11/03/24 19:34:33.03
>>198
放射性物質 沖合は基準の2倍
3月24日 18時26分
福島第一原子力発電所の周辺の海では、国の基準を上回る放射性物質が検出されましたが、30キロ沖で23日、
文部科学省が行った調査でも、最大で基準値のおよそ2倍の濃度の放射性物質が検出されました。
文部科学省は、調査を継続して魚介類などへの影響を詳しく分析することにしています。
文部科学省が調査したのは、福島第一原発から東へ30キロ沖の太平洋です。
南北70キロにわたって10キロごとに、あわせて8か所で調査したところ、
8か所すべてで放射性ヨウ素131と放射性セシウム137が検出されました。
このうち、3か所で放射性ヨウ素131の濃度が国の基準を上回り、
▽北から3つめの調査点が基準のおよそ1.92倍。
▽北から5つめの調査点がおよそ1.37倍。
▽北から6つめの調査点が1.05倍
でした。
放射性セシウム137の濃度はいずれも国の基準以下でしたが、昨年度の調査結果と比較すると、およそ1万倍に当たる値だったということです。
23日の東京電力の調査では、放射性ヨウ素131が福島第一原発の放水口の南、330メートルの地点で、基準値の146.9倍の濃度。
原発から16キロ南にある岩沢海岸付近で19.1倍の濃度で検出されています。
文部科学省では、調査を継続して魚介類などの環境にどのような影響を与えるのか分析することにしています。
海洋中の放射能に詳しい海洋生物環境研究所の御園生淳研究参与は
「放射性物質は、沖に行くほど拡散され、濃度が下がっていく。放射性ヨウ素131は、8日で半分になるので、魚介類への影響もなくなると思う。
放射性セシウムについては、今の時点では人体への影響があるとは考えにくいが、魚の中で濃縮されるので引き続き監視し、影響を評価していく必要がある」と話しています。