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関西水俣病補償、控訴審始まる 「訴訟で解決済みは不当」
2011年1月25日 17時21分
関西水俣病訴訟で勝訴後に患者認定された滋賀県の男性(75)が、原因企業チッソに補償金1600万円の支払いなどを求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が25日、大阪高裁(三浦潤裁判長)であり、
男性側は請求を棄却した一審大阪地裁判決を取り消すよう求めた。
控訴理由書で男性側は
「関西訴訟以降の検診結果を踏まえた判断に基づき患者認定されたのに、同訴訟で全て解決済みとするのは不当。認定に応じた補償を受けるのは当然だ」と主張している。
チッソ側は、男性側の控訴棄却を求めた。
男性は患者認定の申請が「保留」とされ、国などに損害賠償を求める関西水俣病訴訟に参加。2001年の大阪高裁判決で勝訴して賠償金を受け取り、07年に患者認定された。
一方、チッソは患者側と1973年に結んだ慰謝料支払いなどを内容とする協定に基づく補償には応じなかった。
昨年9月の一審判決は「損害についての争いは確定判決で解決済みで、協定の適用外だ」と、男性側の主張を退けた。
(共同)