10/11/10 20:10:59 fRWZyAgl0
ちなみに首藤のコラム
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>カスミはサトシに対して、恋愛感情など持っていない。カスミの持つサトシへの恋愛感情が『ポケモン』のテーマの一つになると、『ポケモン』というシリーズの全体構造が壊れてしまうのである。
>カスミの中にサトシへの幼い恋愛感情が芽生えたとしても、それを描けば、『ポケモン』は別のテーマを内蔵してしまい、基本的なテーマが、ややこしくなるばかりか希薄になってしまう。
>『ポケモン』において、カスミに恋愛感情があったとしても、それは料理の薬味程度の意味しかもたないし、『ポケモン』のテーマに、味を複雑にする薬味ははっきりいって邪魔ですらある。
>確かにカスミは恋に恋する年齢ではあろうが、『ポケモン』は少女マンガでもケータイ小説でもない。
>『ポケモン』というアニメシリーズにおいて、主要人物の中で最も存在感が希薄なのはカスミだったのである。
>もともと、『ポケモン』アニメの企画時に、男の子とポケモンだけでは殺風景で女の子の視聴者を取り込みにくいから―という理由で、サトシの旅の仲間として加えたキャラクターなのである。
>料理におけるパセリのような存在である。あってもなくてもいいが、あった方が見栄えがいい。
>たまに、料理についてくるパセリが好きな人がいるが、少数のもの好きである。
>おまけに僕がシリーズ構成をしていた初期の『ポケモン』の脚本家陣は、全員男性だったから、カスミのキャラクターが個性的に描けていない。
>声優さんにも気の毒だったが、他の方たちから「首藤という脚本家は女の子を書くのがうまい」と言われていた僕だけに、『ポケモン』のカスミは、かなり僕にとってもイタイ存在だった。