/03/25 19:40:54.94
ワセリン

582:あるケミストさん
11/03/27 08:15:09.78
※中国産のワセリンは爆発します

583:あるケミストさん
11/03/27 23:25:43.89
なぜ?

584:あるケミストさん
11/03/28 10:46:04.60
植物油を製造する過程で脂肪酸が副産物として生成されるメカニズム教えて

585:あるケミストさん
11/03/28 22:30:11.17
>>584
もともと含まれてんじゃねーの?

586:あるケミストさん
11/04/02 19:32:52.52
爆発性の固体はスリの部分で衝撃力が加わったときが危ないらしい。

アセチリドとか含窒素の高エネルギー化合物はたいがい爆発性をもってる。
まだ一度も爆発させたことはないが
アンモニア性硝酸銀なんかもアジ化合物ができて危険らしいぞ。

587:あるケミストさん
11/04/02 21:10:37.12
昔、酒と酢をまぜてエステルになるかどうかやってみたことがあるが
加熱してもエステル特有のいいにおいはしなかった。

何がまずいんだろうね。多少はできているような気もするけど。

588:あるケミストさん
11/04/03 00:38:38.26
酔ってたんだろ

589:あるケミストさん
11/04/03 01:34:35.29
高分子の重合開始剤なんかも爆発しそうだな。
過酸化物とかアゾとか。

590:あるケミストさん
11/04/03 21:46:39.40
お前らExcel使うことある?

591:あるケミストさん
11/04/03 22:13:27.38
データまとめるのにExcel使ってる先輩はいた

592:あるケミストさん
11/04/03 23:40:23.35
csvを取りこんだらまずExcelだろ

593:あるケミストさん
11/04/03 23:52:24.76
ばーっか

594:あるケミストさん
11/04/04 01:25:38.28
エクセル普通につかうよ。

595:あるケミストさん
11/04/04 03:21:26.03
いまどきピクリン酸って使うの? 融点測定用か?
対アニオンとしてなら他に安全なものがいくらでもあると思うが。

596:あるケミストさん
11/04/04 19:56:08.32
>595
純粋に再結晶用途なら安全で結晶性の良い対イオンでおk

結晶構造解析やってたから重複を回避し
またπ-πスタッキングも見たかったからアレを選択
自分の系では恐ろしく結晶性も良かったしな~

597:あるケミストさん
11/04/04 22:36:32.87
今アセチレンの勉強してるんですが、わからないことがあったので質問します。

アセチレンの水素に金属を置換したら、アセチリドができますが、

参考書にアセチリドの例として銀アセチリドなどがあるのですが、

銅アセチリドが生成される理由が分かりません。

銅は、普通2価であるはずなのにどうして水素と置換しているのでしょうか?

わかる方いたら、返事お願いします。


598:あるケミストさん
11/04/04 22:50:25.35
銅の最外核は4s電子だから一価にもなる。
中性の状態がラジカルだから一価は閉核構造でかなり安定。

銀は5s電子が抜けるから同じ理屈なんじゃないの。

599:あるケミストさん
11/04/04 23:24:20.23
11族は電子的には+1が安定だが、立体的要因とかで+2(Cu)や+3(Au)なんてのが出るだけだ
むしろ+2や+3の方が例外

600:あるケミストさん
11/04/04 23:50:05.20
2価の銅イオンは立体因子というよりは
d電子を含む電子配置の安定性から来るんでは?
CuCl2なんかはどこにでもあるし。

601:あるケミストさん
11/04/04 23:56:54.02
すいません重要なものがぬけてました…

銅アセチリドⅡが生成する理由でした…すいません。

602:あるケミストさん
11/04/05 00:05:56.56
ぶっちゃけそんなん質問して答え来たとしてもみんな本当かどうかわからんような胡散臭い理論しか知らないから。
あまり意味ないと思うよ。

603:あるケミストさん
11/04/05 00:22:02.31
もともと化学の理論はそんなもんだよ。
なるべく量子論に帰着させて定性的に説明するしかない。

604:あるケミストさん
11/04/05 18:59:55.72
アセチリドって片側だけ置換されるのが普通なんじゃなかったか。

605:あるケミストさん
11/04/05 19:03:06.65
ボランによるカルボン酸還元の反応機構がよく分かりません
(RCOO)3Bになったあと、カルボニルのOがBH3のBを攻撃しB-となってH-をカルボニルCへ渡す
と考えているのですがこの先をどう書いたらいいんでしょうか
gemジオールがBとエーテル作ってるような形になっちゃってその先が上手く書けないです

606:あるケミストさん
11/04/06 00:54:25.46
とりあえず脱水しないとアルコールにならない。
ジオールから水が抜けるんじゃないの?

607:あるケミストさん
11/04/08 15:44:27.87
生化学にでてくる略称するような物質を、完全に構造式で把握するのは普通でしょうか。
有機化学者なら、構造式でこそ理解して役割が果たせるのだと思うのですが。


608:あるケミストさん
11/04/08 17:41:12.27
生化学の連中でATPの構造式を正確に書けるやつなんて、1%以下だと思うぜ。

609:あるケミストさん
11/04/08 17:45:36.41
何となくは分かるけどな

610:あるケミストさん
11/04/08 18:56:50.81
生化学者と有機化学者の性質の違いについて


611:あるケミストさん
11/04/08 22:27:34.75
生化学者→→化合物名で考える
有機化学者→構造で考える

612:あるケミストさん
11/04/08 23:33:11.23
>>608
マジで? 生化学はそういうもんなのか。


613:あるケミストさん
11/04/08 23:53:39.96
スレチだったらすみません。
ハイターなどの塩素とサンポールなどの酸性洗剤をまぜると塩素ガスが発生して超危険ですが、塩素と強アルカリ洗剤をまぜるとやはり危険なんでしょうか?

