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これは真正の非常事態だ―地震、津波、火事、原発… 2011年3月21日
17日あたりから、ようやく原発内で懸命にたたかう作業員たちに目を向けるようになった。
日本では、『東京新聞』17日付第1 社会面が、「建屋内、決死の作業」という見出しのもと、
健康被害の可能性のある被曝をしてまで作業にあたる人々の姿を描いている。
ドイツの保守系紙は、「名もない50人が日本の最後の希望だ」(50 Namenlose sind die letzte Hoffnung Japans.)の大見出しのもと、
福島原発で必死に暴走を止めようとしている人々のことを伝えている(Die Welt vom 16.3.2011)。
「福島の英雄たち」という論評を掲載する左派系紙もある(taz vom 16.3.2011)。
最後まで残ったこの人々の90%は、非東電社員、つまり子会社や孫請けの非正規雇用者だという。
Die Weltは、東電の社員でもないのに自らの危険を顧みずたたかう作業員について、
その「職業観」を推し量ろうとしている。安い賃金と不安定な地位にもかかわらず、
記者会見で右往左往する東電の常勤エリート幹部たちに比べて、かくも真剣な姿勢に頭が下がる。
Die Welt紙は消防士のような倫理観と書いたが、彼らの気持ちは外部からはわからない。