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ある日、路地裏での魔女との戦い
なんとか魔女に勝てたものの、暁美ほむらはヘトヘトだった
毎日の生活に疲れ、クラスメイトからは「あの子何も話さない・・・気持ち悪い」と言われる始末
結界が閉ざされた後、暁美ほむらは一人路地裏で泣いていた
鹿目まどかたちと手にした勝利、喜び、感動、そして何より信頼できる魔法少女の仲間たち
それを今の暁美ほむらが得ることは不可能と言ってよかった
「どうすればいいの・・・」暁美ほむらは涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、暁美ほむらははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい地面の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、グリーフシードを探しにいかなくちゃね」暁美ほむらは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、暁美ほむらはふと気付いた
「あれ・・・?魔法少女がいる・・・?」
いつ来たのか、暁美ほむらが目にしたのは、結界で戦う魔法少女の姿だった
一人は銃を使い、一人は剣を使い、一人は弓を使い、3人は協力し魔女に立ち向かっていた
どういうことか分からずに呆然とする暁美ほむらに、一人の魔法少女が声をかけてきた
「ほむらちゃん!早く戦おうよ!」振り向いた少女の顔を見て暁美ほむらは目を疑った
「か・・・鹿目まどか?」 「何ボーッとしてるの?あなた本当に魔法少女?」
「と・・・巴マミ?死んだはずじゃ・・・」 「何勝手にマミさんを死なせてんだよ」
「美樹さやか・・・」 暁美ほむらは半分パニックになりながら改めて3人の魔法少女を見上げた
鹿目まどか 巴マミ 美樹さやか・・・かつて一緒に戦った魔法少女たち
暫時、唖然としていた暁美ほむらだったが、全てを理解した時、もはや彼女の心に雲ひとつ無かった
「戦える・・・一緒に戦えるんだ!」
急いで立ち上がり、魔女に立ち向かう暁美ほむら、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、路地裏で冷たくなっている暁美ほむらが発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った