614:あるケミストさん
11/04/08 23:56:39.72
ハイターには水酸化ナトリウムが添加してあってだな

615:あるケミストさん
11/04/09 00:07:52.65
>>614

あっ!その続きを!(汗)
いや、本気で教えていただきたい…仕事でどうしても知りたいので…

616:あるケミストさん
11/04/09 00:36:53.69
>>613
一瞬、何言ってるのかわからなかったけど、塩素を次亜塩素酸ナトリウムと解釈すればいいのかな?w
失礼ですが、ここの住人のように化学を理解している方ではない?

>塩素と強アルカリ洗剤をまぜるとやはり危険なんでしょうか?
いいえ、平気です。
>>614さんの言うとおり、ハイターにはそもそも強塩基性(強アルカリ性)の水酸化ナトリウムが入っています。
なので、ハイター自体が強塩基性です。

617:あるケミストさん
11/04/09 00:38:48.57
生化学者の多くは、ビックリするくらい構造なんて気にしてない。あっちはほぼ博物学だから。複雑なものを簡略化し、ATP, NADなど記号で覚えてなんぼ。さらに言えば記号の意味さえ理解してない人もいる。培地のRPMIとかDMEMが何の略か分かってない人もいる。

618:あるケミストさん
11/04/09 01:58:38.72
化合物の構造が分からずに、どうやって分子間相互作用や
代謝なんかを説明するんだ?

有機化学者から見たら、全く意味不明だな…

619:あるケミストさん
11/04/09 04:05:34.44
有機化学者あがりが医師になろうとすると苦労するだろうな。
覚えることたくさんありそうだもの。

考える人ほど、大変そうだと思うのだが。


620:あるケミストさん
11/04/09 07:17:32.79
>化合物の構造が分からずに、どうやって分子間相互作用や
>代謝なんかを説明するんだ?
ポンチ絵。
三角とか四角がくっついたり離れたりする模式図で理解する。

生化学者でリン酸化されたセリンやスレオニン(○にPが書かれたリン酸化の記号)を
構造式に書き下せる人なんかほとんどいないよ。
そういうのを概念で理解するのが、生化学という学問。

621:あるケミストさん
11/04/09 08:53:46.86
>>613
高校の化学からやりなおせ
酸化還元あたりから

622:あるケミストさん
11/04/09 14:32:01.51
>>620
ええ!!マジなのか、それ。
ポンチ絵だと相互作用を理解する事すらままならないと思ってしまうのは
有機化学者だからか。
ということは、有機化学者が生化学という学問の場に入っていこうとすると、
構造式で考える習慣が仇になる事もある、ということだよな。

でも生化学の教科書は構造式が載ってるんじゃないの?

623:あるケミストさん
11/04/09 15:15:54.68
>構造式で考える習慣が仇になる事もある、ということだよな。
そのとおり。
「構造が違えば、反応性も違うはずじゃん」とか考えてすぎていると、タンパクの
ポイントミューテーションしたものを違う化合物としてつい、認識してしまう。
そうすると、本質を見誤ってしまう。

生化学って、実は化学から発展した学問ではなく、物理から発展した学問だ。
物理では質量1キロの物体がどういう挙動を示すかが問題なのに対して、化学では
それが鉄か鉛かということを問題にする。それと少し似ている。

624:あるケミストさん
11/04/09 15:21:00.44
そうか、鉄と鉛じゃ電子分布が違うじゃんとか言ってたら
生物系のは無理なのか・・・

俺化学やっててよかった

625:あるケミストさん
11/04/09 15:28:01.01
化学の方が良いというより、もはや化学的な頭を切り替えられないってだけだわ、俺は。
物質を化学式で表したり構造式で考えたりする習慣は、もはや絶対に抜けないと思う。


626:あるケミストさん
11/04/09 17:14:38.50
総合化学雑誌も生化学や生命科学の話題が多くなった。
物理化学とか無機化学が地味に見えるな。

627:あるケミストさん
11/04/09 23:40:57.52
>>622
おいおい。有機化学者だったら、生化学の教科書は読んだことあるだろ。

628:あるケミストさん
11/04/09 23:51:12.93
もちろんあるよ。
だから構造式が書けないって事が信じられんのよ。
俺はヴォートしか読んだことないけど、あれがよっぽど特殊だったのかと。

629:あるケミストさん
11/04/10 02:15:18.17
何を盛り上がってんのかと思ったら、お決まりの合成屋によるピペド見下しネタか

630:あるケミストさん
11/04/10 03:32:47.59
しかしさ、生化学でエネルギー収支とか物質の移動だけを問題にするなら
構造式なんか要らないわけだよ。

有機化学の分野で核物理学とか素粒子論を持ち出しても無意味なのと同じ。

631:あるケミストさん
11/04/10 08:03:28.43
>お決まりの合成屋によるピペド見下しネタか
見下してなんかいない。考え方の違いを話している。
その考え方の違いを知った上で協力し合わないとダメな時代だと言うことを知れ。
お前みたいに「見下している」と決めつけるバカは、オナニー合成でもやっていればいい。

632:あるケミストさん
11/04/10 08:24:16.12
生化学はブラックボックスの仕様を推し量るのが主眼だから致し方ない

構造に主眼を置きたいなら、構造生物学に立ち入って下さい
こっちでも残基が違っても構造モチーフが共通してたり
イオン・元素に互換性があったりで、やや分解能が粗い所はある
リボン図なんてその最たるもんだしな

