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三菱総合研究所理事長で東京電力監査役の元東大総長小宮山宏先生の
「低炭素社会」(幻冬舎新書)を購入して読んでみました。
二酸化炭素を減らさなければならないことが良くわかる本です。
同書によれば、「日本の原子力発電の問題として、日本の場合、定期点検が
1年に1回義務付けられているが、ほとんどの国は2年に1回。点検の回数を
減らせば、稼働率が上がるため、その分、二酸化炭素が減らせる。」といった
主旨のことが書かれています。
そして「原子力は安全性は問題あるけど、二酸化炭素を減らすためには非常
に 効果的な発電方法の一つに間違いない。」とも語られています。
福島第一原発の事故で、放射性物質は漏れたようですが、火力発電に切り替
えれば、二酸化炭素が増えて地球が温暖化することが火を見るよりも明らか
です。
温暖化すれば北極の氷が解けて、シロクマくんが居場所を失って困るでしょうし、
ツバルが沈んだり、水面が数センチも上昇して、世界中に甚大な被害をもたらす
に違いありません。
ですから、地球温暖化を防ぐためには、これからますます原子力発電は重要に
なってくるように思えます。