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原発事故想定、セシウム拡散を予測 県議会で知事意向表明
2011年9月29日
県議会は28日、本会議を再開、7氏が一般質問した。
答弁で嘉田由紀子知事は、隣接する福井県内の原発事故を想定し、半減期が長く、空からの沈降する量が問題になる放射性物質、セシウムでもシミュレーション(被害予測)をする考えを明らかにした。
長期的な避難生活に対応した県地域防災計画づくりに役立てる。
梅村氏の質問に答えた。
県は、県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)の技術を活用し、高濃度で半減期が短いヨウ素とキセノンの排出量データで拡散状況を解析。
9月の県地域防災計画検討委員会で「あくまでシミュレーション方法の確認」と、冬と春にみられる風向きパターンで結果を公表した。
しかし、出席した原子力を専門とする検討委員も、長期化した場合の結果も想定し、長期的避難計画の策定の必要性を指摘。
飛散の可能性がある湖北地方の住民からも不安の声が上がっている。
セシウムは、半減期が長いため地上への沈降量が問題となっており、人体に影響を与える可能性も大きいとされる。
嘉田知事は「いくつか、パターン化してシミュレーション数を増やす。シミュレーションを重ねて、避難計画をつくる」と約束した。 (木原育子)