633:あるケミストさん
11/04/10 10:29:11.68
630
その例えは分かりやすいな。
なるほど。
それなら納得だわ。

634:あるケミストさん
11/04/10 10:33:22.72
>構造に主眼を置きたいなら、構造生物学に立ち入って下さい
そうそう。構造生物学は有機化学のセンスを加えると、発展が見込まれる
ジャンルだと思うぞ。

635:あるケミストさん
11/04/10 11:17:25.97
生化学はむしろ化学工学に近いんじゃないの。
構造を知ってなくてもいいけど全体の物質収支とか
熱の流れなんかを生理活性と結びつけるのが主眼なんだろう。

636:あるケミストさん
11/04/11 10:02:50.70
構造式が分かったってじっさいには対して役には立たない。

637:あるケミストさん
11/04/11 10:51:39.09
今、有機専攻の人も歳をとるとそういうマクロな分野に進出するもんだよ。
それがいいことか悪いことかどうかはわからんが
還元主義的な分野は若い人のほうが得意なのは事実。

638:あるケミストさん
11/04/11 12:49:00.19
>>636
その言葉が本当にわかっている人なら恩恵を受けられる。
たとえば母国語の方がしっかりと記憶に残るだろう。


639:あるケミストさん
11/04/11 12:50:50.58
>還元主義的= >その言葉が本当にわかっている

640:長文すいません。教えてください。
11/04/11 21:12:18.57
有機化合物の質問です

化合物Aは分子式が174で、炭素、水素、酸素だけからなる物質である・
Aを元素分析するために26,1mgを完全燃焼させたところ、52,8mgの二酸化炭素と18,9mgの水が得られた
またAを加水分解すると、B,C,Dの化合物が等しい物質量の比で生成した
B:、水に良く溶け、水溶液は中性。水酸化ナトリウムとヨウ素を加えて加熱しても変化は無い。
Bを穏やかに酸化すると中性の化合物Eが得られ、さらに酸化すると還元性を持つ酸性の化合物Fが得られる
C:水にわずかに溶け、水溶液は酸性を示す。Cの0,118gを水に溶かし、その溶液の全力を0,100mol/L
水酸化ナトリウム水溶液で中和滴定をしたところ20,0mgを要した
D:水に良く溶け、水溶液は中性であり。水酸化ナトリウムとヨウ素を加えて加熱すると特有の臭気を持つ黄色の結晶が得られる。このとき同時にカルボン酸Gのナトリウム塩も生成する

問いは一部省略します
問4化合物Cについて
(1)Cの分子量はいくらか整数値で示せ
(2)Cとして考えられる化合物の構造式を全て示せ
問5
(2)Dの構造式を示せ
(3)カルボン酸Gの構造式を示せ
また、この問題に見覚えがある場合どこで見たか教えていただければ光栄です



641:あるケミストさん
11/04/11 21:33:01.49
今日の宿題で見たな

642:あるケミストさん
11/04/11 21:48:09.15
>640
高校生か?

643:あるケミストさん
11/04/11 22:14:27.58
>>640
大学受験スレに行こうね
ココ基本的に大学生以上が居る所よ

644:あるケミストさん
11/04/11 22:17:21.99
>>643
わかりました。
迷惑をおかけしてすいませんでした

645:あるケミストさん
11/04/11 22:17:47.15
こんばんわ!
横山由依ちゃん応援スレが100スレに到達しました!!
せっかくなので皆さんも遊びに来てね☆
これからもよろしくお願いします<(_ _)>

【AKB48】横山由依応援スレ100【ゆいちゃん】
スレリンク(akb板)

ほなね(・o・)ノ

646:あるケミストさん
11/04/11 22:27:51.36
>>644
ここへどうぞw
スレリンク(kouri板)

647:あるケミストさん
11/04/17 23:04:35.03
化学嫌いな俺ですが、今度ナノカーボン関係の開発等の仕事に就くことになりました。
製造業等は未経験なので不安ですが大丈夫でしょうか?

648:あるケミストさん
11/04/17 23:08:42.38
知らねーよ。
ゆとりな質問だなww

649:あるケミストさん
11/04/18 03:16:10.30
ウォーレン上537ページの黄色枠の右下の説明文についてですが、

アルキル基が正電荷を安定化するのはなぜですか?
それによって、エノール化が、より置換基の多い炭素で起こりやすいのはなぜですか?
また逆にエノラート形成が、置換基の少ない炭素で起こるのはなぜですか?

無知ですみません

650:あるケミストさん
11/04/18 07:18:38.64
ウォーレン全然見ないでレス。
アルキル基には電子供与効果(I効果)がある。
エノールは不安定な物質なので、置換基が多く電子を供与された方が安定だから。
しかし、強い塩基で強引にプロトンを引っこ抜くと立体障害の少ないところから
反応する。
後はウォーレン読み直して考えな。

651:あるケミストさん
11/04/18 10:16:19.93
ウォーレン全然見ないでレス(ふたりめ)。

アルキル基の電子供与効果(I効果)。
これは超共役で説明され、σ結合電子のπ系へ参加による
(軌道論的には空のπ*軌道へのバックドネーション、つまるところ電子供与性)
共鳴理論と軌道論のちゃんぽんになるんだが
以上の作用により共役系の弱い拡張が起こり安定化する

