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民主党の有田芳生候補(比例区)が、非実在青少年規制と児ポ法改悪に反対しています。
◆誰もがうなずく言葉に隠された表現弾圧を許すな!
漫画家のちばてつやさん、永井豪さんなどが反対を表明したことでメディアにも取り上げられた
東京都青少年健全育成条例改正案は都議会民主党などの反対で否決されました。
「非実在青少年」という言葉でも話題になったこの条例は、過激な性描写のある漫画・アニメなどを
青少年から見えない、手の届かないところに置く様にする条例だと謳(うた)っていました。
しかし条文を読んでみると、過激な性描写だけでなく、18歳未満に見えると行政に判断された登場人物が「みだりに」色っぽかったり、
性を含む描写に係るもの全てに対し、自主的な規制を要求すると言う内容でした。
この規定を厳正に適用するならば、「ドラえもん」で描かれている
「しずかちゃん」の入浴シーンも該当することになってしまいます。
この条例は都民や事業者に青少年の性描写のある作品のまん延を抑止する義務を課そうとしていました。
「まん延している」状態とは、青少年が買える、買えないに関わらず、
青少年の性描写のある作品が書店などに陳列され、販売されていることそのものを指していないでしょうか?
その状態を抑止するというのはかつて社会に広がり、いつしか消えていった悪書追放運動の再現を新たに図るものです。…
ここで問題にすべきは過激な表現そのものではなく、子どもたちが置かれている環境そのものです。
一人で、長時間過激なメデイアと接する環境を作らないようにし、自らの力で物事の善悪や真偽を判断する力を育てるのが、
周りの大人がなすべきことだと私は考えます。
置かれた環境を「乗り越える力」を涵養することが自立への基本だからです。
青少年の健全な育成という言葉と同様に思考停止されがちなのが、いわゆる「児童ポルノ禁止法」です。
こちらも、「児童ポルノ」と聞けば「禁止すべきだ」と答えるのが当然でしょう。私もそう思います。
しかし自公政権時代に出された改正案では、当初は漫画、アニメ、CGも児童ポルノとして規制しようという条文が盛り込まれていました。
のちに調査項目に修正されましたが、そもそも実在の児童と架空の存在との区別はしっかりとつけるべきでしょう。
なぜならば、児童ポルノが許されない最大の理由は、製造過程に児童への虐待行為があるからです。
この改正案には単純所持の禁止も盛り込まれていました。
単純所持とは文字通り単純に所持している「状態」です。
カバンの中に写真が、パソコンの中に画像データがあるだけで逮捕される可能性があります。
意図すればいくらでも冤罪を作り出せるでしょう。
海外では単純所持禁止が主流だという方もいますが、海外と日本では違法になる定義、価値観、犯罪率などの社会的状況や検察の立証責任など、
単純な比較はできません。外国がそうだからと納得する前にしっかりと検証すべきです。
日本の漫画市場の大きな割合が性的に露骨な作品で、ほとんどが強姦、変態物であるなどといった虚偽の報告もされています。
日本を貶める報告にはしっかりと抗議すべきでしょう。
表現の自由とは権力からの自由であり、他者を傷つける自由は含まれてはいません。
「表現の自由」を掲げて児童ポルノを許容することではまったくありません。
問題は優先順位と、取り締まり方法です。
一般人を巻き込むやり方で取り締まる前にやらねばならぬことがあるはずです。…
表現の自由を守ることと、子どもたちの人権を守ることは相反するものではありません。
私は表現への弾圧や公権力の不当な権限拡大が起きない社会を創造するために主張し、行動します。
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