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小魚から放射性物質…影響ない程度・規制値なし
読売新聞 4月4日(月)20時37分配信
茨城県北茨城市の平潟漁協は4日、
同市の長浜沖でとれたコウナゴから1キロ当たり4080ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたと発表した。
魚介類の放射性ヨウ素についての規制値はないが、飲料水で300ベクレル、野菜類で2000ベクレルと定めた規制値に比べて高い。
コウナゴは1日に船びき網漁で捕獲された。1キロ当たり447ベクレルの放射性セシウムも検出されており、魚類の暫定規制値の500ベクレルに近い値だった。
同漁協は、1日までに日立沖などで採取した魚介類5品目について、民間検査機関で放射性物質を検査。カレイやヒラメなどほかの魚介類から検出された放射性ヨウ素は最大でも35ベクレルで微量だった。
茨城県沖のコウナゴ漁は震災で中断しており、同県産のコウナゴは現在、市場に出回っていないという。
厚生労働省によると、魚類に関する放射性ヨウ素の規制値は、海水で拡散することや短期間で放射線が半減することなどから、危険性が低いとして定めていないという。 .最終更新:4月4日(月)20時37分