>アルキル基が正電荷を安定化するのは
超共役による電子供与性で正電荷の中和。
いわゆるカルボカチオン安定性。アニオンだと逆になる

>エノール化が、より置換基の多い炭素で起こりやすいのは
これは熱力学的見地のお話(出来上がりの安定性)
置換数の多い方が超共役による共役系が広い→共鳴安定化エネルギー大

>逆にエノラート形成が、置換基の少ない炭素で起こるのは
これはどちらかというと速度論的見地のお話(excess LDA, -78deg)
・水素引き抜きの立体障害の少なさ、水素の数で確率的に有利
・生成したカルボアニオンへの超共役での電子供給が少なく不安定化要因が減る
こちらも参考に
URLリンク(okwave.jp)

塩基が比較的弱かったり(反応の可逆性を認める場合)は熱力学支配になり
置換数の多いエノラートが生成するようだ
(カルバニオン安定性よりも生成物:エノラートの安定性が重視される)
実際にはケト型・エノール型の存在比や塩基の強さと使用量、温度・時間のパラメータも絡む問題

間違ってる所は誰か補足してください

652:あるケミストさん
11/04/18 10:44:44.54
HOMO、LUMOについて質問なんだけど、C同士の結合は必ずπなの?

HOMOとかって混成とかとは全く別物なんだよね?

なんか混乱してきた…

653:あるケミストさん
11/04/18 10:55:40.65
>C同士の結合は必ずπなの

反応性の議論はπ電子をターゲットにすれば簡単な系では用足り
この近似体系がヒュッケルMO法
σ電子まで考慮するのが拡張ヒュッケルMO法
その他、近似を高めた方法はもっと嫌ほどある

654:あるケミストさん
11/04/18 11:15:31.33
>>653
なるほど

じゃあ混成の種類とか関係なく反応性はC同士の結合のπを見れば良いってこと?

Cだけの物質なら全部2pπなの?

655:あるケミストさん
11/04/18 11:41:00.16
>>654
んなわけない。
あずかるケースが多いが全てではない
だから近似を高めた方法がもてはやされるわけで。

あくまで置換ベンゼンや共役オレフィン系の話。
かなりザックリとした近似が入ってる事は教科書に載ってるだろ?

656:あるケミストさん
11/04/18 12:13:08.80
混成とHOMOとかっていうのは関係あるの?

結合軌道がπの性質持ってれば、それはspかsp2ってこと?

657:あるケミストさん
11/04/18 14:03:58.35
HOMOは単にエネルギーが最も高い占有軌道のことを定義したもの。
それがどういう混成軌道かは計算をやったあとでしかわからない。

混成というのは軌道の成分を分析した結果論で、
注目する軌道がsとp軌道一つから成っていればspと言うし、
sとp軌道二つから成っていればsp2と言うだけのこと。

spとかsp2で使われないで残ったp軌道はπ軌道になるから
共役系のHOMOはπ軌道であることが多いのは事実。

658:あるケミストさん
11/04/18 14:35:50.57
じゃあ例えばsp2とは一概にいっても結合軌道の性質はπ2だったりσπだったりとそれぞれなわけですね?

659:あるケミストさん
11/04/18 15:13:03.58
だいたいそれでいいけど
混成軌道とHOMOは全く別の概念で、「結合軌道」という述語はない。

sp2が主体となっている混成軌道は普通はHOMOより下にある。
混成で使われなかった残りのp軌道がHOMOになっていわゆるπ軌道になる。

混成軌道は便利だけど古い概念だから
あんまり深入りしないほうがいいと思うよ。

660:あるケミストさん
11/04/18 15:15:02.47
なるほど!

やっとよく分かりました!ありがとうございます!

661:あるケミストさん
11/04/18 21:32:02.84
出発物質と生成物質が設定されてて、間の反応を自分で考えるみたいな
問題を解きまくれる問題集ってありますか。

662:あるケミストさん
11/04/18 22:50:12.66
>661
どうせなら逆合成解析できるようになりなさい
・官能基変換
・結合切断
・除去
・逆DA
の考え方ができ、カルボニルの化学が理解できてれば
かなりの化合物の原料探索ができる

フツーの化合物じゃ面白くないだろ?
向精神薬(抗鬱剤)の合成法とかどうですか
意外と簡単な切り貼りが多いのはプロセス向け故か
URLリンク(www.chemdrug.com)

663:あるケミストさん
11/04/18 23:09:26.29
マクマリー有機化学問題の解き方は日本語版がないですよね? みなさん使っていますか?

664:あるケミストさん
11/04/18 23:29:54.42
全合成の仕事はやりがいがあると思うが
今の研究職は任期付きだから完成を見ないまま終わる可能性が高い。

俺は有機合成の専門家ではないが
若手はそういう現実も踏まえてテーマを選択したほうがいいと思うよ。

665:あるケミストさん
11/04/19 00:02:04.15
>>663
マクマリーはやったことないが、問題の解き方はどの教科書(マクマリーよりもレベルの高いものでも)もそんな難しい英語は使ってないから大丈夫だとおもうよ

666:あるケミストさん
11/04/19 00:04:54.81
有機化学の教科書程度の英語が読めないようでは
まともな研究はできないよ。

667:あるケミストさん
11/04/19 00:12:04.51
>>665,>>666 ありがとうございます。学部1年の未熟者ですが、頑張ります。

668:あるケミストさん
11/04/19 00:14:40.62
大して難しい英語じゃないから専門単語の意味さえ覚えればすぐに慣れるよ
ソースは俺の願望

669:あるケミストさん
11/04/19 00:15:06.83
健気だなw

670:あるケミストさん
11/04/19 06:47:55.11
カーボンナノについてわかりやすく書かれている本でオススメありましたら教えてくんだまし

671:あるケミストさん
11/04/19 17:26:27.23
化学系学部ですが大学の指定教科書がブルース有機化学概論です。>>9を見ると少し不安なのですが進学を考えた時他の参考書でも勉強すべきでしょうか?

