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1号機建屋地下に大量汚染水=原子炉格納容器から漏出―福島第1
時事通信 5月14日(土)18時6分配信
福島第1原発事故で、1号機原子炉建屋の地下に床から天井の半分ぐらい汚染水がたまっていることが分かったと、東京電力が14日発表した。
13日に社員 2人が建屋内に入って確認した。
1号機では圧力容器内の燃料を冷やすため注入した水が蒸気となり、格納容器に出て水に戻りたまっているが、水位が上がらないことが問題視されていた。
格納容器から地下に漏れていた可能性が高いという。
東電の松本純一原子力・立地本部長代理は記者会見で、
格納容器を水で満たす冠水(水棺)作業が遅れる要因の一つと指摘。炉心が溶融していたことと併せ、 17日に発表する更新版工程表に反映させる考えを示した。
今後、格納容器内の水位を確認するが、取水配管の位置まで水位が達していない場合、地下の汚染水を浄化して圧力容器や格納容器に注入する循環にすることもあり得るという。
地下の床から天井までの高さは約11メートルで、全容積は約6000立方メートル。
汚染水が半分程度たまっている場合、量は約3000トンに上る。
また、1号機圧力容器には累計1万トン超を注水したが、格納容器には約5800トン程度しかないとみられ、約5000トンの水や水蒸気が格納容器から漏れたと推定されるという。