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2号機地下でも高濃度放射線量 タービン建屋のたまり水
2011年3月27日 13時11分
東日本大震災による福島第1原発事故で経済産業省原子力安全・保安院は27日、2号機のタービン建屋地下でたまっていた水は、表面の放射線量が毎時千ミリシーベルト以上だったとの分析結果を明らかにした。
24日に作業員3人が被ばくした3号機の同400ミリシーベルトに比べても高い。
東京電力によると、線量が高すぎるため測定を途中でやめており、線量はもっと高い可能性がある。
4号機のたまり水からも放射性物質が検出されたが、1~3号機に比べ濃度は低い。
2号機の水からは、半減期が53分と短い放射性ヨウ素が、1立方センチ当たり29億ベクレルという極めて高い濃度で検出された。
原子炉から配管を経由してたまったと考えられるという。
経産省の西山英彦官房審議官(保安院担当)は「かなり大きい。見たくないようなひどい数字だ」と話した。
原発の放水口付近で26日に採取した海水からは、法令で定める濃度限度の約1850倍の放射性ヨウ素が検出された。
25日の測定では約1250倍で、濃度はさらに上昇しており、放出が続いている可能性があるという。
東京電力は27日、中央制御室の照明がついていない4号機の点灯や、1~4号機の使用済み燃料プールへの真水注水に向け、作業を続けた。
プールにはこれまでは海水を入れていたが、塩分による冷却機能低下や機器への悪影響が懸念されるため、真水に切り替える。
1~4号機のタービン建屋の地下で水がたまり、1~3号機では高い放射線量が検知された状況を改善するため、1号機で地下に設置したポンプで水をくみ上げ、復水器に回収する作業を進めた。
2号機の水も復水器にためる方向で準備。3、4号機は回収方法を検討している。
1~3号機の原子炉への真水の注入は、現在の消防ポンプから外部電源による電動ポンプに切り替える。
消防ポンプは現場で燃料の補充が必要だったが、切り替え後は作業の手間や被ばくを減らせる。
(共同)