672:あるケミストさん
11/04/19 18:39:22.81
カーボンのナノテクは最近流行りだしたテーマだから
原論文とか総説をあたったほうが早いよ。

673:あるケミストさん
11/04/19 22:20:06.09
>>671
うん。ブルースに限らず概論は専門にしたいなら使えない。
授業にも並行させたいならブルースの上下を買いな

674:あるケミストさん
11/04/19 22:23:10.60
>>673
ありがとうございます。購入してみようと思います。

675:あるケミストさん
11/04/20 03:08:47.46
有機合成を一生かけて専攻しても膨大な化学反応のうちの
ほんの一部しか経験できない。

だとしたら物理とか高分子とか、そういう周辺の分野にも
ある程度の関心を向けとくほうが得だと思う。

676:あるケミストさん
11/04/20 07:06:50.79
ブルース概論でもなんでもいいけど、一通りやって理解することの方が重要だ。
難しい教科書を使っても、まず理解できない。
その結果、自分の専門だけに詳しいが他は全然知らない偏った研究者が出来上がる。
有名大学であればあるほどこの傾向があり、組織を移るといきなり使えなくなる。
有機化学の大御所の弟子が、どこでもパッとしないのを見るといいぞ。

簡単な教科書でいいから、最初から最後まで読め。読んでわからないところは人に聞け。
そいつがあなたをしぶとい研究者にするぞ。

677:671
11/04/20 07:49:36.00
>>675 >>676
みなさん有難うございます。貴重なアドバイス大変嬉しいです。幅広い範囲の事を理解しそれを自分の専門に応用出来る様になれるように頑張ります。

678:あるケミストさん
11/04/20 08:08:29.61
>>676
うちの上司に聞かせてやりたい

679:あるケミストさん
11/04/20 12:10:12.15
>>676
最近は任期付きで組織を移らざるを得ない雇用システムになったからな。
NMRとかX線とか、大きな実験装置に依存する研究の場合、
異動して装置がなかったりしたらどうなるんだろうね。

680:あるケミストさん
11/04/20 15:11:48.29
>>679
そうだとしたら、新しい研究をやるんだよ。
「この実験装置がないと自分は仕事ができん」じゃ、自分で自分の研究を制約して
しまうだけ。前の研究を忘れないようにして新しい研究をやりながら、さらにその先を
考える。研究者ってそういうもんだよ。

それが出来なきゃ、研究なんかやめろ。

681:あるケミストさん
11/04/20 15:21:16.86
>>679

有機化学でNMRないとか終わってる気がするんだが
構造の決定はどうやるんだ?

682:あるケミストさん
11/04/20 16:55:25.29
パワハラでNMR使う事に過大なハードルをつけられて
TLCだけで何とかしようとしたがどうにもならんかったよ
掻い潜って測定したら反応性が予想と違っていた
もう精神がおかしくなってしまったよ

研究は理詰めで行うものであり、不確実性を潰すためにも
(たとえ学生実験レベルであっても)有機合成にはNMRは必須と思う

683:あるケミストさん
11/04/20 17:51:36.90
>>680
いや、そういう美学みたいな問題ではなくてさ、
現実的にはそうもいかんでしょうと言っただけ。

個人的には汎用の機器分析は国が安価で請け負えばいいと思っている。
企業ならともかく、もともと税金で買ったものばかりなんだから。

684:あるケミストさん
11/04/20 18:07:41.33
有機合成系って、なんでこう根性論振り回す奴が多いの

685:あるケミストさん
11/04/20 18:20:16.02
実際いくら知識でがんばっても反応いかないこと多いからね

686:あるケミストさん
11/04/20 18:29:03.16
NMRってどこも混んでるだろう。
どこかの機関に委託したほうが早い場合もあるわな。

687:あるケミストさん
11/04/20 18:43:42.19
地震のせいでNMRの調整がまだ終わってないやつがある

688:あるケミストさん
11/04/20 18:57:11.51
>>662
ありがとう

689:あるケミストさん
11/04/20 19:19:09.04
>>685
だから後輩や部下は思ったとおりに動かないと蹴飛ばすわけか

690:あるケミストさん
11/04/20 21:57:42.91
>有機合成系って、なんでこう根性論振り回す奴が多いの
有機合成なんかやるやつは、頭悪いからだよ。
「有機化学もとりあえず学問だから、考えなきゃダメだ」と思った奴だけが勝ち組になれる。

691:あるケミストさん
11/04/20 22:09:55.91
ラマン分光の測定したことある人いる?

