10/11/03 07:06:49
前田は秋Pにとってある意味、AKB48最大の誤算だった。
予想を遥かに上回る人気上昇ぶりにあせる秋P。
『このままでは、まさに前田敦子WithAKBになってしまう』
『それだけは何としても回避せねば…』
まず第2回総選挙で投票操作してまで、前田を2位に引きずり降ろすことに成功した。
じゃんけん選抜では早々に舞台から消えてもらった。
センターローテーション制も打ち出した。
…だか、時すでに遅し。
AKB48といえば前田敦子。
前田の人気はもはや、取り返しのつかない所にまできていたのだ。
敦子も自身の措かれた立場に、うっすらと気付きはじめる。
『秋元さん…これがあなたの答えなんですね……』
康の思惑を理解した敦子は、それすらも軽く飛び越え、AKB48卒業を決意する。
戸惑う康。
「ま、待て。ちょっと待ってくれ…」
「なぜ止めるんですか…私はここにいないほうがいいんです……」
「AKBの未来を考えればそうかもしれない…だが…」
「……?」
「変わりがいないんだ。お前の変わりとなりうるセンターが…」