10/06/15 00:44:41.13 0
>>148
鋼の錬金術師シャンバラを征く者
原作とはまるで違う道をたどった第1期TVシリーズの完結編。
1期最終回で、弟の肉体を取り戻した代償に、「現実世界」(1920年代のドイツ)に飛ばされたエドが、
「錬金術のある世界」の存在を察知した秘密結社の陰謀に巻き込まれる。
一方、アルはアルで、消えた兄の行方を懸命に追っていた。
と、のっけから原作とまるで違う設定に、原作か2期しか知らない人はぶったまげると思うので、
1期の予習は絶対必須。
とはいえ、メインキャラはおなじみのメンバーで、エドのかっこよさやアルの可愛さも
相変わらずなので、そこは安心して楽しめる。
原作こそハガレン!と考えている人には、設定だけで拒否反応を起こす人もいるかも?
ただ、単体の映画としてみれば、メリハリのきいた展開、人の命の重さを訴えるテーマ性や、
ヒトラーはじめ実在の人物を絡めた脚本の巧さ、さらには怒濤のアクション連続のクライマックスと、
退屈する暇もない非常に良くできた作品だと思う。
ラストも「大団円とは行かない、ちょっと苦めのハッピーエンド」というさじ加減がいかにもハガレンらしい。
とにかく、1期で消化不良だった部分を、ここで全て消化しきる!という猛烈な気合と気迫が感じられる良作なので、
1期を見てこの劇場版を見たことがない人は、絶対にチェックすべき作品。