692:あるケミストさん
11/04/20 22:24:38.09
>>684>>690
有機合成って、良くも悪くも職人芸なんだよ。
昔ながらの職人気質って言うのかな、そういう人が多い。


693:あるケミストさん
11/04/21 00:03:09.89
>>679-680
X線とかNMRとかは既に現在では依存せざるを得ない一般的な装置だろ。
反応かけるのに使うフラスコとかと同じレベルで必須。

実際にそれなしで何ができるんだよ。
何か作れた、反応がいったとしても
分析がTLCと融点だけです、じゃ論文なんか出せん。

合成屋、反応屋から機械がなくなったからって
いきなり理論屋にでも転向できるのかよ。

694:あるケミストさん
11/04/21 00:40:13.29
680の意見は理想論だが一理はあると思うぞ。
有期雇用なら万が一のことも考えておく必要があるから。

本当は機器分析なんかそんなに頻繁にやるもんではなし、
TLCだけとって本番だけ民間に委託すればかなりのことはできるはず。

俺のところはさすがにNMRはあるがX線はないよ。

695:あるケミストさん
11/04/21 00:49:10.23
X線なくても構造決定できなくないが、NMRないといろいろきびしいぞ

696:あるケミストさん
11/04/21 00:51:18.19
TLCがなんか変わってる→モノに違いない!
ってのもどうかと

697:あるケミストさん
11/04/21 00:53:15.51
19世紀みたいでおもろいじゃん。

698:あるケミストさん
11/04/21 01:14:56.30
NMRも使えないほどになったら
やりたいことできないから
もう研究者諦めて適当に生きるよ。
俺はそんな理想論だけで出来るほど
根性も脳みそもない。

699:あるケミストさん
11/04/21 01:23:07.91
正直な意見だな。
俺は何もなくなったら自宅で実験しようと思ってるよ。
多少、有害物質出して怒られるかもしれんけど。

700:あるケミストさん
11/04/21 07:27:51.95
おいおいここは脳内研究者の巣か?
「何もなくなったら」の前提条件がすでに謎だし、極論にしか走れないのは無能の証拠だぞ。

701:あるケミストさん
11/04/21 07:30:45.41
>>700
そうだよなぁ。
有機化学やっててX線はともかくNMRのないところに異動する方が悪いよね。

702:あるケミストさん
11/04/21 08:11:20.62
今の東北大なんてそんな感じじゃないのかな
知らんけど

703:あるケミストさん
11/04/21 08:11:28.48
>>699
はいはいオナ研オナ研

704:あるケミストさん
11/04/21 08:19:03.51
URLリンク(ja.wikipedia.org)
Wikipediaの化学分野で英語版から翻訳記事をいっぱいつくっていた
akane700がブロックされようとしています♪

705:あるケミストさん
11/04/22 13:54:36.09
何かオススメの演習書ありませんか?

706:あるケミストさん
11/04/22 14:25:05.04
教科書の章末やれ

707:あるケミストさん
11/04/22 16:28:14.42
もの足りないので…

708:あるケミストさん
11/04/22 17:21:41.87
>>707
大学院有機化学でも読むか
興味ある分野・構造・反応の専門書(和書で当然良い)を漁るか
Chem. Commun.あたりの読むのが苦痛にならない論文でも目を通しなさい
有機合成に興味あれば和文雑誌の有機合成化学協会誌でもいい
図書館に逝けばあるはずだよ。気負わず、読みたい所をコピーすればいい


709:あるケミストさん
11/04/22 19:12:22.62
ありがとうございます。

710:あるケミストさん
11/04/22 20:37:01.40
大学構内でネットにつなげるならネットで論文読なよ

711:あるケミストさん
11/04/23 17:42:53.20
ブタナールとペンタナールに塩基を混ぜた時に何が生成されるのかという問題なのですが、この場合はどちらのα炭素のプロトンが抜けやすいのでしょうか?
その後エノラートになったものが攻撃しやすいのは、どちらのカルボニル炭素でしょうか?
やはり置換基の小さいブタナールの炭素を攻撃するのでしょうか?
それと自己縮合と交差縮合で有利な方とかあるのでしょうか?

質問ばかりですみませんm(_ _)m

712:あるケミストさん
11/04/23 23:14:34.59
2-プロパノールよりアセトンの方が極性が高いことを解説してください

713:あるケミストさん
11/04/23 23:54:48.83
アルコールに塩基を混ぜたらあるコキ四度になりました

714:あるケミストさん
11/04/26 17:00:25.47
ニトリル基が強力な電子吸引性を持つ理由は
窒素が電気陰性度の高い原子だからですか?
それとも窒素と炭素が三重結合しているため炭素の窒素側がマイナス電荷、
側鎖側がプラス電荷となるためですか?

過去にも同じ質問があったらすみません

715:あるケミストさん
11/04/27 19:42:41.62
単結合より原子間距離が近いから、よりδ+(-)が偏りやすいんじゃないかな?

716:あるケミストさん
11/04/30 04:37:20.70
>>700
つMOPAC

717:あるケミストさん
11/05/02 21:46:51.76
フェノール等、電子供与性のある置換基が1つ結合した芳香族加工物でのオルトパラ配向性についてです。
これはよく、画像のような方法で説明されていますが、ベンゼン環は6つのCがπ結合をおこし、
特定の場所で二重結合しているわけではないので、どうもこの説明では納得できません。
芳香族ジアゾニウムやキノンの共鳴構造も、おそらく同じような理由でつまづいているのだと思います。

長年の悩みの種でして、こちらの皆様ならお答えいただけるのではと、スレ違いだと承知で質問させていただきました。
大変申し訳ないのですが、どうかよろしくお願いします。

URLリンク(www.rupan.net)

718:あるケミストさん
11/05/02 21:54:17.52
どう納得できないのかわからないとなんとも言えないが・・・

719:あるケミストさん
11/05/02 21:56:51.02
瞬間的に単結合と二重結合が入れ替わっているという風に理解してみてはどうですか
そうすれば画像のような説明をするとき、単結合と二重結合が入れ替わった図でも同じ場所に負電荷が貯まることからop配向と理解できないですかね

共鳴構造式が書けるからop配向だと言えるって点に疑問を持ってるなら解決になってないでしょうけど

720:あるケミストさん
11/05/02 22:23:46.63
説明不足でした。
ベンゼン環は、1つの単結合以外のπ電子は6つのCの間(フェノールならばOの非共有電子対もかな?)を
自由にぐるぐると回っていると自分は解釈しており、それだけに2重結合といえるものはないし、あるときにπ電子がどこにあって
どこにないのかは完全に確率の問題だと思っています。(全体的には1,5重結合になるかな、自信はない)
自分はそんな理由でベンゼン環は正六角形に丸を書いただけで書いていまして、今まではこれで問題なかったのですが
今回壁にぶちあたってしまいました。
電子供与性、もしくは電子吸引性のある置換基が結合すると、π電子の配置がオルトとパラに密集するということなのでしょうが
それの解説を、二重結合等の概念抜きで理解出来はしないでしょうか?

