10/08/14 20:41:41.51 O
>>258
一期では縁の下の力持ち的存在だった火村、優子、久瀬、ミズキの4人がメイン
大人が主なためか会話の内容、雰囲気はよりビターかつヘビーに
一期のキャラも出番こそあるものの、表だって活躍する機会はほとんどない
過去(十年前)と現在を交錯させながら徐々に作品の全体像を明らかにしていく物語構成
一期同様、各々の価値観、エゴが錯綜、衝突することでストーリーが大きく進展
序盤の溜めは○、中盤はやや駆け足、終盤は一期からの謎・伏線も回収されスッキリ
ただキャラ達の陰鬱さが回を追う毎に増していくため、場合によっては嫌悪感を抱く事も
個人的にこのあたりのくだりは個を重視した群像劇として実によく出来ていると思うけど
感情移入ありきの人にとっては観ていてキツいものがあるだろうなとも思ったり
過去編のオチは事前に下地となる出来事がある(というかそれがもとで成り立っている世界観)事と
一期から度々台詞や映像で仄めかされていた事から大きな不満はないが、EDの描写が非常にミスマッチだったかな
まあ要所要所でよく出来ているものの、二期単体は正直粗が目立つ
しかし一期より続いている一繋ぎの物語としてみれば完成度は非常に高い
バラバラだったエピソードが一つに収束するラスト2話、特に最終話は唯一無二の感動を味わえるかも
台詞や演出によるキャラ同士の繋がり、対比、OPEDの変化とそのプロセスなど考察の余地も多数あり、一期から観返したくなる
というわけでefという作品自体に愛着があるならぜひ視聴する事を勧めます
全体像が掴めると俄然面白くなるタイプだからね
逆にお気に入りのキャラ(この場合一期のメイン)以外の要素に興味なかったり
完膚なきまでのハッピーエンドでないと納得がいかない場合は一期で止めたほうがいいと思う