11/04/02 02:59:54.99
一旦、大気中、海洋中に放出されれば、対流、海流によっていずれは拡散される
半減期が数十年以上の核種については、爆発によって拡散されようが
対流によって拡散されようが同じことである。
また、核種そのものが物理的に移動しなくても海中、地上での生物濃縮を通じて
移動および濃縮が行われる。
要は原発敷地内以外の「外部環境に放出された放射線源の総量」が一番の鍵になる。
住民避難が速やかにされたと言うが、現実には30㌔以上の避難は行われていない。
飯館や福島など明らかに高い放射線数値が空間中や水道水、土壌から検出されても
一向に避難指示はでない。
これはミンス政府の自己保身と、避難させようにもさせる余地がないと言う二つの理由による。
従って、汚染された土地に住み続ける100万人以上の人が存在する状況は
まさにチェルノブイリ事故そのものであり、
漏出を待っているウラン燃料の総量はチェルノブイリの実に1000倍以上である。
この状況を見て楽観すると言うのは、判断停止と言わざるを得ない。
福島第一事故は格納容器の修理の目処が立たない以上、
現時点で既にチェルノブイリ以上のレベル7であり
今後1年以内に漏出防止の方策が取られなければ、
更にその上のレベル8になる。
その際には太平洋全域の海産資源は今後数十年に亘って、摂取禁止になる。
まさに太平洋が死の海になるのだ。