721:あるケミストさん
11/05/02 22:28:28.21
>>720
分子軌道について勉強したら幸せになれるかも

722:あるケミストさん
11/05/03 00:12:26.40
>>721
どうせなら軌道関数まで勧めようぜ
そこまでやって幸せになれるかは分からないが

723:あるケミストさん
11/05/03 06:45:41.87
>>720

分子を結合させている電子は、分子軌道上に存在している。
混成軌道やπ電子だけで考えていても、実際の電子の密度はわからない。

コンピューターを使えば、その分子軌道を描いてくれるだろう。

電子供与とか吸引とか、二重結合とか、そんな概念は要らない。
すべては分子軌道に還元される。


724:あるケミストさん
11/05/03 07:47:44.97
>電子供与とか吸引とか、二重結合とか、そんな概念は要らない。
いるよ。
電荷が局在化した極限電子構造がある確率で重ね合わさったものが分子軌道だ。
極限構造が書けない電子構造の寄与はとても小さい。

そもそも×電子吸引性→○電子求引性だ。用語は正しく使え。

725:あるケミストさん
11/05/03 08:08:38.42
>>724
>電荷が局在化した極限電子構造がある確率で重ね合わさったものが分子軌道だ

純粋に、その分子についてシュレーディンガー方程式をコンピューターで近似的に解いてあらわした波動方程式こそが、
分子軌道だろう。

分子軌道がなければ、極限構造もそもそも存在しないのではないか。


726:あるケミストさん
11/05/03 08:09:28.60
>波動方程式

波動関数φ

727:あるケミストさん
11/05/03 08:50:11.41
>>720
うむ、君の壁は誰もがぶつかる登竜門だな
そういうときは「どっちでもよくね?」と考えるといいよ

化学には色々な流派があって
>>723のように「分子軌道法が全てだ」と考える人もいれば
>>724のように原子価結合法を唱える古典論者もまだいる
(後者は分子軌道に共鳴理論を持ち込んでいる辺り用語を誤解しているのだろう)

ただここで誤解してほしくないのは「どちらか一方でのみ考えよ」ではないということ
場面によって両方を都合よく使い分ければいい
科学なんて「何故か知らんがこれなら目の前の現象をうまく説明できるわ~」程度の理屈だよ

728:あるケミストさん
11/05/03 09:36:17.04
HOMOだのLUMOだの言うが
置換基から反応性・反応位置を類推するには
やはり電子求引・供与の概念は必要だろう。
分子軌道の電子密度の偏りは置換基パラメータに依存するんだし

半経験・非経験何れも実験事実に合うよう修正された結果。
古典的な原子価結合法・共鳴理論で多くの事が説明できるのも事実だ

729:あるケミストさん
11/05/03 09:44:16.82
俺は、>>717の図は配向性を記憶しやすくするための方便だという風に理解している

730:あるケミストさん
11/05/03 09:47:40.06
無知な質問すまないがアニリンに水酸化ナトリウム水溶液加えると何ができるんだ?
アニリンと塩化ベンゼンジアゾニウムの間が埋まらない

731:あるケミストさん
11/05/03 10:05:57.85
遷移状態なんて人間の妄想だから無視すればいい

732:あるケミストさん
11/05/03 10:06:26.67
>>730
塩酸溶液中に亜硝酸ナトリウムじゃね?

>>720
同じ疑問を大学時代に持ったけど、>>727の言う通りだと思う。

自分がやってるような有機化学実験では分子軌道法よりも
古典的に電子を矢印で書いた方が手っ取り早く理解できた。
というか、分子軌道法が十分理解できなかったってのが正直な所だけどw

配向性については、炭素原子のCharge値とかは参考にならないの?

733:あるケミストさん
11/05/03 10:11:24.91
>>732

ニトロベンゼン→アニリン→何か→塩化ベンゼンジアゾニウム→pーヒドロキシアゾベンゼンとなってんだ。

734:あるケミストさん
11/05/03 10:26:03.87
>>733
水酸化ナトリウムとアニリンでなんか起きたっけ?

ニトロベンゼン→アニリン塩酸塩→アニリン→塩化ベンゼンジアゾニウム という可能性は無いかな。
水酸化ナトリウムを使いそうなのはアニリンの単離とジアゾカップリングのときだと思うんだけど。


735:あるケミストさん
11/05/03 10:33:16.87
>>734

多分それだ

ありがとうアセトアニリドの反応が無かったから順番が間違えていみたいで訂正も感謝。

736:あるケミストさん
11/05/03 10:49:35.83
>>732
分子軌道法は、基本的には波動方程式を解かなきゃ
求められないもんだからな。
軌道自体は半経験的分子軌道計算なんかで簡単に求められるけど、
理論自体は理解し辛いよな。

有機化学をやるには、確かに原子価結合法の方が
直感的にわかりやすいよな。


737:あるケミストさん
11/05/03 10:54:32.97
分子軌道計算が簡単にできるようになって、理論はもとより計算結果を理解できない人が増えた。
こいつは結構深刻な問題だ。
原子価軌道法を良く理解して、「これはつまりそういうことである」と解釈した方が
計算の精度を上げるよりも大事だと、個人的には思う。

738:あるケミストさん
11/05/03 11:03:13.72
>>737
理屈の理解はともかく、計算機が吐き出した結果の解釈や
考察、実験への応用は出来たほうが良さそうよね。

自分は学部生時代にちょこっとブルーバックスのMOPAC使っただけなんだけど
理論はごく簡単に、計算結果を実験に如何に応用するかに重点を置いた
計算化学の本とか無いものかな。

ちょうどGWだしいい本あったら読み進めてみたい。

739:あるケミストさん
11/05/03 11:47:37.72
>>738
前々から自分も自分もそう思うんだけどね
枯れたツールとしての分子軌道法。
数式遊びは正直どうでもいい。解釈と応用ができるようになりたい

…こういう論を進めると必ず湧くのが
分からなくてもいいから理論に当たれという御仁。
トップダウンの学習でもいいんじゃないの?

740:あるケミストさん
11/05/03 12:11:35.55
>>739
分子軌道概念って、どう理解すべきだ、っていう王道はないからね。
研究の目的や立場、興味に応じて好きな方法で理解すればいい。
但し、正しく。
正しくない理解の仕方は、あるところで整合性がなくなるからすぐにわかる。
整合性のないままで、人に議論をふっかけない方がいい。

741:あるケミストさん
11/05/03 13:18:13.32
スペクトルタームとか原子構造理論の発展の歴史をたどれば分子軌道法は
簡単に理解できるようになる。

実際は大学院生でもヒュッケル法すらわかっていない人がほとんど。
べつにそれでも困らんけど、やってみると意外に奥が深いよ。

742:あるケミストさん
11/05/03 14:09:49.82
合成やりたいから原子価結合法だけでいいかなとおもってる

743:あるケミストさん
11/05/03 14:17:29.52
>>741
俺は有機合成が専門だが、趣味で分子軌道法理論と計算化学をやってるw
なかなか奥深くて面白いよな。

744:あるケミストさん
11/05/03 15:59:32.48
原子価結合法だけではWoodward-Hofmann則とか
光化学反応の選択性とかそういう重要な問題が永久に理解できないぞ。

原子価結合法はポーリングの時代のものだ。
せっかく分子軌道法がフロンティア軌道理論で普及したのに
いまさら元に戻ることはないと俺は思う。

745:あるケミストさん
11/05/03 18:19:14.97
ちょこっとネジ回すのに電気ドリルを使わないように、適材適所でええやないか

746:あるケミストさん
11/05/03 18:45:39.85
まあ、そうなんだけど、
そういうのを科学の進歩と言うんだからある程度は勉強しないとしょうがないよな。

ついでに、ポーリングの原書は今の分子軌道法の
教科書よりかなり難しいよ。

747:あるケミストさん
11/05/03 19:26:47.58
W-H則なんて古いよ。あんなもん理解できなくていい。
まずは反応性を理解する。その次はフロンティア則だ。
フロンティア電子論は極限構造を基盤にした原子価則と整合性が常にある。
実験データに基づいた反応性をまず理解しろ。

748:あるケミストさん
11/05/03 20:37:38.05
>フロンティア電子論
ご存知のとおりノーベル賞受賞したからね

分子軌道は、分子の電子雲をエネルギーごとに階層的にあらわしたもの。
反応性の高い高エネルギー電子を格納しているのは、homoと呼ばれる分子軌道ね。

こいつが、他の化学種のlumoという仮想軌道と反応して、新しい安定な化学種を作り出す。

簡単すぎる?


749:あるケミストさん
11/05/03 20:48:15.94
歴史的には極限構造の原子価則や電荷と合わないところから
フロンティア理論が出てきたんじゃなかったか。

ナフタレンへの求核置換選択性とか、そういうケースでは
古典的な有機電子論は成り立たない。

750:あるケミストさん
11/05/03 20:56:42.69
↑訂正:求電子置換の間違いだった。

751:あるケミストさん
11/05/03 22:23:29.43
>>720です。
昨日今日で大変多くの用語を聞き、自分の疑問の重大さに自分自身が一番驚いています。
とりあえず用語についてだけは調べましたが、理解できたのはほんの少しで、今の私には手に余るものでした。
悔しくはありますが、この問題は大学までおあずけにして、とりあえず先に進むことにします。
しかし、皆様のおかげで大学への楽しみが増えたと思えば、やはり質問してよかったと思います。
化学の深遠さにほんの少しだけですが触れられた気がします。皆様ありがとうございました。

752:あるケミストさん
11/05/03 22:42:23.51
有機化学は、酸塩基、酸化還元だけでも、十分深い。

753:あるケミストさん
11/05/03 23:06:43.05
>>751
共鳴理論を捨てて配向性を説明するとなると
分子軌道計算(単純ヒュッケルMO)での電子密度からの解釈になるわけだが
バックグラウンド含め、理解に非常な退屈と苦痛を強いられる事だろう。

以下の短縮URL(PDFファイル)はお約束のブタジエンと置換ベンゼンでの
単純ヒュッケルMO(π電子のみ考慮)の道程が記載されている
URLリンク(v-v.nu)
これを踏まえれば、共鳴理論が如何に便利な方便であるか理解するだろう

初学者にこんな導入をすると、大半は有機化学が嫌いになるだろう
自分は嫌だ


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch